俺氏、赤い霧としてモンハン世界に行く   作:阿武野カンリ

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まだ終わらなかったよ……次がラストですね


千刃襲来、悪魔降臨

「全く…クーラードリンクを持ってこないからですよ!」

「ピギュ……」

「春頃の砂漠がこんな暑いとは思わないじゃ〜ん…」

「砂漠は年中暑いだろ、夜以外は」

(…レイ、とうとう話さなくなったな…)

───グダグダな道中を切り抜け、テントに着いた。

 

「…あ、龍歴院のテントだ。」

フィンがそう言うや否や凄まじい速度でレイとアリアがテントに駆け込んだ。大丈夫か…?

 

─────────────────────────

 

「あ〜涼しい……生き返る〜……」

「流石にこの暑さは…キツイですね…」

(完全に溶けきってるな……)

しばらく休んでいると、レイが話しかけてきた。

「あの……カーリーさん」

「どうした?」

「……セルレギオスってどんなモンスターなんですか……?」

ふむ、確かに知らないと不安か。だが───

「それは私も知らん」

「え?」

「だからこれから調べるんだ、コイツでな」

私は懐から1つの本を取り出す。

「それは……?」

「『モンスターノート』、通称モンスターの万能事典だ」

そう言ってパラパラとめくると。

「セルレギオスは……コイツか」

(鱗に触れると裂傷を引き起こす、裂傷になれば激しい動きは避けるべし…か)

「……なるほど?」

ページを捲る。次のページには弱点が事細かく書かれていた。

「…やっぱり、頭は弱点なんですね…」

「だな、狙い辛い分脆弱な部分だ」

(私は頭と首、時点で翼膜を狙うべきだろうな。それと頑丈な鱗をどうにかしないと…)

更にページを捲る。すると──

「…ほう…」

次のページは要注意行動、その中に鱗飛ばしなるものがあった。

「…ピンチはチャンス、か」

「え?」

「ここを見ろ」

「えーっと…『鱗飛ばし 鋭利な鱗を飛ばす攻撃、直撃は絶対に避けるべし』って書いてますね」

「そう、重要なのは『セルレギオスが鱗を飛ばす事』だ」

「えーっと…?」

「セルレギオスは鱗を飛ばすが飛ばした鱗がそんな直ぐに生えてくる訳じゃない、つまり…」

「…鱗を飛ばした後は防御が薄くなる…?」

(…ふむ、鱗飛ばしを誘発させてみるか)

「まぁそんな所だろう、アリアとフィンを呼んでくれ、飯を食ったら行くぞ」

「はい!」

 

────────────────────────

 

アリアとフィンに軽く説明しながら肉を焼く。一回やってみたかった。

(ジョウズニヤケマシターっと…)

夢に見たこんがり肉の完成だ。うん、デカい。そして美味い。

3人も思い思いに食事を楽しんでいる。飯テロだ。

そうして食事を終えたところで──

「よし……行くか」

3人は頷き、砂漠へと歩を進める。クエスト開始だ──

 

─────────────────────────

 

しばらく歩みを進めると────

「グギャアァァァァ!!」ドゴォン!

「来たか……」

(セルレギオスだ)

「レイは後方待機、私が前に出る。フィンはレイの護衛を、アリアは補助を頼…むッ!」

陣形を整えている間にもセルレギオスの刃鱗が飛んでくる。

「っと……危ない!」

「来るよ!」

アリアの声でセルレギオスの方を見る。するとそこには────

(突進か)

獲物を狩る目が、こちらを捉えていた。そして───

「ふんッ!」ドゴォン!

「グギュァァァァ!?!?」

──見事なまでにミミクリーで受け流され、壁に激突した。

「今だ!!」

私の合図と同時に全員が動く、狙いはもちろん──1番脆弱な頭だ!

「行っけぇ!!」

アリアの鈍器となった狩猟笛が頭に直撃した。が、連撃は止まらない

「行きますよッ!!」

シールドバッシュからの斬り上げ連撃、見事だな。

地味ながらレイの射撃も正確だ、そして───

「試してみるか、ミミクリー!!」

私の叫びに呼応し、肉塊の大剣はより大きくなった。

「…さぁ、終わりだ!」

セルレギオスの翼より大きくなったミミクリーがセルレギオスの首元に振り下ろされる、カーリー最強の必殺技。『大切断-縦』

頭と違い刃鱗があったがそんな物を物ともせず───

   ザッ…バシュュュン!!

──凄まじい轟音を発生させながらセルレギオスの首を引き裂いた。

「やった!倒した!」

「凄いですね……あのモンスターをたった数撃で……!」

「やっぱカーリーさんはすごいね〜!」

3人のハンターの声を聞きつつ、私はセルレギオスの死体に近付く。

(こいつの角は素材になる、剥ぎ取っておくか)

『上位昇格クエストクリア!緊急クエスト達成!』

どこからともなく声がする。恐らくギルドからの通信だろう、そして───

『緊急クエストクリアおめでとう…ッ!?カーリー!レイ!アリア!フィン!今すぐ避難して!!』

──その声に反応するよりも早く、砂の中から───

 

    グルルルシャァァァァァァゴァァァァァァ!!!!!

 

 

 

──悪魔が、現れた。




次回!!砂漠の悪魔死す!!
デュエルスタンバイ!!

都市キャラを出すとしてどんなキャラが良い?

  • 弱いの!!(あらぬ噂〜都市疾病前半)
  • 普通の!!(都市疾病上段から都市悪夢)
  • 強いの!!(都市の星〜不純物)
  • 化け物!!(特色、爪、調律者ETC)
  • ガチのバケモン(幻想体、ねじれ)
  • その他(未定)
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