俺氏、赤い霧としてモンハン世界に行く   作:阿武野カンリ

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赤い霧の朝は早い

「さて……ハンターになったは良いものの……」

1人、ベルナ村の宿で考える。

「何をしようか……」

そう、私は今暇なのだ。ハンターとしての仕事はない。ならクエストボードでも覗こうか。

「さて…依頼は───」

良いのがあった、『化け猪を退治して!』…多分ドスファンゴだな。

いつもの装備(ミミクリー)を片手に討伐に向かう──

 

─────────────────────────

 

──場所は森林、先日からよく寄るモンスターの群生地その1。

「ドスファンゴ…ファンゴの群れにでも突っ込むか…」

相変わらずのワイルドスタイルでドスファンゴをおびき出す───よりも早く。

「ブルルルァァァァ!!!」

「…!出たなドスファンゴ!」

───化け猪改め、ドスファンゴが突っ込んで来た。

猛烈な突進をミミクリーを盾にして反らし───

「ブルルラァァァァ!?!?」

───勢い余ったドスファンゴは壁に激突、牙が岩にめり込み抜けなくなったようだ。

「都合が良いな」ザンッ!!ザシュッ!!

素早くミミクリーを突き刺し、引き抜く。トドメに横に裂いて────

「…討伐完りょ…!?」

 

    グゴゴゴゴゴゴ…

 

地面が揺れた、地震か?いや地震にしては───

「キギャァァァァァ!!!!」

───地震の大元が、岩盤を砕いて出てきた。

「テツカブラか!!」

ブルファンゴからの連戦。幸いにもブルファンゴは討伐済みだが───

「キギャァァァァ!!」

多少体力は消耗している。だがカーリーは楽しんでいた、目の前に現れたモンスターに。

「さぁ…来い!!」

手始めと言わんばかりに地面から岩を引っ張り出し、それをこっちに投げてきた。が───

「流石にそれは…当たらないぞ!」

───簡単に回避する。続けてテツカブラの突進が来るが。それも避ける、狙いは──

「さぁ…喰らえッ!!」ダンッ!!ザンッ!!

「キギャァァァァ!!!!」ザンッ!!ザクッ!!

───軟化した尾、テツカブラ最大の弱点。その弱点に凄まじい連撃を叩き込まれたテツカブラは──

「グギュァァァァァァァ……」

反撃の余地なく、地に沈んだ。

 

─────────────────────────

 

テツカブラとドスファンゴの素材を持ってベルナ村に帰ってくると───

「大変だ!ドスマッカォが出たぞ!」

──どうやら、まだ私の仕事は終わらないらしい

「その話、少し聞かせてくれ」

「ん?あぁ、ドスマッカォがな───」

──────

「そうか……わかった」

「待ってくれ!お前さん既に狩ってきた後だろう!?休まなくて大丈夫なのか!?」

「あぁ、問題ない。気遣い感謝する」

私は村人に礼を言い、再びベルナ村を飛び出した。

 

─────────────────────────

 

先程来た森の奥地、キャンプ跡がある場所。

「グギャァア!」

目の前には1匹のドスマッカォ。

「悪いが、私の糧になってもらうぞ」

そう言って私はミミクリーを構える。そして─

「フッ!!」ドゴッ!!バゴォン!

ドスマッカォの蹴りとぶつかる、流石モンスター、中々に重い蹴りだ、だが───

「弱点が丸見えだな」

腹を一突き、そのまま真横に振り切る。どうやら随分と深く刺さったらしく、何かが潰れる音が聞こえた、コイツの内臓か何かだろう。

悲鳴を上げる暇すらなく息絶えたドスマッカォの尾を切り取り、ベルナ村に戻る。

 

─────────────────────────

 

目の前にはガルバさん、どうやらさっきの村人の代わりに待っていた様だ。

「ドスマッカォを狩ってきたぞ」

そう言い、ドスマッカォの尾を見せる。

「おぉ、相変わらず早い───」

ガルバさんがそう言う──

「グギャアァァァ!!」 ドゴォン!

──よりも早く、先ほどより大柄なドスマッカォが柵を蹴り飛ばして来た。

「うおっ!?」

咄嗟に避けたガルバさんの後ろには私が、普通のハンターなら柵が直撃しただろうが──

「ふんッ!」

──生憎、私は普通じゃないんでね。

ドスマッカォが蹴り飛ばした柵を物ともせず叩き潰し、そのまま奴に斬りかかる。

初撃は躱された…が、それはフェイク。本命は───

「その尾っぽを斬り飛ばす…!」

ドスマッカォの尾に向けて放つ強烈な一閃、それはドスマッカォを怯ませるには十分で───

「ギャィン!?」

──尾で立ち、蹴りを放とうと息巻いていたドスマッカォはいとも簡単に中を舞い───

「終わりだ」ザシュッ!

地面に着くより早く、カーリーによって3枚おろしにされた。

「相変わらず凄いな……カーリー、お前は一体何者なんだ?」

「ただの記憶喪失の旅人だよ」

 

─────────────────────────

 

その後、ドスマッカォ討伐報酬を貰い、私は宿屋へと戻った。

どうやら村のハンターや商人が入れ代わり立ち代わりで肉片を回収していたらしい、お陰で持って帰ってきた尾は結構高値で売れた、ついでにデカい方の尾も。

「お前の初陣祝いだ!たくさん飲めよ!」

………私一応書類上は未成年何だが…いやまぁモンハン世界に未成年飲酒を咎める法律はないか……

 

─────────────────────────

 

お祭りムードですっかり忘れていたが、私はどうやら上位ハンターにランクアップらしい、ジャギィ、マッカォ他小型鳥竜種無数、ドスジャギィ4頭、ドスランポス3頭、ドスマッカォ2頭、テツカブラとドスファンゴ1頭を討伐しているから当然と言えば当然か…?

「お主には上位昇格の資格がある、明日までに準備をしておいてくれ」

龍歴院の爺さんにそう伝えられ、私は翌日には上位ハンターになる事が決定した。

「余りにもスピード昇進だな…」

そんな事を考えながら、今日もベッドに沈むのだった。




余りにも上位昇進が早いのはカーリーがシャギィだのランポスだのを狩りまくったと思ってください。

都市キャラを出すとしてどんなキャラが良い?

  • 弱いの!!(あらぬ噂〜都市疾病前半)
  • 普通の!!(都市疾病上段から都市悪夢)
  • 強いの!!(都市の星〜不純物)
  • 化け物!!(特色、爪、調律者ETC)
  • ガチのバケモン(幻想体、ねじれ)
  • その他(未定)
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