新世紀勇者戦記 ~ブレイブ・リコリス~   作:Xナイト

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後編になります。

果たして零達はイングラムを守れるのか?

それではどうぞ!


イングラム護衛作戦 Bパート

そしてイングラム搬入を3日前に控えたある日、いつも通りの作業を行っていた。

 

たきな「千束。ここのチェックお願いします」

千束「ほいほ~い。え~と……うん。完璧だよたきな」

たきな「そうですか」

千束「も~う、たきなもう少し愛想良く出来ないの?」

たきな「私達は任務で来てるんですよ。それに千束は愛想を振りまきすぎなんです」

千束「でもたきなの方が人気あるじゃん」

たきな「それは……」

 

たきなは愛想良くしてる訳でもなく、ただ真面目に作業しているのに、何故か人気があるたきな。

しかし、たきな自身は割と迷惑してる状況なのに、千束に羨ましいと言われても嬉しくは感じない。

 

たきな「千束こそ、そんなに愛想を振り回してどうするんですか、私達の任務は……むぐっ!?」

千束「そこまでだよ。ちゃんと分かってるけど、あの上層部の話をまともに聞く必要ある?」

たきな「それは……」

 

そこはたきなも感じていた。確かにしがない町工場にこれ程の規模のロボットを制作するのはおかしいと感じるが、それでも町の平和を守る事は変わらないのに、何故脅威と判断するのか……疑問がある。そんなことを考えてると

 

スバル「ちわーす!」

千束・たきな「っ!?」

 

突然知り合いの声が聞こえたので、隠れて様子を見たらスバル率いる大空班がいたのだった。

 

千束「ななな……なんでスバルさん達がいるの!?

たきな「わ、分かりませんよ!とにかくバレないように作業しないと……

 

小声で会話をしてると、大空班の面々がイングラムに向かってきた。千束とたきなはこそこそ動きながら目立たない場所に移動した。大空班の面々はイングラムを見上げる。

 

まつり「おぉ~カッコイイねぇ」

ネリッサ「スッゴイ、ロボットデスネ」

わため「わためぇ乗りたいな~」

スバル「お前、シュミレーター乗って吐いただろ」

わため「うぅ……」

 

わためはしょんぼりする。それを見た工場長はあることを聞く。

 

工場長「シュミレーターを突破した奴はいたのか?」

ぼたん「一応、私といろは、ノエルとカリオペとすいせいになりますね」

工場長「5人か優秀だな。大抵ちょっと動いただけでダウンするんだがなwww」

ラプラス「こんな乗り手を選ぶ機体なんてコスト悪いっすよ」

みこ「そうにぇ~おかげでみこ達が乗れないにぇ~」

工場長「しょうがねぇだろう。今のご時世で機動性とか重視したら、どうしてもコクピットの居住性が低下してしまうんだよ」

いろは「それはわかるでござるが……」

 

スバル達はここ数日シュミレーター訓練を行っていたのだが、イングラムと同じ仕様のコクピットで訓練を行ったため、大抵しばらく動いた瞬間に乗り物酔い+吐いた者達がほとんどだったのだ。

 

奏「すいせい先輩やござる師匠達とかは良く吐かなかったですね」

いろは「乗り心地は最悪だったでござるが……」

スバル「それで今は1機しかいないんですが、何機まで制作予定なんですか?」

工場長「予定では3機を制作予定だ」

ラプラス「ほへ~3機も作られるんだな~」

工場長「今は1機目はほぼ完成してるから後は調整するだけだ。楽しみにしとけよ」

ぼたん「戦力が上がるのは嬉しいことです。私達ももうすぐで引っ越しが完了します」

ビジュー「大変ダッタヨ。デモ新シイ部署ノ部屋ハ大キカッタヨ!」

カリオペ「ホロサントスノ時に比ベルト小サイケド……」

まつり「でも、まつり達にこんな最新鋭の機体が来るなんて、期待してるってことだよね」

ゼータ「期待ニ応エナイト!」

ノエル「そうだね!」

 

そして、イングラムの説明や装備品の確認を行って工場をあとにした。それを見送った千束とたきなは安堵の表情を浮かべた。本日の作業を終えると、指令がくだり工場の監視を終了という指令がくだり、密かにガッツポーズしたたきなだった。その後、工場を退職した千束とたきなはそのままリコリコに戻ってきた。

 

