わりと昆虫が多い作品ですんませんwww
それではどうぞ!
《OP:ALIVE》
翔太は小学校が終わり、友達と帰宅していた。せつなは先に友達と帰っていた。翔太達は友達とサッカーで遊んでいた為だった。
翔太「そういえば吉郎のお父さんって、もうすぐ帰ってくるんだろ?」
吉郎「うん。発掘がひと段落したからって」
どうやら翔太の友達の吉郎少年のお父さんは考古学者で世界中を回っているようだった。
翔太「でもなんでそんな、微妙な顔してるんだ?」
吉郎「いや~何というか、パパが持ってくるお土産、変な置物とかだから……正直迷惑なんだよね」
翔太「あぁ……確かそういうのって困るよね」
吉郎「翔太君も貰ったことあるの?」
翔太「爺ちゃんや父さんの発明品を貰うから使えるのだったらいいんだけどさ……」
吉郎「そっちも大変なんだね」
どうやらお互いの父親の事での苦労話を話しながら、それぞれの帰路についていったのである。しかしこのお土産が後にとんでもない事態が起きる事はこの時誰も理解できなかった。
零『古代昆虫大進撃!』
零は別荘の基地内でとあるデータを見ていて、そこにクルミが覗き込む。
クルミ「これがこの間アメリカで見た新しいマシンのデータか?」
零「そうだよ。でもヴィクトレイヴァーダグオンのパワーアップ用に設計されたマシンなんだが、どうやら単体でも運用できる様になっているようなんだ」
クルミ「ほぅ……ダグブレイヴァーと合体できるようになってるのか」
零「ただ……そうなって来ると、いざ、ヴィクトレイヴァーダグオンと合体となると……」
クルミ「いちいち分離して合体しなきゃならな」
零「そこは誠司博士と相談してるんだが、そうなるとヴィクトレイヴァーダグオンも改良しなきゃならないからな……」
クルミ「いっそヴィクトレイヴァーから合体できればいいんだが、あれはヴィクトレイヴァーダグオンありきだからな……」
ヴィクトレイヴァーダグオンの戦力アップをする為に作られたマシンだが、運用する為の問題が次々と出て来た事に頭を悩ましていた。
零「一番のネックはヴィクトレイヴァーダグオンなんだよな~新しいマシンが出来たらヴィクトレイヴァーダグオンをアメリカに送るかなって考えてるんだがな」
クルミ「まぁそれが一番現実的だろうな」
クルミがそう言うと零は設計図の画面を閉じた。
零「まぁ今、考えてもしょうがないな」
クルミ「そうだな。真島との問題もあるしな」
零「ラジアータの予測か……いずれにしてもレッドライノスとの決着もつけなきゃならないしな」
そう言って零は別の画面を開き作業を始め、クルミも座り作業を始めた。
零「そういえばクルミちゃんは何を?」
クルミ「実はさっきまでエクシードチームとマグナガンナーのメンテナンスをしててな」
零「あれクルミが担当だったのか」
クルミはどうやらマグナガンナーとエクシードライブ以外のエクシードチームのメンテナンスをしていたようだ。
千束「やっほー新作のパフェ出来たから食べてみて!」
そこに千束がやってきて、その手には2つの抹茶のパフェを持っていた。
零「おぉ!なかなか美味しそうだな」
クルミ「これはミカの提案か?」
千束「たきなが案を出して、先生が形にしてくれたんだよ。ところで翔太君の姿が見えないけど……」
零「翔太は友達の家に行ってるよ。友達のお父さんが考古学者なんだと」
千束「へぇ~」
その頃、翔太は吉郎の家で帰って来てる吉郎の父親……吾郎の話を聞いていた。
翔太「ペドロ諸島に行ってたんですか?」
吾郎「そうなんだよ。そこでとある壁画を発見したんだよ」
そう言って見せた写真には何やら昆虫の写真だった。
吉郎「昆虫の画に見えるけど……」
吾郎「そうなんだよ。古代昆虫の『カバリエントロ・バラエリカ・ドドメス』の画だと思うんだが」
翔太「か、カバリエ……なんです?」
吾郎「はははっ子供には呼びにくい名前だよな」
吉郎「じゃあ、あの置物もペドロ諸島の物なの?」
そう言って吉郎が視線を向けた先には、不気味な木像の置物が置いてあった。
吾郎「ペドロ諸島の民族が魔除けとして、置かれてる物なんだよ」
翔太「そうなんだ」
翔太は置物に近づき、観察していると何やら音が聴こえる。
翔太「ん?」
吉郎「?翔太君どうしたの?」
翔太「なんか変な音が聴こえる……」
吾郎「え?まさか……」
そう言って吉郎達も耳をあてると……カサカサと音が聞こえた。
吾郎「本当だ……何の音だ?」
吉郎「まるで何かがかじってる音が……」
翔太「吉郎。明日も来ていい?」
吉郎「いいけど……どうして?」
翔太「こういうのに詳しい知り合いの兄ちゃんと姉ちゃんがいるんだ。調べてくれるかも」
吉郎「それなら助かるよ。ね?パパ」
吾郎「そうだな。調べてもらえるなら、ありがたい」
翔太「じゃあ俺、帰って伝えてくるよ」
