零がどうしてダグオンになったのか……
それではどうぞ!
零は自分がダグオンになった経緯をみんなに話した。
零「俺が最初にダグオンのことを知ったのは……高校の時だったな」
千束「お父さんから聞いたの?」
零「いや、あれは…確か……」
そう言って語り出した舞斗……
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回想~
俺が高校1年生の頃、夏休み明けの新学期だったな……その頃、休み中に母さんに進路のことを聞いてきた時だな。父さんはまだこれから色々な経験をして決めなさいと言われたが……
零「はぁ~進路か~」
「お~い、零!」
零「ん?あ、炎さん!」
そこに炎さんと会ったんだよ。
炎「どうしたんだよ。新学期だっつうのに」
零「いや、夏休み期間に母さんに進路のことを言われて……」
炎「進路って…ルナの奴、気が早ぇよ」
零「父さんもそう言ってたんですが……長男なんだからと」
炎「ルナは海以上に頭固ぇ所あるからな~」
零「ところで炎さんはどうしてここに?」
炎「あ……マリアに頼まれてな」
それで懐から怪しげな本を取り出したんだよ。
零「黒魔術の本?」
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たきな「黒魔術?!」
ライ「炎先輩の幼馴染なんですけど、オカルトや超常現象の類を追いかけてる人なんですよ」
翔太「そうなんだ?」
零「んで、そんな会話をしながら学校を午前で終わった帰り道に……」
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回想~
俺は帰り道に変な液体が道に落ちてたんだ。それが路地裏まで続いてて気になって後を追ってたんだ。すると路地裏の壁にもたれ掛かるように綺麗な白銀の髪が特徴の少女で首には首輪のようなものと、右腕には何か変わった形のブレスレットを付けてたんだ。彼女は腕を怪我してるのか左腕を右手で抑えていた。
零「おい!君!大丈夫か!」
俺は駆け寄って彼女を介保したんだ。怪我してる腕に持ってたハンカチで止血したんだ。それで彼女の血が青緑色だったのに気づいたんだ。
零「緑色?君って……」
少女「っ!」
零「?」
俺が何か言おうとすると、彼女は俺の背後に視線を向けて恐怖の少女を浮かべて、俺も後ろを振り返ると3人の男性が立っていた。格好が見るからにガラの悪い感じの服装だったんだよ。
零「お前らは?!」
謎の男A「そいつを渡して貰おうか?」
零「何?」
謎の男B「そいつは俺っち達の獲物なんだよ~~」
謎の男C「大人しく渡して貰おうか?」
少女「っ」フルフル
彼女は俺の裾を掴んで明らかに怯えてる様子だった。それを見た俺の判断は早かった。
零「どう考えても……はい、そうですかとはならないな……」
そう言って俺は戦闘の構えを取る。それを見たリーダーの男がため息を吐いて
謎の男A「愚かだな……地球人の分際で」
零「は?」
謎の男A「さっさと潰してゲームの続きをやるぞ」
謎の男C「だな」
んで、残りの2人が襲って来たんだけど……
零「はっ!せいっ!」
謎の男B・C「ぐあっ!?」
謎の男A「なっ!?」
零「行くぞ!」
俺はそいつらを返り討ちにして、彼女を連れて逃げ出したんだ。
謎の男A「ま、待て!」
それで逃げてる俺たちを追いかけて来たんだよ。そのまま逃げてると……
「おぉ!零じゃねぇか!」
零「激さん!森さん!」
森「どうしたんだよ?そんなに慌てて」
零「追われてるんですよ!」
謎の男A「待ちやがれ!!」
森さんと激さんが俺の後ろから追いかけてきた奴らを見て、表情を変える。
激「ここは任せて行きな」
零「でも、あいつら明らかに……」
森「いいから、お前はそのカワイ子ちゃんを連れて行きな」
零「は、はい」
2人の雰囲気に圧倒され、俺は彼女を連れて逃げる。
森「まさか……また宇宙人と出くわすとはな」
激「森。お主、今持っとるか?」
森「当然…そん時から肩身離さず持つようにしてるよ」
謎の男B「あ~俺っち達の邪魔するって、バカなの~?」
謎の男A「ちっ!とっととあいつを追いかけるぞ!」
森「狙いはあの子で間違いなさそうだな」
激「森。あいつらに連絡しとけ、わしが時間を稼ぐ」
森「分かったよ。無茶すんなよ……ブランクあるんだから」
激「わかっとるわい!」
俺たちはどこか倉庫の場所に逃げ込んだ。
零「とりあえず、ここまで来れば大丈夫だろ……」
少女「あ、あ、あり、……がとう」
零「ん。あぁ、大丈夫だけど……それより、君はなんで追われてるの?」
少女「ん……」
零「君って人間じゃないよね?」
少女「っ!」
彼女はどこか怯えた様子を見せる。
零「あいつらになんで追われてるの?……まぁ、その様子を見ると凄くろくでもない理由だろうけど……」
少女「……」
零「……とりあえず、安全になるまで俺の家に来るか?」
少女「っ!」
謎の男A「そいつは困りますね」
零・少女「っ!?」
俺たちの目の前にあの3人がいた。
零「お前ら!?なんで!?」
謎の男B「あの2人から逃げてきたんっすよ~」
零「お前ら、なんなんだよ!普通の人間じゃないな!」
謎の男A「ふっ、そこまで知ってるなら……!」
そう言うと男たちの姿が変わった。その姿は人間ではなく宇宙人だった。
零「宇宙人!?昔にダグオン達に倒された奴らの!?」
謎の男A「ダグオン……!?この地球にもいたのか!……ならもう遠慮いらねぇ!やっちまうぞ!」
