「俺はな!お父さんって呼ばれたいんだよ!」   作:フウカの父

24 / 27
高評価を付けてくださった


☆10 怠惰の化身だよ さん

本当にありがとうございます。
励みになります。




絆ストーリー(独自)

 

「ふぅ~。やっと終わった」

 

ゲヘナでの大仕事を終え、大きなため息をつく。

 

いやぁ、今回は大変だった。

思い返すと、イオリの足

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

イオリの足舐めたい

 

 

 

 

 

あぁ...自覚していなかったが、どうやらかなりの疲労が蓄積されている様だ。

 

・・久しぶりに眠るとしよう。

 

目が覚めたら、きっといつも通り業務が溜まっているのだろうなぁ。

 

 

 

「うぅん・・・。もう朝か*1。・・あれ?」

 

寝ている間にも新たな仕事は来ていない。

 

・・妙だな。

 

さては、起きた瞬間に

開けろ!デトロイト市警だ!!!(迫真)と新たな仕事が突撃してくるか…。

 

 

 

こ、来ない。という事は、本当に…。休日という奴なのか?

 

あれほど待ち望んだ余暇なのに、あの気持ちは嘘だったのではないかと思う程心は動かない。

自分の中のやる気スイッチがオンのままなのだ。まさに社畜魂である。

 

・・こんな気分なら、いっそのこと誰かを手伝っていた方が良いような気がした。

 

 

そう思いながらゲヘナを歩いていると、騒がしい..。いや、いつも色々騒がしいが今日は特に騒がしい。

 

「ん..?給食部か?」

騒ぎの現場は給食部の様だ。

 

なるほど、さてはまた美食の子達が何かをしているな。そう思いながら足を進める。

 

 

__________________

 

愛清フウカ・牛牧ジュリ 絆50達成 特別タッグストーリー開始

 

(ん?何か聞こえたような…。まぁいい。とにかく給食部の元に行こう)

 

 

 

 

「…なんだこれは…」

 

違っていた。あの声は…いや叫び声は、

 

「あっ、先生。」

 

化け物の顔の様な料理*2を運んでくるジュリ。

 

此処で倒れている彼女たちは…。

 

「ふ、フウカはどうしたの?」

フライパンの料理?をこちらに向けながらジュリは言った。

 

「フウカ先輩が生家のお掃除に行っているので、私が代わりにしています。」

 

あっ…。そういうことか…。

 

「良ければ先生。フウカ先輩に忘れ物を届けてくれませんか?もし出来ないならせめて私の料理の味見を…。」

 

・・私は遠慮しておくよ。

 

「今回は大丈夫ですよ。なんせ調味料を全部入れましたからきっと美味しいはずです!」

 

 

「届けに行きます。」

迷いもせず、そう即断した。少なくとも、あの料理?を食べる自信が無かったのだ。

 

そのままジュリに荷物を渡され、いつの間にか鉄道に乗車していた。

 

まぁ、偶にはこういうのも悪くないか。

 

右に流れていく景色はありふれた風景で、それらを見ようとして起きるほどの気力は無かった。

 

意識は瞼とともに落ちていった。

 

 

 

 

 

 

「…ZZZZZ。…なっ⁉ね、寝過ごしたか?」

 

急いで時間を確認する。

 

…よかった。どうやらまだ着いていないらしい。

 

しかし…かなり遠くなんだな。

目的地に近づくほど高層建築は少なくなり、それらが遮ってきた景色を見せる。

 

「..綺麗だな」

 

普段はコンクリートの景色に慣れているからか、自然を見ると何だかいつも以上に楽しく感じた。

 

それに、今時珍しい燃料を使っている鉄道とは…。

 

 

 

 

 

「…終着駅とはね…。」

今日帰れるのだろうか?そう思い駅前を見渡す。

小さな規模の商業施設やホテルのある至って普通の街並み。

普段の都会の街並みに見慣れている自分にとって、それらは逆に印象に残った。

 

 

「後、十数分くらい歩くのか...。」

地図を見ながら歩き始める。

 

 

駅から離れるほど、建物の数は減っていき。民家や畑などが並ぶ長閑な雰囲気が漂っていた。

何だか爆発の音が聞こえない事が逆に不安になってきた。

川沿いの桜並木を眺めながら、坂を上り切る。

 