そう言って翔太は帰宅し、迎えた夜……今度は置物がグラグラと揺れ始め、更にその中でガジガジと何かが蠢く音と木をかじって捕食するような音が、鳴り響いていた。
そして迎えた次の日の早朝……
翔太「姉ちゃん達も来てくれてありがとう」
たきな「大丈夫ですよ。それに危険な物が入ってるかもしれませんしね」
千束「大したことがないといいけどね」
零「とにかくその木像を調べない事にはな」
零を筆頭に千束とたきなと共に家に向かってると、家の前で吉郎が立っていたのだった。
翔太「吉郎?どうしたんだよ」
吉郎「それがリビングで変な物音が聞こえて、警察も呼んでるんだ」
ノエル「通報してくれたのは君かな?」
すいせい「あれ?リコリコの店員じゃん」
みこ「どうしてここにいるにぇ?」
そこにいたのは大空班のみこ、すいせい、ノエル、ビジューがいた。
零「翔太の友達のお父さんがお土産で持ってきた木像から変な音が鳴るっていうから調べにきたんです」
ビジュー「ソウナノ?」
吉郎「とにかく調べて欲しいんです」
吉郎に言われて、中に入るとリビングで何かを食い荒らすような音が聞こえる。
零「何かがいるのは間違いないな……」
すいせい「とにかく入るけど、貴方達は廊下に居てね」
すいせいがそう言うと、4人が扉を開けて入って行くと残っているみんなも覗き込む。
吉郎「あ、リビングが滅茶苦茶に……」
吉郎の母「一体どうして……」
零「かじられてる跡があるな」
ノエル「ん?冷蔵庫に何か……」
ノエルが言うように視線が冷蔵庫に向かうと、食材の山から何かが動いているように見える。みんな目を凝らして見ると、そこに……
「キュキュキュキュ」
人型サイズの芋虫だった。
みこ「にぇぇぇぇぇぇ!?巨大な芋虫!?」
吾郎「あれは!?」
みこがビックリ仰天しているなか、吾郎だけはその芋虫に驚愕の表情をしていた。
そして芋虫がみこに向かって飛びかかって行く。みこは咄嗟に反応が出来ずにいたが、零が飛び出して、みこに飛びかかって芋虫の突進を回避する。
零「大丈夫か?!」
みこ「た、助かったにぇ……!」
ノエル「危ない!?」
零「っ!?」
零が振り向くと芋虫の目の前にいて、体当たりをもろに受けてしまう。
零「ごはっ!?」
翔太「兄ちゃん!?」
零はそのまま窓ガラスを突き破って外に投げ出されてしまう。その光景を見たたきなが銃を抜こうとして、千束が止める。ノエル達の前でリコリスを知られるわけがいけないためだ。
ノエル「こんのぉぉ!!」
ノエルがメイスを思いっきりぶつけるが、逆にメイスが弾き飛んでしまった。
ノエル「え!?」
みこ「ノエちゃんのバカ力が負けたにぇ!?」
すいせい「だったら、これで!!」
ビジュー「イヤッハ!!」
すいせいは斧で、ビジューは刀で斬りかかるが、斧は弾かれ、刀は折れてしまう始末だった。
ビジュー「か、刀ガァァァ!?」
すいせい「どんだけ硬いのこいつ!?」
そして再び飛び上がった瞬間。
レイ「ブーストクローォォォ!キッッック!!」
ダグテクターを纏ったレイが、芋虫に一撃を与えた。
ノエル「あ。貴方はブレイヴァーレイ!」
レイ「みんな大丈夫か?」
みこ「な、何とか無事にぇ~」
レイがみんなの安否を確認している最中に芋虫はそのまま外に飛び出す。
レイ「しまった!?」
レイ達が追いかけるがいつの間にか見失っていた。
レイ「どこに行ったんだ……あの芋虫!」
吾郎「あれは芋虫じゃない!」
吉郎「パパどいうこと?」
吾郎「あれは『カバリエントロ・バラエリカ・ドドメス』に間違いない!」
千束「か、カバ?」
たきな「カバリエントロ・バラエリカ・ドドメスです」
翔太「たきな姉ちゃん言えるの?!」
レイ「だがこれはとんでもない事になったぞ……あいつはどう見ても雑食だ。もしかしたら、もう被害が……」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
悲鳴が聞こえて、そちらに向かうと既に被害が起きている状態だった。
レイ「遅かったか!」
すいせい「大丈夫ですか!?」
「む、虫が、大きな虫が!?」
レイが飛び込むが既に食い尽くされた後だった。
レイ(捕食スピードが速すぎる……)
みこ「うわっ!?酷い散らかり!?」
レイ「ノエルさん!早く応援をとてもじゃないが、奴のスピードの方が早い!」
ノエル「わ、わかったよ!」
レイ「俺も援軍を呼ぶ!」
レイの指示が各員が動き出すが、カバリエントロ・バラエリカ・ドドメスはその動きを嘲笑うかの様に次々と家々を周りあらゆる物を食い尽くして行ったのだった。
いかがでしょうか?
今回の昆虫はジェイデッカーに登場したバラメスになります
結末はジェイデッカーを見る人には分かると思いますが、大体原作通りです
それではまた次回!