今回はロボット戦はありません!
それではどうぞ!
再び夜を迎え、誰もいない都心から離れた廃墟の広場で千束が座っていた。
千束「どう?反応あった?」
サイレンエクシード『まだだな』
たきな『千束、やっぱりこの作戦は……』
千束「……」
そして廃墟を遠くから囲む様にレイとエクシードチーム、セイザーズ、たきなが待機していた。
それは千束が襲撃された後の翌日を迎えた時に遡る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
回想~
ミカ「千束が襲撃された!?」
零「あぁ。どうやら千束を獲物として定めたらしい」
話されたのは昨日の夜にあった出来事だった。
千束「いや~モテモテで困ったよ」
たきな「冗談を言ってる場合ではありません!やはり奴の透明を見破ったのが原因でしょうか?」
零「多分な」
サイレンエクシード『しかし、あの獲物への執着尋常じゃねぇな』
思い出されるのは千束がどこに逃げようとも追いかけるあの執念さだった。
千束「しかもあいつ、私が隠れていのに見つけれたんだもの」
零「確かに千束ちゃんが隠れた場所は肉眼でなかなか見つけられない場所だった」
隆「そんな場所で見つけられるとは、肉眼を使ってないのかの」
クルミ「それじゃあどこで見てるんだ?」
零「あの場所、そしてあのマスクで考えられるとしたら、音か体温」
千束「息は殺してたし、それに周囲を見ていた様子だったから……体温かな」
隆「つまり奴は熱で獲物を感知している事になるな。おまけに奴は透明化は水に触れると解除されるということじゃな。それなら対策を取れば……」
千束「でも相手はそこまで待ってくれないと思う」
零「確かに奴の性格を考えると今夜にでも再び襲って来るだろう」
千束「うん。だからね」
そう言って千束が提案したのは……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
たきな「千束を囮に敵をおびき寄せるなんて……危険過ぎます」
千束は自分が狙いなら、自分を囮にすればいいと。
千束「真島の時もこうすれば、もっと早く解決出来たのかな~」
たきな「千束!そんな事を言っては……」
千束「大丈夫だよ。今度は零さん達もいるんだから」
隆『それに今できるだけの準備は急ピッチでできたんだ』
零「それにしても、よくこの熱を感知されない布なんてありましたね」
隆『まぁ昔作った物じゃからな』
ミカと隆とクルミ、ミズキは廃墟内の地下駐車場に駐車しているハイエースの中のモニターで様子を伺ったいた。
クルミ「っと……奴さんが来たぞ」
クルミがモニターでセンサーが反応したのに気づいた。
ミカ「木に設置して正解だったな、木の上を移動してる」
ミズキ「本当、この動き人間ではないわね」
クルミ「真っ直ぐ千束の方に向かってるな」
隆「千束ちゃん。例のを」
そう言われて千束はバックに入っていた特殊スーツとヘルメットを着用して、紫外線を阻害する対策を取る。そして物陰に隠れて、銃を構える。その間にもモニターでエイリアンの動きを注視する。
零「やはり千束の痕跡を追っているようだな……」
たきな「しかし、何で探索してるんでしょうか……」
エイリアンの視界ではマスクのレンズを切り替え、獲物
クルミ『千束。奴は天井近くの梁にいるぞ』
そう言われた千束はヘルメットに備わっている視界ビジョンを切り替える。
千束「確認した」
そのままいつもの銃ではなく、距離を考えてスナイパーライフルを持って構える。
同じ頃、同じ装備をしたたきなも広場に備えて付いていたスタンドで様子を伺い、アサルトライフルを構える。
報告を聞いた零も向かってる最中、ダグコマンダーを構え、下についているレバーをスライドさせると、中央部が展開され、瑠璃色の結晶にV文字が浮かび、零は変身する掛け声を叫ぶ。
零「トライ!ダグオン!!」
《BGM:ファイヤーエン変身時BGM》
零の身体にが纏われたダグテクターを纏い。最後に狼の頭部のようなヘルメットが装着され、変身が完了する。
レイ「ブレイヴァァァー!レイ!!」
変身を完了したレイは屋根に上り、チャンスを待つ様に待機する。
そして未だに千束を探しているエイリアンは疑問に思っている。
――獲物
疑問に思って、左腕に装着しているガントレットを操作する。
たきな(何かしている?)