千束「たっだいま!」

ミカ「お帰り。早速で悪いが、次の指令だ」

たきな「次ですか?」

ミカ「今回の事件の首謀者を捕まえにな」

 

そして遂にイングラムの搬送する日がやって来た。

 

十蔵「うむ。今日はいい日を迎えることが出来そうだ」

スバル「しかし、総監自ら来るなんて……」

十蔵「私主体でやっているからな。搬送する時くらい私も同行するさ」

ぼたん「しかし、危険なのでは?」

十蔵「優秀な君たちがいるんだ。何も心配はいらないさ」

スバル「期待に応えるよう頑張ります!」

十蔵「それでは出発しようか」

 

十蔵の合図と共にイングラムを乗せたトレーラーと挟むようにパトカーが護衛についていた。その上空では、下から感知されないようにヴィクトリーダイバーが上空から護衛していた。

 

レイ「出発したか……ここからだな」

 

そう言って、感知されないように飛行する。更にパトカーの様子を伺う人物がいた。

 

あやめ「こちらあやめ。警察が動いた余」

トワ『了解。ムメイとアーニャと合流してマンティスールに乗り込んで』

あやめ「了解だよ」

 

そう言ってあやめはその場から離れていった。そして警察を待ち構える様にカマキリ型のメカが茂みに隠れていた。

 

トワ「合図があったら一斉に飛びかかるよ」

ぺこら「了解ぺこ」

こより「早くイングラムを解体してみたよ~」

 

ミリモンは今か今かと待ち構えていた。そして違う場所では軍服にような姿をした集団が待ち構えていた。

 

隊長「配置に着きました。指示を……」

久坂『そのまま待機だ。合図があるまで動くな』

隊長「今一度確認します。敵はテロ集団でよろしいですね」

久坂『そうだ。そして奴ら持っているロボットを奪取し、リリベルの戦力とする』

隊長「了解」

 

リリベルの集団が待機していた。その様子を自身の部屋で様子を見ていた久坂はニヤリと笑っていた。

 

久坂(愚か者め、利用されてるとも知らずに……)

久坂「しかし、上空に飛んでいるヴィクトリーダイバーは邪魔だな」

 

そう言って久坂はあるところに連絡した。そして、それに反応してかとある山に隠れていたロボットが動き出し、近くの町に向かった。

 

レイ「え?巨大ロボットが出現?」

ミカ『突如として現れて、街を破壊している。護衛は千束とたきな、セイザーズが引き継ぐ』

レイ「了解!」

 

そう言ってレイはヴィクトリーダイバーを動かし、指定された場所に飛んで行く。

しばらく飛び、目的地に到着すると、土偶のような姿をしたロボットが口から炎を吐きながら暴れていた。

 

レイ「なんてことを……よし!」

 

ヴィクトリーダイバーからヴィクトライドロンが発進すると……

 

 

《BGM:融合合体ダグターボ時BGM》

 

 

零「融合合体!

 

その掛け声と共にレイがヴィクトライドロンからすり抜ける様に屋根に仁王立ちし、ヴィクトライドロンは、人型に変形する。変形したヴィクトライドロンの足元に立ったレイが蜃気楼の様に、同じ大きさまで巨大化し溶け込む様に一体化すると同時に、瞳に光が宿る。

 

ダグブレイヴァー『ダグ…ブレイヴァァァァ!!

 

纏った炎を散らし、ダグブレイヴァーに合体し更にヴィクトリーダイバーとの合体態勢に入る。

 

 

《BGM:マイトカイザー初変形時BGM》

 

 

ダグブレイヴァー『紅皇合体(こうおうがったい)

 

その掛け声に反応し、ヴィクトリーダイバーが鳥型のようなステルス機、先端にドリルが搭載されてる軽戦闘機と同型の背部にレーザーの銃口がついてる軽戦闘機と大型装甲車の4つのメカに分離し、折りたたんだダグブレイヴァーに軽戦闘機2機が前方と後方に合体し、腹部と腰部になり、上半身に変形したステルス機と下半身に変形した大型装甲車が変形したダグブレイヴァーに合体と同時に収納された両腕が展開、更に頭部が出現して、大きな翼が展開されて合体が完了する。

 

ヴィクトリーカイザー『ヴィクトリィィィ……カイザーァァァ!!

