蒼き守護神ドギラゴン閃でファイナル革命したい   作:アイス

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勝太が偶然目撃し、恋心をいだいたデュエマウスの中の女のコ、なんとあの女のコが転校生をしてやってきた!名前はうつぼみかづら!そして、切護絆!この男もかづらと一緒に転校してきた!あっという間に全男子のハートをキャッチしてしまったかづらだったが、何故か勝太にぐいぐいとアプローチしてくる…!面目ないるるの怒りが頂点に達し、直接対決が勃発!ヒロインの座をかけ、静かなる戦いの勝敗は…!?一方その頃、ハムカツ団と関わった絆は放課後、ハムカツ団の言うには切札勝太と勝負がしたいと挑戦状を叩きつけられたことを知った勝太ヒロイン達の横で、主人公VS主人公という熱い戦いが繰り広げられようとしていた!




転生したからとりま切札勝太と決闘したい

_________________ここは何処だ?

 

 長い眠りから覚めた青年、いや少年の声が心の中でポツリと呟く。意識が朦朧としている中、状況を理解しようと頭を働かせる。辺りを見渡して今分かっているのは『自分は今タクシーに乗っている』という事。ってことはお金が必要になる。タクシーメーターを確認すると金額は3000円を超えている。急いで財布を探す時、自分は今学生服を着ていることに気付いた。ズボンのポケットには財布が入っていなかった。代わりに腰の横にデッキケースがあった。だが、今はそんなの関係ない。金だ。降りられなきゃ困る。次に横に置いてあった鞄の中身を冷静に探る。

 

(財布…!財布は何処だ…!降りれねぇぞ!まぁ頼めばツケにしてもらえるんだろうけど社会人としてそれはまずいって!)

 

 心は焦っているが、必死にもごもごしてるとそれはそれで恥ずかしいので冷静に探す。探っていると100%間違いなく絶対Abolutly財布である事間違いなしの感触を感じた。これで無事に降りられると安心した青年は財布を取り出す。アニメだとこういう時生徒手帳等が出る物だと思うが、ちゃんと財布だった。中身を確認するとあらびっくり、とんでもない量の札束が入れられてるではないか。こんなに入っているなら違和感を覚える筈だが、今はそんな事どうでもいい。『降りられる』という事実にもう満足だ。と言いたいところだが、まだ満足できる環境ではない。自分は何故学生服を着ているのかという問題はまだ解けていない。後デッキケースの存在もね。

 

 胸ポケットに何か入っているのを感じて、手に取ると生徒手帳だった。名前は…『[[rb:切守絆 > きりもりきずな]]』。誰のだろうか?自分の名前は[[rb:中矢貴裕 > なかやたかひろ]]である。生徒手帳に書いてある学園の名前は『V中学校』…ん?

 

絆(V中学校…?あっこれデュエルマスターズの世界やんけ。なんか襲われてたよな。VSRFの21話でさ。マジかよ)

 

 V中学校と言えばデュエマの中で一番人気と言っても過言ではない主人公である。切札勝太が在学している学校である。という事はつまり、自分はこれから主人公と会えるかもしれないのである。あれこれ夢かな?めっちゃ興奮してきたんだけど。これうまくいけば決闘できるって事よね!?えっそうだよね!?俺の憧れの主人公の切札勝太と決闘できるんだよな!?

 

 「やっばぁ~」っと心の中で思いながら、一周回って落ち着いた。デュエマするには必要不可欠なデッキ。腰のベルトにぶら下がっているデッキケースの中身を取り出すと一番最初に見たのは俺が一番好きなカード『蒼き守護神ドギラゴン閃』だ。自分が以前店の大会で使用し、何故か優勝してしまった赤白ノヴァである。嬉しいけど、赤青マジックに3回連続で勝てたの奇跡やろ。でもまぁ運も実力の内、実際ドギラゴン閃で優勝して参加した人から「赤青マジックしかいない中よく優勝したわ」とか「ドギラゴンやっぱかっこいいっすよねw」とかあの時はとにかく気分が良かった。ニヤニヤしながらデッキの内容を隈なく調べる。すると驚くことに赤白ノヴァからリースノヴァへと変化していた。とりあえず一枚一枚おさらいしていこう。弱いカード入ってたら承知しないぞまじで。

 

光文明 コスト2 天翼 クリティブー1 パワー2500 4枚

メタカードかつ貴重な光の単色カード。これで原作でありがちな踏み倒しを防ぐことが出来る。

自然文明 コスト2 次元の霊峰 1枚

殿堂カードであるこのカード。デッキから好きな多色クリーチャーを持ってこれるという化け物。これで爆発力を上げられる。

自然文明 コスト2 未来設計図 3枚

次元の霊峰のかさましかな?入ってるとは思わなかったけど。

光/火文明 コスト2 チャラ・ルピア パワー1500 4枚

最強の初動。これ出す時「除去しないでくれ、したら家燃やすぞ。」っていつも思ってる。帰ってきたら後は無双するだけだ。

火文明 コスト5 龍装 チュリス パワー5000 1枚

3マナで出せる5マナのドラゴン。採用しない理由がない。チャラルピアと合わせると1マナで出せる5マナのドラゴンになる。

火文明 コスト5 龍装者 バルチュリス パワー4000 3枚

0マナで出せる5マナのドラゴン。STを食らった後にバトルゾーンに出るためフィニッシャーとしては至高。相手の反応が楽しみだ。

光/自然文明 コスト5 MMMージョーキング パワー6000 4枚

受け札になる光と自然のドラゴン。生き残れたら革命チェンジ出来て、手札からもう一回発動できるから器用な動きがしやすくなるだろう。

火文明 コスト6 偽りの希望 鬼丸「終斗」パワー6000+ 4枚

3マナで出せる6コストのドラゴン。雑魚処理、革命チェンジ元としての採用。バトルに勝った時1ドローできる。入れざるをえないって。

光/火/自然文明 コスト5 王道の革命ドギラゴン パワー5000+ 4枚

ドギラゴンの書に入ってたカードじゃん。あの内容で5000円ってマジ?こいつは後でおさらいしとこう。結構ぶっ壊れだったよな確か。

光文明 コスト6 光鎧龍ホリーグレイス パワー6500 3枚

数少ないシールドトリガーでホーリースパークを持っている光のドラゴン。帰ってきたら嬉しいな。デメリットさえなければ、後攻2ターン目にドギラゴン閃着地できるのになぁ…流石に強すぎるか。今ならいいだろ別に。

