俺の名前は古谷零。別班の仲間や、仲のいい奴らにはゼロって呼ばれている。
最近ようやく、乃木さんとかいう先輩のおかげでテントを壊滅させることができたらしい。俺はこれから、その乃木さんとあともう1人黒須っていう人と一緒に任務に着くらしい。
「とりあえず、司令に指定された場所に行くか。」
朝、いつも通りにお参りしてたら、呼び出しの合図の饅頭が置いてあった。しっかし、この饅頭。いつ食べてもうまいなー。
目的地に着くとそのにはすでに2人いた。そのうちの優しそうな方の人が俺に話しかけてきた。
「やぁ、僕は乃木憂助。隣にいるのは黒須だ。君が古谷くんかい?」
「黒須だ。黒須駿。お前のその髪、地毛なのか?」
乃木さんか。優しそうだな。黒須さんは‥なんというか犬っぽいな。乃木さんの挨拶の後、間髪入れずに話し始めたぞ。てか、地毛に決まってるだろ。俺も生まれつき金髪なのは納得できないけど。
まぁ、俺もよく、あの人の忠犬って言われてたけどな。
「は、はい!古谷零と申します。髪は地毛です。生まれつき肌が褐色で金髪だから、外国人と間違われるんですげど、純日本人です!」
俺と同じようなカラーリングの日本人なんて、いるのかね?金髪青目褐色肌なんて。いたら見てみたいな。
「へぇー。珍しい、色合いだな。ま、任務に支障がなぎゃ別にいいが。」
なんか、こう、イラッと来るような言い方をする人だな。見かねたのか、乃木さんに注意されてる。
「コラ、黒須。そんなこと言っちゃダメだよ。別に見た目じゃないさ。国を守る気持ちがあるなら、別班としては十分じゃないか。」
「はい!そうですね!乃木さん!」
やっぱり、黒須さんは犬だな。尻尾が見えるし。
話していると司令がやってきて、俺たちの前に現れた。
すかさず乃木さんが指示を出す。
「気をつけ!礼!」
3人がピッタリとタイミングを合わせ、礼をする。
「着席!」
全員が席に着いたのを見て、司令が話し出す。
「乃木さん、黒須さん、テントの任務ご苦労様でした。そして今回あなたたちを呼び出したのは他でもない、テントを上回る組織である、通称黒ずくめの組織と呼ばれる組織を壊滅してもらうためです。」
スクリーンに構成員の名前と思われるものが表示されている。見てみるとジンやウォッカなどお酒の名前であることが分かる。顔写真が乗ってないってことはそれだけ、情報を得るのが厳しいってことか。
「この組織の拠点が日本にあることがわかりました。麻薬や拳銃の密輸、殺人、臓器売買などが行われています。本来、この組織の壊滅には公安が動いており、裏の諜報部隊である、私たちが動く予定はなかったのですが、この組織がテントと関わりがあったことがわかりました。」
テントという単語に乃木さんの顔が曇ったのが、分かる。確か、乃木さんの父親だったんだよな。テントの親玉って‥。
「父乃木卓はその黒ずくめの組織に関わっていたってことですか?」
父親がテントだけではなく、別の組織でも罪を犯していたのではと不安な表情を浮かべる。
「いいえ、乃木卓ではありません。黒ずくめの組織に接触をしたのは、モニターの新圧です。」
誤字脱字減らせるよう頑張ります。