今でも未観測のソレは何故彼は名指ししたのだろうか・・・彼の言う【鋼の大地】は個性の終末論の更にその先を行くようで・・・人々はいまだに密かに恐れている。どこで聞いてるのか分からない霊長の敵を・・・
ーーーAlice著【個性の変遷記録】より一部抜粋ーーー
「それで話って何かな、一彩君」
「緑谷の個性、【OFA】は力を受け継ぎ、増幅させる個性。その力とは【個性】も含まれる・・・失礼するぞ」
そして俺は緑谷の個性因子に触れる。すると、周辺は蜿広がる闇の中。そこには八つの椅子が鎮座されている円卓の中に飛んでいた。そして我を見つめる実体化した七人とオーラのみの一人の計八人が佇んでいたのだった
「初めまして・・・OFAの皆さん」
「君は・・・創世の所の子だね?とても面影が似てるよ」
そう答えるのは白髪の男性・・・恐らく初代。
「やはりご存知でしたか。えぇ、創世の一族の次期党首、創世龍牙に御座います」
隣の緑谷はまだ口の周辺が靄に覆われており喋れないようだ
「それで、一体君が何のようかな?」
「・・・9代目・・・緑谷に個性の扱い方を教えて上げてください。8代目が個性因子に余裕を持たせた上での無個性に対する個性譲渡。つまり貴方達の個性も理論上扱うことができるはずなんです」
「それは・・・現実的なのかい?」
「確証はないです。しかしほぼ同時期に産まれたこちらの個性は複数の個性を扱えるように進化した。ならばそちらも進化してしかるべきなのでは?と思いましてね。一応記録として確認はできてるので教えることもできますが・・・やはりそこは使用者本人に教えてもらった方が早いと思いまして」
「んじゃ当ててみろや」
と言うのはゴツい土方みたいな男の人・・・五か六だったか?
「初代は明確な名前が無いので省略させていただきますが・・・
二代目、変速
三代目、発勁
四代目、危機察知
五代目、黒鞭
六代目、煙幕
七代目、浮遊・・・でしたよね?調査しての感覚で名付けたんですが間違ってはないと思います」
そして帰ってくるのは沈黙・・・つまりは肯定である
ぶっちゃけ危機察知と浮遊は教えられるんだが他のはとても難しくてなぁ・・・
「まぁあんたの言いたい事はわかった。だがそいつの肉体が耐えられるか?今でもまだまだ貧弱だぞそいつ」
「えぇ、なので貴方達が使えると思ったら許可を出して欲しいのです。今すぐにとは言えませんからね」
「うん・・・それならいいよ。・・・それじゃあ、またね。創世の子」
そして俺達は現実に戻ってきた
「今のは・・・?」
「お前の、緑谷の個性そのものだ。継承系の個性には魂が宿るって言われるからな・・・挨拶しておきたかった。いつかに向けて」
「創世龍牙って・・・君は蛇寧一彩じゃないの・・・?」
「・・・俺は、蛇寧一彩だ。ただそれと同時に【創世龍牙】としても正しい。どっちでもあるんだ。どちらかといえば龍牙・・・アラヤではなくガイアなんだがな・・・これは隠しておいてくれ。アイツらには知られたくない」
「うん・・・僕の個性と同じだ・・・」
「よし!今日はもう帰れ!一旦考えをまとめる必要があるだろ!俺が一度パスを繋いだから心から望めばいつだって対面は出来るはずだ。あとはお前の肉体としての強さだな!」
そう俺は誤魔化した。・・・俺は人よりも隠し事が多いからな・・・
それから数日の間に全寮制が始まった。俺の部屋は入ったと同時に空間の誤認が起きるように組んだから部屋王には参加しなかった。・・・そして必殺技を作らなくちゃいけないらしいが・・・今の俺は大人に囲まれていた
「何のようです?神野区のは公安に確かめたんでしょう?」
「君の個性、提出されている資料からかけ離れているように見えてね。だから今一度教えて欲しいのさ!」
「・・・一族の秘密も多いため・・・全ては話しません。概要はその分きちんと説明します」
「・・・ま、そこが落とし所だろうね」
「まずは元々持っていた個性【魂魄】自らの肉体を霊子化・・・実体としての存在を無くした行動が可能です。物体に付与すればその物体に性質を付与することもできます」
「まぁそれはこっちも知ってる個性だ・・・」
「ここからは概要のみです。個性【星竜】今俺が持ってる個性の総称です。詳しい効果を知ると死にます。次。個性【樹核】植物そのものを操ります。・・・派生として電磁波も操れます。個性【反重力】反重力を操ります。要は斥力ですね。個性【風化】風化させます。時間は広いです。個性【矛盾】右手に出したのがミスリル。絶対に破壊されない物質。左手に出したのが物質ならば全てを破壊する概念。ミスリルですら破壊できます。死柄木によってミスリルが崩壊されるかは不明です・・・次。個性【創造】・・・八百万さんとは違い俺が代償にするのは生命力です。まぁ極端に大きい物を作らなくちゃそうそう減りはしないんですけどね。あと生命も作れます。作ると寿命減りますけど。こっからは見てわかりづらい二つですね・・・【不死】と【運命】。前者は簡単。死にません。何があろうとも。今の俺は宇宙でも水中でも生きれます。後者は・・・【同型の生物を殺す】場合に運命を操る事ができます。AFO戦のラストみたいにね・・・生き延びられたんで癪なんですけど」
「以上・・・ですね。何か質問は?」
「質問は無いね・・・公安から提案は来てるけど」
「なんすか?公安はあまり好きじゃないんですけど」
「君、仮免スキップするつもりはあるかい?」
「・・・そう言う事ですか。良いでしょう。受けます」
「・・・それで、君のヒーローネームを再度聞こうか」
俺は・・・悩んでいた。
「・・・俺は、人を守るつもりは無いです。ただ理不尽に死ぬのは守ります。それは単に可哀想だから。・・・俺が守るのは霊長ではなく、星そのものです。俺が・・・我こそが・・・One Radiance Thing・・・ORT・・・あの南米の蜘蛛とは違う、【地球のORT】。・・・ならばヒーローネームはこれしかない・・・俺は」
ヒーローネームが決まらんまま数日経ってしまったので加筆して投稿です