光/水/火文明 コスト6 アカシック・ファイナル パワー8000 2枚

こいつ結構強くてびっくりした覚えがある。お手軽に侵略できるし、多色カードを3枚まで手札に加えられるし、多色軽減できるからチャラルピアから侵略してもその後の行動を小さいけど補助できるしで強いのよね。最近こいつの強さが世間にバレつつあるけど。

水/火/自然文明 コスト7 轟く革命 レッドギラゾーン 2枚

革命軍になったレッドゾーンだ。ファイナル革命持ってるし、ブロックされないから最後のフィニッシャーとしても活躍できそうだ・

光/火文明 コスト8 蒼き守護神 ドギラゴン閃  パワー13000 4枚

このデッキの主軸となる切札。自分が大好きなカードで勿論4枚投入だ。1枚目は通常、2枚目は再録、3枚目はシークレット、4枚目はキャラプレミアムの4枚だ。ちょっと頑張って揃えたんだぞ。凄かろう。

火/自然文明 コスト8 蒼き団長 ドギラゴン剣  パワー13000 1枚

かっこいい。採用しない理由なんてない。イラストがなんか大会プロモの奴だから勝太と被んなくてよかったわ。以上。

 

光は25枚、自然は15枚、火は25枚、単色は19枚、多色は21枚。受け札は未来設計図を除いて9枚。速い方だし妥当だろう。

 

 超次元ゾーンには轟く覚醒レッドゾーン・バスター1枚と、頂上の王龍ヴィル・ド・テラが3枚、頂上龍素サイクリタが1枚、頂上の精霊ミラクルスZが1枚。これはいつもの奴だな。サイクリタとミラクルスZはただの飾りなんだよね。でもヴィル・ド・テラだけじゃ寂しそうだから入れた。色事故、多色事故はあんまり起きないだけまだマシか。そして最後に『王道の革命ドギラゴン』ブロッカーとSAで、出た時に2枚ブースト、その後マナから1枚回収する。これだけでも十分やばいのに、革命2と革命0を持っている。革命2はST付与、革命0になるとパワー15000の無限ブロッカーになれる。結構ぶっ壊れじゃねぇか。イラストもかっこいいし、防御版のドギラゴンか…でもドギラゴンはアタックしてなんぼじゃねぇのかなぁ?ちょっと違和感あるぞこれ。まぁいいや、この時代はいつなのか。VSなのかVSRなのかVSRFなのかを判断しなければならない。まぁ大方VSRFなんだろうが…じゃなきゃむしろ困るんだけどな!?

 

絆(それにしても...横文字多くて疲れたな...後どれくらいだ?)

 

 絆は前の景色を見ると、学生の姿が多く、向かう先にはV中学校の姿が見える。「俺の物語はあそこから始まるんだ...!」そう思った直後、タクシーは走るのを辞めた。タクシーメーターには4080円と書かれている。運転手さんに10000円を差し出し、おつりをもらった。「ありがとうございます」とタクシーから降りる瞬間、運転手さんが一言呟いた。

 

_______________________新しい生活を楽しんでください。

 

 新しい生活。それは学生としての生活なのか、この世界の事を言っているのか、それは俺には分からなかった。時間は8時35分。大方8時50分から朝礼だろう。急いでいかなければ、だがその前に自分の鞄の中身を深堀する。学生にしてはちょっと荷物が多すぎるのだ。さっきまでは財布を探野に夢中で他の事など覚えていなかった。もう一度探ってみるが...上履き、体操服、今日使うであろう教科書がびっしりと詰まっている。道理で重いわけだ。

 

絆「まぁ別に大丈夫か。さてと...まず学校の中に入ろう。まずぶっちゃけに会いたいな。語尾の「なんだな」が聞きたい。」

 

 絆は胸ポケットに入っている生徒手帳を取り出して、自分の教室を確認すると2年B組と書かれている。まぁ行けば分かるかと、再度胸ポケットにしまって、校門へと歩き出す。まじでただの学生となんら変わらないな。でも、タクシーで4080円毎回払うのはやばくねぇか~?こいつの家相当金持ちなんだろうなぁ。校門の辺りから挨拶の声が耳に入った。校門のすぐそばには頭に赤いやかんキャップを被っている先生の姿があった。あの注ぎ口からお茶出てくるんだよな。ギャグは良く分かんねぇわ、面白いけどな。

 

先生「おっ!そこの君!ちょっとこっちに来てくれ!」

 

 方角的に俺だ...なんと先生から呼び出し。まさか…俺は転校生なのか?

 

先生「君が転入生の絆君であってるかな?」

絆「あっ…(察し)はい」

 

 まさかの転入生だ。絶対なんか起こるじゃん…あっ他にも転入生いるかな?いなくても、以前転入してきた生徒はいませんか?って質問すれば、それで時代が分かるかも。よし!さっそく聞いて見よう!

 

絆「他にも転入してくる生徒はいませんか?いなかったら、以前転入してきた生徒さんはいますか?」

 

先生「質問は1個ずつで頼むぞ。あぁ、他にも転入する生徒はいる。その子は女の子で、名前は『うつぼみかづら』ちゃんだ。以前転入してきた生徒は…今はいないけど、意地悪清盛君という生徒がいたな。」

絆「なるほど、ありがとうございます」

 

____________あっこれデュエル・マスターズ!バァーサス!レボリューーーーション!ファイナァァァアル!の世界じゃねぇか!?。

 

 うつぼみかづらが転校してきた。つまり、今はDMVSRF12話だという事。バサラとの最終決着をつける物語だ。そこで俺が登場することで物語がどんな風に進むのかわかんねぇ。でも、来てしまったからには運命なのだろう。レアキラーズ?ドキンダムX?VVー8?ドルマゲドンX?そんなもん、俺と閃でぶっ潰すだけさ!

