交換した金貨を貰い、ギルドを出た俺達はオラリオに拠点を構えている各ファミリアを回ることにした。理に戻る為に必要な情報がない今、効率的に情報が集まり、そしてあのダンジョンによく潜る活動的なファミリアに入れば神と接触が出来るし理に一歩近づけると思った。まぁ背中に
まず、最初に向かったのは生産系及び商業系の派閥であるデメテル・ファミリアだ。大らかで慈悲深い性格の持ち主であり豊饒を司る女神のデメテルが立ち上げたファミリアで、このオラリオの食糧事情に関わっている。正にオラリオの心臓、生命線だ。しかしこのファミリアは農産物生産に特化している為、ダンジョンに潜るような戦闘員はいない。なのでここはナシだ。
次に目を付けたのが極東の人間達で固められている少数派閥のタケミカヅチ・ファミリア。歴史の教科書で見たことある衣装を着た誠実な心を持つ男神タケミカヅチが立ち上げた探索系ファミリアだ。探索系と聞いたので期待が大きかったが団員の数が6人と少なく、貧乏だった。どれぐらい貧乏なのか分からないがさっきこのファミリアに行く道中でタケミカヅチだと思われる人物がアルバイトをしているのを見たので結構大変なのだろう。ここもナシ。
次はフレイヤ・ファミリアに………行こうと思ったのだが何故か本能が拒否反応を示しているのでナシ。このファミリアはオラリオ最強ファミリアの一角と言われる巨大な派閥で、自分が望む条件と合致するから行きたかったけど行かない。嫌な予感と言うか本能が示す事はだいたい当たるからね。
という感じでいくつかのファミリアを下見しに行ったがどのファミリアも納得いかず途方にくれていた。
「こんなに見て回ったのに私達が望むファミリアは見つかりませんでしたね」
「いやはやどうしたものか。このままだとどこのファミリアにも入れなくなるな」
「何処か名が広がっていないファミリアでもあれば私達で動けるのですが」
「そんな都合のいいファミリアなんかある訳ないだろ、あの受付から聞いた探索系とかの有名なファミリアやマイナーなファミリアを聞いたがそこも見てきただろ?」
「そうでしたね………」
「……………………………おい、いつまで隠れているつもりだ?出てこないならこっちから行くぞ」
「ちょっ、ちょっと待っておくれよ!悪気はなかったんだよ〜」
そう叫んで影から出てきたのは裸足のロリッゲフンゲフン。艶のある黒い長髪をツインテールにした少女が出てきた。
「あの、獣人にしては見た事がないタイプだったから気になっちゃってね」
「だからつけてきたのか」
「だから悪かったってば!それより、なにか困ってる事があるんじゃないかな」
コイツ、話逸らしやがった…
「実はこっそり
「あぁ、俺達が望むファミリアが見つからなくてな」
そう言うとこの少女は『その言葉を待ってました』と言わんばかりに体を震わせて俺の顔に指を指す。
「君達、僕のファミリアに入らないかい!!」
サマーセールで購入したブラットボーン楽しいです。