【書籍化進行中】異世界で職業:ヒモとしてみんなにバフを撒いてたら完全に逃げられなくなっていた話 作:スーパー巨大特濃葛根湯
次の投稿は大晦日の予定。
感想、ここすき、お気に入り、全部とても励みになります。
ぜひどんどこお願いいたします。
特にここすきと感想は何度も見返して、みんながどんな話を求めてるかの参考にもしています。
「……アオミは酷いヤツだ。まったくもって、とんでもなく悪い男だ。自覚はあるのか、自覚は、コノ」
わわ、こそば、くすぐんないで、みんなの前でやっちゃったのはごめんって、あてっ、つねんのも無し!
あのままほんの少しの間、束の間の静けさが流れた後、元の距離感に戻った彼女は、ブツクサと悪態をつきながら、わしゃわしゃと僕の身体中を揉み回し撫で抓り好き放題していた。
……ま、今まで誰にも見せてこなかった本心を曝け出しちゃったもんな、照れ隠しくらい可愛いものだ。人前であんな事をやってしまった分の仕返しは、甘んじて受け入れよう。あ、ちょ、こら、今お尻触ったでしょ! エッチ!
押し殺した嗚咽が治まるのを待ってゆっくりと身体を離した時、彼女は一瞬追い縋るように指が伸ばしかけ、我に返ったようにはずかしげに指を引っ込めていたから……まあ、そういう事なのかも知れない。うーん、とはいえ今は時間がなぁ。
ホントはもっとこうしていてあげたかったし、そうしていたかったけれど。
なんせ敵陣真っ只中で、まだ会ってないみんなが心配だからね。
この仕事を終えて街へ帰った後、もしもまだどうしても不安な夜が来たら、その時は手を繋いで朝まで話そう。
僕をもみくちゃにする彼女へ、みんなには聞こえない声量でそう告げると、「う……えっと……んん」と呻くように曖昧なYESを返してくれた。
まだまだ頼りなく感じちゃうよねぇ。君の手を取る誰かとして、これからちゃんとできるように頑張っていくよ。
僕へじゃれつく王城さんはちょっと目元は赤いけれど、しかしその表情に陰りはもうない。どこかスッキリとしたようなその顔には、欺瞞の仮面も行き過ぎた奔放も黒く輝くオーラも無く、柔らかな微笑みのみが残っている。
今までのはっちゃけて歯を剥き出しにする笑い方も良かったけど、そういう余裕ある表情も素敵でいいね。どっちも似合ってるや。
「オラ、んな事やってねぇで行くぞお前ら」
あ、ハーイ。そうですね、早くみんなのとこ行かないと。ホラ、王城さんも。
「ああ、いや、少し待たれ……ううん、待ってください」
急に改まった口調で僕らを呼び止めた王城さんに、みなが何事かと振り返れば、彼女は深々と頭を下げていた。
「お三方とも、申し訳ありませんでした。今回の件は、全て私の身勝手な考えから来た事です。知名の分も闇無の分も含め、責任は全てトップだった私にある。迷惑をかけ、怪我までさせて……すみませんでした」
「オウ、受け取ってやるよ。今度こそ、な。せいぜい先頭立ってカラダ張れや」
「……謝罪そのものは一円にもなりません。が、貴方という人材が今後心を入れ替えて働くのなら、それは私達にとって大きなプラスとなるでしょう。損失は働きによってのみ補填されます。金銭でも、信用でも。……まあ、つまりは、働いて返しなさいということですよ」
もはや素ですらあった不遜な王の鎧を脱いだ真剣な謝罪を、二人は態度の差はあれど受け入れる。
三人って事はどうやら僕も入ってたらしいが、もちろん僕に関しちゃ許すも許さないも無いぜ。もちオッケー。なんとかなってホント良かった。
だってそもそも知名君との諍いは、僕が複数人の女性と付き合ってるせいだしさ。王城さんの方は喧嘩した本人が許してんだから、僕は口挟む事じゃない。
むしろパーティーの潤滑油ならぬ『つなぎ』としちゃあ、内部分裂が起こった責任を感じちゃうくらいだ。もっと粘着質になった方がいいか? ……それしたらヒモのストーカーという矛盾した特急呪物が生まれちゃわない? やめておこう。
