ならびに作者の独自解釈が盛り込まれています。
主人公の所属する部隊及び設定は架空になります。
この小説は犯罪を助長する目的で執筆はしていません。
東方原作(旧作含め)と内容に相違する部分が多くあります。
それでも構わないという方は読んでいってください。
「神綺様、お客様をお連れしました。」
「入ってきなさい。」
そして私たちは神綺様のいる玉座のある部屋へと入っていった。
部屋に入ると中央で玉座に座る神綺様が確認できた。
「よく来たわね。私がこの魔界を統治している神綺よ。」
「村雲 慧と申します、閣下。ご拝謁を賜り大変光栄に存じます。」
やはり、自分よりも目上の方に会うわけなので形式にあった挨拶を行ったのだが、
「堅苦しい挨拶は抜きにしていいわ、普通に神綺と呼んで構わないわよ?」
どうもこの魔界神様はそういった形式などにこだわらないようだ。だが、
「いえ、さすがにそれはあまりにも失礼に当たりますので、せめて神綺様と呼ばせていただきます。」
と、自分でも最低限、妥協できる形で呼ぶように応えた。
「そんなに遠慮することなんてないのに、もっ・・」
「神綺様、そろそろ本題に入った方がよろしいかと思いますが?」
なかなか話が進まないのを察してか夢子が横槍を入れた。
「うぅ、そ、そうねそれじゃあ本題入りましょうか。」
「はい。」
「大体のことは夢子ちゃんの報告とあなたが持ってきた閻魔からの紹介状を拝見して把握しているわ。ただ・・」
「ただ?」
「聞きたいことがあるわ。」
「なんでしょうか?」
「えぇ、あなた個人が魔界行きを希望したということだけど、まず一つにここに来ようと思った理由を教えて頂戴。」
「ここに来たいと思った理由ですか、そうですねぇ。」
「幻想郷で一番過酷な環境は何処かと閻魔様に伺ったところ、
この魔界という答えが返ってきたのでそのとおりに行動しただけですね。」
と、そう私が言ったことを聞いていた夢子さんと神綺様は驚いたと同時に呆れた表情をしていた。
「ちょっと慧、あなたそんな理由でここに来たの!?」
私はただ驚いてしまった。特に魔界の瘴気というのはただの人間にとっては有害でしかないのである。
それを彼は分かっているんだろうか。いいえあの顔は分かってないわね。
横を見ると夢子ちゃんまでびっくりした表情をしていた。
「え?お二人ともどうかしましたか?」
やっぱり、私たちが驚いてることがわかってないみたいね。ちょうどいいからこれから説明しちゃいましょう。
と神綺は説明を始めた。
「いい、慧?まずあなた、瘴気というのを知ってる?」
んー瘴気とはまた初めて聞く名前ですね。名前からしてあまりいいものではないみたいですけど。
「瘴気、ですか?名前から察すると毒霧のようなものでしょうか?」
実際はちょっと違うんだけど、まぁ似たようなもんでしょ。
「まぁ大体そういう認識で問題ないわ。」
何にせよわからないので思ったことを答えてみたがどうやら問題なかったようだ。
「それでその瘴気が一体どうしたんです?」
「聞いて慧、あなたが来たこの魔界の至るところはその瘴気で覆われてるの。
そしてその瘴気は私たち元々の魔界の住人もしくは魔法使いなんかはまったく問題ないんだけど・・・」
と言って一旦話を止めてしまった。
「どうかしましたか?」
「いえ、ごめんなさいね。
つまりそれ以外のあなたたちのような”普通”の人間だと身体に影響が出るほど良くないものなのよ。」
と神綺様は説明してくれた。
「補足をしておきますと、私たち魔界の住人であっても濃い瘴気に覆われている特定の場所に長くいることはできません。
あくまでも大気中に覆われているレベルでの話になります。」
神綺様の横で控えていた夢子さんが足りない部分を説明してくれた。
「なるほどそれで驚かれていたわけですね。」
「そういうことよ。それよりもここに来るまでにあなたよく無事だったわね?」
そういわれて気がついた。
今の説明のとおりなら、自分はここまでくるのに大量の瘴気にあてられていて、
動けなくなっていてもおかしくないのである。
それなのに自分は行動の支障すらなくここまでたどり着くことができた。
「ここに来るまでに体調が悪くなったことはある?」
心配にも疑問にも取れる感じで神綺様が聞いてきた。
「いえ、魔界に入ってからここに来るまでに体調が悪くなったということはありませんね。」
「そう・・。」
そう聞き、安心したのか、少し表情が和らいだ感じがした。
「でも、そうなってくるとあなたには瘴気に対する免疫があるということになるけれど・・
慧、あなたに質問するわ。」
「ここに来る前は何をしていたの?あなたの服装はどうみても普段の生活では着ないものよね?」
そう言い、神綺様はこちらを見つめていた。
ただし、目は真剣なままだ、嘘は認めない。そう訴えているかのように・・
(神綺様、やはりそこが気になりますか・・、まぁ私も気になってはいましたが)
(どうやら夢子ちゃんも同じ考えみたいね。
確かに慧の服装は明らかに普段の生活で必要のないものだもの。
それに瘴気の影響を何も受けていないというもの気になるわ。
そうなると慧はずいぶん特殊な環境にいたということになるでしょうね。)
「ここにくる前ですか。それはこの幻想郷に来る前ということでいいですか?」
慧は確認するように聞いてきたので、私はそれでいいと答えた。
「・・・ある島にいました。」
「島?」
私が確認すると慧もえぇと答えた。
「その島で慧は何をしていたの?」
「・・・・・戦争です。」
慧はとてもつらそうに話し始めた。
投稿期間を空けてしまいました。
申し訳ありません。
次回は主人公が硫黄島で何をしていたかを掘り下げていこうと思います。
それではまた