今回は遂に勇者とリコリスの邂逅と戦闘になります。
それではどうぞ!
浅草では現在、今から起こる事態など知らず人々は平和を謳歌していた。
そこに小学生の兄妹が町を歩いていた。翔太とせつなである。2人は友達と別れて帰宅していた。
せつな「お兄ちゃん……いいもの買えたね」
翔太「うん。零兄ちゃんのお土産も買えたし、母さんのプレゼントも」
せつな「ママもビックリするね」
どうやら2人は友達と遊ぶと同時に母親のプレゼントも買っていたようだ。
そんな中、突然地面が揺れ始める。
一般人A「じっ地震だ!?」
だが地震は直ぐに収まるが、変わり地面から何かが吹き出す。
パニックを起こした人々が逃げ出す。そしてそれと同時に近くに千束達が乗っているハイエースが来る。
たきな「な、何が……」
たきなが驚いている中、千束が吹き出しているものを確認する。
千束「これ?砂?」
たきな「砂がなんで?」
その間にもどんどん吹き出した砂が道路を覆い始める。騒ぎを聞きつけた警察も避難誘導を始める。クルミは車内部で砂の調査を始める。
クルミ「普通の砂なのは確かだが……」
ミカ「これも隕石の影響か」
たきな「あ!千束あれ!」
たきなの指を指した方を見ると、逃げ遅れた翔太とせつなが店の中に入る光景だった。
千束「子供が!?たきな!」
たきな「はい!」
ミカ「気をつけて行くんだ!」
店の中に入った翔太とせつなは迫る砂の山に恐怖する。
せつな「お兄ちゃん……!」
翔太「大丈夫!零兄ちゃんが来てくれるよ!」
すると店のガラスが突然割れて、中に千束と銃を持ったたきなが入ってくる。
千束「君たち大丈夫?!」
翔太「お姉ちゃんたちは?」
たきな「早く逃げますよ!」
2人に連れられ、翔太とせつなも逃げて行く。そこにクルミから連絡が来る。
クルミ『千束、たきな!隕石が接近している!』
千束「え?」
千束が上を見ると、クルミの言う通り、上空から2つの隕石が来て、1つが砂の上に落ちると、その砂がどんどん隕石に集まると砂が人型となる。そして人の形をした生物の姿になった。
千束「なっ、なんじゃあれは!?」
たきな「あれが楠木司令が言っていたエイリアン……」
砂の姿をした宇宙人は右腕を横に上げると手から砂の光弾を放ち、建物を破壊し始める。
せつな「ひぅ!」
その小さな叫びを聞いたのか、宇宙人がこちらに目を向ける。それに気づいた千束とたきなが銃を構えて発砲する。千束はいつもの非殺傷弾では無く、今回は宇宙人なので、普通に銃弾である。
しかし砂の身体の為か、ダメージが感じられない。そして腕をこちらに向ける。
千束・たきな「っ!?」
せつな「ひっ!?」
翔太「に、兄ちゃん!!」
翔太が叫んだと同時に1台の車が来て宇宙人に突っ込み、宇宙人が転倒する。
そしてスピンして4人の前に止まり、ドアを開ける。そこには……
零「大丈夫か!」
翔太「零兄ちゃん!」
せつな「零お兄ちゃん!」
喜びぶ2人とは対照に困惑する2人がいる。
千束「えぇ!?零さん!?」
たきな「どうして……」
零「2人も早く……」
その時、落下する瞬間ビルに直撃したもう1つが砂に落ちると、同じ姿の宇宙人に姿を変える。
たきな「もう1体!?」
零「サンドール星人か!」
千束「え!?零さん知ってるの!?」
するともう1体のサンドール星人が同じく手から光弾を放つ。
零「っ!危ない!!」
零が車から勢い良く飛び出し、4人を押し退けると、光弾が車近くの砂に直撃し、爆発が起きて車が吹っ飛ぶ。
千束「あ~!?車が!?」
零「とにかくこっちだ!」
たきな「車はいいんですか!?」
零「頑丈だから大丈夫だ!とにかく……っ!」
すると先程倒れたサンドール星人もこちらに来て、光弾を放つ。
零「くっ!」
たきな「きゃっ!?」
翔太「零兄ちゃん!?」
零が再び4人を押し退けると今度は零近くに直撃して爆発が起き、零が吹き飛ぶ。
零「ぐあっ!?」
そのまま転がりなら倒れてる。
千束「っ!零さん!……っ!?」
千束が近寄ろとするが、2体のサンドール星人に囲まれる。それを上空からドローンで見ていたミカ達や特殊浮遊カメラで見ていた天野博士達も息を呑む。
ミカ「千束!たきな!」
陽子「翔太!?せつな!?」
隆「まずいぞ!」
それは倒れた零も見て、急いで立ち上がり駆け出す。すると1体のサンドール星人が腕を上げて叩きつけようとしていた。それを見たたきなが翔太とせつなをかばい、千束が銃を構え、応戦する瞬間、千束は零の方を見ると……
左腕についてるブレスレットを手前で上向きに掲げる。そしてブレスレットのカバーを下にスライドさせ叫び始める。
零「トライ!ダグオン!!」
その叫びと共に零の身体が光輝く。
その時、はっと千束がサンドール星人の方を見ると、腕が振り下げる瞬間がった。
千束(間に合わない!?)