その点殴り合って多少なりともやり返せた先輩はともかく、振り回されっぱなしの山算金が、渋々とはいえ謝罪を受け入れてくれたのにはホッとしたわ。
さっきの口ぶりでは結構腹に据えかねてる感じだったけど、そこは商人として感情よりも損得を優先したのかもしれない。
もちろん全員仲良くみたいなお花畑は理想的だが、人間合う合わないだの不仲な時期だのはあろうさ。握手して仲良しこよしを無理強いしたって無意味だ。
……しかし、僕と仲の良い人たちがギスギスしてるのを見たくないのは、正直な気持ちでもある。
やっぱ僕ってまだまだガキだからさぁ、みんなで仲良く遊びてぇとつい思っちまうんだ。二人きりの時間とはべつに、みんなでワイワイ騒ぐのもまた素晴らしいものでしょ? 日本に居た頃友達一人も居なかったぼっち君が言うと、悲壮感がありますね。
ま、持ってないからこそ、きらめいて見えるのさ。
これまでいろいろ拾いそこねてきた分、振り返ってみりゃ来た道がキラキラ輝いて、あまりに綺麗で笑っちまいそうだぜ。
ガキのワガママついでに高望みしちまうけど、もし許されるならば、それら全部をみんなと拾い上げていきたいな。
そうだな、例えばだけど……まずは放課後にマクド(表記揺れ)で、ポテト摘みながら1時間くらいお喋りはするだろ。そもそも飲み会が好きなんだから、そういう集まってくっちゃべりながら飲み食いするのなんて僕は大好物に決まってる。他にもベタなとこだとカラオケとかだが、しかし音痴だからなぁ。みんなのを聞くって形になっちゃうのが申し訳無いとこだ、キチンと縦ノリしてタンバリン叩くから許してね。とはいえ遊んでばかりじゃ良くない。テスト前は集まって図書館で勉強もしよう。なんせ先輩たちは受験もあるから、勉強会は多めにやんなきゃだろうな。僕だって赤点ばっかじゃみんなと遊ぶ時間が減っちまうんで、これからはちゃんとやんなきゃなんない。部活はバイトあっから流石に無理かなぁ。それにそもそも鹿野ちゃんは陸上、悪王寺先輩は演劇の幽霊部員で、他全員帰宅部だから、みんなもあんま入って無いんだよね。ま、帰宅部には帰宅部の青春があるし、それはそれでいいか。無かったぼっち君が言うと悲壮感があるね(2敗)。あとプール行きたくないすか? 夏の真っ青な快晴に、天高くそびえる入道雲の下を、チャリ何台かでニケツして坂道走り降りて行こう。オタクの思い描く夏のイデアじゃん、現実見てね。現実見たらウチの街にそんな絶好のロケーション無いかも。じゃあ別に電車でいいか。ニケツは道交法違反だからな。昨今うるさいぜそういうのは。しかしそういうコテコテの鉄板なモラトリアムやりたいタイプだから僕。みんなが良ければ付き合って欲しいぜ。あ、あとお泊り会もしたいな。お菓子いっぱい持ってくからさ。実は僕、たけのこときのこ同時に食べるともうわけわかんなくなり、ドッチラケで平和になるという発見をして……いやこの男女比でお泊り会はマズい。この話は無かった事になった。お泊り会で済まない事してんだから手遅れな気もするが。
あまりにもやってこなかった物が多過ぎて、やりたい事で脳内が埋まってしまいそうになる。人生のジャックポットか? 久々の領域展開だし、存在しない記憶が溜まってたらしい。これからは折を見ても少し脳内に溢れ出させとくか。
……でも、こうしてこれまでのなんにも無かった時間すら、これからやりたい事の資料として笑って思い返せるのは、間違いなくみんなのおかげだろう。
この人たちは、僕のすべてだ。
「……しかしですねぇセンパァイ。そりゃショージキに言えば、私は複雑な気持ちですよぉ? 私共の最終的な目的を思えば、実力ある地球の人間はいくら居ても良いですけどぉ。……それで私との時間が減ったら、本末転倒ですからねぇ。働きには正当な報酬が不可欠です。そこんとこ……わかってますよねぇ、共犯者サン?」
