「俺はな!お父さんって呼ばれたいんだよ!」   作:フウカの父

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お正月フウカを引けなかったオリ主とフウカのお話。


日常 2

 

初詣、それは僕にとって憎むべき…まさに親の仇(死んでない)だった。

 

なぜなら、数多のゲームが同時に正月限定のイベントやガチャを行うからだ。

 

数多…?木原?木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!(発狂)

 

 

 

 

…話をしよう。あれは今から36万…いや、14000年前の出来事だったか…。

 

まぁ良い。私にとってはかなり前の事だが、君たちにとっては多分…去年のお正月の出来事だ。

 

 

 

 

 

_________________

 

約20年前の出来事

 

 

 

 

見ていてくれたかい ドレスヒナ。今度もまた外したよ。ミカの時みたいに外したよ。

 

でも、君の時みたいな爆死はしなかった。僕は大勢の☆3を手に入れたよ。

 

…天井まで行ってしまったら、次にどれだけの影響が出るか分からない。

もしかしたらセイアが出るかもしれない。

 

…正月フウカを諦めるだけでそれは防げるんだ。

 

だから、だから…フウカ、ぼくは…  うわああああああああああああああああああああああ!

 

ふざけるな! ふざけるな!! 馬鹿野郎ォォォォ!!!!!! うわぁぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

イベント終了間近、僕は友人と二人でブルアカの話をしていた。

 

「なんだよそれ、(正月フウカ)あきらめたのかよ?」

 

友達が不満そうに聞いてくる。

 

「うん、残念ながらね。無料で手に入る石は数量限定で、足りなかったんだ」

 

 

「…お、おう。…俺は、手に入れたけどな。」

 

 

 

 

「…お前を殺す」(デデン!

 

 

「…」

________________

 

 

 

 

「まさか、こうなるとはなぁ…」

 

今、僕の横を歩いているのは着物のフウカ…正月フウカだった。

見覚えのある髪飾りが視界の端で動く。

 

「人多いですね…」

 

狭い神社に似合わない人波の中を進む。

 

…普段はこんなにも来ないのに…正月だけ好きにされる神様か・・・・・

 

「私の事、都合の良い女(神)だと思ってるんでしょ?」っていう神様もありだな。

 

CV:東○奈央で黒髪ロングだといいなぁ。

 

負けヒロインの匂いがプンプンするぜッーッ!

 

 

 

「わっ。ま、待って…

 

声の方向を見ると人波に飲まれそうになっているフウカがいた。

 

「ほら、摑まって」

 

僕は手を差し伸べ、握りしめるとフウカを人波から脱出させた。

 

 

 

少し疲れたので、二人でベンチに座る。いまだ、手を握ったままだった。

…ポケットに突っ込んでいないと手がかじかむ…。凍えている自分とは違って、フウカは余裕がある。

 

「…フウカ。手、寒くないの?」

 

外の気温は正直言ってかなり寒い。冬の日本海側ほどの雪は降らないが、寒さは匹敵している。

 

「寒くないですよ、むしろあったかい」

 

フウカはかなり余裕そうだ。…料理してる人は皮が厚そうだからかな…

そういえば、うちのばあちゃんは温度感覚壊れてたなぁ。風呂も料理もとても熱かった。

 

 

 

…時の流れを感じるなぁ。

 

 

「フウカも随分成長したな...」

 

手も随分大きくなった。

 

「……そうですね..。」

 

二人で昔を懐かしむ。

 

 

 

 

でも…暇だなあ。

人の数はまだまだ多くコロナ禍前の京都並みだ。

 

 

 

境内を歩く巫女さんを目で追っているとおみくじが目に入った。

 

 

「おみくじでも引くか?」

 

「…うん。」

 

 

お金を入れて、おみくじを手に入れる。

 

 

結果は…

 

す、末吉…。び、微妙だな。

 

何とも言えない顔をしている僕と対照的に嬉しそうなフウカ。

 

 

「やった!大吉…」

フウカは大吉か…。

ゲヘナ入ってからはきっと凶だろうな…。腹違いの姉とフウハルやっとけ。

 

 

 

 

 

何時の間にか境内の人々が少なくなってきた。

 

二人で賽銭箱の前に立つ。

 

「お願い決めた?」

 

「…うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り道、道のど真ん中で誰かが騒いでいる。

 

 

「あぁん⁉

トリニティのお嬢様がなんでこんなとこ来てんだよ!」

 

一般ゲヘナ生と…

 

「いや、ここはゲヘナでもないだろう。何の問題が…」

 

ん…?聞いたことの無い声だ..。

 

ということは一般トリニティ生か…

 

 

…ああいつものね(達観)

 

こういう事は口で言ってもどうしようもない。

 

しかも、この手の根強い憎しみは本当にどうしようもない。

仲良くしようとしたら味方から撃たれるくらいだからな…。

なんで、いがみ合うのかねぇ…。

 

 

 

さ、無視無視。

横を通り過ぎようとする。

 

 

 

「おいお前、何見てんだよ!?」

 

えぇ…何か絡まれてたんだが…治安悪すぎだろ!