 

先生「先に職員室前で待っとくか?ずっとここにいるのもなんだし」

絆「いえ、このままでいいですよ。お気遣いありがとうございます」

 

学生たちと軽く挨拶をして数分。8時45分だ。もうそろそろ来てもおかしくはないと思うが...おっ来た来た。髪色は薄紫色で頭のてっぺんに蕾何だろうけど玉ねぎにしか見えないアクセサリー。アクセサリーだよな?あってるよね?

 

かづら「おはようございます」

 

 先生に向かって軽く会釈しながら挨拶をする。切札勝太の初恋の人だ。見た目は可愛いんだけどな。こいつ後々裏切るけど。

 

先生「やっと来たか。よし!教室へ案内しよう!こっちは君と同じ転校生の切護絆君だ。転入生どうし仲良くするんだぞ」

かづら「はい、絆さん。おはようございます」

絆「おはよう。あなたがうつぼみかづらさんであってる?」

かづら「そうですわ。これからよろしくお願いします♪」

 

 鎌をかけてみるのもいいが、基本的に原作通りに進みたいのでやめておく。実はレアキラーズなの知ってましたよ感で行こう。先生の後についていって、職員室の前の椅子に座って49分まで待機する。待ってる間こっちからかづらと会話しようと思ったのだが、変に勘づかれると面倒くさいのでやめておく。向こうから会話を振りかけて来た場合は別だが。なんか気まずい雰囲気が流れつつしばらく待つと先生がやってきてそのまま教室へと案内される。コーヒーの匂いが凄かった…飲みたくてしょうがないわまったく。

 

 窓から見ると赤色の髪の毛を一瞬だけ目に入った。間違いない、主人公だ...切札勝太だ!

 

先生「君達はここで待ってなさい。合図があったら入る様に」

 

 絆とかづらは先生の言葉に会釈して返す。先生は教室の中に入り、朝礼を始めた。起立、礼、着席と事を進む。

 

先生「はい。今日も転入生を紹介するぞ」

 

「どうせまた意地悪だべ…」 「いい加減飽きたんだな…」

 

 教室の中からホカベンとぶっちゃけの声が聞こえた。今日は最高の1日になりそうだ。その隣で三角関係が始まるのだが...

 

先生「今日はなんと2人だぞ。入ってきてくれ!」

ぶっちゃけ「2人...?」

ホカベン「意地悪だけじゃないのかべ?」

 

 そこにかづら、俺という順に教室に入っていく。かづらが入ると男子が目がハートになって騒ぐ。俺が入るとなんと女子が男子と同じように騒ぎ始めたのだ。あれ?もしかして今の俺ってイケメンフェイスなのか…?だとしたらそれはそれで嫌なんだが!?っていうか教室うるせぇっ!!!黙れ!!!しばくぞごら!!!

 

かづら「みなさん初めまして!うつぼみかづらですわ♪」

 

 名前を言う時にぶりっこになって男子を魅了する。あの作り笑顔気持ち悪いな。見てて不快だわ。直後主人公の切札勝太が立ち上がり、「お前はさっきの」と言わんばかりに「あぁっ!」っと声を挙げて、かづらを指さす。

 

かづら「あら?また会えましたわね。切札勝太君♪」

 

 名前を読んだ後、ウィンクする。自分が呼ばれたわけじゃないのに男子がまた騒ぐ。おめぇら呼ばれてねぇだろうが。勝太だけやぞ。肝心の勝太、にやけてんじゃねぇ。後俺の自己紹介のターンはいつ来るんだ。速く席に座りたいんだけど。あっまだ席ないわ。

 

先生「静かに静かに。もう一人いるんだから、まったく」

かづら「絆さん。次はあなたの番ですわ♪」

絆「やっと来たか…」

 

 俺の番になった途端、男子共はさっきまでの出来事が嘘の様に静まり、逆に女子たちがざわめきを生む。

 

絆「切護絆です。卒業まで今後共一緒によろしくお願いします」

 

女子共『きゃああああああああああああああ!!!!』

 

モブ女1「見た目通りの紳士!」

モブ女2「すみません、絶頂します。あっ」

モブ女3「絆君の顔面偏差値は世界一ィィィィィィ!!!!!」

 

___と、この通りマジでうるさい。先生、ヘルプミー。目線を先生に合わせると、察してくれたのか女子共を静かにさせた。ありがとう。

 

 朝礼は終わり、まず勝太と挨拶...と言いたいが、この三角関係がマジで邪魔だわ。おかげで関わりずらい、かといってぶっちゃけは何か長身になってるし、ホカベンはカメラ起動してDtubeやってるしで、関わりたくても関われない。仕方ないから屋上で待機しておく、原作通りだとここに勝太とかづらがここに来るはずだ。お気づきだろうが俺がまず最初に関わるのは…そう!「ハムカツ団」だ!そういえばあいつら12話では白い倉庫の上でるるちゃんに脅された後フリーだったはずだ。最初に関わる奴が人間じゃないのもまた新鮮だな。屋上から見下ろすと、レオとぶっちゃけとホカベンが船の前部分の上に乗って、涙を流しながら移動している。それどうやって移動してるん?ギャグ補正か、きっとそうだわ。ギャグってそんな便利かね?よくわかんねぇけど。

 

絆「まだかなぁ…おっ来た来た」

 

 絆は高台の上に移動し、勝太とかづらが通り過ぎる。帰る際に、声を掛けられてしまうがそこは適当に流しておこう。

 

かづら「みなさんとっても積極的ですのねぇ」

 

 かづらは屋上からフラれて涙を流している3人を見下ろしながら呟いた。

 

勝太「なぁ」

かづら「はい?」

 

 声を掛けてくれた勝太の方向に振り向く。

 

勝太「誰とも付き合う気ねぇのか?」

かづら「はい♪で・も...」

 