そんな僕の考えを見透かしたのか、いつの間にか傍に来ていた山算金が口を尖らせ、小声で僕へ小言を言い募る。
うん、ごめんね山算金。それと、本当にありがとう。
君が先々の事までいろいろと考えてくれているのは、なんとなくだけど察してはいたんだ。
だからこそ僕も、献身的に動いてくれる君との未来の為に、できるだけの事をしたい。
でもそれは働いたからの報酬じゃなく、そんな風に真摯に想ってくれる君の事を、僕が心から大好きだから。
愛おしい君が居なければ、僕の幸福なんて考えられない。
さしあたって、里に戻ったら二人でマーケットを見て回ろっか。
新しい僕らの暮らしの中でずっと共にする、将来の思い出の品を一緒に決めに行こう。
拗ねモードを引きずっていた上に、今まで避けていた目の前で他の女性の心に寄り添う姿を見てしまった大切な彼女に、心からの謝罪と感謝を伝える。
まあつっても王城さんとは、要約すれば秘密基地作って悪巧みして悩みを聞いて公私共に支えていくと約束した……つまりは、関係としちゃいいとこ友人になったくらいなもんで。
それだって向こうに友人ではないだろと言われれば、悲しいけどそっちに準拠しちゃうような、シュレディンガーの友達シチュなんだけど、それでも良い気分はしねぇやな。
彼女になったら他の異性の連絡先全部消して欲しいタイプの人も居るくらいだ。
そこらは話し合いながら、二人で折り合いつけてくもんだが、けれど目の届くトコで異性と至近距離で見つめ合うのは、どう考えたってデリカシーに欠けるのは間違いねぇ。
潔く謝り、本当に大好きだよと言葉にして、これからの話をする。埋め合わせとは言わねぇぜ、なんせ僕がしたい事するのに、そんな表現は変だからな。
「……あーぁ、私、天地がひっくり返ったとて、なにされても愛の言葉でホイホイ許しちゃうようなチョロい女にだけはならないと、そう思ってたんですけどねぇ。……何事も経験しないと、わからないものです。悪いオトコに入れ込んじゃう気持ちも、そのオトコの手の暖かさも。……約束ですよ?」
ん、もちろん約束だ。楽しみだね、山算金。
耳まで赤く染めて頷く彼女と指切りをしながら、僕は目の前の人が喜びそうな場所を頭の中でリストアップしてゆく。
実際エルフの里なんてド定番なファンタジースポットまでせっかく来てんだから、一生モノの思い出を作って帰らないともったいないよなぁ。明らかに海外ディズニーより再訪難易度高いぜココ。
この騒動が終わったら、耳の長いおじさんやおじいちゃんに良さげな観光名所聞いとかなきゃだな。
そこまで考えて、ふと気付いたのだが……なんかこれもしかすると、女友達と距離感近いのを彼女に見られて、ご機嫌取るために愛の言葉を囁いてるみたいに見えてません?
もしそうなら、今が異世界に来てから一番最低のヒモやってる事になンだけど。
マジでそんなことないっつーか、全て嘘偽り無き赤裸々な心情の吐露だったが、しかし僕は客観視ができる男だ。やろう。んむむむ……やってみたら終わり過ぎていた。
全部心からの言葉なのに、それ故に死んだほうがいいメーターが青天井でギュンギュンと上昇してゆくのが、もはやステータス画面を見るまでもなくわかっちまった。軽佻浮薄軟派野郎スタンプラリーでもやってんのかってくらい、要所を抑えた効率的なクズヒモ行動詰め合わせじゃねぇか。
本心で話してたらよりタチが悪い事もあるんだね。勉強になったが、コレ次からに活かす事が致命的にできない学びなのでは。
「男は本心から愛の言葉を送ったがカスだった。なぜ?」っていうウミガメのスープの問題になっちまうぞ。男はヒモですか? ハイ。
「……青海は、いつもこんな事をしているのか?」
えっ!? い、いや! ち、違……!
