「俺はな!お父さんって呼ばれたいんだよ!」 作:フウカの父
せや書いたろ
「俺はな!お父さんって呼ばれたいんだよ!」
ブルーアーカイブで好きなキャラは?
と聞かれれば僕は即答するだろう。
「愛清フウカ」...と
数多の先生からは「幼妻」とか「新妻」と言われているが僕は決してそういう感情は無い。
そもそも性欲が少ないからな
僕が求めるものは一つ
「ゴミを見るような目で『お父さん』と呼ばれたい。それも血縁関係ありで」
そんな純粋な望みだ。
というか、ただ『お父さん』って言われるだけでも良い。
しかーし、これを人に話してもなかなか理解されない。だが、諦められない。
そして今日も友人の一人に布教していた。
「だから!普段は優しい子に罵倒される良さだよ!というか、娘概念は良いダルルォ!?」
しかし、友人は理解できない様で
「何だよそれ?意味わからん。そんなことよりホシノの曇らせの方が良いぞ」
な、「なっ!何をするだァーッ! ゆるさんッ!」
「この曇らせ主義者め!」
ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!
おおおおおっ
刻むぞ血液のビート!
「失礼だな。王道だよ」
「
お互いに主義主張を曲げないから大抵こうなる。
だからこそ、会話は激しくなり周りが見えなくなる。
そして立ち入り禁止のコーンに気づけずに...
「あっ」
そうして工事中のマンホールに落っこちた。
「シィィザーーーーーァァァッ!!」
友人の叫びを聞きながら…
・・・・・・・・・・「・・・頼んだ。俺たちの願いを・・・」・・・・・・・
何かの声がしたような気が...
「...ここは何処だ?」
目が覚めると目に知らない景色が飛び込んできた。あたり一面の砂漠が広がっている。
日差しが強い…
自分の体を見る。
…滝の様な汗が噴き出ていた。
「とりあえず水を・・・」
________
拝啓 お母さま
僕は今、砂漠のど真ん中に居ます。
もう、足が動きません。
でも、止まりません。
僕の希望の花はここでは咲かしません。
敬具
_________
「そうだ…止まるんじゃねえぞ..。」
自らを鼓舞する。
僕の勘ではあっちだ..。
水を求めながらあてもなく砂漠を歩き続ける。
…砂の向こうに何かが見えてくる。
それは、現代日本では見慣れた建物たち。
「・・何だよ。結構当たんじゃねえか。」
走り出した。
この時の自分の顔は、最高の笑顔だった。
町に着き
違和感を感じた。
そして理解した。
人々の頭の上に浮かぶ物体。・・ヘイローであった。
ブルーアーカイブじゃねえかぁぁぁぁぁぁぁ!
・・・落ち着け。まだ慌てるような時間じゃない。
素数を数えろ。
・1じゃねえ。
2 3 5 7 9 11 13 てか9素数じゃないな・・・
ということで落ち着いた。
状況を整理しよう。
_________________________
ここは99%キヴォトスだろう。
砂漠があるからアビドスかな・・・
ん?そういえばなんか人多くないか?
砂漠化もあんまりみたいだし・・・
そういえば昔は賑わってたんだっけ
過去キヴォトスか・・
というか、キヴォトスか・・あの治安の悪い。世紀末ひゃっはーな世界の。
「う~~ううう あんまりだ…H E E E E Y Y Y Y あ ァ ァ ァ ん ま り だ ァ ァ ア ァ AHYYY AHYYY AHY WHOOOOOOOHHHHHHHH!!おおおおおおれェェェェェのォォォォォ うでェェェェェがァァァァァ~~~!!」
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!(西尾並感)
ヘイローのない奴なんて死んじゃうよォ!
「全員ここで死ぬんだよ!!」
「ふざけるな・・ふざけるな!バカヤロー!うわあああああああ!」
どうやって…生きていけばいいんだ。
「あの・・大丈夫ですか?ハンカチいりますか?」
道路の真ん中で泣き叫んでいると緑髪の女性からハンカチを渡される。
とあるゲームの影響で緑髪の人物は嫌っていたのだがそんなことを気にするほどの余裕もなかった。
「ありがとうございました。」
鼻水と涙でぐじゅぐじゅになったハンカチを返した。
自分の体液が付着している...
