それではどうぞ!
千束達は帰り道を歩ている最中、人だかりを見つけた。
翔太「なんだろう?」
せつな「中心に誰かいる?」
千束「あの子達……!」
人だかりの中心にいたのは、ヒナ達3人組で、全速力で逃げ出してやっとの思いで人里にやって来て、農作業していた人達に必死に訴えていた。
ヒナ「本当なのよ!山の洞窟に変な生物いたの!」
デク「あれは間違いなく宇宙人です!」
町人A「何言ってんだ。また噓ついて騙そうとしてるんだろう」
町人B「何度も同じ手にのるか!仕事の邪魔だ」
ハチ「本当なんだって!」
町人A「仕事の邪魔だ。噓つき共の話を聞いてる暇はねぇんだよ」
しかし、3人組の日頃の行いが祟ったのか、町の人達は誰も信用しなかった。その光景を見た3人組は目に涙を浮かべて、その場を離れる。その光景を見せていた千束は通信を送る。
ヒナ「何よ!みんなして!」
ハチ「こんな町どうなって知らねぇよ!」
ヒナとハチはピリピリ怒ってるが、デクだけは冷静だった。
デク「しかし、これは今までの行いが祟った結果では?」
ハチ「なんだよ!デク。俺たちが悪いってのか!」
デク「町の人達に迷惑をかけたのは、事実では……?」
ヒナ「でも、そんなの……!」
『君たちが宇宙人を見つけた子達か?』
ヒナ・ハチ・デク「!?」
3人が声をした方を見ると、1台の車が鎮座していた。
ハチ「車?」
デク「車ですね」
エクシードライブ『ただの車じゃねぇぞ……バトルアップ!……』
ヒナ・ハチ・デク「っ!?」
エクシードライブは車から人型に変形して3人の前に膝立ちをした。
デク「ロ、ロボット!?」
エクシードライブ『初めまして、俺はエクシードライブ。宇宙警備隊特別救急捜査員だ』
ヒナ「その捜査員が何の用よ」
エクシードライブ『君たちが宇宙人を見つけた通報をもらってね。話を聞きに来たんだ』
もちろん通報したのは千束だった、物陰に隠れながら様子を伺っていた。
ヒナ「信用できないわ!」
ハチ「そうだよ!さっきだって……」
エクシードライブ『話は聞いている。寂しいからって町の人達に迷惑をかけては、誰も信用されなくなってしまうよ。寂しかったら、素直な気持ちをぶつけるべきなんじゃないか?』
ヒナ「っ!そんなのしらない!私達を構ってくれない!皆が悪いの!」
エクシードライブ『いい加減、ワガママを言うのはやめろ!』
ヒナ・ハチ「っ!」
エクシードライブ『自分達は悪くない。周りが悪い。そんな生き方を続ければ、いつか本当に後悔するぞ!自分の気持ちを正直に伝えるべきだ……そうすれば』
ヒナ「っ!うるさい!うるさい!うるさい!!どうせ貴方も信じてないんでしょ!」
ハチ「そんな説教ばかりして、結局俺たちの話を聞いてくれないんだ!もう俺たちで勝手にやる!」
そう言ってヒナとハチが2人で行こうとするが、デクだけは付いて行かなかった。
ヒナ「ちょっとデク!どうしたのよ!」
デク「このロボットには話した方がいいと思います。彼の言うことにも一理あります」
ヒナ「っ!?もう、勝手にしたら!」
ハチ「おい!待てって!」
そう言ってヒナとハチは、デクを置いて行ったのだった。
デク「はぁ~少し冷静に判断できないんでしょうか」
千束「君は冷静すぎない?」
エクシードライブ『お、千束嬢、翔太坊にせつな嬢も来たか』
デク「お知り合い?」
エクシードライブ『千束嬢達が俺に知らせてくれたんだ』
デク「どうして僕たちに」
千束「私も親がいない身だからね……心配なんだよ」
デク「そうですか」
そんな千束の表情を見て、デクは彼女なら信用できると確信した。
千束「それで場所は?」
デク「こちらです」
そしてデクの案内の下に宇宙人がいる場所に向かった。
その頃、ヒナとハチは使えそうな物を持って、あの場所に訪れていた。
ヒナ「行くわよ!」
ハチ「おう!」
そう言って洞窟入って行くが、しかし既に……
「******!」
ヒナ・ハチ「わぁぁぁぁぁぁ!?」
既に宇宙人達が待ち構えており、2人に向けたレーザー銃で攻撃し始めた。2人は大慌てで外に逃げ出すが、宇宙人達が2人を取り囲み捕らえる。
ハチ「離せ!?この!?」
ヒナ「触らないでよ!?」
2人は決死に抵抗しているが、宇宙人達は無視して連れて行こうとする。
ヒナ「助けてぇぇぇ!?」
エクシードライブ『手裏剣ワッパーァァァァ!』
ヒナ・ハチ「っ!?」
エクシードライブは手裏剣ワッパーを投擲して、宇宙人達を切り裂いていく。
そのまま2人を守るように立ち、その周りにエクシードチームも着地する。