いつもはもっと、ちゃんと時間取ってその人に合わせた場所で、プライバシーには気を付けてお話しするようにしてるからね!?
あ、そっちじゃないか、違うな、墓穴掘った気がする。
今こういった行いを見られたくない相手堂々のNo.1である知名君からの質問に、僕は手をブンブン横に振って釈明するも勢い余って自爆ボタンを押下。
完璧にもう言い訳のできない不埒者である証明を、図らずともやってしまっていたと気付くも後の祭りで、あたふたしながら言い訳を考える僕を、しかしどうしてか彼は遠い目をして見つめてくる。
「いや……凄いな……なんというか、僕じゃあ絶対にできない……凄いよ、お前は……がんばれ、ホントに」
まるで天敵の待つ氷の下へ飛び込んでゆくペンギンを見るかのようなその視線に、なんだかよくわかんないけどスルーしてもらえたっぽいし蒸し返さねぇで流す腹積もりの僕は、曖昧な笑みを浮かべて首を傾げておく。
さーて、みんなを待たせちゃなんねぇし、さっさと行きますかー!
「あ、おい、何歩こうとしてんだよ。オメェはこっちだ」
おっ、とっ、とぉ?
元気な棒読みで出発進行し、歩き始めようとした僕の足が空を切る。突然の浮遊感の後、手早く荷物が取り上げられ、ポスンと身体が柔らかな『何か』にぎゅむと強く受け止められた。
むっ、このうっすらとした脂肪の下に宿った鋼の如き筋肉の肢体、しかしすんごい部分はしっかり凄すぎてクッションに沈みこむようで、いくつかの薬草タバコの匂いが混じり合ったと思しき、改造シスター服に染み付いた甘いムスクのような薫香……間違いありません、これは先輩の胸元ですね!
僕の中のデータキャラがクイッとメガネを押し上げ、深い洞察により解答を導き出すも、その結果博識そうな見た目をしておきながら単なるむっつりスケベメガネ君だった事が露呈。『見りゃわかんだよー!』『引っ込めー!』と野党からヤジが飛ぶ事となった。残当。
しかし野党も含めみな僕なので、閉会後には党派を無視した飲み会が開かれ、メガネ君と議員諸氏は「あの場ではああ言ったけどさ、気持ちはわかるよ」と肩を組みながら飲み明かすのだった。
無論、脳内でこのような現実逃避が行われているのは、現実の方があまりにも刺激が強過ぎてガチガチに固まっているからである。
い、いや、だっことかはなんかもう、され慣れてきてるきらいはあったけど、こんなガッシリ腰抱かれてケツ掴まれるお姫様抱っこは流石に恥ずかしいっていうか、いろいろ柔らかいっていうか。いやケツ掴む必要はなくない?
しぇ、
「あァん? オレらの目の届かねぇトコで死にかけたヤツがなんだって?」
あ、いや、へへ、その……なんでもないです。
「勝手に歩かせたら死にかけるわ女引っ掛けるわで、危なっかしくて見てらんねぇからよ。オメェの定位置はオレらの腕ン中だ。当分自分の足で歩けると思うんじゃねぇぞ」
ついには歩行の自由も取り上げますと突き付けられた僕は、しかしそのグゥの音も出ない正当な理由から、異議を唱える事もできず唯唯諾諾と腕の中で縮こまるのだった。
これもしかしてなんですけど、僕がちょっと無茶したりする度に、なにされても断れなくなっちゃうんじゃないですか……?(名推理(冴え渡った推理は、しかし僕を救わなかった(そもそも今でもなにされても断れないだろ)))
「オラ、コイツの荷物は王城が持て」
片腕で僕を抱き抱えた彼女は、逆の手でパンパンのリュックを王城さんへ放り投げる。
え、いやそんな、流石に悪いっすよ。荷物持ちは僕の仕事なのに。
と思ったが、実際だっこされた状態では、僕が荷物を持ったところでその荷重が先輩に積み重なるだけであると論理的な思考により気付く。物理は取ってなかったが、実は理系に向いていたのか……?
