SCP財団css再現テンプレ集 作:唐揚げの狐面なゴリラ
随時更新する予定(?)
RAISA警告文
DoMC警告文(ほぼヒント)
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+ 同時に回収された文書(一部編集済み)
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補遺:最後の1文はインクの分析により襲撃当日に書かれたことが判明しています。
実験記録
実験記録SCP-024-JP-1 - 20██/██/██
事案ログ、インタビュー記録
補遺3128.1: 事案ログ
► アクセス SCP:/3128/事案/007.log
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O5議決表
報告書
テーブル
おまけ
先輩と後輩の二人が静かなオフィスに向かい合って座っていた。部屋の隅にはシュレッダーが無機質な音を立てて動いている。後輩は少し緊張した表情で、神話部門から送られてきた文書を手にしている。
「先輩、あのーーー。」
後輩が少し躊躇いながら言った。
「なんだい?██君。」
先輩は書類から顔を上げ、後輩に目を向けた。
「ええと、このオブジェクトに関連する可能性があると神話部門から送られてきた██と██に関する考察っていう文書なんですけども。」
後輩は手元の文書を見せながら言葉を続けた。
「ん?ちょっと待ってくれ。」
先輩は文書を受け取り、その内容を読み上げ始めた。
”ーーー██と██には幾つかの類似点が見受けられる。その例が中世ヨーロッパ、特にゲルマン民族を中心にして見られた██の文化的特徴と、全盛期の第一次世界大戦より規模を縮小しながらも根強く定着している██教の██派に存在する教義である██-████である。これらの共通した視覚的特徴は底部や内部側面に存在する精工につくられた細部にルーツは異なるが同様の権能を保持する神が見られること、そして何れも神学的意味合いをもつ物品を象っている、ということである。材料的特徴としては木、銅など鉱物に木品を絡め合わせて全体の見栄えに調和を図るという、かなり珍しい手法を使用している点だろう。さらにこれらの理由は成立した歴史、経緯に様々な共通点が見受けられる、という点でもーーー”
「ーーー何だこりゃ、神話部門はいつもこんな間違い探しならぬ共通点探しでもしているのか?」
先輩は文書を読み終えると、苦笑いを浮かべた。
「ということは、この文書はーーー」
後輩が問いかけた。
「不必要、ということだな。残念だが。」
先輩は肩をすくめて言った。
「ええー、折角読み込んだのに...」
後輩はがっかりした様子でため息をついた。
「良い時間潰しにはなったんじゃないか?シュレッダーに直行だが...」
先輩はシュレッダーのある方向を見やりながら、冗談めかして言った。
「あぁー...」
後輩はしぶしぶシュレッダーの方を見やった。時間をかけてまで読み込んだものがシュレッダーで瞬く間に細断されると考えるとどうにも悲しくなってしまうのだ。
「要件はそれだけか?」
だが先輩はそんなことはどうでもいい、と言わんばかりに後輩に尋ねた。
「あ、そうです...いや、少しありました。」
後輩は少し考え込んだ後、答えた。
「何だい?言ってみたまえ。都合よく部門長は不在だからな。時間はたくさんある。」
先輩は机に肘をつき、リラックスした様子で言った。
「ではお言葉に甘えて。先輩、少し気になった、というか疑問に思うことがありまして。」
後輩は真剣な表情になり、話を続けた。
「ほう?君が疑問に思うことか?自己解決に拘る節がある君にしては珍しいな。」
先輩は少し驚いたように言った。
「SCP財団って言うじゃないですか。」
後輩が切り出した。
「ああ。そうだな。」
先輩は静かに頷いた。何よりも替えが効かない、自分自身が勤める場所。その重要性は働いている本人が一番分かっている。故にその重要性を後進である後輩に正しく伝える、という意味でもこの組織についてはできる限り理解しているつもりだ。そして今、その理解を伝授する時が来たのだ。
「財団、っていうのは私の勝手な私見なのですが、財産、もしくは資金の集まりで出来た団体のようなものだと思っていて。その資金には必ず根本である、出元があるわけですよ。当たり前ですが湯水のように金が湧き出るわけないので。そんで持って、このSCP財団の場合、その資金の出元はどこなんだろうって思ったのです。」