千束が目を瞑って衝撃に備えたがいつまでも衝撃が来ず、不思議に思い視線を上げる。
それはたきなも同じで、千束と同じ方向を見る……そこには
千束・たきな「っ!?」
目の前には
たきな「あ、貴方は!?」
千束「え?もしかして……」
翔太・せつな「零兄ちゃん(お兄ちゃん)!!」
たきな「っ!?」
千束「やっぱり!!」
2人の言葉にたきなは驚き、一部始終を見ていたのか千束は納得した様子だった。
そんな風に驚いている中、零はサンドール星人の攻撃を押しのけている様子だった。
零「うォォォォォォォ!りゃあァァァァァ!!」
気合いを入れて腕を払いのけて、そのままジャンプして顔面にキックをして、サンドール星人を倒す。その間に4人に近づき、千束とたきなを両脇に抱えて、その肩に翔太とせつながしがみついたのを確認した零はゆっくりジャンプして4人を安全の場所に下ろす。
たきな「あ、あの……」
零「大丈夫だ。後は任せてくれ」
そう言って零は再びサンドール星人に向かって行く。驚いているたきなを対照的に千束は心配そうに見ている。それを感じたのか翔太は千束に声を掛ける。
翔太「大丈夫だよ、お姉ちゃん!」
千束「え?」
翔太「だって兄ちゃんは……ダグオンだから!!」
千束「ダグ……オン?」
そして再び千束が視線を戻す。その間にサンドール星人は零に対し、光弾を連続して放つ零は華麗に避ける最中、右腰のホルスターに携行している武器を取り出す。
その武器は銃口が2つ付いている銃の様な物だった。そしてそのまま銃を構える。
零「ブレイズシューター!」
零が引き金を引くと高エネルギービームを発射してサンドール星人を身体を削るが、周りの砂を吸収して元に戻る。
それを確認した零は……
零「セイバーチェンジ!」
その掛け声と同時にスイッチを押すと、収納されてる刀身が出てくる。
たきな「剣が出てきた!?」
千束「すっごい!!」
零「フィニッシュアタック!」
零が掛け声と同時にスイッチを押すと、刀身が炎の様な輝き迫ってくるサンドール星人に対して向かって行く。
零「レイジングスラッシュ!」
掛け声と共にサンドール星人をX字を描くように斬ると、サンドール星人の身体が崩れ落ちる。
その時もう1体のサンドール星人が光弾を放つ避けると同時に身体を炎に包む。
零「ブレイズバード……アタァァァック!」
そのまま炎の鳥の姿を形作り突撃して、サンドール星人の身体を貫くと同時に、サンドール星人の身体がバラバラに崩れ落ちる。零はそのままビルの屋上に着地する。
翔太・せつな「やったぁ!!」
千束「おぉぉぉ!!すっごい!!」
たきな「……」
喜びと興奮で盛り上がっている千束と翔太、せつなの隣でただ呆然と見ているたきな。
すると零はビルの屋上から下を見ると、サンドール星人の核となっていた隕石が落ちていた。その時、2つの隕石が合体すると更に砂を吸収して先程より巨大化したサンドール星人が現れた。
千束「うぇあ!?更に大きくなっちゃったよ!?」
たきな「なんて常識ハズレな……!?」
それをモニターで見ていた楠木も驚きを隠せないでいた。
楠木「これがエイリアンの力か……」
それは現場近くに到着したリコリス達を率いてきた、
サクラ「な、なんすっか!?先輩あれ!」
フキ「私が知るか!?いいから行くぞ!!」
巨大化したサンドール星人はビルにいた零を右手で掴み締め付ける。
零「ぐわぁァァァ!?アァァァァ!?」
千束「零さん!?」
たきな「くっ!」
それを見た、たきなが銃で援護して千束も銃で攻撃する。しかしサンドール星人には効いている様子は無かった。
零「くっ!ブレイズモービル!!」
零の叫びと共に吹き飛ばされていたブレイズモービルと言われた車が独りでに動き出した。
千束「うぇ!?今度は車が勝手に動いてるよ、たきな!?」
たきな「何がどうなって!?」
ブレイズモービルはそのままビルの壁を走り、零が掴まれている右手首を破壊する。
脱出した零はそのまま地面着地すると、その背後にブレイズモービルが迫り、すかさず乗り込む零。