ヒナ「貴方たち!?」
千束「大丈夫!」
ハチ「なんで!」
デク「早く離れよう!」
ヒナ・ハチ「デクっ!?」
千束達に連れられて、その場を離れる。そしてエクシードチームが近づこうとすると、突然、地震が発生する。
エクシードライブ『っ!?回避だ!』
「ガァァァァァァ!!」
エクシードチームがその場から離れた瞬間、地面を突き破って現れたのは、全身骨のような見た目で背中には強大な骨の翼が生えている巨大怪獣で骨の間には水色に輝くクリスタルのような物が埋め込まれており、突起物までもがクリスタルの怪獣だった。
エクシードライブ『大きい奴が出てきたな……』
せつな「零お兄ちゃん達も呼ばないと……」
エクシードライブ『いや……レイ達は来れない』
千束・翔太「なんで!?」
その頃、零とセイザーズは現在……
ヴィクトレイヴァーダグオン『ショルダーバルカン!!』
トライセイザー『ミサイルストーォォォム!!』
月面の裏側でヴィクトレイヴァーダグオンの肩のバルカン砲でトライセイザーは両足のミサイルパックから大量のミサイルが数々の宇宙船を撃破していた。プライマーは月面の裏側に基地を建設していて、ヴィクトレイヴァーダグオンとトライセイザーが攻撃していた。
トライセイザー『これだけの数の宇宙船を準備していたとは……』
ヴィクトレイヴァーダグオン『しかし、それもここまでだ!ウイングッ!スラッガーァァッ!!』
その間も攻撃を続けるが、その瞬間……月面の基地から何か光線が迫って来た。
2体は回避すると、月面上に目に当たるパーツが無く背後に曼荼羅のような光輪を浮かべている銀色の巨人がいた。
ヴィクトレイヴァーダグオン『あれは……!』
トライセイザー『奴らの親玉か!』
すると、今度は背後の空間が歪み始め、気配を感じて2体が振り向くと、歪んだ空間から生成されたワームホールから全長数kmの艦首は龍のような形をした巨大戦艦だった。
トライセイザー『なんだ、あれ!?』
ヴィクトレイヴァーダグオン『奴らの大本か!?』
驚いてる2体に対して、両方から攻撃が来る。
ヴィクトレイヴァーダグオン『くっ!あれこれ言ってる場合じゃないな!』
トライセイザー『ヴィクトレイヴァーダグオン!ここは任せて、あの銀の奴を!』
ヴィクトレイヴァーダグオン『頼んだ!』
そう言ってヴィクトレイヴァーダグオンは銀の巨人に真っ直ぐに突撃し、銀の巨人も向かってくる。そして中央で両手でがっちりとクラッチをして、力比べを始める。
トライセイザーは自分よりも巨大な戦艦に果敢に戦闘を挑む。戦艦の方もビーム砲やパルス砲や電撃砲などで弾幕を張り、トライセイザーの攻撃を防ぐ。
宇宙では、そんな激しい戦闘を行っていた。
千束「まじか……」
ヒナ「ど、どうするのよ!?」
エクシードライブ『これくらい俺1人でも大丈夫だ!行くぞ!』
《BGM:サンダーバロン合体時BGM》
エクシードライブ『エクシードチーーム!……フォームアッッップ!!』
エクシードライブの掛け声と共にエクシードチームも動き出した。まず先に動いたのエクシージャンボで変形し、胴体から両腿部になり、エクシークレーンとエクシーファイヤーはクレーン部とラダー部分を取り外され、変形しエクシークレーンが右腕部に、エクシーファイヤーが左腕部となり、エクシージャンボと合体する。エクシーレイダーはビークルモードになり、左右に分離し、エクシージャンボの両腿部と合体し両足となる。最後にエクシードライブが変形し、エクシージャンボの空いてる胸部と腹部に合体すると同時にクレーン部とラダー部も左右の腰部に合体、両腕から両手が、胴体部から頭部が出現する。そして胸のサイレンが光り輝き、合体が完了する。
サイレンエクシード『五体合体!サイレン……エクシーーード!!』
合体したサイレンエクシードが着地する。
ハチ「が、合体した!?」
翔太「行け!サイレンエクシード!」
翔太の声援を合図に両者が激突する。怪獣は骨で出来た外骨格の見た目とは想像できないパワーで攻撃して来る。しかし、サイレンエクシードも……
サイレンエクシード『はぁぁぁぁぁっ!!』
「ガァァァァ!?」
サイレンエクシードは両腕に装備したツイントンファーで、怪獣を攻撃し続けた。
すると、怪獣の身体に稲妻が走ると、口から放電のような物が放たれた。
サイレンエクシード『ぐわぁぁぁぁ!?』
せつな「サイレンエクシード……!?」
放電のよって吹き飛ばされたサイレンエクシードは山に激突する。そんなサイレンエクシードに対して、更に放電攻撃を続ける。