「む……そうだな、承ろう。新入りは荷物持ちと相場が決まっておるのでな。ふむ、ちとアオミが持つには重いのではないか? も少し中身を減らした方がよいぞ」
いやー、でもそん中のは全部要る物だからさぁ。
一応それでも厳選して、ダンジョンアタックに不要な物は部屋に置いてきたんだよ? 普段から荷物持ちとして旅に入り用な物は全て持ち歩いてるし、リュックももう一回り大きいのだしね。
こう見えて僕も男子高校生だからさぁ! 力仕事はお任せあれってことよ! 筋トレの成果も披露できるし!
「なに、そうなのか? ……よし、わかった! これからはお前の荷物は全て余が持とう。新入りは荷物持ちを担うものであるからなぁ。うむ、うむ、我ながら名案である」
あ、あぁ? 今の会話でなんでそうなるんだ……?
いやいや、こーまるよ王城さぁん。そうしたら僕のやる事なくなっちゃうじゃんね。
今でさえ文字通りお荷物やってんだから、普段の危なくない時くらい僕が荷物持たなきゃマジで所在無いっていうか。
「いやいや、気にするな気にするな。余は掛け値なしにお前の一万倍力持ちであるからな。つまり一度余が代われば、お前は一万回ほど何もしなくても良い計算になる」
そりゃアンタ一万青海力くらいあるだろうけど、世の中ってそんな逆に融通効かないゲームみたいな計算式では成り立ってないんだって。
除夜の鐘だってべつに一万八百回鳴らしたら百年やんなくていいようにはできてないでしょ?
「……おいアオ、舌出せ」
僕がなんだかニヤついてる王城さんと肩越しにアホの議論をしていると、唐突に真横から声がかかる。
ハイ? んえ゛ーーーー……!?!!?!!?!?!!?
「……ん。さァて、行くか」
少し低音で迫力のある、けれど鼓膜を心地よく揺らす大好きな声に無条件で従った結果。
あまりに過激すぎるため描写できないのでもちろん描写されなかったが、本当に青少年には見せられない何かが白昼堂々行われた。
詳細は不明だが「衝撃で完全に頭回ってないけどともかく凄かった」とだけ僕の墓碑には記されている。ヤバ過ぎて墓んなっちゃった。前にカートゥーン的演出もすると言ったから有言実行だ。
は、ひぇ、はへ……な、なに……? マ、マジで王城さんも先輩もどうしたの……? ここまでなる程のなんかあったっけ……?
あるいはクエスチョンマークでいっぱいの脳みそが、グルグルと思考のサーキットをブン周り続けるも逆走だった為周回にカウントされず、永遠に辿り着けぬゴールを蜃気楼の如く追い続ける内にバターになったのでパンケーキにして焼いて食べたらなんも残らなかった。
馬鹿の考え休むに似たりの故事成語はこうして作られたのでしたとさ。
ど、ど、どういう事なんだ! り、理由がわからん! わからんがもうこうなったら、これ以上状況が混沌とする前にこのまま行くしかない! 他のみんなの事を思えばボサボサもしてらんねぇし!
い、い、行くぞーーー! う、うおーーー!!
もはや収拾がつかない程様々な事が一気に起こってしまっているが、とりあえずこれ以上のペッティングに発展しては身と心の中の何かがもたないと判断した僕は、ギリ自由にできる右腕を突き上げて出発を宣言するのだった。
なんか様々な導火線に火がついてしまった気がする!! 頑張ってくれ未来の僕!!!