レイ(一体何を……)
ガントレットを操作して視覚装置の調整を行うと、改めて下を見るとこちらを狙ってる存在を確認した。背中に背負っている弓を手にして構える。
レイ「まさか……!」
その様子を見たレイはある結論に出た。
レイ「千束!奴は視界を切り替えてお前を狙ってるぞ!」
千束「っ!」
言われた千束は視界を切り替えて、肉眼で確認する。千束は相手が矢を放つ前にライフルで狙い撃つが、相手も矢を放った瞬間だった。そして弾丸と矢が掠りそのまま両者に向かった。
千束は持ち前の動体視力で矢を寸前かわし、相手の方は弓に当たり破壊する。
「GURR!」
武器が破壊された事で怒りの声を上げると今度は左肩の装置からの攻撃に切り替えた。
千束「やばっ!?」
千束は何とか回避する。それを見たたきなは相手の位置を確認、アサルトライフルを放つ。
相手もそれに気付き回避する。
レイ「博士!」
隆『了解じゃ!』
隆が装置を動かすと、広場に水気が発生する。水気に充てられて身体に放電のようなスパークが発生し、姿が見えるようになった。
「GURR?!」
装置が解除されたことに驚く、それと同時に天井のガラスを突き破ってレイが降りてくる。
レイ「ブーストクローォォォ!キッッック!!」
「GURR?!」
超加速を促したキックを繰り出し、エイリアンに炸裂する。落下エイリアンはすぐ立ち上がる目の前の立っているレイをマスク越しに睨みつけ、レイも向き合いお互い戦闘態勢を取る。
「GURR……!」
エイリアンは腰についている50cmほどの棒のような物を取り出し、構えると両端部分が伸びて250cmくらいの槍に変わった。それを見たレイも右腰のホルスターに携行している武器を取り出す。
レイ「ブレイズシューター!セイバーチェンジ!」
ブレイズシューターを取り出し、掛け声と同時にスイッチを押すと、収納されてる刀身が出て構える。そして両者中央で激突する。エイリアンは槍を振り回し攻撃し、レイもブレイズシューターで槍をいなしながら斬りかかるが、エイリアンの方も槍を巧みに振るい防御する。
その様子を見ていた千束とたきなも戦闘に加わるタイミングを狙っていたが、エイリアンは腰から円盤状の物を取り出すと6枚の鋭いブレードが展開され、たきなに向かって投げる。
たきな「っ!?」
たきなは回避するが、しかし円盤状の武器はそのまま帰って来てたきな右腕に擦れる。
たきな「うぁっ!?」
千束「たきな!?」
レイ「っ!?ぐっ!?」
千束はたきなに駆け寄り、レイもそちらに注意を取られた瞬間、戻ってきた武器を掴みレイに斬りかかるがレイは相手の手首を掴み、抑え込むが凄い力で刃を押し込もうとして来る。
千束「たきな大丈夫!?」
たきな「掠めただけですが……」
掠めただけだが、たきなの右腕からかなりの量の血が出てきていた。
レイがエイリアンと戦ってる間に千束が傷の止血を行う。
たきな「千束。私は大丈夫です……行ってください」
千束「でも……!」
たきな「彼には千束の力が必要です!行ってください!」
千束「……分かった!」
そう言って千束は駆け出していった。
千束は自分の銃を構え、エイリアンに向けて発砲した。肩の装置に当たり装置が破裂する。
「GURR!?」
レイ「ブースト!ナックゥゥル!!」
「GURR!?」
装置が破壊されて驚くエイリアンにレイが反撃のブースト・ナックルを叩き込み、相手の槍をへし折りそのまま腹部にめり込み相手を吹き飛ばす。そのまま壁に激突したが、エイリアンは膝立ちから直ぐに立ち上がる。
レイ「本当にタフな野郎だぜ」
千束「しつこいな……」
「GURR……」
するとエイリアンは肩の装置を外し、更に腰についている円盤状の装備も外した。
千束「装備を外した?」
あまりの光景に啞然とするが、更にマスクから伸びている管も外し、そしてマスクも外し、エイリアンの本当の顔を見せる。その顔は下半分には2対4本の爪状口器が、正面から見て四角形を描くように配置され、眉に当たる部分には棘状のものが生えているカニなどの甲殻生物を思わせる顔だった。
