【書籍化進行中】異世界で職業:ヒモとしてみんなにバフを撒いてたら完全に逃げられなくなっていた話   作:スーパー巨大特濃葛根湯

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今年もよろしくお願いします。
カクヨムコンテストの為、一月中の投稿は少し間隔が開きます。
実は進捗良くなく、2/3までお休みをいただく事になりそうです。
とてもすんまへん。

感想、ここすき、お気に入り、全部とても励みになります。
ぜひどんどこお願いいたします。
特にここすきと感想は何度も見返して、みんながどんな話を求めてるかの参考にもしています。


【70】 これから訪れる物について

 肌を刺すようなかすかな刺激に、深いまどろみの底から意識が急速に浮上する。

「んぁ……さむい……さむ……」

 幸いにも就寝中ゾンビにならなかった為、痒みと旨さは感じていない。たださみーわ。

 思わず肌寒さに身震いし、めくれていた布団を手繰り寄せ潜り込んだ。なんでか知らんけど上半身裸だし……。

 

 まだ秋の初めくらいなのだが、ボゥギフトの朝方はわりかし冷えるらしい。

 おいおい、この時期からこれじゃあ冬が心配でしゃーないなぁ?

 しかし屋根の形を見るに、そんなに雪が積もる事も無いと思うのだが……と、そこまで考えてこの世界には魔法が存在する事を思い出した。

 あー、てことは僕の常識は全く通用しないってことか。

 

 そうなるとちと聴き込んでおく必要があるね。

 どうせこれから一週間は何もできないんだ。

 せいぜいそのエルフさんとやらしい王様(薄い本のタイトルか? そういう絵本チックなパロディしたシチュは嫌いじゃねぇ。ちなみにこれは今言わなくても良いことだ)がやってくるまで、メタの構築に時間を使わせてもらおう。

 

 これからどんな問題が待ってたとしても、この段階でとんずらコくと皆が決めるこたぁまず無いと僕はみている。

 こちとら純粋エルフが居るんだ。下手に逃げたところで行方はすぐにバレちまうし、なにより逃げるってのは後ろめたい事がありますと認めるに他ならない。

 最終手段は最後の最後まで取っとくから有効なのさ。

 手札にまだカードがあるウチは、様子見も挟まないとゲームが続かない。

 

 それに昨日あんだけブチ上がっといてなんだが、そもそも問題になるかどうかもわかんねぇからね。

 向こうだって在野のピュアエルフが存在する可能性が100パーねぇとは断言できまい。

 悪魔の証明を突きつけて舌先三寸丸め込むくらい、大事な人の為ならやってみせなきゃヒモの名折れだろ? ヒモな時点で僕の名折れだが、そこはもう抗わない。無駄な抵抗はしない主義だ。

 悪い事してねぇんだから、こっちゃ悪くねぇが? という顔をしておくのが定石さ。働きもせず女子高生に養ってもらうのは悪い事では? と言われた場合は詰みだから再走してくれ。

 そうだな、先生にもその方針で……

 

 

 ……と、頭まで被った布団の中でそこまで考えて。

 決定的なところまで思考が辿り着いた僕は、おそるおそる布団の端を持ち上げる。

 

「あら、起きた? おはよう蒼君」

 

 そこには、アノール・ロンド最奥で寝転ぶ太陽の王女サマみてぇなポーズでこちらを眺める、超美麗どデカエルフがいた。図らずも服装も似たような物だ。服っつーか布なんだよな……。

 どうやらグリッチでオーンスタインとスモウを吹き飛ばしてここまで来ちまったらしい。これからのRTAでは必須のテクとなりそうだな。黒騎士の斧槍をまず取りに行くぞ。

 

