ツルマルツヨシのトレウマ   作:ゴールド@モーさん好き

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いたずらっ子ツルちゃん書きました〜!

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1度単話で投稿したのを纏めました


虫刺されには気をつけて

「ふわぁ〜………」

 

 あくびをしながら時計に目をやる、時刻は12時8分。先程昼休みのチャイムが聞こえた所だった。

 

「ん〜ッ……はぁ、飯食うか」

 

 俺はツヨシから貰った弁当の風呂敷を広げ、昼食を取る事にした。

 

「まさか担当ウマ娘から弁当を渡される事になるとはな、他のトレーナーも貰ってたりすんのかな………いや、俺達がレアケースか」

 

 弁当を笑顔で渡してくれた〝恋人〟を思い出しながら割り箸を割った。

 

「いただきます」

 

 成人男性に嬉しい二段弁当を開ける、おかずは唐揚げと卵焼き、人参と油揚げの煮物にきんぴらごぼう。とても手が込まれており、彼女からの愛を感じる。

 

「美味いな、こりゃ今度お返しとしてなにかしなきゃな」

 

 美味しい弁当をひょいひょいっと口に運び、お茶で一服する。

 

「ふぅ………いかんな、腹が膨れたせいで眠気が強くなってしまった。だけど食後に寝たら体に悪いし、ソファで本でも読むか」

 

 俺は仕事机からソファに腰掛け、読みかけだった本を開く。

 

「…………」

 

 数ページ程読んだが、眠気は増すばかり。夜更かしした覚えは無いので、どうやら俺は知らず知らずの内にかなり疲れていたらしい。タイマーを設置して仮眠する事にした。

 

 

 私ツルマルツヨシはルンルン気分でトレーナー室へと向かっていた、と言うのも私は今日大好きなトレーナーさんにお弁当を渡したのです!

 友達から聞いたけど、世の男性は恋人から貰うお弁当がとても嬉しいらしいですからね、腕によりをかけて作りました!喜んで貰えてたら良いな。

 

「トレーナーさん!こんにちは〜!」

 

 いつも通りトレーナー室を開けるも、帰ってくるのは歓迎の挨拶ではなく静寂だった。

 

「………ん?トレーナーさーん?」

 

 中へ入ると、トレーナーさんはソファに腰掛けながら眠りこけっていた。

 

「全く、まぁたソファで眠っちゃってますね。これじゃあトレーナーさんの為に買った仮眠ベッドの意味が無いのに」

 

 私はそう思いながらトレーナーさんをベッドに運ぼうとし、動きを止めた。

 

「すぅ……すぅ……」

「………………………」

 

 私の視線は、トレーナーさんの男らしい太く白い首へと集中していた。

 

「ちょっとくらい、ほんのちょびっとくらいなら…………いいよね?」

 

 私は誰も聞いていない言い訳をしながら、トレーナーさんに身を寄せた。

 

 

 ピピピ……ピピピ……ピピピ……

 

「ん〜……くぁっ起きなきゃな」

「おはようございます、トレーナーさん」

「あぁおはようつよし………ツヨシ?!」

「はい、貴方のツヨシですよ」

「き、来てたのなら起こしてくれても良かったのに……すまんな」

「いえいえ、トレーナーさんがご多忙なのは知ってますので」

 

 俺が謝るもソレを気にする素振りを見せないツヨシ。

 

「全く、いい子過ぎるのはツヨシの良い所であり心配な所だよ」

「ふふっそれなら平気ですよトレーナーさん」

「むっどういう事だ?」

「私、実はちょっぴりだけいたずらっ子なので」

 

 そう微笑むツヨシはちょっとだけ普段のツヨシよりも艶っぽく、胸が跳ねてしまった。

 

「ッ!大人はからかうもんじゃないぞ」

「そうですね、ふふふ」

「あっとそうだ、ツヨシが作ってくれた弁当とっても美味しかったよ」

「本当ですか!それは良かったです!」

 

 頂いた弁当を褒めるとツヨシはッパァ!と明るい笑顔を見せる、俺はツヨシに促され弁当が入っている風呂敷を渡す。

 

「あれ?」

「どうしたツヨシ」

「いえ、トレーナーさん少し失礼しますね」

 

 ツヨシは俺の顎に手を添え少し上げる。

 

「トレーナーさん首元が少し赤く腫れてますね、虫刺されでしょうか?」

「え?本当?」

「はい、私塗り薬持ってるので塗ってあげますね」

 

 ツヨシはそういうとポッケから〝新品と思われる〟塗り薬を取り出す。

 

「最近は秋頃から虫が出始めるからさっき購買で買ったんですよ」

「そいつはちょうど良かった、ありがとうなツヨシ」

「いえいえ、礼には及びませんよ本当に………へへへ」

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