果たしてマグナガンナーは仲間達と協力できるのか……
それではどうぞ!
マグナガンナーはたきなを連れてとある場所に来ていた。
マグナガンナー『なるほど……ここが奴らのアジトか……』
たきな「いい加減降ろしてください」
マグナガンナー『んだよ。もう少しデートを……』
たきな「それ以上何か言うなら、コクピットで銃を乱射します」
マグナガンナー『わ、悪かったよ……』
たきなの脅しを受けて、渋々近くの広場に着地してロボットモードに変形して、たきなを降ろす。
たきな「少し建物の状況を確認したいですね。マグナガンナー、建物のスキャンは出来ますか?」
マグナガンナー『へいへい』
たきなの指示を受けて、建物のスキャンを始める。そのさなか会話を始める2人。
マグナガンナー『しかし、たきな嬢ならこのまま待機って、言うかと思ったがな』
たきな「今は一つでも情報を収集した方が今後の動きに繋がります。効率を取っただけです」
マグナガンナー『さいですか』
たきな「貴方こそ……なんで零さん達と一緒に戦う事を拒むのですか?」
マグナガンナー『……別に俺だけの方が楽だと思っただけだ』
たきな「本当は怖いんじゃないですか?」
マグナガンナー『あ?』
たきなの言葉にマグナガンナーがわけがわからないような声を出す。
マグナガンナー『あんな奴らを怖がる必要がどこに……』
たきな「ギャング団ではありません。零さん達と関わる事です」
マグナガンナー『……』
たきな「突然心が生まれた貴方がいきなり元となった人格の影響を受けるなんて変と思いました。都合が良かったんですね。本当の自分を隠せる為に」
マグナガンナー『…………そうだよ。俺はしょせん与えられた心、本当の心を持っているレイ先輩やエクシードライブ先輩、セイザーズと接するのが怖くなった。わからないんだよ、どう心と向き合えばいいのか……』
マグナガンナーはG-01の時に自分の思いをそのまま表現すればいいと教わったが、突然生まれた感情……数値化が出来ない心とどう向き合えばいいのか分からず、葛藤し、恐怖しているのだ。故にそんな状態で零達と向き合うことが、出来ずにいたのだ。だから壁を作り元の人格だったガンマンの性格を表に出るようになったのだった。
マグナガンナー『だから、このまま距離を取って俺1人で戦ったほうが……』
たきな「貴方の気持ちは分かります」
マグナガンナー『?』
たきな「私も千束と出会う前は、任務を完遂する為に他のリコリスをも犠牲をいとわない合理性を優先していました」
マグナガンナー『……』
たきな「しかし、千束が私を変えてくれました」
思い出されるのは千束と共に過ごした日々だった。DA本部から左遷され、喫茶『リコリコ』にやって来て、そこで千束に振り回されながらも自分の中で確かな充実感があった。そして、千束の心臓の秘密や吉松と真島との対決を乗り越えて、ハワイまで逃げた千束を追いかけたのも今はいい思い出。そして今は、零やエクシードライブ、セイザーズと共に地球の平和を守ってる日々。
たきな「今の私があるのは千束のおかげであるんです。自分の中の気持ちは、誰かが受け止めてくれると、意外と答えが出たりします」
マグナガンナー『……』
マグナガンナーは考えながら、ずっとスキャンを続ける。そしてスキャンが終わったのか動き出す。
たきな「どうですか?」
マグナガンナー『どうやら地下に連中が集まってる。どうやら大攻勢にでるようだな』
そう言って、動き出そうとするマグナガンナーを止めようとするたきな。
たきな「どこへ行こうとしてるんですか!?」
マグナガンナー『こっからは俺の仕事だ。それに先輩達待ってたら時間が足りねぇからな!』
そう言ってそのまま飛び去っていった。そのまま天井をぶち抜いて、そのまま地下に行った。
そこには広い空間に数十のバイクロボットが待ち構えていた。
マグナガンナー『へっ、熱烈歓迎ってやつか?』
ボス『おいおい……玄関から入るってのを習わなかったのか?』
マグナガンナー『あいにく、そこまで教養が行き届いてねぇんでな』
ボス『だが、こちらから行く手間が省けたな……おい!』
すると、マグナガンナーを囲うように並びに立つ。マグナガンナーが警戒すると、バイクロボットからワイヤーが上空に発射され、上空で絡み合いネットのようになる。
マグナガンナー『はっ、そんなのに捕まるっ……』
ボス『やれ!』
マグナガンナー『なっ!?』
すると更に待機していた4体のバイクロボットからもワイヤーが発射されて、マグナガンナーの両腕、両足に絡みつき、逃げられないようにした。
マグナガンナー『しまった!?』