そして素早く右手を回復したサンドール星人は両腕から光弾を放ち攻撃するが、零は華麗なドライビングテクニックでどんどん回避して行く。
零「よし!」
零が気合いを入れた……その時──
《BGM:融合合体ダグサンダー時BGM》
零「融合合体!」
その声と共に零がブレイズモービルからすり抜ける様に屋根に仁王立ちし、ブレイズモービルから跳び、無人となったブレイズモービルのフロント部分が競り上がり、人の脚の様に変形し、それは次にリアの部分が左右に割れ90度に曲がり、肩となりドアが腕の様に変形する。最後に顔が現れ、変形したブレイズモービルの足元に立った零が蜃気楼の様に変形したブレイズモービルと同じ大きさまで巨大化し溶け込む様に一体化すると同時に、ブレイズモービルの瞳に光が宿る。
『ダグ…ブレイバーァァァ!!』
変形し炎を纏いそれを散らし生まれたのは10メートル近いロボット…ダグブレイバーがその勇姿を表した。
たきな「あのロボットは!」
千束「やっぱり零さんなんだ!」
翔太「ダグブレイバー!」
ダグブレイバーとサンドール星人が向き合うと先手を取ったのはサンドール星人だった。
サンドール星人は身体から砂を放ち、ダグブレイバーの身体にまとわり付く。
ダグブレイバー『くっ!』
砂がまとわり付いて動き難いのか動きが鈍る。それを見てあサンドール星人が右腕で殴りつける。
ダグブレイバー『ぐぁっ!?』
更に戻り際にもう一度、殴り付ける。その時、倒れそうな所を踏み止まり、身体に力を込めるダグブレイバー。
ダグブレイバー『ウォォォォォ!…………ハァッ!!』
《BGM:フィニッシュBGMダグオンバージョン》
一気に力を解き放ち、まとわり付いている砂を吹き飛ばす。それを見たサンドール星人はたじろぐように後ろに下がる。それを見てダグブレイバーは一気に反撃に出る。胸部のエンブレムにエネルギーを溜めると一気に解放する。
ダグブレイバー『ブレイジングゥゥゥ…フレアァァァ!!』
胸部のエンブレムから熱光線が放たれ、サンドール星人の左腕が崩壊し、ダグブレイバー更に畳み掛ける。
左前腕の装甲内から銃が出て、それを取り出し、両腕で構える。
ダグブレイバー『ブレイバーァァァ……マグナム!!』
構えた瞬間にエネルギーをチャージし、チャージしたエネルギーを解放する。
ダグブレイバー『シュートォォっ!!』
解放された熱光線はサンドール星人の身体を貫き、爆発を起こす。その際、サンドール星人の核となっていた隕石をも、燃やし尽くし破壊する。そしてサンドール星人の身体は完全崩れ落ち二度と復活することはなかった。
翔太「やったァァァ!!」
せつな「すごい……!」
千束「うぉぉ……!カッコいい!!」
たきな「……」
喜ぶ千束と翔太とせつなの隣で、ただ見ているたきなだが、その目はヒーローを見るような目で見ていた。そしてそれは一部始終を見ていた人々から歓喜の声を上げる。その近くで途中からここにきたフキ達は唖然の表情をしていた。
戦いに勝利したダグブレイバーは、人々の方に振り向き、見下ろすように見守る。
そしてこれが勇者達とリコリスの物語が始まった瞬間だった。
《ED:風の中のプリズム》
次回予告(BGM:輝け!ダグオン)
遂にリコリス達と邂逅した俺、広瀬 零《ひろせ れい》。
共に戦う事になったんだが、今度の相手はある科学者が作り上げた巨大ロボットだ。
奪われる電力!襲い来る巨大ロボットの脅威!
ダメだ、ダグブレイバーじゃ勝てない……!
こうなった……俺の奥の手を見せてやる!
来い!ブレイズホーク!ブレイズローダー!ブレイズライナー!合体するぞ!!
今こそ見せる。本当のダグオンの力を!
次回…新世紀勇者戦記 ブレイブ・リコリス
『奪われた電力、合体!ブレイバーダグオン!!』
次回もトライダグオン!!
いかがでしょうか?
次回はリコリスに零がこの地球に来た目的と新たな合体になります。
ちなみにダグテクターはOVA版のダグテクターをイメージしていて、ブレイズモービルはスバルのBRZをモチーフにした物をイメージしています。
それではまた次回!