 

合体したヴィクトリーカイザーは土偶ロボットに前に着地する。

 

ヴィクトリーカイザー『これ以上はこのヴィクトリーカイザーが許さんぞ!』

 

ヴィクトリーカイザーはそう言うと土偶ロボットに向かって行く。しかし土偶ロボットは特に同様することなく相手をするが……その行動にヴィクトリーカイザーは不気味さを感じた。

 

ヴィクトリーカイザー(なんだこの手応えの無さは……攻撃は単調だし……なんだこの違和感……)

 

しかし、防御力が凄まじく短期決着は難しいようだ。

 

ヴィクトリーカイザー『なんだこの胸騒ぎ……』

隆『レイ!大変じゃ、イングラム輸送部隊が襲われておる!?』

ヴィクトリーカイザー『なに!?まさかこれは陽動か!?』

隆『今はセイザーズがミリモンと交戦中だが、リリベルも動いておるが……千束ちゃんとたきなちゃんが抑えておるが……』

ヴィクトリーカイザー『了解……!どうやらお前を早く倒さなければならないな!』

 

ヴィクトリーカイザーは土偶ロボットに向かって行く。その頃、イングラムを巡って3つ巴の戦いを繰り広げていた。

 

タイガーセイザー『くそ!このカマキリメカ、なかなかやるじゃねぇか!』

こより『こよ~っこよっこよっwwwこのマンティスローガはパワーは凄まじいんだよ~』

 

ミリモンの戦力のカマキリ型のメカ マンティスローガが強力な鎌とパワーでセイザーズと互角の勝負をして、大空班数名が援護をしていた。

 

ホークセイザー『ここは抑えられますが……主の方は』

 

そう言ってホークセイザーは千束とたきなの方を見るとリリベル達相手に大立ち回りをしていた。リリベルの方は千束とたきなの介入に戸惑っている様子だった。

 

隊長「どうなってる!?なんでリコリスの2人がここに!?」

千束「君たちはいいように利用されてるの!」

隊長「利用?!」

たきな「ここは私達が引き受けます!早くイングラムを!」

スバル「助かるが……しかし」

 

スバルはどうしようか迷っていた。そこにある人物が動き出す。

 

いろは「っ!」

ラプラス「いろは!?何処に!?」

 

いろははイングラムに乗り込み、起動準備に入る。

 

スバル「いろは!?お前イングラムを動かすのか!?」

いろは「この状況を打開するにはイングラムが必要でござる」

ネリッサ「いろは先輩。コッチデ起動ノ手伝イヲシマス。動カスノニ集中シテクダサイ」

 

ネリッサはパソコンで操作して、いろはと共に起動の準備をした。

 

いろは「行けるでござる!!」

スバル「いろは!?お前行けるのか!」

 

スバルの問いかけをいろはは行動で示す。イングラムを起き上がらせたのだ。

 

いろは『行けるでござる!』

スバル「よーし!いろは!セイザーズを援護だ!」

いろは『了解!』

 

そう言うとイングラムの左腕シールドに内蔵されている警棒を取り出す。

 

いろは『行くでござる!!』

 

そしてイングラムはマンティスローガに向かっていった。その頃、ヴィクトリーカイザーは土偶ロボットとの戦闘は終盤を迎えていた。

 

ヴィクトリーカイザー『カイゼルッ……キャノン!!

 

飛び上がったヴィクトリーカイザーは両足脇に備わっているキャノンを放ち、土偶ロボットを怯ませた瞬間……

 

ヴィクトリーカイザー『カイゼルゥゥ……ブレ―――ドォッ!!

 

そヴィクトリーカイザーは腰からカイゼルブレード取り出すと、柄同士を連結させてツインブレードにするとそのままブーメランのように投げ飛ばし、土偶ロボットを真っ二つに切り裂き、土偶ロボットは爆発を起こした。

 

ヴィクトリーカイザー『無人ロボットか……やはりあいつらの差し金か……急がないと!』

 

そしてヴィクトリーカイザーはセイザーズ達がいる場所に飛んでいった。

同じ頃、久坂はリリベルに指示を出していた。

 

久坂「何をしている!?早く制圧せんか!」

リリベル隊長『し、しかし……相手はリコリスですよ!?』

久坂「それがどうした!今すぐに……っ!」

楠木「そこまでだ」

久坂「っ!?」

 

扉に立っていたのは楠木率いるリコリス数名がいた。

 