なんか、興奮するな・・・
ドクンドクンドクン
心臓が・・・
ドクンドクンドクンドクンドクンドクン
まるで体が別人みたいに・・
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
「ありがとうございました。ところでお姉さん名前は?」
敬語で話したつもりだが何故かナンパ口調になる・・
女性は笑顔で答える。
「梔子ですよ。おにいさんは?」
「僕かい?僕はね・・竿谷竹男。竿男って呼んでくれ」
何故か意識が遠のく、そして対照的に心臓の動きを速めていく体。
「ところで、お姉さん。なんか困ってそうだね。」
意識が・・・
「どしたん。話聞こか?」
そして意識を失った。
気づくと真っ白な世界にいた。
見渡しても何も無い。
なさ過ぎて一人でごっこ遊びをしていた。
「体が動かん・・馬鹿な・・時を」
「止まっとらんぞ。」
突然仙人のような人に言われる。
おいおいおい…(゚∀゚)キタコレ!!神様展開1名様ご案内!
それか…偽物か…
「じゃあ、なんか助言とか」
あれか?ヒト○ミみたいに助言(ニヤリ)くれるのかな?
「そういうキャラじゃない」
じゃあ何なんだ・・やっぱり王道を王道を征く…神様転生系ですか?
「お主。なぜ自分が転生したのか分かっているのか?」
「いや全然」
理由なんて分からない。
「何か声は聞こえなかったのか?」
そういえば・・・・・ 「・・・頼んだ。俺たちの願いを・・・」と言われたような・・・
「そこまで分かっている様なら話は簡単じゃ」
うれしそうだなぁ。
話が思ったよりも短くなりそうだからかな。
もっとシャキッとしろよ…
面倒くさがらずに
「その声はある精神集合体の声じゃ」
なんだそれ?
「あーー、未練とかが集まった物じゃ。」
へー、なんかかっこよ
「まあ、お主のは主に性欲のだがな。」
・・・・・・・・・(゚Д゚)ファッ⁉⁉
「そんな顔するな。無茶苦茶強いぞ。」
え!まじですか!やったーーー!
「性欲も激しいけどね。常人じゃ耐えられないくらい」
クソじゃないすか!
やだーーー!
「お主は元の性欲が少なすぎるから大丈夫だって。
とにかく、今のお前の状況を教える」
「あの世界は、元から男を欲しておった。そして、お主は招かれた。
本来なら、ちょっとした能力を貰うだけなのだが...
お前にだけ特別に力を与えている物は、ブルーアーカイブのキャラへの膨大なエネルギー(主に性欲)の集まりであった。
しかし、黒人 白人 黄色人種 国籍 言語を問わない莫大なエネルギー(性欲)が集まりお主を転移させるまでに至った」
・・すごいな性欲
「そして、お主の望み『お父さんと呼ばれたい』とその性欲が合成された結果。
・・・女性を孕ませる事だけを考える機械が出来上がったのじゃ。一種のバグじゃな」
・・・・・・・
「それに、お主からあふれ出る性欲は相手も興奮状態にすることが出来る。」
・・・・・・・
「・・まあ、何人か作ればおさまるじゃろう。
・・・多分」
・・・・・・
「ど、どうしたのじゃ?」
・・ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真)
目が覚めた時、全てはもう終わっていた。
ベッドに上に二人。どちらも裸。だが、もう興奮はしない。
目的は孕ませるためだった。そして、この賢者タイムはそれが完遂された・・・
つまりはそういうことなのだろう。
「・・・責任・・取らないとな・・・」
でも、僕の体はそうはいかなかった。
あの後僕は、あの女性と結婚しようとしたが、収まらない性欲に負け何度も浮気をしてしまった。
そのたびに、罪悪感と後悔に苛まれた。それを紛らわすために性欲に身をゆだねた。
...慰謝料で身ぐるみはがされた日もあった。
親権は言わずもがな
そして、ある日を境に性欲は無くなった。
ずっと、望んでいたのに。
空しかった・・
爺さん..仙人に勧められ・・・僕は人里離れた場所で暮らすようになった。
_________
数年後
久しぶりに仙人と会った。
「随分と・・・やつれたな・・」
「所詮、性欲だけだったってことですよ」
自嘲の言葉しか出ない。生きる意味がないんですよ。
目的の無い人生は空虚だ。
「そうか・・ところでお前の娘の一人がな。母親を失ったらしい・・」
それがどうしたんですか・・知っている
「どうにも、肉親がいない様でな」
・・引き取れっていうんですか。こんな自分に。僕は…僕は
「・・・・いや。そういうわけではないのじゃが・・・」
じゃあ、なんだ。
「後悔せんか・・?」
なにを今さら・・
「本当は行きたいんじゃないのか?」
・
・
・
・
