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こちらにてイラストを書いてもらいました
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1度単話で投稿したのをこちらに纏めました
今日はトレーニングがお休みの日ではあるが、それはそれとして大好きなトレーナーさんに会いたくなった。
「………ノックしても反応がない?でも鍵はあいてる?トレーナーさん、居ますかー?」
トレーナー室への扉をノックしても何時ものあの優しい声は訪れず、恐る恐る私は扉をあけた。
「………寝てる」
実は私達のトレーナー室には少し珍しい物があったりする、ソレは診察台を改造して作った小型ベッドだ。体調を崩しやすい私がすぐ横になれるようトレーナーさんが用意してくれたのだ。
そしてなんとそれは2つもある、片方を私の、もう片方をトレーナーさんの仮眠用にしている。
「最近、また何か調べ事を増やしてたみたいだしなぁ。隈もこんなに濃くなってる……」
少しカサカサになってる顔を少し撫でながら、私は彼への心配が止まらない。せめて、何か睡眠の質を上げれる何かがあればいいんだけど……
「そういえばセイちゃんが、抱き枕が良いとか何とか言ってたような……でも、ちょうど良さそうなクッションなんて無いしなぁ……」
悩む私はふと、トレーナーさんがベッドの片側に、もっと言うと部屋の壁際に寄ってるのに気づいた。多分落下するのが嫌だからだろうが、そのお陰で〝人ひとり分位のスペース〟が生まれていた。
「…」
私はそのままトレーナーさんを起こさないように、そ〜っと…そ〜っと…ベッドに横たわった。
(セイちゃんも別に、抱き枕はクッションじゃなきゃダメとかは言ってなかったしね!うん!コレはトレーナーさんを癒す為!決して私がトレーナーさんに甘えたかったとか、イチャイチャしたかったとか、そんなんじゃない!そう!というか、仮にイチャイチャしたいという理由だったとしても、私達恋人だから!だからセーフだから!)
トレーナーさんは横向きに寝ていた為、向かい合う形で添い寝する事になった。
(ふふふ、トレーナーさんの可愛い寝顔です。さて……私が抱き枕になるから、ここからトレーナーさんの腕を………腕を?)
え?もしかして私が直接トレーナーさんの腕を動かして抱かせなきゃいけない?
そう認識した瞬間心臓がバックンバックンと鳴り始めた。
(え、えぇ?そんな……トレーナーさんの腕自分で動かして、あまつさえ抱かせるなんて……流石にちょっとはしたなさ過ぎるよね!?)
私は自分がしようとしていた事のとんでもなさに気づき、ベッドから降りようとした。
(起こさないように……起こさないように……そ〜っと)
「んっ…むぅ……」
「へっ?ひゃあ!?」
ベッドに腕を立てたその時、トレーナーさんに肩を掴まれそのまま抱き寄せられてしまった。
「ひぅ……はわ、ひぃん……」
当初の目的通り、トレーナーさんの抱き枕になってしまいましたッ!
(どどど、どうしましょう!?こんな、こんなの長時間なんて体が持ちません!?ってあ〜顔が近い近い近い!)
肩や腰をガッシリと抱かれ、抜け出せなくなってしまった。起こせばすぐ抜け出せばするけど、休んでるトレーナーさんに水をさしたくない。
(何より、こうなった経緯を説明しなきゃいけなくなる!)
そういう事で、私はトレーナーさんが力を緩めるまで頑張って耐える事にした。
「…………」
「すぅ……すぅ……」
(あぁ、本当に大好きだなぁ……)
改めてまじまじと好きな人の寝顔見つめ、高鳴る胸が我ながら素直過ぎるとクスッと笑ってしまう。
「そろそろ腕の力抜いても良いですよトレーナーさ〜ん」
「すぅ………すぅ………」
「うん………諦めますかな」
そう結論付けた私はトレーナーさんの顔を自分の胸に優しく押し付けるように、自分からも抱きついた。
「おやすみなさい、トレーナーさん」
もうどうにでもなれ、なるようになれ。そう思いながら私も昼寝を始めた。
・・・
・・
・
「これは……」
「すぅ……すぅ……」
「1人で仮眠してた筈なのに、どうしてツヨシが一緒に寝てるんだ?」