「俺はな!お父さんって呼ばれたいんだよ!」   作:フウカの父

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ギャグ回です。


高評価を付けてくださった



☆9 なかノンノン さん
☆9 シベリアの大地 さん

本当にありがとうございます。
励みになります。



オリ主「資本論書くか・・」赤冬→ソ連・・えぇ!?

「こちら、学園都市キヴォトスの北端にある学園レッドウィンターから中継しています。」

 

今、何が起こっているのかが分からない。

 

「今日の12時に重大な発表があるとの事でしたが・・」

 

いったい何が起こるというのだろうか?

 

「あ!今、生徒会長の列寧(レーニン)さんが壇上に上がりました!」

 

長い黒髪を揺らす少女が壇上に上がる。

 

「あーあー。・・こほん。諸君。今日は私の会見にお集まりいただき、感謝する。」

 

その後、記者たちが異口同音に同じ質問を問う。

 

「いったい、何を発表するのか」・・と。

 

「ふむ・・。この話に入るには、ある程度の前提知識が必要だ。」

 

生徒会長は、ある記者を指名した。

 

「時に、そこの記者君。この世界の大半の富は何処にあると思う?」

 

当てられた記者は少し迷いつつも答える。

 

「ミレニアムと・・トリニティ。後・・ゲヘナですかね?」

 

生徒会長はうなづいた。

 

「そうだ。この世界の富の50%以上をその3校が所有している。それは、紛れもない事実だ。」

 

そのまま、生徒会長は記者に問う。

 

「このキヴォトスには数千の学園がそれぞれに運営する自治区と、キヴォトス全体の行政を担う連邦生徒会が管理する地域が存在する。

数千の中でたった三校が・・・この世界の富の50%以上をその3校が所有している。

これについて、どう思う?」

 

記者は頭上に?を浮かべる。答えが出ない事を悟った生徒会長は自ら話をつづけた。

 

「・・唐突だが、社会の話をしよう。

資本家はどうやって金を儲けるか。これはいたってシンプルだ。利益-給料=資本家の利益という構図だ。

だが、人の欲は底がない。どうにかして、利益を増やそうとする。

そうして、資本家は給料は据え置きに、労働時間を増やす。

 

そこに、ライバル社が参入してきたとしよう。市場シェアを奪われると、利益が少なくなってしまう。

シェアを保つためには、ライバル製品よりも安く売らなくてはならない。

だから、シェアを保つために・・。

 

・・労働者の賃金を削る。

だが、労働者はそれに抵抗できない。

『自分でその職を選んだ』という意識。

『他の職業に就く能力が無い』という意識。

 

 

 

 

違う違うのだッ!

・・君たちは強いられているのだ。・・被害者なのだ。

 

古来、人が物を作るとき。設計から作成を一人で行う、所謂職人が多数だった。

それでは、もうけが出ない。そこで、資本家は考えた。

『ある一つの動作だけでも職人程度の実力があれば、大量生産できるのでは』・・と。

 

これを見ている労働者諸君よ。日々の労働を振り返って欲しい。

単純な作業ではないか。一人では何も出来ない様にさせられていないか?

 

安い賃金で働かされ、学校に通う生徒を横目に労働する日々。

やっと入った給料も、生活費だけで精いっぱい。

その生活に耐えられず、犯罪を犯してしまう人たちもいる。

 

その時、連邦生徒会は…。連邦矯正局は君たちに何をしてくれるのか・・。

 

 

それは、反省だ。何も支援なんてしてくれないのだ。

『お前はイケナイ事をした。』そう言うだけなのだ!