 かづらは勝太との距離を詰め、最終的に顔へと近づいた。かづらの顔がはっきり見えるため、心がドキドキして赤面している勝太。ありゃま、これ結構ありがちな展開だな。これであれだろ?勝太だけは特別とか言うんだろ?アニメ見てなくても分かるぞこれ。勝太も勝太で、思春期満喫しているなぁ。俺の学生時代こんなアニメみたいな展開されてみたかったよ。本当にさ。あっ向こうにハムカツ団がいる。その更に後ろにるるちゃんが...あれ?校舎裏から壁上ってきてね?え...こわ...シンプルに怖いんだが。

 

 驚きのあまり、勝太が3連続変な声を挙げても絆は全然気にもとめなかった。うおっ!?びっくりした!?おい勝太!お前何ヴァンソーコ外してんねん!それでハートマーク作んなや!きしょいわ流石に!あっいつの間にかづらと目が合ったわ。どうも~。

 

かづら「そこにいると危ないですよ♪」

絆「おう、忠告ありがと。気を付けるよ」

勝太「かづらちゃん~あんなイケメン野郎なんかほっといて早く行こうぜぇ~?グへへェェ~~」

 

 駄目だこいつ...完全に虜にされちまってる。まぁカレーパン1個でなんでもお願い聞いてくれるからなぁ。あっVモードどうすんの?俺巻き添え喰らわねぇかな?と絆は思っていると、空気を読んだのかヴァンソーコ自ら勝太のおでこに瞬間移動した(?)

 

絆(あっこれあれだ。いちいち気にしてたら宇宙猫が生まれるだけだ。るるちゃん、早く二人を追いかけてくれ)

 

 展開はるるちゃんがハムカツ団を脅しているところまで来ている。はよしろや、ハムカツ団と関わりたいねん。目を赤く光らせながらボスカツをもぐら叩きみたいに叩くな。おいドレミ、いるなら早く出てこいや。何出番まだかな~って待機してんの。勝太とかづらがいちゃいちゃしてて、るるちゃんが「かっちゃんの馬鹿ぁぁぁあ!!!!」って血涙流してるぞ。「お困りの様ですね。ウフフw」じゃねぇ早く出てこいや。潔癖症ヒトデ野郎が。フライパンの上で焼いてやろうか。

 

 るるちゃんはドレミの力を借りて、必ずと言っていいほど目に入るだろう俺の存在に気付かずに階段を下りて行った。流石るるちゃん、勝太一筋で見てるんだな。こんだけ愛していたらそりゃ嫁になるわな。ドレミ俺の事気づいてなかったのか?まぁいいや...ハムカツ団にアイコンタクトを取るか!クリーチャーと会話するのって夢だったんだよな。

 

絆「おい!そこの小さい君達!今からそっちに行くから待っててくれないかな!」

 

 よし、こんだけ大声出したら気づいてくれるだろ。頼む、逃げないでくれ。カツえもん以外テレビ出てたろ。

 

ハムカツ「ん?なんや?」

カツえもん「拙者達を読んでるみたいでござるな」

ボスカツ「なんだぁ?まぁいい!勝太が恋に夢中だから暇だし待ってやるか!」

カツえもん「本当に大丈夫なのでござるか…?敵だったらどうするでござる?」

ボスカツ「なんかあったらこの俺がぶっ飛ばすだけだぁ!」

ハムカツ「流石やでボスゥ!」

 

 ハムスター3人の会話を聞くだけで涙を流しそうだ。本当に懐かしい。子供心はいつになっても衰えない者だな。

 

ボスカツ「…で、あんたは何が言いたいんだ?」

絆「まずは自己紹介だろ?俺は切護絆。よろしくな」

ボスカツ「俺はボスカツだ!」

ハムカツ「ワイはハムカツやで!」

カツえもん「拙者はカツえもんでござる」

 

 握手だと困ってしまうのではないかと心配し、代わりに人差し指を差し出す。そしたら3匹とも人差し指に触ってくれた。可愛い。

 

絆「勝太の傍にいた君達ならと思って…実は頼みがあってさ。放課後、勝太とデュエマしたいんだ。ほら…今あれだろ?」

 

ハムカツ団「「「あぁ…」」」

 

 ハムスター3匹は察したのか、苦笑いを浮かべている。話を聞いたボスカツは「任せろ!俺たちが後できっちり伝えといてやる!」と拳に力を入れて返事をした。頼もしいな、ハムカツ団は。ちょっとドジなのが玉に瑕...まぁそれも個性だろう。しばらく俺と一緒にいる?と3匹に言ったら、快くOKしてくれた。やっぱ可愛いわ。ちょっとハムカツをモフモフしますか。

 

ハムカツ「ちゃうちゃう~くすぐったいねんって~~~うはぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~」

 

 ハムカツがよだれ流しながら気持ちよさそうに堪能される。まるで高級マッサージ店に入っているような気分だ。ボスカツもそれを見て羨ましそうなのか、こっちを見たり見なかったり明らかに動揺している。して欲しいならさっさと言えばいいのに、ほらよ。

 

ボスカツ「なっ...!?俺はいいって!あっ駄目!それ絶対ダメだから!ら、らめっ!あっあっあぁぁぁぁぁああああ!!!!!!」

 

 乙女みたいな声上げて恥ずかしくないんかお前。カツえもんは...なっ!?精神を研ぎ澄ましている...だとっ!?流石侍だな。そのような手法は既にマスターしているか!だが、それは悪手だ。何故なら…お前は動いていないからだ!つまり!掴めるんだよ!

 

 絆がボスカツをハムカツの元へと移動させて、もう一方の手でカツえもんを掴もうとした瞬間。カツえもんがいきなり開眼して、バックステップした。だが、そんな事俺は読めている。自称ゴキブリハンターを舐めるなよ!大和魂を見せてやる!うぉぉぉぉ!!!