千束「すっごい酷い顔……」
「……GAARAAAARRR!!」
エイリアンはレイと千束に咆哮を上げると、右腕のガントレッドから鍵爪状の刃物が二枚刃伸ばして、戦闘態勢を取る。
レイ「どうやら相手の決闘の申し込みのようだな……」
千束「どうするんですか?」
レイ「俺1人で行く。千束は離れてるんだ」
レイはそう言うとブレイズシューターを構え、エイリアンに向かって行く。同時にエイリアンも駆け出し、中央で激突する。エイリアンは右腕の刃で切りつける他に打撃を繰り出し、レイも負けずと応戦する。そしてお互いの蹴りが両者の腹部に当たり、両者後方に吹っ飛ぶが、互いに直ぐに立ち上がる。
レイ「check!」
レイが音声コマンドと同時にスイッチを押すと、刀身が瑠璃色に輝きを放つ。レイが居合のような構えをして駆け出し、エイリアンも駆け出す。そして両者が接敵した瞬間……
レイ「はぁっ!」
「GURR!?」
レイが居合で相手の刃を切り裂き、両者振り向いた瞬間……
レイ「ブレイヴァァァー!スラッシュッ!!」
「GURR!?」
レイが大上段に構えたブレイズシューターを振り下ろし、エイリアンを縦一文字に斬り裂く。
切り裂かれたエイリアンは咄嗟に後方に避けた為、全身真っ二つにされる事はなかったが、胸部から腹部まで切り裂かれた為、大量の血が噴出し、そのまま後方に倒れこんだ。
「GURR……」
まだ息があるのか唸り声を鳴らす。その様子を近づきながら見るレイと千束。しかし、相手は既に満身創痍の状態でこのまま放っておけば死ぬだろう。
「GURR……」
しかし、エイリアンは最後の力を振り絞り左腕のガントレットを操作する。
千束「えっ?ちょっと!何してるの!」
エイリアンは操作を終えるとガントレットが何やらカウントをするような音が聞こえる。
「HAHAHAHAッ……HAHAHAHAHA!」
どこか笑い声にも聞こえ、そしてこのカウント音考えられる結論は……
レイ「自爆か!?」
千束「やばっ!?」
レイ「エクシードライブ!セイザーズ!博士達と連れて遠くに離れるんだ!」
エクシードライブ・セイザーズ『了解!』
レイは急いで千束を抱えてたきなの場所に跳び、たきなも抱えると急いで外に脱出する。そして近くにまできていたヴィクトライドロンの乗り込み急いで遠くに逃げる。そこにエクシードライブとセイザーズも合流する。ホークセイザーは隆達が乗っているハイエースを抱えていた。
そしてエイリアンがいた場所を中心に爆発が起こり、巻き込まれる前に遠くに逃げることが出来たため事なきを得た。
千束「最後に自爆するなんて……」
レイ「狩人としての最後の矜持だったんだろう」
エクシードライブ『自らの装備を盗まれない為に、自爆と共に永久に葬る』
たきな「それが彼らの矜持ということですか」
千束「それって……あんまりだよ。他の仲間は何とも思わないの?」
レイ「恐らく奴ら種族にとってそれが掟なんだろう……宇宙に住んでいる限り色々な考えがある。そういうことだ」
レイ達はそう言うが、『命、大事に』がモットーの千束にとって到底納得できるものではなかった。
《ED:風の中のプリズム》
次回予告(BGM:輝け!ダグオン)
零「街に突如、謎の無人兵器が人々を襲い掛かった。
それはセイザーズに活躍した時代に作られた暴走した無人ロボットたちだった。
そんな中、突如として、真紅のロボットが出現した。
その正体は
真島が操るロボット……レッドライノスの牙がヴィクトレイヴァーダグオンに襲い掛かる。
次回…新世紀勇者戦記 ブレイブ・リコリス
『真紅の悪魔……レッドライノス参上!』
次回もトライダグオン!」
いかがでしょうか?
やはりプレデターの最後は自爆が一番いいなぁと思い、最後は自爆にしました!
そして次回は真島との2日目の戦闘になります!
それではまた次回!