 目の前に在るのは、宗教画のように荘厳かつ神秘的な、人間が一生を掛けて描き出そうとする、究極の“美“。

 インパスト技法が用いられているのか、視界に映る肉体は立体的な造形として、シーツのキャンバスを飛び出して僕へと訴えかける、特に胸部とか。

 な、なにを……? なにを訴えかけられてるんだ……? 学のない僕の審美眼では張本エルフの意図を読み取る事能わず、読み取り不可となった僕の意識は破損ファイルとしてそのままゴミ箱へと捨てられる事と相成った。

 つまりは何も考えらんねーって事、二日酔いだしね。

 

「そんなに見られると、先生もちょっと……恥ずかしい、かも知れません」

「あぁ、すいません。起き抜けにあまりに綺麗な物を見て脳が停止しちゃって」

 

 昨日の深酒はどこへやら、先生はすっかり普段と変わらぬ様子だった。

 ちなみに僕なんかは普通に頭ガンガンしてるぞ。

 まぁ、でも、彼女がどこかスッキリしてるように感じられるのは、きっと僕の勘違いではないだろう。

 やっぱたまには羽目を外して騒ぐ時間が、大人には要るんだろうね。

 

 あ、てか肌寒いでしょ先生。すんませんね布団剥ぎ取っちゃって。

 この布団を取ってな、この布団を取ってな、ぬくぬく芋虫になろうと思ったのじゃ。平凡な男だと失望されるかもわからんね。

 そそくさと布団から出て、先生へとかけてお返しする。

 

「あぁ、ダメよそんなの。蒼君が風邪ひいちゃうわ……じゃあ、こうしましょうか」

 

 数瞬困り眉をしていた彼女は、パッと表情を明るくしたかと思えば、僕の手を取ってそのまま布団の中へと引っ張られた。

 

 へへへ、そう来るだろうと思ってたさ……!

 この青海蒼、だてに四回も五回も女性に引きずり込まれてねぇ。

 もうこういうアクシデントにはまったく慣れておらず、普通に全然ガチガチに緊張して身体が固まる。

 予測可能回避不可能なガー不即死コンボを受け、撃墜に必要なパーセンテージが溜まった僕はもはやホカホカ状態だ。ちなみに僕はヨッシーを使う。

 

 ハ、ハレンチだわ!! いつになったら慣れるんだよこういうの!!!

 

 彼女の腕の中、っつーかもう胸の中でアストロンが暴発した勇者の如く固まっていると、先生の少し硬い声が耳朶を打つ。

 

「……昨日は、ごめんなさいね?」

 

 それを聞いて、僕の身体から強ばりが抜ける。

 大切な相手がまいっている時に、邪な事を考える余裕なんて僕には無いからだ。

 マルチタスクは得意じゃなくてね、せいぜいが逆立ちつまさきお盆回しくらいが関の山。あれも酔ってないとできないし。酔拳か?

 

「なにも謝る事なんて無いですよ。どんな人にだって、ホントは業務外の時間があるハズなんです。生徒の為に何ヶ月も気を張って、ずっと先生をし続けようとしてくれた事……僕は本当に尊敬します。だからこそ、そんな大好きな人の大事な休み時間を一緒に過ごせたのが、とても嬉しく誇らしかった。……普段はできないいろんな話もできましたし?」

 

 結局、用意した言葉なんて使わなかった。

 そんなものをわざわざ頭で捏ね回さなくても、ちゃんと気持ちを伝えればそれだけで良いのだし、なにより。

 好きな人を前にしたら、そんな風に覚えた言葉なんて吹き飛んでしまうから。

 

 きゅう、と彼女の腕とその他の圧迫感が強くなる。

 尊い時間だから完全に理性が勝ってるとは言っても、しかしながらこれ本当に凄くてあんまり長続きしない気がするので、頭おかしなる前に早めに抜け出さねばマズそうだ。

 刻一刻と削れる何かのゲージを視界の端に捉えつつ、僕は先生の背中をぽんぽんとタップしようとして……どうしたって完全に届かなかったし、触れる場所に触っていい場所が無かったので、諦めて後ろ手に組む事にする。