キヴォトスかよ…キヴォトスだったわ。納得。

一般ゲヘナ生よォ…

 

「ちょうどいい。おい、ちょっと金かしてくれよ。1000くらいさぁ。じゃねえと…」

 

ファッ⁉

 

「十四万!?うそやろ?」

 

「そんなに言ってねえよ!」

 

おっと、怒らしてしまった様だ。なんでかなぁ~。

 

喧嘩か…

 

僕は本当の紳士を目指しているから…

紳士は勇気を持って戦わなくてはならない時があるからだぞッ!

 

べ、別に喧嘩をしたかった訳ではない。僕の後ろには守るべき者が居るからね、しょうがないね。

 

「…フウカ、僕の雄姿を見といてくれ。」

 

 

 

 

お互いに戦闘態勢に移行する。

 

 

 

 

 

「おっと、やんのか?いいぜ来「ソルトスプラッシュッ改っっ!!」がぁぁっ!目がぁ!?!?」

 

 

 

「ソルトスプラッシュ改っっ!」と叫びながら相手の顔面だけに塩を投げつける。

霊〇の必殺技の改良である。

 

 

なんて奴だ…」「罪悪感なし!」「なんだこれは…たまげたなぁ…

周りがざわつく。だが、止まらない。

 

いや、止まるんじゃねえぞ..。

 

 

 

「てめえ。絶対ゆる「七味パンチっ!」ごああああああ!」

 

 

「七味パンチ」と叫びながら、腹パンのフェイントを掛け、油断している相手の口に七味を大量に流し込む。

またも霊〇の必殺技の改良である。

 

 

このスケバンが動かなくなるまで流し込む。

ホラホラホラ、七味美味しいだろぉ!?!?

 

「あなたを脅迫罪で訴えます!理由はもちろんお分かりですね!あなたが僕を脅し金品を奪おうとしたからです!覚悟の準備をしておいて下さい。ちかいうちに訴えます。裁判も起こします。裁判所にも問答無用できてもらいます。慰謝料の準備もしておいて下さい!貴方は犯罪者です!連邦矯正局にぶち込まれるのを楽しみにしておいて下さい!いいですね!」

 

 

 

倒れるスケバン。そして、僕は決め台詞を言う。

 

 

「てめーの敗因は…たったひとつだぜ………

 

たったひとつのシンプルな答えだ………

 

 

『てめーはおれを怒らせた』」

 

 

 

 

 

 

ククククっはっはっはっはっは!ついに、キヴォトス人に勝ったぞ!

 

                悲願達成!

 

見たか!と〇さか、え〇や!真の天才ってのはこういうのを言うのさ。

あぁ~この気分から覚めたくねぇ~

 

「おい、フウカ見たか!ヘイローなしの…あれ?」

 

…もう誰もいなくなっていた。

 

 

彼は知らない。蹂躙されるスケバンを見ていられずに逃げるように人々が去っていったのを。

その人波の中を他人のフリをして去っていったフウカの事も。

 

「…みんな、消えちまったのか…?」

 

まるで、この世界から誰もが居なくなってしまったような気分だ…

 

 

 

 

 

「…すまない。助かったよ。」

道の真ん中で体育座りをしていたら、突然話しかけられた。さっきのトリニティの子だろうか…。

 

「いや、気にす…っ!?」

相手の顔を見て絶句した。

 

「良かったら、お礼させてくれないか?さっき良い店を見つけたんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、どうしたん?セクシーセイア…さん。」

 

喫茶店の中向かい合う席に座る。

 

「すまない。

…でなくてだね。君は検討ついてるんじゃないのかい?」

 

冬だというのに、窓からの太陽光に汗ばむ。いや~ι(´Д`υ)アツィー

 

「…養育費は払ってるよな…。う~ん。なんだろうか…。」

 

もしかして、また慰謝料請求か!くぅ…やる前から負け確定じゃん。

 

そうすると、セイアは急に顔を赤らめた。

 

「その、最近体が変で..なんだか、別人の様でね。…淫らな夢を見るんだ。」

 

え、淫夢?           「アリスやめなって!」

 

 

 

「その…医者に診てもらったら、この奇妙な体質は親からの遺伝だと言われて…原因が母親じゃないから。会いに来たんだ…」

 

なるほどね..。どう考えてもあれだろう。

 

「何とかなるよ、それ。というか、知ってて来たんでしょ。」

 

 

今、僕の体には神秘もどき(性欲の塊)が少し流れている。

それをばらまいた()ことで、体を流れる量が減り落ち着いたのだ。

 

そして、これは遺伝する。この性欲たちは地球の男たちの性欲だから、女の子は何の役にも立たないのだが…。

まぁ、他の人たちよりも精力的になる程度だろうか。

 

もし、それを持った男が生まれれば…。OMG!!

