背後霊が憑いている   作:えrhxdykn

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背後霊

おっす!オラ転生者!

気づいたらこのいかれた世界に転生してたぜ!

なんとこの世界人類の約8割が何らかの特殊能力を持った世界なのだ。

馬鹿じゃねえの?こんな世界にいたら命何個あっても足りやしやない。今通っている幼稚園児ですら、火を吹いたり、腕が多いやつだったり、帯電したりしてる奴らがいる。今ですら危険空間なのに世間では、ヒーローとヴィランがしのぎを削っている。

なんやこいつら?

おかしいよ。なんで、簡単にコンクリ砕いてんだよ。ていうか、そのレベルの攻撃を受けて生きてるヒーローってなんだよ?もしかして、TOUGHとかの格闘漫画とクロスオーバーしてる?僕も、灘新陰流とか習って、弾丸滑りとか習得すべきか?でも、弱いと男もいけるしなされかねん。僕はノンケです(迫真)。まあ、異常猿愛者ってわけでもなく、ネットでみたコラとかしか知らないのでね。

まあ、TOUGHは置いといて、今世のヒーロは、ヴィランという犯罪者と戦ったり、災害救助したりで上位勢は死ぬほど儲かるそうなのだ。そう、儲かるのだ。死ぬほど儲かるのだ。しかも、もてる。夢がある。クラーク博士も少年よ女体を抱けって言ってるしな(嘘)。今世の目標が決まり、もて街道まっしぐらと大志を抱いたのが4歳。

しかし、

「あー、お子さん無個性ですね。」

ガーンだな。はっ?チートとかないんかい。せっかく転生したのに、そりゃないよ。無個性でヒーローとか各方面に失礼だよね。よく言えたね先生。くそ淫売がよ。嘘コケ。じゃあ、生まれてからずっと後ろに憑いてる爺さんは何だよ?最近ようやくはっきりと見えるようになったが、身長190cmくらいで真っ白な長髪。極めつけは、目だ。ネコ科動物ようなとんでもない目をしている。

はじめは、ぼんやりと、薄い黒色ような色の煙だったが、5歳を迎えたころにははっきりとした姿をとるようになっていた。

急にこんな恐ろしい人間?幽霊?が、朝起きたらこっちを無言でじっと見降ろしていたのだ。気づいたら漏らしてたもん。コエ―よ。怖いです。

まあ、このスタンド?は、ずっとこっちを見ている以外は、何も害はないし。ていうか、何か命令したら何が起こるかわからん。

だから、今の今まで放置していたのだ。

しかし、無個性かー。今世は、個性で無双とかなめきったこと考えてたから罰があたたったのかしら。それにしても悔しい。周りと違うという、初めての感覚。疎外感。悔しいというより何だろうこの感情。周りの皆は子供特有な敏感な感覚で僕が皆と何かが違うと感じ始めたようだ。

いじめはまだ起こっていないが、これからいじめられたりすんのかと憂鬱になっていた。

こんな卑屈なことを考えていたら、

「力が欲しいか」

この5年間ずっと無言だった、爺様が急に話しかけてきた。

動けない。今までどうやって抑えていたのか、とてつもない眼力、オーラとでもいうのか、今家で一人でテレビを見ていた。

テレビの音が聞こえない、匂いも、自分が今座っているはずなのに、床を感じない。目の前の怪物に五感の全てを支配されてしまっていた。

目を離せば殺される。返事をしなければ殺される。目の前の怪物は立っているだけで、この矮小な生き物を殺せる。

姿が、オーラが、眼光が雄弁に語りかけてくる。

動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け

動け!

「ぁは......い」

絞りだした声は返事と呼べるものではなかったしかし、目の前の怪物は嗤った。腰に何かがあると気づいた。

刀?いつの間にか二本の刀が腰に差さっている。よく見ると右の手の指が一本多い。と、初めて細部まで目の前の怪物を見ていたが

(か、体が動かない!?)

さっきまでの金縛りとはレベルが違う。身じろぎどころか、呼吸すら、制限されているような金縛り。目はかろうじて動かせるが、体が指が少しも動かない。その状態に戸惑っていると、いつ移動したのか、日本庭園で多数の男たちに囲まれているような気配を感じた。

見える範囲にいる男たちの格好、たたずまい、時代劇がちゃちに見えるようなそんな雰囲気を醸し出している。そんな、怜悧な雰囲気を纏った男たち、恐らく侍たちが自分の指を腰の刀で傷つけ、額にその血を塗り始める。周囲からおそらく鯉口を切るような音が立ち込めていることから、目の前の男たちと同様に皆一様に額に自身の血を塗り付けていると判断できた。

全員行動を終えたのか、シンとした、まるで早朝の神社にいるような神聖な雰囲気を感じ始めたころだった、いつの間にか、額に何かが付いたような感覚がある。瞬間目の前の怪物の目が見開かれ、人間とは思えないような目を見た。

目が覚めたら病院だった。

母の話では、帰ったら、明かりがついているのに、何の返事もしてこないことを不信に思いリビングに向かったら失禁し気絶をしている状態の僕を見つけたそうだ。

一週間寝ていたそうだ。しかし、様々な検査をしたがどこにも異常は見つからなかった。

まあ、原因不明で昏睡していたからか、あと一週間程入院することになった。

なんで、こんなに他人事かというと、増えているのだ。何か三人に増えているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




初めて、小説を書いてみました。エタらないようにがんばりたいです。
読んでくださった方々ありがとうございます。
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