すると今度はネットがマグナガンナーを包み込み、ワイヤーから電流が流された。
マグナガンナー『がああああああっ!?』
電流のダメージによって、そのまま落下して床に叩きつけられる。
ボス『ははは…てめぇは単独が好きだからな、数で押し切ればてめぇは身動きが取れねぇと思ったが、こうも上手く行けるとはな』
なんとギャング団はマグナガンナーの性格を逆手にとって、物量で押し切ったのだった。
マグナガンナー『くそ……!』
マグナガンナーの悔しそうな表情を見て、ギャング団のボスはニヤリと笑い指示を出す。
ボス『くくくっ……野郎共っ!今までのお礼をたっぷりしてやれ!!』
ギャング団『おぉぉぉっ!!』
バイクロボットはマグナガンナーを袋叩きにする為に迫ってきた。迎撃しようとしたが電流のダメージせいで動けずにいた。絶対絶命のその時……
ヴィクトレイヴァーダグオン『ウイングッ!スラッガーァァッ!!』
サイレンエクシード『スペリオンショット!!』
天井から高出力のレーザーが降り注ぎ、迫ってきたロボット集団を薙ぎ払い。ブーメランのように投擲したウイングスラッガーで拘束しているロボットを切り裂いて行く。そのままヴィクトレイヴァーダグオンとサイレンエクシードはマグナガンナーを庇うように着地する。
マグナガンナー『ヴィクトレイヴァーダグオン先輩…サイレンエクシード先輩……』
サイレンエクシード『全く手のかかる弟分だ』
ヴィクトレイヴァーダグオン『サイレンエクシード。ここは俺に任せて、マグナガンナーを外に』
サイレンエクシード『わかった』
マグナガンナー『おい!勝手にっ……!』
サイレンエクシード『いいから行くぞ!』
サイレンエクシードはマグナガンナーを掴み、上空に飛び上がる。見届けたヴィクトレイヴァーダグオンはそのままギャング団と向き合う。
ヴィクトレイヴァーダグオン『アメリカの平和を脅かす不当なやつらめ、これ以上の狼藉を許しはしない!』
ボス『ちっ……面倒なやつだな……野郎共!一気にやっちまえ!!』
ボスの掛け声で残っているバイクロボットが一斉に飛びかかるが、ヴィクトレイヴァーダグオンは飛ぼ上がると……
ヴィクトレイヴァーダグオン『ショルダーバルカン!!』
ヴィクトレイヴァーダグオンの肩のバルカン砲で攻撃していく。その頃、マグナガンナーを連れ出して外に出たサイレンエクシードは、マグナガンナーをその場に降ろす。そこには千束とたきなが待機していた。
千束「良かった、無事だったんだね!」
たきな「勝手に行くから心配しました」
サイレンエクシード『たく……本当に手のかかる奴だ』
心配の声を上げるがマグナガンナーは、反省の様子が見れず……ふて腐れている状態だった。
マグナガンナー『別に俺1人でも何とかなってさ……』
サイレンエクシード『また自分の気持ちに噓を付くのか?』
マグナガンナー『っ』
サイレンエクシードにそう指摘されて、マグナガンナーはたきなの方を見るが、たきなも驚いている様子だった。
たきな「知っていたのですか?」
サイレンエクシード『そりゃ、ついこの間に心が芽生えた奴がいきなりこんな卑屈な性格になるかよ』
なんとサイレンエクシードは気づいていたのだマグナガンナーが自分の気持ちを誤魔化していたのを……
サイレンエクシード『いきなり芽生えた心とどう向き合えばいいか分からないんだろ?』
マグナガンナー『……余計なお世話だ』
そう言って再び向かおうとしたマグナガンナーの肩を掴むサイレンエクシード。
サイレンエクシード『おい。どこに行く』
マグナガンナー『離せよ!やられっぱなしは気に入らねぇんだよ!』
サイレンエクシード『お前1人が行ってなんになる』
マグナガンナー『うるせぇ!俺は1人でもやれるんっ……ぐあっ!?』
千束・たきな「っ!?」
マグナガンナーが何か言う前に、サイレンエクシードはマグナガンナーを殴り飛ばしたのだった。その光景に千束とたきなは啞然としていた。
マグナガンナー『何しやがるんだ!』
サイレンエクシード『なんで仲間を頼らねぇんだ!お前が抱えてる物、全部ぶつけろよ!』
マグナガンナー『それが怖いんだよ!』
マグナガンナーは立ち上がり、サイレンエクシードに掴みかかる。
マグナガンナー『俺の中から湧き上がるワケの分からないものが、理解できない!それが心だともわかった!だから余計分からないんだよ!俺は自分の心とどうやって向き合えばいいのか……』
サイレンエクシード『それが心だ。数字で測れるものじゃない。だから人間は悩み、迷う。お前が心で迷うなら、俺達が全力で受け止めてやる。だから全力でぶつかってこい!』
マグナガンナー『…………先輩……俺は』
ドッガ――――ン!!
