万丈「おい戦兎、俺の出番少なすぎんだろ!最後にちょっと出たくらいじゃねえか。」
戦兎「もう、サブキャラなんだからこの扱いくらい慣れろよこのバカ。」
万丈「バカって何だよ!せめて、筋肉つけろよ。」
戦兎「あのな、何でも筋肉つければいいってもんじゃねえんだよ。」
万丈「てか、新世界にいけないにしても、飛ばされる世界違いすぎろだろ!似てるピンク色のやつのとかあったろ!!」
戦兎「うるっさいな!それはもう物理学を超越したパンドラボックスのエネルギーがこうほらなんかガガーンってなってギーンって感じだよ。」
万丈「擬音だらけで何もわかんねえよ。本当に天才物理学者か?」
戦兎「天才には天才の表し方があるんだよ、ほら第二話行くぞ。」
万丈「相変わらず雑だな。ってか俺出番はどうしたんだよ。」
一つの声により、戦兎と万丈の再会の空気に鋭い声が差す。
ヒフミ「え、その声は!?」
戦兎「先生?俺が?」
戦兎は困惑する。この学園都市キヴォトスに桐生戦兎を知る存在などいるはずがない。どのようなことが起きようと自身の名を呼ばれるようなことはないはずだった。
万丈「さっきからこいつがわけのわかんねえこと言っててよ。さっき俺がすげーでけぇタワーの近くで目覚めた時に話しかけられて、急にあなたが先生ですか?ってわけのわかんねこと俺も聞かれるしでよ」
そう言う万丈を無視して白いワンピースにコートを着た黒髪のロングヘヤの少女が口を開く
???「ここで立ち話していても何ですから、今から向かう目的地シャーレ部室までの道のりでお話しましょう。」
彼女はここに来るために乗ったであろう車を見て言う。おそらく、彼女の言うシャーレ部室にはこれで向かっていくのだろう。
戦兎「わかった。万丈もほら、行くぞ。」
自身の発言を無視されたことを少し不満に持つ万丈を引っ張って、車へと向かおうとする。
万丈「ちょっ、離せよ。お前新世界を本当に創造したのかよ。明らかに前の世界にはなかった変な光みたいなのが浮かんでる奴か、二足歩行の犬だとかそんなのしかいねぇぞ。」
戦兎「そういえば、お前にはまだ言ってなかったな。この世界が何なのか。」
七神リンという少女に少し待っててもらえるよう頼むと、渋々了承してもらえたので、戦兎は万丈にこの新天地キヴォトスについての説明を行うことにした。(その前にヒフミには既に用は済んだために返した)
ーー数十分後...
戦兎「はぁ、やっと理解できたか。」
万丈「やっと理解したぞ。つまり」
戦兎「言わなくていいぞ。話進まないから。」
そう言って万丈を引っ張り車へと向かう。
少し、機嫌の悪そうな七神リンが乗り込む時に見えた。
リン「随分と長くお話しされていたようですね。」
戦兎「すまない、こいつに対してこの場所についての説明をしてやらないと行けなかったからな。」
リンは少し驚いた顔をして戦兎に聞く。
リン「もしかして戦兎先生は既にこのキヴォトスについての情報は既にお知りになっているのですか?」
戦兎「さっき、いた生徒のヒフミから教えてもらった。」
彼女からの情報はかなりの量で、万丈に教えるのも少し手間取るものだった。彼女はそんなに教えららないとは言っていたが、万丈がかなりの回数でショート仕掛けたのを見るに彼女なりの謙遜だったのだろうと戦兎考えた。
リン「それならよかったです。本来なら、この車での移動時間のうちにこのキヴォトスについてお教えするはずだったのですが、その必要はないようですね。でしたら、先生が所属する連邦捜査部
戦兎「それはいいんだが、先生って俺は何で言われてるんだ?」
彼女がシャーレについての説明を行う前に戦兎は一番の疑問をだす。
リン「実はそちらとも関係がありまして。まず先にシャーレについてご説明いたします。」
彼女はそう言って言葉を連ねる。
リン「連邦捜査部
万丈「ホウキ掃除だかしらねぇけど、それがどう先生に関係するんだよ。」
万丈がいつものようにバカ丸出しでそのようなことを聞く。
リン「そのシャーレの顧問は連邦生徒会長によって定められるのですが、それが、桐生戦兎先生なのです。」
彼女は万丈の言葉にただ冷静にそう返した。
戦兎「連邦生徒会長直々に指名というわけか。で、その連邦生徒会長はどこにいるんだ?」