 

絆「よいしょ」

カツえもん「ヤム」

 

 心の中であんなに騒いだ割に、アームの威力が鬼高いクレーンゲームの様にすんなり掴むことが出来た。うん、なにこの茶番。やる意味あるかなこれ?とりあえず、ハムスター3人をなんか髪の量が凄い事になってる所に入れておく、やったこれで俺も主人公。

 

 その後、時間が過ぎて、放課後となった。何度もトラブルに巻き込まれそうになったが、なんとか回避できた。ハムスター3匹は勝太に挑戦状を伝えるため、俺の頭から離れた。直接伝えるってのもいいけど、あらかじめハムカツ団とコンタクト取りたかったから、こんな回りくどい形で挑戦状をたたきつけてしまった。まぁそれはいい、早くデュエマしたい。ボスカツが勝太と話していると、勝太がこっちを見た。やっべ、主人公とまともに目あっちゃった。俺の憧れが目の前にいる。これで心が躍らない奴は人間じゃない。勝太がこちらへと歩いて来る。

 

勝太「なんだ?俺とやろうってのか?いいぜ!やってやろうじゃねぇか!絆!」

絆「勝太さん!全力でデュエマを楽しみましょう!」

勝太「さんはいらねぇよ、勝太でいい。場所はどうするんだ?」

絆「屋上でやりましょう」

勝太「いいぜ、んじゃさあっそく行こうぜ」

 

 場所は屋上へと移る。デュエマするにはお馴染み黒板の様なテーブルが必要なのだが、何故か用意されている。意味が分からないが、今はありがたく使わせてもらおう。勝太と向かい合う様に台の前に立つ。この世界に来て初めてのデュエマだ!必ず勝つ!

 

 そう意気込むと、俺のデッキケースが光った。何事かとデッキを取り出すと、ドギラゴン閃が咆哮をあげていた。すると勝太のデッキケースも光って、デッキを取り出すとドギラゴン剣が同じく咆哮をあげる。こっちバスター1枚いるんだけどな…。

 

ハムカツ「なんや…今のは?」

カツえもん「ドギラゴン剣がいつもより気合が入っているでござる」

ボスカツ「この勝負…面白くなりそうだな。そうだろ勝太?」

勝太「あぁ!お前が只物じゃねぇのは分かった!だが、勝つのは俺だ!」

絆「いえ、勝つのは俺ですよ」

 

自分のデッキをシャッフル、その後シールドを展開して、山札の上から5枚ドローする。さて…準備はできた。さぁ言うぜ!

 

_____________________________デュエマ!スタート!

 

火と自然のハムカツ団VSリースノヴァ

 

絆(これだけで成仏できそうっと冗談は置いといて、先行は勝太からか。手札は…)

 

 左から順に鬼丸、閃、クリティブ、剣、アカシックだ。正直あんまりよろしくない。だが、単色があるだけマシだろう。勝太の様子を見ると、火文明の単色カードをマナに置いて、もしかして…あいつが出るのか?

 

勝太「マナチャージ!1マナで凶戦士ブレイズクローを召喚!ターン終了だ」

 

ブレイズクロー来たぁぁぁぁ!!!!いつまで環境にいるんですかねぇ!?もう20年以上前のカードやぞ!?

 

絆 手札:5枚 シールド:5枚 マナ:0枚 バトルゾーン:0枚

勝太 手札:3枚 シールド:5枚 マナ:1枚 バトルゾーン:1枚

『凶戦士ブレイズ・クロー』

 

勝太「…どうした?お前のターンだぞ?」

絆「あっあぁ、ごめん。俺のターン!ドロー!」

 

 あまりに興奮しすぎて自分のターンが来ている事に気付いてなかった。失敬、今はデュエル中だ。ちゃんとデュエマを楽しまないと損だよな。さて、引いたカードは…レッドギラゾーンか。ここは閃をマナチャージしたらいいかな。次のターンクリティブ出したいし。チャラルピア来てくれたらそれはそれで嬉しいけどね。

 

絆「マナチャージしてターンエンドだ!」

勝太(あのカード…なんだ?俺のドギラゴン剣と良く似てるぜ…)

 

絆 手札:5枚 シールド:5枚 マナ:1枚 バトルゾーン:0枚

勝太 手札:3枚 シールド:5枚 マナ:1枚 バトルゾーン:1枚

 

勝太「俺のターン!ドロー!マナチャージ!」

 

 勝太は自然文明の単色カードをチャージした。手札に多色カードないのかな?そう思っていると、勝太はマナを2枚タップして、クリーチャーを場に出した。そのクリーチャーは…

 

勝太「2マナで、トップギアを召喚!」

 

 この時代での十八番ムーブじゃねぇか。安定してるなぁ…次のターン「風の1号ハムカツマン」が出てくるな。そして、ブレイズクローがタップしたって事はつまり…?

 

勝太「ブレイズクローでお前から見て一番右のシールドを攻撃!」

 

 自分のシールドが1枚割れる。このカードがSTトリガー等だった場合、即座に使うことが出来る。未来設計図来いと祈りながら、シールドチェック。手札に加えたカードはドルガンチュリスだった。あれ…?これ…3ターンキル出来るんじゃね?手札に剣いるし…まぁそれは後で考えるとしよう。ワンチャン勝太の心折れかねんぞ…

 

勝太「俺はこれでターン終了だ!」

 

絆 手札:6枚 シールド:4枚 マナ:1枚 バトルゾーン:0枚

勝太 手札:2枚 シールド:5枚 マナ:2枚 バトルゾーン:2枚

『凶戦士ブレイズ・クロー』『一撃奪取トップギア』

 

絆「俺のターン!ドロー!」

 

 選ばれたのはクリティブでした。マジか、まぁ別にいいんだけどさ。革命チェンジ対策できるし、ドローしたカードをそのままマナに置いて、手札にあるクリティブー1を召喚するか!