 下手な動きをしたら今日一日が終わりかねないなぁという気がしたから。

 ……こんななぁなぁではなく、しっかりと意思を持ってその日を迎えるような、僕らの初めてに相応しい形が良いと、たぶん先生は考える人だし。

 

「あぁ〜……なんだか、ホントに良くない話もした気がするぅ……」

「まぁまぁ、そんなに気にしなくても。僕も曖昧になってたからそこまで覚えてないですよ。明星先輩なんて帰り道ほぼ潰れてたし」

「そうなのよね……明星さんにはキチンと一言言っておかないと、これから私達の居ないところで失敗しちゃうとちょっと怖いかしら」

 

 そうして痛む頭を撫で回されながら、僕らはゆっくり他愛のない話をして、朝の時間をともに過ごすのだった。

 

 どちらも恐らく相手の事を慮ってなんやかんや我慢した先生と僕には、近くノーベル根性賞が送られる見込みである。

 最後に物を言うのは根性と気合と愛嬌だからな、ガハハ! ヒモが言うと重みが違い過ぎて宿屋の床が抜けそうだぜ。軽い人間だからその分言葉に重みが出るのかもな。知らない内にACT3にまで進化しちまった。

 

 いやでもねぇ、そもそも僕はスタンドが発現しないタイプっつーか、よしんば出ても戦闘には絶対使えない能力だと思うんですよね。今の状況がそもそも能力バトルモノみたいなもんだし。だから多分スタンドも他人のスタンド強化するとか、死後強まる念とかそういうジャンルのもんだと……。

 え? 先生はクレイジーダイヤモンドが良い? いや似合うと思いますよそれ確かに。

 てかこの前風の精霊経由で土の精霊に頼んで割れた瓶治してたから、もう今も半分なってるみたいなもんというか……。

 

 

 

 

 

 

「よし、そこまで。5分くらい休憩にしよう」

「あ、ありがとう、ございます」

 

 素振りしていた木剣を取り落とし、僕はそのままギルド裏訓練所の地面に大の字に寝転んだ。

 お、おま、今500回、500回くらい振らされたぞ……! オーバーワークは筋肉縮小(しぼむ)って刃牙で習ったんですが……!!

 腕がパンパンのパンで膨れ上がり、早くも「ずいぶん……鍛え直したな……」ってプロレスラーに言われちゃいそうな様相を呈している。

 

「うん、アオはそうだな、その……筋は悪いし将来性がとんと見えないが……あー、頑張ってはいるから好感が持てるぞ!」

 

 なるほどね? 案の定僕に剣の才能は無いらしいが、もちろん想定通りなのでプランには何の変更もない。

 自分に期待しない性格がここで活きるとはね。

 むしろそんな「大変すすれました」みたいな事を師匠に言わせちゃったことが心苦しいぜ。

 

 なんでもない昼下がり、僕は元衛兵の木工屋であるメーダさんに剣の稽古をつけてもらっていた。

 

 元現代人である僕のパーティメンバーに剣術が得意な人なんてもちろん居ないし、他の格闘術にしても彼女らは人に教える経験が無く、なによりわりとフィジカルと天性の運動神経をブン回す感覚派である。

 だからこそ餅は餅屋ということで、元衛兵で新人を指導する事もあった友人のメーダさんに、最近力不足を実感していた僕は鍛錬をお願いしたのだ。

 報酬はゴードンさんとこでバーガル三杯と肴の腸詰め二本で手を打った。

 いや正直これ破格だと思う。完全に友誼におんぶに抱っこのお友達価格で申し訳ない。

 

「なに、気にすんな。怪我で引退したとはいえよ、やっぱ俺だって誰かに指導してると気が引き締まる。たまにはこうやって錆落としとかねぇとな」

 

