ヤンデル大鯨ちゃんのオシオキ日記   作:リュウ@立月己田

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 リハビリがてらに執筆できたので、久しぶりの更新です。

 前話のラストで届いたメール。それに従い向かったのは、いつものようにお仕事だったのです。

 そして情報を得てから対象相手とお話し始めたんですが、なにやら毛色が……?


女性提督がお相手です 前編

 

 おひさしぶりでーす。大鯨ですよー。

 

 またしても大きく間が開いちゃいましたねー。いったいどういうつもりなんですか、作者ー。

 

 とりあえず説得という名のオシオキをしておきましたけど、なんだか忙しいみたいでなかなか執筆できず……とか、ただの言い訳じゃないですかー。

 

 そんな甘い考えなんてできないように後でしっかりと調きょ……じゃなくて教育しておくとして、今回もサクッとやっていきましょうー。

 

 ……と思っていたんですが、なんだか今回、少し変な感じなんですよねー。

 

 まぁ、私の仕事内容自体が特殊なんで多少のことは気にしないつもりなんですけど、果たしてどうなることやら。

 

 どっちにしても、ノリでつっきちゃう感じなんですけどねー。

 

 

 

 

 

 ということで、前回の続き……というには随分前の話なので説明しておきますが、メールで呼び出された場所へやってきましたー。

 

 私の前にはいつも通りの憲兵=サンが立っていて、ファイルバインダーを差し出しています。

 

「今回の資料はこれですかー」

 

「……うむ。

 詳しいことはそこに書かれているので、後は任せます」

 

 そう言って、私の返事を聞かずにさっさと部屋から出て行きましたけど、なんだかつれない感じですねぇ。

 

 ……というか、まだ受けるかどうかも言ってないんですけど。

 

 まぁ、とりあえず資料の方を読んでみますかー。

 

『処刑対象:呉鎮守府所属 女性提督

 罪状  :複数の艦娘らと痴情のもつれにより、鎮守府内の風紀を乱し混乱を誘発。本人は数人の艦娘から詰め寄られ、会話の際に自らの手首をカッターナイフで切りつけ自殺を計ったが、応急処置で命に別状はない』

 

 ふむふむ。

 

 相手が女性提督なだけで、よくあるパターンのやつですよねー。

 

 可愛い艦娘たちを毒牙にかけたって点が気に入りませんが、呉には知り合いも少ないのでその辺は見逃しておいてあげましょうか……と思ったんですが、

 

『なお、関係を持っていた艦娘はおおよそ36人。これは女性提督が管轄していた大半であり、人数と状況を判断した上で仕置人へ依頼することとする。

 必要な点は女性提督の関係を持った艦娘の名前を確認すること。また、本人が今後自重すると誓うのであれば、処刑はせずに懲らしめるだけで良い』

 

 ………………。

 

 わーお。なんて絶りn……じゃなくて、節操無しなんでしょうかー。

 

 さすがの大鯨ちゃんもビックリです。いくら私でもここまで多くはないですよー。

 

 だって、今までに知り合った娘は……えーっと……、ひいふう………………。

 

 ………………。

 

 うん。気のせい気のせい。私は何も覚えていませーん。

 

 え、私の方が酷いですって?

 

 誰ですか、そんなことを言う人はー。

 

 ちょっと指に五寸釘でもぶっ刺しちゃいます? もちろん爪と指の間にですよー。

 

 もちろん良い声を上げられるように、色々と工夫をこらします。さぁさぁ、楽しんじゃいましょうかー。

 

 ……え?

 

 今は仕事の時間だろうですかー?

 

 うーん、たしかにそうなんですけど、まだやると決めた訳じゃないんですよねー。

 

 でもまぁ、どこかの鎮守府にいる元帥や幼稚園の先生みたいにスケコマシ度が高そうな女性提督さんですから、一目見ておきたいって気持ちもあったりしますし……。

 

 それに、自重すると誓うのなら処刑はしないってことみたいですから、そこそこ有用な人材というのも想像ができますねー。

 

 問題を起こしたというのにチャンスを与える。これがいったいどういうことなのかはどうでも良いですけど、気にならないって言ったら嘘になりますし。

 

 とりあえず、段ボールでも被ってスニーキングしながら様子を伺いましょうかー。

 

 

 

 

 

 ……と、思っていた時期が私にもありました。

 

 なーんて、何かしらのフラグが立っていたわけでもなく、ただ単に資料をしっかりと読んでいなかった私が悪いんですが。

 

 どうやら今回のターゲットである女性提督さんですが、自殺を計ったということですでに身柄が拘束されちゃっているんですよねー。

 

 なので、現在私がいるところは、いつもと同じようにどこかの地下室ですー。

 

「………………」

 

 そしてそんな私をガン見している女性提督さんは、椅子に座った状態で身動きできませんー。

 

 両手、両足共に金属の枠でガッチリと椅子に固定され、舌を噛まないように猿ぐつわまでされちゃっています。これじゃあ完全に拷問まっしぐらという感じですけど、私に出番が回ってきた段階で今更ですよねー。

 

 ……まぁ、受けるかどうかはまだ決めていませんけど。

 

 とりあえず、当たり障りなくお話でもしましょうかー。

 

「………………」

 

 猿ぐつわを取ってあげようと近づいたんですが、女性提督さんは私の顔から視線を全く逸らしていません。

 