ヒナ「ちょっと!何とかしてくれるんでしょ!?だったら、立ってよ!」
デク「あなたの勝利を信じてます!」
ハチ「頑張れよ!」
3人の声援を受けたサイレンエクシードは気合いを入れ、反撃をする。
サイレンエクシード『くっハイドロブラスター!!』
サイレンエクシードは左腰についてるラダーの先端から超圧縮した水流が放ち、放電を押し返えして、怪獣を押し返す。すると今度は右腰についてるラダーを構える。
サイレンエクシード『スペリオンショット!!』
右腰のラダーから高出力のレーザーを放ち、怪獣を後方に吹き飛ばす。
《BGM:フィニッシュBGMエクスカイザーバージョン》
サイレンエクシードはクレーン部とラダー部を側面に連結し、そのまま先端の砲身にエネルギーを溜める。
サイレンエクシード『フリージング……スマッシャァァァァーー!!』
「ガァァァ……ァ…ァ…ァ……」
放たれた光線は怪獣の身体を氷つかせた。更にサイレンエクシードは、全身を高速回転させて突進する。
サイレンエクシード『スクリューゥゥゥゥ!クラッシャァァァァーー!!』
サイレンエクシードの体当たりによって、氷ついた怪獣の身体が砕け散った。
ヒナ「やった!」
デク「凄いです!」
ハチ「よっしゃー!」
サイレンエクシードが勝利した時と同じ頃、宇宙空間では……
「ブワァァァァァァ!!」
トライセイザー『それが本体か!』
巨大な戦艦の艦首がトライセイザーの攻撃によって破壊され、銀の巨人が肩から上が組み込まれている状態で現れた。それ見たトライセイザーは一気に高く飛び上がり、セイザーランスの先端にエネルギーを集中させる。
トライセイザー『ランサーァァァァ……スマッシャァァァァ!!』
高速の突きが真っ直ぐ向かって行くが、巨人のサイコキネシスで隕石達をぶつけるが、トライセイザーのダメージは無く、そのまま銀の巨人ごと戦艦を貫き、完全に貫通し巨大戦艦は大爆発を起こした。
そしてヴィクトレイヴァーダグオンの方も……
ヴィクトレイヴァーダグオン『アルファ……ブレイクッ!!』
銀の巨人『グボォォ!?』
電撃を纏ったパンチが銀の巨人が吹き飛び、プライマーの基地に激突する。
ヴィクトレイヴァーダグオン『今だ!ヴィクトレイ……カリバーァァァ!!』
背部から超巨大剣を取り出し、ヴィクトレイカリバーを前面に出すと、刀身部分が左右に分割し、炎が刀身に集まる。そして出力が最大に集まった瞬間、背中のマフラーから炎を噴き出し、ハイジャンプする。
銀の巨人「っ!?」
ある程度の高さまで来たら一気に急降下するヴィクトレイヴァーダグオン。
ヴィクトレイヴァーダグオン『ブレイヴァァァァ……フィニッシュ!!』
最大出力状態のヴィクトレイカリバーが勢いのままに銀の巨人を縦一閃に切り裂く。
その瞬間、切り裂かれた銀の巨人は火花を散らし、そのまま大爆発を起こしたが、爆風が晴れると無傷のヴィクトレイヴァーダグオンが爆風から出てくる。そして地面まで突き刺さった、ヴィクトレイカリバーを引き抜き、背中に収納する。そして悪を倒したヴィクトレイヴァーダグオンは雄々しく立ち、額のVクリスタルが勝利を祝福するように光輝く。
地球侵略を企んだプライマー達はヴィクトレイヴァーダグオン達の活躍によって未然に防ぐことができたのだ。そして町では、無事に
その中にはヒナ達3人組もいた。あの後、怪獣騒ぎによって3人の話が本当だと分かった町の人達は3人に謝罪し、3人も今までの事を謝罪して、平穏が戻ったのだ。そんな中、灯籠を流した3人は亡くなった親の事を思ったのか涙を流し、住職が3人の傍に寄り添った。
その様子を眺めなが、千束は顔を見たこともない生みの親を思い灯籠を流す。数々流れる灯籠は星の輝きに負けないくらいの輝きを放っていた。
《ED:風の中のプリズム》
次回予告(BGM:輝け!ダグオン)
零「ある日、ハワイで大規模な地震が発生した。
調査に乗り出した、俺たちが待ち受けていたのは、海底深くに生息している巨大生物だった。
ハワイに住んでいる研究員の話では、超古代から生息しているようだ。
しかし、巨大生物の影響により、ハワイでは頻発に地震が発生している。
何とかしなければ、このままではハワイに住んでる住人が危ない!
次回…新世紀勇者戦記 ブレイブ・リコリス
『荒ぶる海神』
次回もトライダグオン!」
いかがでしょうか?
サイレンエクシードを焦点にあてた回になりました。
そして、次回は巨大生物との戦闘になります。
それではまた次回!