ツルマルツヨシのトレウマ   作:ゴールド@モーさん好き

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恋人同士のハグって………良いよね


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ツルちゃん「フリーハグ大作戦」

 俺はツルマルツヨシの担当トレーナー、今日は休日なので勉強をしている。ツヨシを安全に走らせる為にはいくら知識があっても足りないからな。

 そんな時、インターホンが鳴り響く。

 

「ん?客人の予定なんて無かったと思うけどな、どちら様ですか?」

「こんにちは、トレーナーさん」

「ツヨシ?!どうしたんだ、わざわざ寮まで来て」

 

 扉を開いた客人は休養予定のツヨシだった、なにやらカバンも持っているがどうしたんだろう。

 

「えへへ、トレーナーさんに会いたくて来ちゃいました」

「来ちゃいましたって、まったく……プライベートの時間に教育者の部屋にはあんま来るもんじゃないぞ」

「つまり仕事中になら良いんですね!合鍵下さい!」

「俺の首が飛びかねないから勘弁、全く……立ち話もなんだから入りなさい」

「はーい」

 

 胸を張って堂々と自分に会いたくて来たという恋人がとても愛おしく感じながら、お茶を出してそのまま勉強へと戻った。

 

 

 「ん〜っ………はぁ、一旦勉強はやめにするかな」

 

 体を軽く伸ばし捻り、硬くなってきている体をほぐす。

 

「お疲れ様ですトレーナーさん、お茶入れ直して起きましたよ」

「おぉすまないツヨ──シ?!」

「どうしましたか?トレーナーさん」

「いや、どうしたって言うか……」

 

 ツヨシが淹れてくれたお茶を受け取ろうと振り向くと、そこには〝Free Hug〟と書かれたスケッチブックを首掛けたツヨシが居た。

 

「えっと……ツヨシ、それは?」

「フリーハグです!」

「いやまぁうん読めるし、言葉の意味は分かるようん。聞いてるのは行動の意図の方で……」

「好きな人からハグをして貰いたいという乙女心です!」

 

 こういう真っ直ぐ好意をぶつけてくる所が愛くるしくて、少しこそばゆくも感じる良い所だ。

 こんな真っ直ぐに好き好きオーラを隠さないツヨシだが、以前聞いたら──

 

『え?何時もそんな好きって言ってて恥ずかしくないのかって?いや、普通に恥ずかしいですよ。でも……好きな人には大好きって、言いたいんです』

 

 そう言われながら不意打ちでキスされた、本当に羞恥心があるのか疑わしい。

 

「分かった、いいよ」

「ッ!へへへ」

 

 俺がそう言うとツヨシは両手を広げて完全にハグ受け入れ体勢になった、俺はそこに吸い込まれるように抱きしめた。

 

「んふ〜……好きです」

「俺も好きだよ、ツヨシ」

「ふふふ」

 

 ギューッと抱きしめながら頭をしばし撫でと、ツヨシの耳や尻尾がパタパタ、ファサファサと揺れているのがとても可愛い。

 

「満足した?」

「満足しました、ありがとうございます」

 

 幸せそうな顔のツヨシを見て、釣られてこっちも口角が上がってしまう。

 

「………ん?なんだこれ」

 

 俺はふとツヨシが首からぶら下げているスケッチブックの、1ページ後ろにまだ何か書いてあるのに気づいた。ペラっとめくるとそこには〝Hug Me!!!〟と命令形に変形しているハグのおねだりが書いてあった。

 

「あっ、それは1枚目でトレーナーさんが動いてくれなかった時に、1枚目を勢いよく破り捨ててお見せする予定の物です」

「そんな予定があったの?!」

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