 

絆「そのままマナチャージ!天翼 クリティブー1をバトルゾーンに出す!ターン終了だ!」

 

絆 手札:5枚 シールド:4枚 マナ:2枚 バトルゾーン:1枚

『天翼クリティブー1』

勝太 手札:2枚 シールド:5枚 マナ:2枚 バトルゾーン:2枚

『凶戦士ブレイズ・クロー』『一撃奪取トップギア』

 

勝太「マナに置いてるカードもそうだけど、見たことねぇな...あのクリーチャー」

ハムカツ「勝太!油断しちゃあかんで!絆はんはむっちゃ強いで!ワイの勘がそう言ってるんや!」

勝太「あぁ分かってる!行くぜ!俺のターン!ドロー!」

 

 勝太は勢いよく山札からカードを引くと、にやりと笑った。これあれだな...ブリキングか?ドローバンクもないし...これドローバンクどうなるんだろう?めっちゃ気になるな。そのためにはまず、勝太を追い詰めなきゃなんねぇけど。少なくともバスターではないと思う。

 

勝太「マナチャージ!トップギアの効果で軽減して2マナ!出てこい!風の1号!ハムカツマン!」

ハムカツ「やったるでぇ!」

 

 ハムカツが自分のカードの中に入って、装備を纏い、武器を持った。かっこかわいい。

 

勝太「そして!ハムカツマンの効果発動!山札の上から1枚マナゾーンに!」

 

山札から火と自然のカードがチャージされる。あのカードは龍帝の紋章だ。そういえばコジロー相手に4連打ァ!かましてたな。

 

勝太「ハムカツマンでシールドにアタック!する時にぃ~?」

 

おっいいのか勝太?それをやると痛い目見るぜ?ブリキングだろうな。この中で条件満たしてるカードは。ボスカツか、カツえもんもあるけど。さてどれが出るのかな?

 

勝太「男の2号ボスカツ!」

ボスカツ「よっしゃー!久々の出番だぜぇい!」

 

 クリティブの能力は相手がマナゾーンの枚数より大きいクリーチャーを出した時、山札の下に置くことが出来るんだが...さっきハムカツマンが1マナブーストしやがったので、コスト4のボスカツを踏み倒されても誘発できなかったのだ。

 

絆(そっちか!これじゃあクリティブの効果は誘発できない。流石切札家の中で一番運が良い切札勝太だ。あいや待てよ...あのハムカツマンドラゴンじゃねぇじゃん!?やっべ勘違いしてた!恥ずかしっ!)

 

 ボスカツは俺から見て、右から2番目のシールドを拳でブレイクした。未来設計図来いと祈るが、出てきたのは鬼丸でした。この状況じゃいらないって、次にブレイズクローで真ん中のシールドをブレイクされた。手に取ったカードはジョーキング、受け札が出来たのはありがたいが、マナに自然のカードがない...今の状況じゃ外れだ。まずいぞ...次にトップギアが来る。さらに左から2番目のシールドをブレイクされた。シールドチェック...STトリガーではない。このデッキの切札、ドギラゴン閃だった。まじかよ。

 

勝太「ターンエンド!どうした?まさかこれでおわりじゃねぇよな!?」

 

絆 手札:8枚 シールド:1枚 マナ:2枚 バトルゾーン:1枚

『天翼クリティブー1』

勝太 手札:1枚(風の1号ハムカツマン) シールド:5枚 マナ:4枚 バトルゾーン:3枚

『凶戦士ブレイズ・クロー』『一撃奪取トップギア』『漢の2号ボスカツ』

 

絆「まさか!ここから立て直すまでよ!俺のターン!ドロー!」

 

 引いたカードはバルチュリス。…やれって事か?やれって事だよなぁ!?鬼丸をチャージして...見せてやるぜこれが現代デュエマだ!

 

絆「マナチャージ!3マナをタップして[[rb:偽りの希望 鬼丸「終斗」 > コードミラクル おにまるピリオド]]を召喚!」

勝太「鬼丸だと...っ!?」

 

 かつての相棒、鬼丸の名前を聞いて絶句する勝太。

 

カツえもん「そのクリーチャー、コストが6でござるよ?」

絆「相手のマナゾーンに多色カードがあれば、コストを3少なくできるんだ!驚くのはまだ早いぜ!鬼丸の効果発動!このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーとバトルできる!俺はボスカツを破壊する!」

勝太「何っ!?だが、ボスカツはバトル中パワー+2000される!」

絆「甘い!鬼丸は自分のターン!パワーが+4000される!ボスカツとバトルしてそのまま墓地送りだ!」

 

鬼丸「終斗」とボスカツが戦う。ボスカツもボスとして踏ん張りを見せるが、鬼丸にはかなわずそのまま破壊されてしまう。

 

ボスカツ「勝太!すまねぇ!」

勝太「ボスカツ!くっそ...!」

絆「自分のクリーチャーが勝ったので!鬼丸の効果で俺は1枚ドローできる!」

 

引いたカードは次元の霊峰。うん、もっと早くこいや。まぁ今更言ってもしょうがない、そのままアタックだ!

 

絆「鬼丸「終斗」でシールドにアタック!する時にぃ~?」

 

絆は手札にあるドギラゴン閃を勝太に見せる。

 

勝太「ま、まさか…!?お前もっ!?」

絆「そうさ!俺も持ってるんだよ!見せてやるぜ!俺の切札を!俺の相棒をな!」

 

 バトルゾーンにある白い城が、クリーチャーの土台へと変化し、信号が設置され赤になる。その上で蒼き守護神ドギラゴン閃のカードを現れる。カードの中から黄色と赤の炎を身に纏ったドギラゴン閃が現れる。黄色い体で赤い鎧を纏うドラゴン。背中の蒼いマントが風を浴びて美しくなびいており、ドラゴンの割には体が細いが、女性の様なしなやかな足で自身の文明を現す足場を踏む。目の前の信号が青になり、前へと動き出した。足場を踏み台にして、高く美しく飛んだ。鬼丸からのバトンを受け取る為に。

 

絆「革命!」

鬼丸「チェ~ンジ!!!頼むぜぇぇ!!!」

ドギラゴン閃「!」

 

 鬼丸が空中にいドギラゴン閃目掛けて思いっきりジャンプする。それに気づいた閃は鬼丸へと向かって急降下する。通り過ぎる様に、鬼丸は閃の体にタッチする。鬼丸はカードとなり、デュエリストの手札へと戻った。ドギラゴン閃は口の横から赤い光を生まれさせ、そこから赤い剣を口で取り出し、騎士の様に美しく構える。

 

