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1度単話で投稿したのを纏めました
唐突だけど、私ことツルマルツヨシは猛烈にトレーナーさんと添い寝したいと思っています。
理由?特にありません、恋仲になってお互い意識を持って甘えたりイチャイチャしてるので満たされてます。満たされては居るけど添い寝が物凄くしたいんです。
「すぅ……すぅ……」
「………………………」
ソレもコレもぜーんぶ、私という〝ケモノ〟が居るのにも関わらず無防備にトレーナー室でお昼寝してるトレーナーさんが悪いと思います。
秋が訪れ気温が下がりつつあり、クーラーは必要無くても少し暑い。そんな中途半端な暑さ故か、クールビズ以上にスーツのボタンがクールな事になっていた。
「えっえぇ……胸元はだけて、わわッ!寝顔可愛いなにこれ写真撮っとこ」
おもむろに幾つか写真を撮った私は、自分のベッドを隣にくっつけた。というのも私達のトレーナー室には、私が何時でも休める為のベッドと、トレーナーさんの仮眠用のベッド2つが存在している。
普段は少し離した所に置いてあるのだが、今の私は止まる事を知らない。
「よいしょっと……よし!」
私は任務完了とばかりに誰に向けるものでもなくドヤ顔した後、添い寝を始めた。
「すぅ……すぅ……」
「トレーナーさんって、何時もピシッとしてるから気づきにくいけど……結構可愛い顔立ちですよね」
普段なら流石に鬱陶しくて払い除けられそうだが、寝てるのを良い事によく見てよく触っちゃう。
頭からおでこ、側面の頬を撫で下ろし中央の鼻頭をなぞりそのまま降ろし──
「…………………」
トレーナーさんの柔らかい唇と、私の人差し指のお腹がふにふにと触れ合う。
キスはした、流石に在学中でバレるのはマズイので本当に数えれる数、2人っきりが確実に担保出来る空間でしかやった事は無い。けれどもした事はある。
胸の高まりは抑えが効かず、愛情は湯水のように溢れかえり、意識がまるで溶けきれない程ドロドロになった砂糖水みたいになったのを覚えてる。
「あんな風になったのは、私だけだったんですかね。それとも、トレーナーさんもそうだったり?……」
「すぅ……すぅ……」
返事は無く、ただトレーナーさんの息遣いと〝私の心臓の音〟だけが鼓膜に響く。
「出来れば、トレーナーさんも私と同じだったら良いのにな………なんて」
そう1人ごちりながら、私はトレーナーさんに唇を添える。軽く、ゆっくりと、けれどもキスだと分かるよう押し込むのは忘れずに。
「ふっ」
「…………」
「………〜〜〜ッ!」
トレーナーさんにキスをした私は、背筋がゾクゾクとした感覚に襲われ、その拍子に理性という壊れかけのブレーキは跡形もなく消えた。
「ムギュっ!すぅ〜〜………はぁ、すぅ〜〜………はぁ」
トレーナーさんに抱きつき、胸板に顔を押し付けて深呼吸をする。あっこれヤバイ、明日から毎日の日課にしなきゃいけなくなった。
そう思いながら私も睡魔の誘いに意識を委ねた。
⏰
「こりゃまた……随分と甘えただな、ツヨシ」
「すぅ……すぅ……」
昼寝から目が覚めると、俺に抱きつく形で担当ウマ娘兼恋人であるツルマルツヨシが添い寝していた。
「1回甘え始めると満足する迄止まれなくなるからな、ツヨシは」
「んんぅ……」
苦笑いしながらツヨシを軽く撫でると、可愛い声が漏れ出て頬が緩む。
「さてっと……あーらら、ウマ娘パワーでがっちり掴まれとる。幸いスマホには手が届いたし………」
「すぅ……すぅ……」
「……ま、いっか」
俺は諦めて、ツヨシが起きる迄待つ事にした。