「此処か…。」

何だか古い...でも何故か懐かしい。そんな家が目的地だった。

 

「フウカ~。居るの?」

玄関から声を掛ける。

 

「あれ?先生?どうしましたか?」

 

自分がここに来た経緯をフウカに話した。

 

 

「わざわざ忘れ物を…。ありがとうございます。」

 

「いや、大した事ではないよ。それより、フウカ手伝うよ。」

 

 

掃除の手伝いをしながら、フウカと話をする。

この家に、父親と一緒に住んでいた事。今は誰も住んでいない為、定期的に掃除に来ている事。その他いろいろな思い出を語ってくれた。

 

 

話しながらしていたせいか、2人でしたお陰か、掃除は思ったよりも早くに終わった。

 

「・・そういえば、一度だけ。家出をしたことがありました。」

 

フウカが家出か・・。考えられないな。

 

「昔…冬の頃に、お母さんの事を思い出して。もう一度会いたくて、何だか走れば行ける様な気がして…。

そうしたら迷って…帰れなくなっちゃって・・。」

 

 

フウカが写真を手に取る。

 

 

 

 

「その後、探しに来た父が言ったんです。

『いや、そこまで疲れてないよ。すぐに見つかったし』

肩で息をしながら。小さな声でそう言ったんですよ。

あの人の耳は痛々しい程真っ赤だったのに・・なんてことはない顔をして迎えに来てくれて・・」

 

 

素直じゃない。でも優しい嘘だった。

そう呟くフウカ。

 

「…私も、嘘をついてました。分かってたのに、聞かなかった。でも最後にはお互いに素直に話せてうれしかった。」

 

穏やかな表情で語るその横顔を見る。

 

「…その写真の人?」

 

フウカと父親に何があったかは知らない。でもきっと。二人は幸せだったと思う。

 

「そうですね。私と父の・・二人の写真。父は尊敬する文学者のポーズの真似をしているらしいです。」

 

顎に左手を当てている男性。・・どことなく、似ている二人の写真。

 

 

 

その横に、先ほどの写真よりも少しだけ色あせた写真が置いてある。

 

ん?この写真は?

 

その髪はまるでフウカの様な。

 

 

「それは、母です。名前は桜月です。」

 

へぇ・・この人が...。

 

「もう、声は覚えていませんが...。」

 

人は声から忘れ、香りを最後まで覚えている。

──なんて、どこかでそんなことを聞いたことがある。

 

「・・今日は、ありがとうございました。お陰で、日帰りで帰れそうです。」

 

そう言うフウカに違和感を感じる。まだ、外は明るいのにどうしてそんな事を言うのか。

 

「もう最後の列車の時間なので・・」

 

・・・・・それは、直感というべきものだろう。この世界に来て、成長し続けているその感覚が反応している。

 

と、ところで…。その列車は・・いつ来るの?

 

「後・・・、25分ですね。」

 

あ、あの距離を25分か・・。

 

ちょっと厳しいかもしれないなぁ。

 

「・・そうですね。この辺りは宿泊施設もあまりありませんし…。先生がよろしければ、一緒に泊ま「い、い、い、いや、遠慮する。」そうですか…」

 

違った、直感が働いていたのは終電ではない。“お泊り”だ。そのワードが出た瞬間に冷や汗が流れる。何故かは分からないが、それがマズイ事は分かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…。どうにか間に合いましたね。」

 

 

自販機に寄れる位には余裕を持って到着できた。車内はがらんどうで少し寂しい。

ひょっとして、この路線…赤字なんじゃないのかな?

 

 

アオサギが飛ぶ遠い空を眺めながら、コーヒーを喉に流し込む。

 

窓から視線を目の前に移した時に、フウカと目が合った。

 

「・・私の顔に何かついてる?」

 

ちゃんと顔は洗ったと思うんだけどなぁ。

 

「いえ、何も・・ただ…。懐かしいなって...。」

 

そう言うフウカの髪に夕日が当たる。

 

「・・・・先生?」

 

「っん⁉な、なに?」

 

その瞳に目を奪われていたのは秘密だ。

*1
睡眠時間僅か5時間

*2
もはやパンちゃんではない化け物




初めて日刊ランキングに載りました!沢山の応援ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。