 たしかボゥギフトの都市外周を巡回中に出くわした、逸れのホーンウルフとやりあって全力で走れなくなったのだと、前に教えてくれた。

 部下一人を連絡に走らせ、もう一人の補佐とともに闘い、傷を負いながら辛くも勝利をもぎ取った。

 そのおかげで街には被害が出ず、住民も隊商も怪我人無しで済んだ。

 それが誇りなのだと語る彼に、若造の僕には到底持ちえない大人の男の矜持を感じたもんさ。

 どんな生活も、誰かの健闘と犠牲の上で成り立っているのだ。

 きっと元々僕らが居た世界も変わらずに。

 

 そんな立派な人に教わるってのに、それっぱかしの報酬じゃ割に合わないよなぁ。

 今度また奥さんとの相談に乗る……あ、そうそう!

 いや実はね、バルツァンの方で素敵なペンダント見つけたんだ。誰に宛ててでもなく、ついつい買っちゃって。

 これなんか記念の日にメーダさんから渡したら、グレイスさんとっても喜ぶんじゃないかと思ってさ。

 あ、それと、その時っつーか、まぁ日常的なアドバイスっつーかになるんだけど、前に言ってた「ご機嫌取り」って感覚で贈り物やサプライズはしない方が良いと思うよ。

 プレゼントも会話も、どうしたって相手に内心の気持ちが伝わっちゃうもんだしね。

 機嫌の為とかそういうのじゃなくて、きちんと親愛の情を込めて恥ずかしがらずに好意を伝えた方が……たぶん連れあってから何年経ってても、相手はとても嬉しく思うはずだよ。

 前に聞かせてくれた馴れ初めじゃあ、ずいぶんな大恋愛だったみたいじゃん。

 その時の事を二人ともが思い出す、良い契機にでもなるんじゃないかな。

 

 

 え? バーガル三杯はチャラ? むしろ今度奢らせてくれ? いやいや、そりゃ悪いよ!

 こっちのペンダントはさ、いわばメーダさん夫婦へのお土産みたいなもんなんだから、それを対価になんて……。

 ……そう? まぁ、そこまで言うなら申し訳ないけど、ご馳走になっちゃおっかな。

 

 なぜか鍛錬の報酬の話が立ち消えになり、逆に僕が奢られるという結論に落ち着いたわけだが、それはそれとして。

 

 

「そういやメーダさん。この地域って冬どんな感じなの? 思ったよりも寒くなるのが早い気がしてさ」

「んー? そうか、アオは遠くの産まれなんだったな。ボゥギフトの冬は帝国の中ならまだマシな方だぞ。雪だって、魔法抜きで退けられる程度しか降らんしな」

「そっ……かぁ。いやね、温暖な方の出だから、寒いのは苦手なんだよねぇ」

「あ、そりゃ辛いかもしんねぇな。蟲人の奴らも干からびそうになるし、獣人なんかでもこっち来て初めて冬眠しちまって死ぬかと思ったっつー笑い話もある。そこまで気温に影響受けない只人でも、酒かっくらって外で寝ちまって凍死する南方の出も例年居るしな。んならよ、お前らたしか何日か暇なんだろ? 丁度いいから大玉雛狩って、防寒具でも作ったらどうだ? 日帰りで行けるし、アイツくらいならお前の訓練にもなるだろ」

「あぁ、そりゃ良いや。冒険者ギルドでついでにクエスト無いかも聞いて、仕事と用事を一気に済ませちゃおう」

 

 どうやら雪の降らない地域の学校に通っていた僕らにとって、こちらの冬はかなり厳しいらしい事が判明した。おいおい困るよ、こっちゃ雪だるまも作った事のねぇ都会っ子なんだからさ。これならかまくらの作り方くらいググってから異世界くりゃ良かったかな?