・・・・・・そうですよ・・
本当は行きたい。でも、怖い。
「ならばいくといいじゃろう」
本当に自分が嫌になる。受動的で、受け身な人生・・
「ほら、さっさと行くのじゃ。あの子が待っておる」
でも、誰かのためになら・・もう少し頑張ってみても・・いいかな
「君がフウカちゃんだね?」
「・・誰?」
「そうだね、自己紹介がまだだったね。僕の名前はタケオ。君の・・・君のお母さんの古い知り合いなんだ・・」
そうして引き取ったが・・
(눈_눈)
「タケオさん。なにこれ・・」
あぁ‥庭だよ。・・・・草ボーボーだけどね。
(눈_눈)
「タケオさん。なにこれ・・」
ああ…あんまり使ってない2階だね。使ってないから物詰め込んじゃってて・・
それから、色々怒られたなあ・・・
楽しいことも、‥‥・・・辛い事も・・・あったなあ。
あの仙人が言うにはもうこの体は限界らしい。人の身に余るエネルギーで壊れてきているらしい。
あの子も高校に入ったし・・もうゴールしても良いのかな・・・
自分の死期を悟った。
「最後に会いにいこうかな・・」
ゲヘナは相変わらず爆発音が聞こえる元気な学校だった。
すれ違った人の中に知っているような顔があるととても気まずかった。
「あれ、タケオさん。どうしたんですか?」
どうやら料理中だったらしい。
いや、顔を見に来ただけ・・
「?そうですか。なんだか顔青いですよ。大丈夫?」
うん、大丈夫。
・・じゃあ、帰るよ。
「・・・・・・・・」
頑張ってね。
一人、縁側から月を見上げる。
椅子に全体重をのせ星を見る。
今日、僕は死ぬのだろう。
なんだか、冬なのに寒くない。感覚が薄れてきている。矛盾脱衣も起こらない。本当に、終わりだ。
「怖いなぁ・・・一人は。」
でも…でも、後悔は無い。
ただ…まだ、言っていない
________
今日は何だかあの人が変だった。
・・・心配になって久しぶりに家に帰ってきた。
あの人の部屋をのぞくと電気を付けたまま床についていた。
「タケオさん・・布団かぶらないと寒・・・え。」
体が冷たくなっていた。
誰かに体を触られている。
目を少し開けた。
「・・・フウカ?どうして?」
フウカが僕の手を握りしめていた。
「そんな・・・こんなに体が冷たくなって・・」
必死に体を温めようとするフウカを制止する。
「..大丈夫だ。もう、寿命が来たんだ。」
「そんな・・・」
フウカにが手を握る力を強めた。
「最後に・・言いたいことがある。実は・・お前の父親は、僕だったんだ。」
これで、最後に..嘘をやめられたな。
「・・・うん、知ってた。顔も似てるし。分かってた。」
「すまないな。最後まで言わなくて。」
気づかれていたなら..もっと早くに..でも、言えたんだ。
「ああ・・これでやり遂げた・・」
腕に水が・・涙が零れ落ちてきた。
フウカの顔は酷くゆがんでいた。
「一緒に・・居てよ・・」
母親を失ってからも..必死に頑張ってきた君を..
誰かの為に生きようと思っていた君を..支えられたかな?
「フウカ・・別れは悲しいことではないよ。それまでの思い出は永遠だから。」
「君に出逢えて優しさも楽しさを知って… 僕も、優しくなりたいって思ったんだ」
「私も、わたしも・・・いっぱい。
いっぱい教えてもらったよ
いろんな物もらったよ」
ぽろぽろ涙を落としながら
「ありがとう。フウカ。ずっと探していたものを見つけれた様だ・・あぁ・・・・・」
「“お父さん”・・・ありがとう・・」
「どうじゃった?お主の人生は。」
「最後の最後に“お父さん”と呼ばれたからなぁ。大満足だよ・・」
仙人と会うのもこれで最後だろうな・・・
「いろいろ、助かったよ・・ありがとうな」
頬をかきながらボソッと呟く。
「未練は無いのか?あの子の行く末が気にならんか?」
おいおい、爺さん親は・・子を信じるもんだろう?
「そうか、そうか。」
満足した顔で仙人は言った。
「・・・さあ、お主は行かねばならん。」
あの世か・・・
「みんな、いるかな・・・」
「・・・これは、あるアニメのセリフなのじゃが。」
「『誰かに会いたいと思った時、君はもう一人きりじゃない』とな」
「・・・・・じゃあな爺さん」
その時光の中から手を差し伸べられた。
懐かしい手だった。
「…迎えに来てくれたのか?…ありがとう」
今度はもう離さない。
一緒に居よう。愛清さん
夜明けの優しい色に包まれて奴は消えていった。
「成長したな・・・・・坊主・・いや、タケオ・・・」
朝
どんなに忙しくても私は毎日写真に言う。
「・・お父さん。
私も・・これから頑張っていくから。見ていてね。」
写真の中の彼がほほ笑んだような気がした。
フウカァァァァァァァァァァァ!