 

だから、女性は普通はならないんだがなぁ…。虚弱体質なのかな..。

 

 

「あぁ、何とかしてくれると分かっていたからね。」

 

「分かった、すぐ終わらせる。」

 

やることは簡単で、セイアから余分な精力を吸収するだけだ。セイアの頭の上に手を載せる。

 

 

 

 

 

「…何だか、若くなっていないかい?」

 

不思議そうにセイアが呟く。

 

「…胸の中がパンパンだぜ。よっぽど我慢してたんだな。」

 

…これが最初で最後の娘との共同作業だと思うと涙が出そうになる。

 

「・・・・・何だか、その言い方だと..。いや、何でもない。」

 

コーヒーをすする。

 

「ところで、私にはいったい何人の姉妹がいるんだい?」

 

うわ、答えたくない。全力で嫌な顔をする。

 

でも何人いたっけな..。

ひぃ ふぅ みぃ…ひぃぃぃふぅぅぅみぃぃぃぃ!

 

「...そう。じゃあ、帰るとするよ。最初で最後のさよならだ。」

 

「そうか...」

 

最初で最後か。

 

…なるほどな。

 

 

 

 

 

「...何も聞かないの?」

 

喫茶店の会計を済ませて、店から出た時セイアが話しかけてきた。

 

「…もし、ここで仲良くなったとしても。もう少しすれば死んでしまうからね。」

 

 

…小さい頃、祖母の姉の葬式に行った。

まるで、まだ生きているかのように眠るあの人を見て、

少し話をしたくらいでそこまで仲が良くなかった僕も寂しくなった。

 

それだけじゃない。

 

その後に、大叔父が来た。僕は会えなかったけれど写真を見ることはできた。

優しそうな顔だった。

 

その一か月後に亡くなったと聞いた時、会ったことが無いのにとても悲しくなった。

 

もし、仲が良かったら。もっと悲しかっただろう。

 

だから、棺桶に片足を入れている自分とは会わない方が良かったのだがな…

 

 

「…そう。…じゃあ、最後に握手をしてくれない?」

 

手を差し出される。

 

「お元気で…」

 

…ある修道士を思い出すなぁ。

 

「もうこんな得体の知れない...。悪人かもしれない人には会っちゃいけないぜ。」

 

 

見えなくなるまで、セイアを見送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________

 

セイアから貰ったエネルギーが寿命を延長してくれると同時に若返りの効果があったようで、

 

「…若くなった?」

 

「おい、フウカそれだと前まで老けてたみたいじゃないか…。」

 

やっぱり結構変わったのかな?

 

「そういうわけじゃないんですけど…」

 

そう言いつつも顔をジロジロ見てくる。何だか照れるな…

 

「へへっ…そう見るなよぉ。」

 

思わず笑う。それに驚くフウカ。

 

「…笑った顔久しぶりですね…もう一回見せてくださいって、なんでそらすの…」

 

 

悪いな、フウカ。僕の表情筋は死んでいるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何気ない日常は永遠には続かない。だからこそ、大切に…大切に生きていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

_________

 

「彼が父親か...。」

 

独り言をつぶやく。

 

「会えば・・彼なら何とかしてくれるという事くらい。知っていたし、そして会わなくても“何とかなる”という事も知っていたさ。」

 

ただ、会いに行ったのは…。彼と...。そして、数多の姉妹と暮らしている自分を夢で見たから…。

夢の中の私が、彼に懐いている様だったから...。一度会ってみたかった。

 

「“悪人かもしれない人には会っちゃいけないぜ。”か…。この世界の彼も、悪人ではないらしいな。」




セイアには淫夢を見ていてほしいそんな事を思ってしまったんだ。。


後、基本的にオリ主君は娘とはあまりうまくいきません。

まぁ、客観的に見れば浮気しまくってるろくでなしなので。

世話好きな娘かよっぽど優しい娘でないと、向こうから近づかないので、

そこまで、悪い人では無いと気づける娘は少ない。

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