 しかし雪、雪ねぇ。もうその単語だけで雪の中走り回る鹿野ちゃんの姿が目に浮かぶようだ。是が非でも防寒具を作んなきゃいけなくなったな。彼女に風邪をひかすワケにはいかねぇ。

 ていうかマフラーとか手袋も欲しいよね。ちょっと知り合いで編み物詳しい人探しみるか。みんなにそれぞれあげる想像をすると胸がポカポカしてきたぞ。恋か? 恋なんだよな。

 てかぬいも欲しい。日本にいた頃そういう趣味は無かったが、推しができると人ってこうも心変わりするものなんだね。推し活どころか生活に手一杯だったからな。

 ほら委員長、醜悪な酔っ払いだよ。醜悪な酔っ払い、委員長だよ。「自制心が足りないのでは?」脳内再生余裕過ぎる。大人には潰れたい夜もあるんだよ……。

 

 

 しかしまぁ、今聞けて良かった。いざ冬到来ってタイミングで突然知ってたら詰んでたかもしんねぇ。

 今から着手しておけば、本格的な冬の訪れの前に越冬の準備を終えられるだろう。

 とんとん拍子で事が運び、往復したらちょうど真冬に帰って来るくらいの距離がボゥギフトとエルフの国の間には存在している。

 だからこそエルフさんとの会談がどうなるかは置いといて、とりあえず準備だけは済ませておかないといけないのだ。

 まぁホントのホントに最悪夜逃げする場合でも、防寒具はあって損が無い。

 大っぴらに宿に泊まれなくなった時は、その一枚が生死を別ける事もあるだろう。そんな最悪の異世界サバイバルあっていいのか? こちとらベアグリルスじゃないんですけどね。

 

 ちょうどみんなも王城さんが帰ってくるまでやる事なさそうだったし、動かないと身体が鈍るって明星先輩も昨日グチってたし。

 ……なにより、エルフ問題についてはヤバいけど対策のしようが無いので、いざとなれば土壇場のペテンに賭けるしかないしで、心理的ストレスはともかく改善の為にやれることが無い状況なのだ。

 そんな時はもうウダウダ悩んでもしょうがないから、体を動かして時間が過ぎるのを待った方が精神衛生上良いというのが僕の経験則。

 これは僕がバイトで挽回できないやらかしをした時の教訓である。

 思い出してなにもかも嫌になってきちゃった、地雷踏まないで。

 置いたのも踏んだのも僕、いわゆる一つの地産地消だ。爆心地だからこそ出せる鮮度の高い憂鬱が僕を襲う……。

 

 

 ま、防寒具や冬支度にしても、今やお金持ちなんだから普通に仕立て屋で買えば済むんだが、物流が現代ほど発達していないこの世界の文明度では、店へ直接材料を持って行った方が話が早いのは実際そうなんだよね。

 冬が厳しい地域ってことだから秋口の今在庫は探せばあるだろうし、多分金さえ多めに出せば用意してもらうのも絶望的って事はないだろうが……貧乏性な僕としては、時間があって手間もかからず安く済むなら、正直そっちの方を選んでしまう傾向にある。

 これはもうそういう習性なのでしょうがない。

 釣った魚はとりあえず焼いて食べてみていたような奴が、金が入ったからって突然お大尽はできないもんなのさ。ついつい明日の為に貯金したくなっちまう。

 一番ヒモに向いていない性格な気がするんですが……?

 

 とりあえず、今夜の夕食後に行われる「偽造エルフバレ秒読み問題対策会議」にて、ついでにこの話もしてみることにしよう。

 どうせ会議は踊るも打つ手無し。高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変にいくぞ! っつー運びになるだろう事は目に見えているからね。

 

 

 

 

「うっし、休憩終わり! 次は軽くやっから、俺の剣を防いでみろ」

「押忍!」

 

 そうして頭にデカいたんこぶを作って帰った僕の予想通り、対策会議は早々に頓挫。

 作りたい雪像の話と冬に食べたい保存食鍋についての話が場を席捲するのであったとさ。

 

 ……先生が終始申し訳なさそうにしていたから、みんな気を使ったってのもあるだろう。

 僕の大好きな彼女が抱え込んで潰れちゃわないように、できるだけフォローしていかないとね。

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