そう言って宇宙人の3人が襲いかかって来て、俺も迎え撃ったんだが……それでもしばらくして劣勢に立たされたんだ。
零「ぐあっ!?」
謎の男C「しぶとい奴だ。とっととくたばればいいものを」
零「なんで、あの子を狙う!あの子が何したんだ!」
謎の男A「ハンティングゲームさ!」
零「何!?」
謎の男A「俺たちはあいつらの星から適当な奴を選んで、適当な星に放ってハントする……それが俺たちの生きがいなんだよ」
謎の男B「これまで何人……何人ハントしたっけか~?」
謎の男A「おいおい。俺たちの勝負でもあるんだぜ?」
謎の男C「そういうことだ。だから……」
零「ふざけんな……!」
俺は何とか力を振り絞って、立ち上がったんだ。
謎の男B「おいおい。まだ立つのかよ?」
零「当たり前だろ!お前らにあの子を渡せるかよ!」
謎の男C「お前には関係ないだろう?」
零「関係ねぇけど……あの子1人を見捨てるなんてこと……!出来るかよ!!」
「よく言ったぜ!零!」
零「っ!」
俺が声をした方を見ると、そこにいたのは……
零「父さん!炎さん!」
そこには父さんと炎さんが立っていた。
海「よく言ったな零……と、言いたいところだが、無茶し過ぎだ」
炎「おいおい。でも、お前の勇気はしっかり見たぜ!後は任せな!」
謎の男A「おいおい。誰だかわかんねぇが、とっとと失せな!」
海「久々だが……行けるな。炎!」
炎「おう!お前こそ油断すんなよ!」
そう言って2人の腕にはダグコマンダーがあった。
謎の男A・B・C「なっ!?」
炎・海「トライ!ダグオン!!」
それが、俺が始めて、2人がダグテクターを纏った姿を見た瞬間だった。
エン「ファイヤァァァ!エンッ!」
カイ「タァァァァァボ!カイッ!」
零「父さんたちが……ダグオン!?」
それから2人の戦いは圧巻の連続だった。高校生の時からブランクを感じられないくらい強かった。
カイ「「ターボッホイィィィィル!……アタック!!」
謎の男B・C「ぐあっ!?」
エン「ファイヤァアアア!バアアアドォ、アタアアアアックウウウ!!」
謎の男A「ぎゃあっ!?」
あっという間に3人の宇宙人を倒したんだ。
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零「それが俺がダグオンの存在を知った瞬間だった」
零がダグオンの存在を知ったところまでを話したところで、千束が聞いた。
千束「もしかして、それがダグオンになるきっかけになったの?」
零「そうだな。ダグオンのことは教科書にも載ってるくらい有名だったし、憧れてはいたんだ。でもまさか、父さん達だったなんて驚きもしたよ。でも、父さん達が実際戦ってるのを見て、俺も父さん達のように誰かの為に戦いたい。誰かを守る存在になりたいと思って、事後処理を終えた教官に、直接入隊させて欲しいとお願いしたんだ」
ライ「あの時は驚いたよ。いきなり宇宙警察機構に入れてくださいって言うもんだから」
たきな「それはご両親は何も言わなかったのですか?」
零「もちろん反対されたよ。特に母さんが……」
ライ「あの時のルナさんは本当に猛反対してたからね」
零「炎さん達や弟や妹達の説得もしてくれて、高校卒業と共に入隊を許してくれたよ」
翔太「そう言えば……兄ちゃんが助けたその人はどうしたの?」
零「無事に保護されたよ」
ライ「それに彼女の星も解放して、今は自分の星で幸せに暮らしてるよ」
零「俺も入隊してしばらくして見に行ったよ。幸せそうにしたたよ」
ライ「君は求婚を求められたけどね」
せつな「そうなの?」
ミズキ「そうなんですか!?」
零「まぁ…もちろん断ったけど……あの時は参ったよ。いきなりベットに押し倒されたかと思ったら、服脱がそうとするし……あの時はマジで貞操の危機を感じた」
たきな「それは大変でしたね」
せつな「貞操って何?」
陽子「翔太とせつなには、まだ早いわ」
どこか遠い顔をしてる零の同情する千束達。
ライ「さて、僕はそろそろ行くよ」
零「行かれるんですか?教官」
ライ「うん。本部の報告に行かねばならないからね」
そう言ってライは外に出て、付いて行く零達。
上空にはサンダーシャトルとブレイズフォートレスが待機していた。
ライ「それじゃあ、こっちは頼んだよ。零」
零「はい!教官もお元気で」
そしてライがサンダーシャトルに乗り込み、そのまま飛び立つ。それを見て零が敬礼し、千束達が手を振っていた。
千束「行っちゃったね」
零「あぁ…これから俺たちが頑張らないとならない」
たきな「DAの方でも今後の対策をする必要があると話し合うそうです」
千束「先生も参加してるから、今後は対策チームもできるかもね」
翔太「みんなで協力して地球を守れるね」
零「あぁ……」
零(この地球を奴らの好きにさせるか……絶対に守ってみせる!)
零は決意を新たにするのだった。
《ED:風の中のプリズム》
次回予告(BGM:輝け!ダグオン)
零「お菓子の国という不思議な国からルーナ姫が日本に来日して来た。
しかし、来日したその日にホテルから抜け出してしまって、俺たちが保護した。
全くなんてワガママお姫様だ……
その時、ルーナ姫を狙ってテロリスト共が姫の命を狙ってきた。
俺1人では対処出来ない、エクシードチーム!セイザーズ!早く来てくれ!
次回…新世紀勇者戦記 ブレイブ・リコリス
『ワガママ姫様……危機一髪!』
次回もトライダグオン!」