絆「こいつが!俺の最強の相棒!蒼き守護神!ドギラゴン閃だぁぁ!!!」

勝太「何ぃっ!?ドギラゴン閃だとっ!?」

ハムカツ「あんなドギラゴン見たことないでぇ!?」

ボスカツ「俺もあんなドギラゴン知らねぇ!」

カツえもん「蒼き守護神ドギラゴン閃...蒼い鎧ではなく赤い鎧を纏っているドギラゴンでござるか!?」

絆「ドギラゴン閃はLEGEND!つまり!このターンに一度だけ発動できる特別な必殺技がある!」

勝太「必殺技...まさか…っ!?」

絆「さぁドギラゴン閃よ!俺とファイナっちまおうじゃねぇか!ファイナル!革命!」

 

 絆の声に応えるように、ドギラゴン閃は雄たけびを上げる。

 

絆「山札の上から4枚を表向きにして、その中から進化ではない多色クリーチャーをコストの合計6以下になるようただで出せる!」

 

めくったカードは、未来設計図、王道の革命ドギラゴン、龍装者バルチュリス、偽りの希望鬼丸「終斗」。答えは既に決まってる。

 

絆「王道の革命ドギラゴンをバトルゾーンに!」

勝太「またドギラゴンが出てきやがった...!?」

絆「王道の革命ドギラゴンの効果発動!場に出た時、山札の上から2枚をマナゾーンに!その後、マナから1枚回収できる!」

 

マナに送られたカードは王道の革命ドギラゴンと蒼き守護神ドギラゴン閃。回収するのは勿論、ドギラゴン閃だ。そして、地味にジョーキングの効果が発動できるようになった!流れは完全にこちらに来ている!このまま決着まで行くぜ!

 

絆「閃でそのままTブレイクだ!」

勝太「来い...シールドトリガー...!くっそ!」

 

勝太は左から三枚とも確認するが...どれもSTトリガーではなかったようだ。じゃあ...このまま『リーサル』だな。

 

絆「この勝負、俺の勝ちだ!王道の革命ドギラゴンでシールドブレイク!その時!手札にあるバルチュリスを宣言する!ドギラゴンの攻撃終了後、このカードをバトルゾーンに出す!」

勝太「なんだと...っ!?くっ!」

 

勝太は右から2番目のカードをチェックする。そのカードは…STトリガーだった。

 

勝太「STトリガー!特攻の菊!こいつをバトルゾーンに!お前が俺に攻撃する時、こいつを破壊すれば、その攻撃を中止にできるんだよ」

絆「その後、バルチュリスをバトルゾーンに。そんなカードを入れてるとは流石だな…勝太。まさか止めそのものを防がれるとはな。」

勝太「へへ…気分で入れたんだよ。ちょっとひやっとしたけどな!」

絆「しょうがない。バルチュリスで最後のシールドを攻撃!」

勝太「次も…トリガーじゃねぇか」

絆「クリティブでダイレクトアタック!」

勝太「特攻の菊を破壊してその攻撃を中止する!」

絆「ターン終了時、ドギラゴン閃の能力で自分の多色クリーチャーを全てアンタップ!さぁ!お前のターンだぜ」

 

さぁてと...どうするよ?切札勝太。こっから勝てるのか?

 

絆 手札:5枚 シールド:1枚 マナ:3枚 バトルゾーン:4枚

『天翼クリティブー1』『龍装者 バルチュリス』『蒼き守護神ドギラゴン閃』『王道の革命ドギラゴン』

勝太 手札:5枚 シールド:0枚 マナ:4枚 バトルゾーン:2枚

『凶戦士ブレイズ・クロー』『一撃奪取トップギア』

 

ハムカツ「な、なんとかターンが回ってきたで...」

カツえもん「勝太殿!このターンでなんとしても決着をつけるでござる!」

ボスカツ「俺たちハムカツ団の力を見せてやれ!」

勝太「あぁ!このデュエル...すっげぇ燃えて来たぜ!」

 

_________________________________雰囲気が変わった。来るか!

 

勝太「このドローは…激しく熱いぜ!ぺェェリィィィ!ヴァンソーコ!ワッショーーーーーイ!!!!!」

 

 勝太のおでこにあるヴァンソーコをぺりっと剥がし、Vモードとなる。Vモードとなった衝撃で、空には赤と緑の花火が打ち上がった。

 

勝太「からの…俺は引く!例えこの指が!ペぇぇっきり折れようと!毛根燃えちまおうと!ドカンと...行くぜぇぇぇ!!!」

 

気合を込めるためドロドロドロドロと声を上げて、勝太は地面に埋まっているカードを引くために、指の力を限界まで高めてカードを空中へ投げると同時にブリッジをする。その後、両手で高くジャンプし、空に飛んでいるカードを手に取った。

 

勝太「俺の切札!勝ったぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!」

 

勝太の手には蒼き団長ドギラゴン剣のカードがしっかり掴んでいる。さっき剥がしたヴァンソーコは勝太のおでこに戻ってきた。生で見たドローバンク。これあれか、存在しない記憶を見せられたみたいな感覚なんだな。つまり、対戦相手の脳裏に流れると。えぇ...。でも、これバトルゾーンもこんな感じで見れるから、迫力ある怪獣映画見てるような気分でテンションが上がる。

 

勝太「行くぜぇぇぇ!!!」

絆「さぁ来い!」

勝太「マナチャージ!5マナでメガキリキリドラゴンを召喚!そして、そのまま!こいつを出すぜ…!」

絆「来るのか!ドギラゴン剣が!」

 

 勝太…お前はどう転んでも敗北という名の地獄しかない。俺のバトルゾーンには…クリティブと王道の革命ドギラゴンがいるからだ。既にこの勝負は終わっているんだよ。革命0トリガー持ってない限りね。

 

 ドギラゴン閃も同様に城から大砲の如く発射される...前に、俺と団長で革命チェンジされると予想していたであろうメガキリキリドラゴンにタッチされた。タッチされた後、剣が口の中で生まれ、それをしっかり噛んで加える。

 

勝太「革命チェンジ!いっけぇ!ドギラゴン剣ァァァ!!!!!」

 