そして偉大な先達に比べたら遥かに無知である後輩は真剣な表情で尋ねた。
「ほぉ、聞いてみたら実に良い質問じゃないか?君も偶にはそんな考えを持つのだね、少し見直したぞ。」
先輩はにやりと笑った。
「普段私はどんな見方をされているのでしょうね...?」
後輩は困ったように笑い返した。
「それは知るべきことではないだろ、今君が知るべきことはここの金の出元だろ?」
先輩は少しからかうように言った。
「言い方が悪いですね...まぁそうですが。」
世の中には知って良いことと悪いことがある、そのことぐらいは分かっている後輩は肩をすくめて答えた。
「じゃあまず財団の意味を知るべきだな。財団の元々の意味はさっき君が言った通り、財産や資産が集まってできた団体、言い換えれば金の集合体だ。」
懇切丁寧に、一つづつ、先輩は説明を始めた。
「そうなりますね。」
後輩は納得したように頷いた。
「でもだ、少し甘い。財団以前に、金っていうのは勝手に集まらない。ならどうして集まる?」
先輩は問いかけた。
「どうしてって...?そりゃそのほうが利益になるからじゃないんですか?」
後輩は少し考えてから答えた。
「その通り、利益になるからだ。利益になると判断した人が出資して金が集まり、財団となる。んでもって、人が利益になるって判断したからには財団側も何もしないわけにはいかないだろ?」
先輩は言葉を続けた。
「そりゃ利益になりませんからね。何かしらの利益を上げて還元しないと...」
後輩は当たり前だ、と言わんばかりに頷きながら言った。
「そうだ、利益を上げるために何かしらをしなきゃいけない。その何かしらが財団からしたら大切ってことになる。」
先輩はさらに説明を続けた。
「何かしらって...あ!」
後輩は急に思いついたように叫んだ。
「そうだ、目的だ。この目的をスローガンにして金を集めて財団として活動することで成立、維持させなきゃいけない。」
先輩は満足そうに頷いた。
「なるほど。つまりは財団っていうのは目的を持って活動する金の集合体のことってことですね。」
後輩は納得したように言った。
「まぁ、言い方は悪いがそういうことになる。んでもって、SCP財団の目的といえば...?」
先輩は次の質問を投げかけた。
「名前にある通り、Secure,Contain,Protect。訳して確保、収容、保護ですね。」
後輩は自信を持って答えた。SCP財団の大三原則だ、言えなければ財団職員の名が廃るというもの。
「そうだ、これを目的として我々は働いていることになる。これで給料が出るから我々は温かい飯が食えるし、」
先輩は続けた。
「柔らかいベッドで安眠できるってわけですね。先輩。でもこれって利益にはならないような気がするのですが?」
後輩は少し疑問を抱いたように尋ねた。
「それはNOだ、██君。考えてみたまえ、利益というのは金に直結するだけじゃないのだ。意味として、見えないところでも利益というのは発生するものだ。金は生まれないが確保、収容、保護をし続けて利益となるのは何処だ?」
先輩は真剣な表情で問いかけた。
「ええと、金に直結せずに利益となる所...ですか。難しいですね...我々財団職員は違いますし...」
後輩は考え込んだ。
「言い換えてみようか、SCP財団が存続し続けることで笑みを浮かべる場所と言えばどこだ?」
先輩はヒントを与えるように言った。
「そりゃニッソとか東弊とかじゃないですか?あいつ等そんなイメージありますし。例の博士は一
周回ってサイコですけども。」
後輩は答えた。
「そうだな、あいつ等は後処理を持たせたり偶に送り付けてくることすらあるからな。良いゴミ箱代わりだとでも思ってニヤニヤしていることもあるかもしれないな。」
先輩は心底迷惑だが、と苦笑した。
「ん、でもそれじゃSCP財団はあいつ等のためにあるってことになりますけども...?」
後輩は疑問を投げかけた。
「違ぁう!」
先輩は急に声を張り上げた。
「ウワッ、急に大声出さないでくださいよ、そんなこと決してないってことぐらい分かってますよ。」
後輩は驚いて後ろに少し引いた。
「おっと、失礼。正解を言うと、一般市民だ。」
先輩は少し照れた様子で言った。
「一般市民?どういうことです?」
後輩は首をかしげた。
「正常性を維持し、異常を包み隠すヴェールを維持する。これだけで一般市民は守られてきただろう。」