リンは深刻そうな表情をしながら重々しく告げた。
リン「それが、連邦生徒会長は少し前から失踪しておりまして...。」
自分自身を指名した謎の連邦生徒会長の失踪と、同時に先生という存在が現れるというのはタイミング的にもかなり虫が良すぎるように感じた戦兎。
戦兎「余りにもタイミングが良すぎるんじゃないか?」
戦兎は今までの経験から自身が騙されている、もしくは彼女自身も騙されているのではと考える。
リン「はい。ただ、連邦生徒会長の机には二つの位置情報がありまして、それを辿ると万丈さんと戦兎先生がいらっしゃったのでもしかすると先生への引き継ぐことを前提として失踪したとは考えております。でもなぜこのような強力な機関を、私たちが知らなかった戦兎さんらを指名したのかは分かりませんが。」
彼女は少し焦って補足する。戦兎自身が少しこの話に疑いの目をかけていることに勘づいたためだ。戦兎は彼女の言葉からは騙そうとする感情よりも解決してもらいたい問題があって先生を頼っているように感じる。そこから少し考え、戦兎は答えを出した。
戦兎「わかった。その先生という立場に立とう。」
万丈「まだ、ここについて詳しく見てねぇのにか?」
万丈が少し心配を含んだ様子で戦兎に聞く。
戦兎「最悪だ...。本当なら、もう少し周りの様子をみてなるべきだ。だけど、」
彼はリンの方を向いて言う。
戦兎「困っている奴をみすみす見逃すわけにはいかないからな。」
リン「戦兎先生...。」
そう言った後に戦兎は万丈の方を見る。
万丈「何だよ、急にこっちみて。」
戦兎「七神リン、条件が一つある。」
リン「何でしょうか?こちらとしては、できることなら何でもいたしましょう。」
彼女は先ほどの戦兎の発言から少しは信頼したためか少し柔らかな口調で言った。
戦兎「この筋肉バカの万丈も先生としてやってくれ。」
万丈「へ?」
リン「え、」
リンはそんなことを?という顔で戦兎を見る。万丈は俺も?という風な顔をしながら戦兎の方を見る。
戦兎「こいつは馬鹿でどうしようもないやつだが、いざって時は頼りになる奴だからな。こいつも先生として一緒にいさせてやらねえとな。」
万丈「戦兎...。」
戦兎「ただし、お前は副な!」
万丈「戦兎...。」
リンは少し先程の空気はなんだったんだと呆然とした表情をするが、即座に切り替えて戦兎の言葉に答える。
リン「その点でしたら、問題はないかと思われます。戦兎先生が了承すれば、この権限の譲渡や共用はある程度可能だとは思いますので。」
戦兎「なら早速、天才的グレートティーチャーとして問題を解決しないとな。」
リン「ええ、早速先生方には問題に取り掛かっていただきます。少し前から、この車の進行ルートを変えておりまして、シャーレの部室へと向かっ」
その時、爆発音が起きたと同時に戦兎たちが乗っていた車が横転する。
戦兎「大丈夫か?リン?」
リン「はい、私の方は大丈夫ですが、先生はお二人ともご無事ですか?」
戦兎「俺も筋肉バカも無事だ。」
万丈が誰が筋肉バカだ!と言っているが、それを無視して外を見渡すとスケバン集団が周りに集まっているようだった。
リン「あれは、まさか矯正局を脱出した生徒!?どうしてここに!?」
戦兎「このタイミングでやってくるってことは目的は俺だろうな。」
リン「先生は隠れておいて下さい。今すぐ応援を呼びます。」
戦兎「その必要はない。俺が戦うからな。」
リン「え?でも先生は私たちと違って武器など持っていないはずでは...。」
戦兎「まぁ見てろ。」
そう言って戦兎は車から飛び出して、ビルドドライバーを取り出す。
万丈「何一人で解決しようとしたんだ。俺にも戦わせろ。」
戦兎「ああ、行くぞ」
そう言って、二人はビルドドライバーを腰にかざした。
今更なんですが、結構文が拙い部分もあると思うのですが生暖かく見守っていただけると嬉しいです。
感想評価お待ちしています。
2024/9/30 リンと戦兎の会話を少し修正しました。
今後の展開で他のライダー作品のアイテムまたは組織を登場させても良いか?
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誰が投票すると思う?万丈だ(どちらでも)