サイレンエクシード・マグナガンナー・千束・たきな『「っ!?」』
マグナガンナーが何か言うとした瞬間、先程いた場所から爆発音が起き、サイレンエクシード達が振り向くと、先程いた場所から煙が上がっていたのだ。そして煙の中から何かが飛び出してきた。
ヴィクトレイヴァーダグオン『ぐあっ、はぁっ!?』
飛んできたのはヴィクトレイヴァーダグオンでそのまま、サイレンエクシード達がいる場所まで落下していった。
サイレンエクシード『ヴィクトレイヴァーダグオン!大丈夫か!』
ヴィクトレイヴァーダグオン『あぁ…しかし、あいつなかなかの防御力だぞ』
更に煙から巨大な影が浮かび上がる。煙から出てきたのは、合体した巨大バイクロボットに更なる武装が付いたロボットだった。
ボス『ふふふ……こいつでお前らを蹴散らしてやる!』
サイレンエクシード『くっ……!スペリオンショット!!』
マグナガンナー『マグナショット!!』
サイレンエクシードとマグナガンナーがそれぞれ攻撃するが、その全てが装甲に弾かれてしまった。
マグナガンナー『俺のマグナショットを弾く装甲だと!?』
ボス『くくくっ……今度は俺から行くぞ!!』
両手から更に強化された衝撃波が放たれて、ヴィクトレイヴァーダグオンとサイレンエクシード、マグナガンナーを吹き飛ばす。
ヴィクトレイヴァーダグオン・サイレンエクシード・マグナガンナー『ぐわぁぁぁぁぁぁ!?』
吹き飛ばされた3人はそのまま後ろのビルに激突する。
ヴィクトレイヴァーダグオン『あの装甲を打ち破らないと勝機がない……!』
マグナガンナー『くっ……!サイレンエクシード先輩!俺を使ってくれ!』
サイレンエクシード『っ!?いいのか?』
マグナガンナー『ちゃんと受け止めてくれるんでしょう?』
サイレンエクシード『当たり前だ!』
マグナガンナー『よし!行くぞ!チェンジ!マグナキャノン!!』
マグナガンナーはマグナキャノンモードに変形すると、サイレンエクシードの右腰のラダーを分離させ、マグナキャノンと合体し、ラダーを連結させる。
サイレンエクシード『サイレンエクシード!マグナキャノンモード!!』
合体を完了したサイレンエクシードはそのまま着地する。
ヴィクトレイヴァーダグオン『あれが!』
千束「マグナキャノンモードだ!」
ボス「そんな付け焼き刃の武器が通用するか!!」
再び衝撃波が放たれるが、サイレンエクシードが飛び上がり回避する。
サイレンエクシード『マグナガンナー!エネルギーチャージは?!』
マグナガンナー『もう少しだ……!』
どうやらエネルギーチャージに時間が掛かっているようで、なかなか発射されない。それを見て一気に勝負を決めようと次々と衝撃波は放つ、サイレンエクシードは回避しながら、チャージを持っている。
サイレンエクシード『まだか…………まだか!!』
マグナガンナー『チャージ!アップ!!』
チャージが完了と同時に再び衝撃波が放たれるが……
サイレンエクシード『マグナキャノン!発射!!』
サイレンエクシードも引き金を引いて、強力な光線が放たれ、衝撃波も跳ね飛ばし、強力な装甲をも貫いた。
ボス「そ、そんなバカなァァァァ!?」
その叫びと共にボスは脱出し、ロボットは大爆発を起こした。
千束「よっしゃー!」
ヴィクトレイヴァーダグオン『あの2人、いいコンビになりそうだな』
たきな「そうですね」
そんな2人の勇姿をたきなは微笑むように眺めていた。その後、ギャング団はアメリカの警察に纏めて逮捕され、ギャング団は壊滅した。
そして夕陽を背にエクシードライブとマグナガンナーが並ぶ。
エクシードライブ『やったな。マグナガンナー』
マグナガンナー『先輩が受け止めてくれたおかげですよ』
千束「おーい!そろそろ帰るよ!!」
エクシードライブ『さっ、行こう!仲間達が待っている』
マグナガンナー『あぁ!』
マグナガンナーが左拳をエクシードライブに向けると、意図がわかったエクシードライブも右拳を出して、互いの拳を重ねて、待っている仲間達の元へ歩き出すのだった。
《ED:風の中のプリズム》
次回予告(BGM:輝け!ダグオン)
翔太「僕の友達、吉郎のお父さんが帰って来たんだって
吉郎のお父さんは考古学者で、ペドロ諸島のお土産の木像の中に古代昆虫が眠っていた!
その昆虫が目覚めた事で町が大混乱が起きちゃった!?
硬い体で攻撃が効かないし、どうすればいいんだ!?
次回…新世紀勇者戦記 ブレイブ・リコリス
『古代昆虫大進撃!』
次回もトライダグオン!」
いかがでしょうか?
無事にマグナガンナーは仲間達と合流しましたね!
そして次回は再び昆虫事案が発生しました。果たしてどうなることやら……
それではまた次回!