閉じ込めて、反省を強要するだけなのだ。

 

『悪い事なんて分かっている。』『それでも・・そうでないと生きていけない。』そんな思いを胸に秘めつつ。

反省する日々。やっと出所したとしても、残るのは自分の前科のみ。

どこにも雇ってもらえず。飢えに苦しみ。また盗みをし。軽蔑され。ゴミの様に扱われる。

 

人はそんなクソみたいな状況を生きるために生まれたのか・・違う。

誰もが、勝利を求めて生まれてきたはずだ!負けるための人生など存在しない。

 

だが、悲しい事に・・自分の努力でもどうしようもない事は多い。

 

 

 

世間では、彼女たち・・ヘルメット団の事を不良くずれの集団と言う人もいる。

 

 

はたして、そうだろうか?一人ではどうしようもないからあんな事をしている人もいるんじゃないのか?生きるためにしている人もいるのではないのだろうか?

…あのヘルメットの中にある顔を想像したことがあるか?

 

 

 

自身の利益だけを追求すれば、社会がダメになってしまう。

自分以外の人の事も、考えるべきである。

・・労働者は守られるべきなのだ。

だが、今の社会ではそれは難しい。・・変革が必要だ。」

 

彼女の気迫に圧倒される記者たち。

 

「私たちはもう、連邦生徒会には何の期待もしていない。奴らは、既に資本家に忠実な犬である!

 

だからこそ、我々は此処に労働者の楽園を作るッ!もはや、学園ではない。

我々は労働者の、労働者による。労働者の為の国の建国を・今宣言する!

 

 

見慣れた、あの赤い国旗を振り上げる。

 

 

「既に、3つの学園が、わが国家への参加を約束している!

各学園の労働者で組織された評議会(ソビエト)による連邦国家。

 

ソビエト連邦の成立をここに宣言する!

全学園の労働者よ!団結せよ!

 

 

 

 

あ、あれぇ?な、何でソ連が出来たんだ?ひょっとして・・・?

 

パソコンを開き、あるサイトを開く。

自らの文章を投稿できるサイト。まぁ、小説家にな〇うみたいなサイトだ。

 

先月、何となくここに資本論の一部を投稿したのだが・・・・。

 

 

「新着感想1件」

 

ま、まさかな。その通知を開く。

 

「ユーザー名 赤冬生徒会長

 

貴方の思想に感激しました。」

 

 

 

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!やっちまった!

 

 

 

 

 

 

 

それからの事を簡潔に話そう。

 

まず旧レッドウィンター(ソビエト連邦)はトリニティ、ミレニアムの干渉にあった。まさに史実再現*1である。

 

その時のセリフが

「見ろ!資本主義の犬どもが本性を現したぞ!」だったのだが、どうにも既視感のあるセリフだったのは言うまでもない。

 

因みに、ゲヘナはトリニティと共闘するのがどうしても嫌だったようで

なんとゲヘナ・ソビエト中立条約を結んでしまった。

 

そうして、史実通り失敗した出兵後ソビエト連邦は数多の学園を飲み込み巨大な国家となった。

 

それに対抗し、トリニティ・ミレニアムは周辺の学園とお話(脅し)し傀儡としていった。

そうして、トリニティの管理下になったハイランダー学園を旧レッドウィンター(ソビエト連邦)は国内から追い出し、独自にシベリア・トレイン学園を設立した。

 

連邦生徒会は既に力を失い、中立勢力はゲヘナの庇護下となった。

 

各学園には旧レッドウィンター(ソビエト連邦)のスパイ組織が存在し、革命を起こそうとしているという噂が絶えず。

疑心暗鬼の日々。

 

まさに冷戦。原作もくそも無い状況だ。

 

噂だと、トリニティの傀儡学園で道路関係のインフラが強いべ・ルギー(道路)学園がゲヘナに狙われているなんて話もある。

 

 

 

どうなってんだよーーーーーーーー!

 

 

 

まさに『欧州情勢は複雑怪奇』である。

 

 

 

________________

 

「はっ!・・・夢か・・にしては長くて、リアリティーのある・・・。」

 

目の前には、書きかけの資本論が保存されていた。

 

 

「・・・・」

 

無言でそれを消した。

*1
シベリア出兵




闇金がある様なキヴォトスなら、労働者の環境も悪そう(小並感)

資本論を読んでいたら、思いつきました。

それはそうと、アンティークセラフィムのセイア可愛い。共通テストの事も忘れちゃう~
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