久坂「き、貴様ら!?何しに来た!?今は作戦中だぞ!」

楠木「その必要はない。すでにリリベル撤退命令が下った」

久坂「なんだとぉっ!?」

楠木「貴様の計画は既に破綻したぞ。不知火党の工作」

久坂「っ!?」

楠木「貴様の事はすでに調べがついている。証拠を揃っているDAの壊滅を目論んでいたが考えが甘かったな」

久坂「ぐぎっ!?……何故の俺の招待を……」

 

そう聞かれて楠木はとある花瓶を手に取る。そしてある部分を指指すとカメラのような部分が見えた。

 

久坂「監視カメラだと!?」

楠木「これで貴様の動向はすべて把握している。そもそも警察組織に介入する時点で怪しいと思っていた。まぁ上層部の無能は気付かなかったようだがな」

久坂「くっ……こうなればっ……」

楠木「捕らえろ!自害をさせるな!」

 

楠木の指示を受けてリコリス達が一斉に飛びかかり、自害させないように口に布を巻いて拘束する久坂は抵抗するが、そのまま連行させる。久坂が確保されたと同時にリリベルの攻撃が止み、リリベルたちは撤退していく。

 

たきな「ふぅ……どうやら司令達が久坂を確保したようですね」

千束「先ずは一安心……後は」

 

そう言ってセイザーズ達の方を見ると、セイザーズとイングラムが終始優勢に立っていた。

 

いろは『一閃……でござる!!』

ぺこら『ぺこ―――!?』

ムメイ『むぎゃ―――!?』

シャークセイザー『なかなかやるでありますな!』

ダイノセイザー『負けていられない!』

 

イングラムは8mと小柄だが、小柄である事といろはに操縦テクニックが十分に発揮されて圧倒的な戦闘力を誇っていた。

 

トワ「くっ!?こうなったら!みんな合体だよ!!」

 

トワの合図と共に4機マンティスローガが合体し、巨大なマンティスローガになった。鎌の巨大な一振りが襲いかかり、セイザーズは回避するがイングラムは巻き込まれ倒れる。

 

いろは「くっ!?一撃ダメージが凄いでござる……」

ぼたん「いろは、無理しないで!」

トワ「トドメだよ!」

ヴィクトリーカイザー『待て!!』

トワ「何!?」

 

駆け付けヴィクトリーカイザーが巨大マンティスローガに立ちふさがり、カイゼルブレードを構える。

 

アキロゼ「まさかあれがヴィクトリーカイザー!?」

ハコス「ま、不味インジャナイ!?」

あやめ「でも、このまま逃げられないよ!!」

 

巨大マンティスローガは鎌攻撃をするが、そのすべてをカイゼルブレードで切り裂き、丸裸な状態となった。

 

こより「つ、強すぎるよぉぉ~~!?」

 

畳み掛けるようにカイゼルブレードを弓のように構え、弦を引くような構えをすると光の矢が形成される

 

ヴィクトリーカイザー『カイゼルゥゥ……アローォォォ!!

 

放たれた光の矢は巨大マンティスローガを貫通し、そのまま大爆発を起こしてミリモンは小型のメカが3機現れ脱出する。

 

トワ「これで勝ったと思うなよぉぉぉ!!

 

そんな捨て台詞を言って去って行った。爆発の炎をバックにカイゼルブレードを分離させ腰に収納させると、ヴィクトリーカイザーの兜が勝利の輝きが煌めいた。

その後はイングラムは無事に警視庁に搬入が完了し、搬入の時の活躍が認められて2機の制作が決定した。久坂は自害を防ぐ処置をしたにもかかわらず足底に隠し持っていた毒針を自らに刺して自害したのだった。更にDA上層部の無能さが露見し、リリベルの存在も警察組織に明かされそうになった為、久坂に支持した数名は秘密裏に処分されたのだった。

 

 

 

 

 

《ED:風の中のプリズム》

 

 

 

 

 

 

次回予告(BGM:輝け!ダグオン)

零「翔太とせつなが通っている学校で、運動会が開かれようとしていた

2人とも張り切って練習をしていたのだが……

突如として強大台風が発生して運動会が危ぶまれた

しかもその台風は普通の台風じゃなかった!2人の為にも絶対何とかしてやる!

 

 

 

次回…新世紀勇者戦記 ブレイブ・リコリス

『暴風運動会!』

 

次回もトライダグオン!」




いかがでしょうか?

今回はイングラムが無事に大空班が使用することになりました。今後はちょいちょい出演する予定です!

それではまた次回!
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