我はぐれ者、神社に住まう   作:神輿と櫓

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最終回になれば良いかな


第39話

「さて」

 

「…どうしました?」

 

「紫の記憶から、俺に関する記憶のほとんどを消して、式にした。白蓮。お前の発案のおかげだ。その礼だけ言いにきた」

 

それから。博麗神社には戻らず、適当に幻想郷を見渡せる妖怪の山に住居を構えた。家?…鬼に作らせた。正直いえば、妖怪の山自体居心地は悪い。が、まあ。別にそんなこと言ってもどうしようもないので、な。神社には戻らなかったが、ここまで態々足を運ぶ霊夢と正邪はいるし、他に言えば…風見風香とか、白蓮とか。あとは八雲だな。

 

「あとは慧音先生だな」

 

「…まだ、私を先生と」

 

「良いんだよ。結局俺は人外だしなぁ。しかもほぼ仙人みてーなもんと来た。ま、慧音先生も大切なもの利用した詐欺には気をつけるんだな」

 

「ははっ。そうだな。それじゃあ、また今度。」

 

「はーい。あ、稗田家の巻物に変な事書かないでくださいよ。マジで。」

 

「君を載せるのは少し抵抗があるのだがなぁ…まあ、それもいずれは、だ。」

 

「はいはい…じゃ、さよなら」

 

「うむ。死ぬなよ」

 

紫が顔を出し、失礼ね!と大声で言う。紫も完全に俺を主人として見ているから、まあこっちもこっちで良しだ。異変は度々起こるも、霊夢が解決したり、そのほかが解決したりと言った感じ。

 

「全く…で、藍はなんでいる。橙も」

 

「私が呼んだんです。たまにはみんなでご飯を食べましょう、と」

 

「そうだな。じゃあ天狗の羽を」

 

「ちゃんと買ってきてますよ。雄大様、こちらに」

 

「すまん、藍」

 

「橙、冷蔵庫の奥にあったお刺身出しましょっか」

 

「ほんと!?やったー!」

 

「そうなると…取り分けの皿がいるな。あったかなぁ」

 

「なければこちらで出しますが?」

 

こう会話してると、つい先日紫に謀られてあんなややこしいことになったのが嘘みたいだ。実際、嘘にしたいのだが。正邪の能力では理論上出来るものの、力が弱いから無理だとか。まあ、正邪は弱いしな。あ、忘れてたが。美鈴はどうやら登山だけでかなりの時間を使うらしく、飛ぶのも実は苦手で…とのことで来ない。

 

「私は明日何をしましょうか…」

 

「紫は仕事があるだろ」

 

「それもそうですが…」

 

食い終わり、夜が来たことを確認しつつ布団に入る…はせずに。仙人になってからというものの、死神が来るようになった。寝てても良いし、なんなら死神が殺す気でも俺は普通に耐えるので迎撃する必要はないのだが。寝てなくても良いなら寝ずに殴り合うのを選ぶ。どうやら今日は来ないらしい。

 

「…寝るか」

 

眠りに着く‥とは言っても。何故だか眠れない。仙人としてどうなんだ、と思い、仙人の華扇に聞く。するとどうだろうか。『寝なくても生きていけるから、眠れなくなったのでは?』と言われた。お前とは違うんだよ、と怒鳴りつつ帰って来て、朝日を見て。あー、朝だ。なーんて、訳のないことを考えて。神社行くか!

 

「お父さん!」

 

「おー」

 

「元気してたか二人とも」

 

「おっさん一昨日もきただろ?」

 

「暇だからな」

 

「お父さん、やっぱこっちに住もうよ。」

 

「お前なぁ…紅魔館の時からでも何年経ってんだ。親離れしな」

 

「おっさん、娘離れしろよ」

 

「お、正邪。お前も娘だぞ」

 

「…はっ?」

 

「紫は結局記憶ないまま、なのね。」

 

「流石にな」

 

流石にあの紫は怖かったので。神社の縁側に座り、適当に話を進める。特に何もない話だが、まあ異変がない時はだいたいこんな感じだったんじゃないかな。そう思うとこう言う時間も嫌いではない。以前と変わった事と言えば、寝転がったら寝転がったまま、時間を潰さないといけないことか。

 

「おーす!またいるんだおっさん」

 

「家には帰ってる」

 

「はぁー…魔理沙、なに?」

 

「いやいや。友達の家に遊びに来ただけだぞ?なんでこんな殺意の入った目で見られるんだ?」

 

「そもそもお前と会う事自体が久々か?」

 

「…いやいや、まさか」

 

少しの沈黙の後、パツキンは目に涙を溜めながら、ええー!と喚き出す。正直言って、すまんかった。まあ仕方のないことよ、考えただして行きましょ。

 

「それはそれとして。霊夢!久しぶりに弾幕ごっこだ!」

 

「はいはい」

 

「本気だぞ!本気出せよ!」

 

「お、じゃあ私は魔理沙側で」

 

「あんたら二人で私とどれくらい張り合えるのかしらね」

 

「足手纏いじゃないんだからさ」

 

「いや?私だけじゃないぞ。小人族の姫もだ」

 

「お久しぶりです」

 

「…3対1、ね。ちょうど良いハンデ!」

 

こうして、弾幕ごっこが始まった。なんとも…3人いるはずなのに、霊夢にほとんど圧倒されている。連携がまずチグハグだしなぁ。あ、でもたまに正邪が変なことしてるせいで危ないところはあるな。霊夢が全部避けてるからそうでもないふうに見えるんだろうけど。

 

「…うわ流れ弾飛んできた」

 

「あ、お父さんごめんなさ─」

 

瞬間、パツキンチームの攻撃だ霊夢が被弾する。うーむ、やはり、かな。だってほら、小人族と正邪、仲良さそうに笑ってるし。パツキンは勝てたことに喜んで回ってるし。落ちてきた霊夢を抱え、寝させる。まあ、うん。正直いえば、神社の中でやんな。バチ当たるぞ。

 

「お父さん、甘味処行きたい」

 

「昼行くか」




そんな感じの最終回
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