 大砲の如く発射され、燃える闘志を纏いながらバトルゾーンに舞い降りるドギラゴン剣。その姿は団長にふさわしい。ドギラゴン剣の姿を見た時、咆哮を挙げるドギラゴン閃、それも負けじと咆哮するドギラゴン剣。

 

 ナニコレ。めっちゃかっこいいんだけど...俺の中の子供心が暴れてしょうがないんだが。でもなぁ…勝太君ノリノリでファイナル革命発動してるけど、その後ドギラゴン剣デッキに帰っちゃうんだよなぁ。察したのかドギラゴン剣なんか悲しい目してるもん。悲しそうなドギラゴン剣を見てドギラゴン閃もなんか苦笑い浮かべてるし。ドギラゴン剣ごめんな、これが現実なんだ。っていうかドギラゴン閃がカツえもんのせいでマナ送りされるわ。おのれ、許さんぞ侍ハムスター。

 

ハムカツマン/カツえもん『我ら!ハムカツ団!』

勝太「カツえもんの能力でドギラゴン閃をマナ送りにっ!良し!これで...」

絆「勝太。既にお前の敗北は決まっている」

勝太「ん?なんだ?今更負け惜しみか…?」

ハムカツマン「か、勝太!大変や!団長が!?」

 

ハムカツマンが大きな声を上げる。勝太は自分のバトルゾーンを見て見るとドギラゴン剣がいないのだ。

 

カツえもん「団長がいないのでござる!?」

ボスカツ「何がどうなってんだ!?」

勝太「な、何ぃ!?絆!お前一体何をした!」

絆「クリティブの効果だ。相手がマナゾーンの枚数以上のクリーチャーが場に出た時、山札の一番下に置くんだよ」

勝太「な、なんだと...!?」

 

 絆の発する言葉に思わず後ずさりする勝太。その後、「だが!」と前にでる。

 

勝太「攻撃できるクリーチャーは3体もいる!こいつらで終わらせるだけだ!ブレイズクローで最後のシールドをブレイク!」

絆「もう俺の勝利は決まってるんだよ」

 

最後のシールドを手札に加える。そのカードは無情にもSTトリガーだ。別にシールドトリガーじゃなくても良かったんだがな。

 

絆「ほらな。シールドトリガー!光鎧龍ホーリ―グレイス!お前のクリーチャーを全てタップする!」

勝太「なっ…!?」

 

 切札勝太は自身の敗北を悟った。「くっそぉ!」っと台を握った拳で叩いた。その様子だと革命0トリガーはないのだろう。

 

ハムカツマン「勝太...十分頑張ったで…」

カツえもん「次こそ勝つでござる…!」

ボスカツ「おい絆ぁ!覚えてろよ!この屈辱忘れやしねぇからなぁ!」

 

絆 手札:5枚 シールド:0枚 マナ:4枚 バトルゾーン:1枚

『王道の革命ドギラゴン』

勝太 手札:5枚 シールド:0枚 マナ:6枚 バトルゾーン:4枚

『凶戦士ブレイズ・クロー』『一撃奪取トップギア』『風の1号ハムカツマン』『刀の3号カツえもん』

 

絆「いい勝負だった。またあなたと戦おう。俺のターン!ドロー!」

 

 引いたカードは…いや、もはやどうでもいい。王道の革命ドギラゴンからの革命チェンジでダイレクトアタックだ。ドギラゴン閃で止めを刺したいしな。さぁ、覚悟しろ。

 

絆「王道の革命ドギラゴンでダイレクトアタックする時に、革命チェンジ!ドギラゴン閃!ファイナル革命発動!山札の上から4枚見て、王道の革命ドギラゴンをバトルゾーンに出す!ドギラゴンの効果は使わない。そのまま!ドギラゴン閃でダイレクトアタック!」

 

 勝太はバトルゾーンに現れた。勝太の目の前にはドギラゴン閃が走ってくる。通り過がるように自身の剣で勝太を切り裂いた。

 

勝太「うわぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!」

絆「よっしゃあーーー!!!!俺の勝ちだぁぁぁぁぁああああ!!!!!」

 

 切札勝太に勝てた...これほど嬉しい事はない。まぁちょっとズルい事をしてしまった気分だが、今はこの気分を、勝利したこの感覚を最後まで味わいたい。ドギラゴン閃使っても勝てない事いっぱいあったからなぁ...。

 

勝太「絆!」

絆「___っ!」

 

 自分のデッキを片付けた勝太がこちらに向かって歩いて来る。どうしたの...?怖いんだけど、俺このまま決別なんて嫌なんだけど!?折角友達になれると思ってたのに!頼む!良い事であってくれ!

 

勝太「次は負けねぇからな」

 

 そう言った勝太は握手を求めて手を差し出して来た。あいえぇぇぇぇぇ!!???なんでぇぇぇ!?!?お願いするのはこっちの筈なんだけどなぁ!?いや、全然しますとも!なんかあるのは分かる!手になんか仕込んでるのは分かるけどしますよ勿論!

 

絆「はい、こちらこそよろしくお願いしますよ!」

 

_______________________________________________ブゥゥゥゥゥ…

 

絆(やっぱりね...手にブーブークッション仕掛けやがったか)

勝太「アーーーハハハハハ!!!!お前と素直に握手交わすかよ!だっはっはっは!!!」

 

 勝太はそう言いながら屋上を降りて行った。デュエマらしいギャグ要素で逆に絆は微笑みを浮かべる。その後、絆は手に違和感を覚えたのでそれを見て見ると付箋が張られていた。付箋の書いてある文章を見た絆は汚ねぇなと思いつつも、既にいなくなってしまったが、代わりに対戦相手の方の台に向かってお辞儀をする。

 

絆「対戦ありがとうございました!」

 

手に張られていた付箋の内容は『おれ以外の奴に負けんなよ!お前はおれのドギラゴンバスターでぶっつぶすからな!』と書かれていた。




久しぶり、息抜きに書いて見たよ。

手札とかシールドはカーナベルのデッキメーカーの初手ドローで確認してます。だから、ボス戦とかでも普通に事故る時もあると思いますが頑張ります。書き詰まっても、再読み込みすればいいし。
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