 そんなに見つめられたらちょっぴり恥ずかしいですよぉ……という気持ちも湧いてこない訳ではありませんけど、一応お仕事ですから真面目にやりましょうー。

 

「ていっ!」

 

「ふぐ……っ!?」

 

 半ば強引に猿ぐつわを取り外すと、女性提督さんが涙目を浮かばせながらキッと表情を険しくしました。

 

「さてさて、今からあなたとお話をしたいんですが……」

 

「……その前に、1つ良いかしら?」

 

「はい、なんでしょうかー?」

 

 拘束された状態にもかかわらず、いきなり質問をしようとするのはなかなかの根性ですねー。

 

「あなた……、大鯨よね?」

 

「ええ、そうですよー。

 悪い子にはお仕置きしちゃう、大鯨ちゃんですよー」

 

「……自分にちゃん付けするのって恥ずかしいと思うのは私だけかしら?」

 

「こういうのはノリですからー」

 

「……まぁ良いわ。

 私が聞きたいのはそこじゃないし」

 

 そう言って、女性提督さんは「はぁ……」と大きくため息を吐きました。

 

 ……ということは、私の名前を確かめるのが目的ではなかったということになりますが、目の前でため息を吐かれちゃうと、ちょっぴり不機嫌になっちゃいます。

 

 これはちょっと、お話という名のオシオキでもしちゃいましょう……と思っていたところで、いきなり女性提督さんがクワッ! と効果音が鳴りそうなくらいに目を見開きました。

 

 そしていきなり私の顔から視線を下げ、つま先まで行ったところでもう一度戻り……って、品定めをされちゃっているような感じはなんなのでしょうか。

 

 正直に言って、少々どころではないレベルで不機嫌になっちゃうんですが。

 

 もうこの際、仕事なんてほっぽり出して、生きていることを公開させちゃっても良いでしょうかね?

 

「ふむ……、なるほど」

 

「勝手に納得しているところを悪いんですが、失礼にも程があると思いますよー?」

 

「いやいや、これは失礼。

 噂に聞く仕置人が、これほどの美人だとは思わなくてね」

 

「……今更になってお世辞ですか?」

 

「いいや。

 これは純粋なる本音よ」

 

 キリッ! と、またしても効果音を鳴らしかねない決め顔をした女性提督さんですが、なんだかちょっぴり見とれてしまいそうになっちゃいます。

 

 おそらく顔の線が良い感じなのと、言葉の1つ1つに重みがあるような雰囲気に、恋愛経験が少ない娘ならコロッといっちゃうんでしょうねぇ……。

 

 まぁ、私には効果が薄いですけどねー。

 

「……ということで、どうかしら?」

 

 ニコッと笑いかけてくる女性提督さん。

 

 これは間違いなくお誘いですけど、自分が今置かれている立場を分かっているんでしょうか……?

 

「ほんの少し前に自殺を計った方の台詞とは思えませんねぇ……」

 

「ああ、あれはあの場を切り抜けるための芝居よ。

 カッターナイフで軽く切ったくらいじゃ、放置でもされない限り死にはしないわよ」

 

「……それをこの場で言う時点で理解不能なんですけど」

 

「あら、そうなの?

 てっきり治療をした情報くらい手に入れていると思ったからばらしちゃったけど、失敗しちゃったかしら」

 

 言って、ペロッと舌を出してお茶目をアピールしていますけど、なんですかこのギャップは。

 

 さっきまでカッコイイことを言っていたと思っていたら、今度は可愛さを全面に……。キャラがどっちに向かっているのかサッパリ分からなくて、どう反応するべきか迷っちゃいますねぇ。

 

「まぁ、そんなことはどうでも良いわ。

 早いところこの枷を外して、ニャンニャンしちゃわない?」

 

「ニャンニャンって……、また古いですねぇ……」

 

「あら、嫌いなのかしら?」

 

「いえ、むしろ大好物なんですけどねー」

 

「フフフ……。

 やっぱり仕置人も、そっちだったのね」

 

 唇から舌をチロリと出して、なまめかしい動きを見せてきますが、これは完全に病気ですねー。

 

 どこからか自分のことは棚に置いているんじゃ……と聞こえた気もしますが、それは後で処理しておくことにして、そろそろ真面目にやった方が良さそうです。

 

「あなたが私をどう思おうが別に良いですけど、自分の置かれている立場を分かっているのでしょうかー?」

 

「それはもちろんよ」

 

 私の言葉を聞いて肩を竦める女性提督さん。

 

 どうやら今までは強がりだったのか、ここから抜け出すための芝居だったのか……。

 

 どちらにしても、私からそう簡単に逃げられるとは……、

 

「噂の仕置人を彼女にする、かつてないチャンスってことよね?」

 

「………………」

 

 うーわー。

 

 さすがに私でも、ちょっとだけ引いちゃいますわー。

 

 舞鶴の変態作業員のときも結構やばかったですけど、この女性提督さんも色んな意味でぶっとんでいます。

 

 まぁ、だからこそ36股みたいなのもできちゃったのかもしれませんけれど、1つだけ言えることは……、

 

 

 

 この人の頭に、自重という言葉は欠片も無いと思うんですよねー。

 

 

 

 ……ということで、サクッと尋問しちゃいましょうかー。

 




 次回のヤンデル大鯨ちゃんはー?

 ちょっちグロいです。流血します。
なので苦手な方はご遠慮した方が……って、いつものことなので今更って感じでしょうかー。

 ということで、尋問……いえ、拷問タイムの始まりでーす。


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