先輩は説明を始めた。
「そうですね、保護っていうのはオブジェクトの保護でもあり、一般市民の保護でもありますからね。命大事にって言うのはホントいい言葉ですよ。」
後輩は納得したように言った。
「そう、命を守る、それは言い換えれば利益になっているとも言えるのだ。」
先輩は続けた。
「え、それは一体どういうことです?」
後輩は驚いた表情で尋ねた。
「あー、社会還元と言えばわかるか?」
先輩は説明の方向性を変えた。
「え、もしや国から金貰ってるんですか?」
後輩は少し驚いて尋ねた。
「実は少し、雀の涙程貰っているらしいけどそこは知らん。そういうことじゃなく、財団フロント企業だ。」
先輩は笑みを浮かべながら答えた。
「ああ!成程!財団フロント企業から得た利益を回してSCP財団の資金とする、その利益の元は消費者である一般市民ってことになりますね。」
後輩は興奮気味に言った。
「消費者が財団フロント企業に金を落とす、その金は財団の物ってわけさ。それで、その金を確保、収容、保護に使う。このサイクルだ。」
先輩は頷いた。
「おお、良循環じゃないですか!これって!」
後輩は感心したように言った。
「そうだ、これが互いにとっての良循環になっているのだ。守る代わりに金を出す、金を出す代わりに守る。このサイクルだ。って訳で、SCP財団の出資者は一般市民。これにて終わりだな。」
先輩は締めくくった。
「へぇ~、凄い仕組みですね、これ。改めて考えるとこれってここで働くこと自体が一般市民への還元に貢献できるっていうことになりますよ。」
後輩は感心して言った。
「そうだな、ってことでサッサと無駄話も終わりにして業務に戻るべきじゃないか?」
先輩は少し真面目な表情になった。
「んー、あー、そうですねぇ...あー...」
後輩は少し悩んだ様子で言った。
「一般市民への還元に貢献できるんじゃないのか?」
先輩は先ほど後輩が言った言葉を言って促した。
「いや、言葉にすると簡単でも自分の身になると途端に苦しくなるもので...」
後輩はそれとこれは違う、と少し弱音を吐いた。
「弱音を吐くな、幾ら嘆いても書類が尽きることはないんだ。早く社会還元すべく書類に目を通せ。」
先輩は軽く叱咤した。だが決して怒ってはいない、激励、という意味で叱咤したのだ。
「あー、いやぁー...」
だが後輩は嫌そうな顔をした。仕事は弱音を吐かなくてはやっていけないのだ。
「ほら、これだ。嫌そうな顔する奴にはこの書類渡してやる。」
先輩は手元の書類を差し出した。
「ええと...?ええ...?」
後輩は書類を受け取り、その書面を軽く捲りながら目を通す。そこに生まれた感情は困惑だ。
なぜって、社会還元と全く無縁に見える文字列しかないからだ。
これで何の意味があるというのだろうか?
「どうした、期日は今週末だぞ。」
だが一度渡されて目まで通してしまった書類はもう戻せない、それは暗黙の常識でも、意地でも、プライドに傷が付くことだからだ。
そのことを重々知っている先輩は少し笑みを浮かべた。
「くそぉ...」
後輩は仕方なく文書に改めて詳しく目を通し始める。
「ほらほら、早く早く。」
先輩は渡してもいまだ残る書類に取り掛かりながら、軽くせかした。
「ちくしょーっ!」
その結果、後輩も遂に叫び声を上げながら胸ポケットからペンを取り出して書類に取りかかった。
そうして、二人は再び静かなオフィスで業務に戻っていった。オフィスの空気には、二人のやり取りが残した少しの笑いと、それでも終わらない仕事の重みが漂っていた。
デザイン元:
SCP-5153:「隕石が来たぞーッ!」
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マイケルズ博士:マイケルズ博士は危険に晒されていません
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SCP-024-JP:カラオケBOXES
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SCP-3179:子孫
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SCP-3199:誤れる人類
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