それではどうぞ!
《OP:ALIVE》
軍人A「こちら防衛ライン!現在反政府軍の猛攻が続いています!援軍を……っ!?」
しかし通信している軍人の目の前に脳が剝き出しになっている謎のクリーチャーが涎を垂らしていた。そして……
「ガァァァ!!」
軍人A「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」
謎のクリーチャーが襲いかかり軍人は食い殺されたのだった。
零『天使の羽が墜ちる時』
夜、街中を逃げ出す暴徒を追いかける重戦車。重戦車に向かって火炎瓶が投げられるが、効果はなく反撃をする。その様子を廃ビルの影から見ている人影が2人いた。
千束「あらら……こっちは酷い有馬様だねぇ」
たきな「こちらたきな。目的の東スラブ共和国に到着……現在のところ内紛状態を除いて目標を発見出来ません」
ミカ『了解……』
同じ頃、基地の指令室ではクルミとミカ、零、隆が千束とたきなから見ている映像と小型ドローンの映像で確認した。
ミカ「こちらも2人の姿と2人からの映像を確認できた。目的はあくまでも東スラブ共和国で確認できた謎の生命体の駆除だ」
千束『了解だよ~』
たきな『状況が進展次第再び連絡します。以上……』
そう言って通信を切れた指令室で、零が最初に口を開いた。
零「しかし、謎の生物兵器か……」
クルミ「裏組織で高額で取引されてる"プラーガ”という生物兵器が関与している可能性だな」
零「資料で確認はしたが、完全なる寄生生物。どう見て宇宙由来の生物に見えるがな」
隆「零は分からんのか?」
零「寄生生物なんて……宇宙じゃ大量にいますから特定は難しいです」
エクシードライブ『俺の方も同じです。該当するプラーガと同じ特性を持つ生物も多くいます』
ミカ「その中のどれかが地球に飛来したということか……」
零「しかも資料を見るとかなりの古い時代から……」
クルミ「だが原種の方は既に根絶やしになっているようだが……」
隆「とういうことは今、東スラブで確認されてるのはコピー体ということか」
ミカ「それが高額取引で裏組織に出回っているということです」
そして同じ頃、街中を走ってる千束とたきなも同じ会話をしていた。
たきな「そしてこの内紛が起きてる東スラブでプラーガによるクリーチャーが確認された為私達が現地に派遣されたわけなのですが……」
千束「零さん達と知り合いだからって、こんなところに派遣するかね?」
千束とたきなは現在はいつもの制服姿ではなく、内紛用の服装に武器は銃弾を現地調達する場合を想定しアサルトライフルやショットガンにいつもの千束とたきなの銃も所持している。
千束「とっとと終わらせて早く帰ろう」
たきな「そうですね。しかし肝心のプラーガが見つからない以上。帰るのがいつになるやら」
千束「とりあえず反政府軍のアジトに行くしかないかな」
そう言って千束はスマホをつけると、地図アプリを開いた。
千束「クルミが入れてくれたら情報だと、この教会がアジトみたい」
たきな「教会ですか?」
千束「なんでも反政府軍を立ち上げた人が教会の神父みたい」
たきな「神の代弁者とでも言うことですか?」
千束「とりあえず行ってみよう」
2人は政府軍や反政府軍を上手くよけながら教会に進んで行く。
たきな「正面から入りますか?」
千束「ちょっと待って……クルミの情報だと地下通路があるみたい。近くの井戸から入るみたい」
そう言って千束の案内の下、古びた井戸が目の前に来た。
千束「ここみたい。井戸としては大分前から死んでるみたい」
たきな「それが反政府軍の隠し通路の入り口になっているってことですか」
千束「それじゃあ……」
「おい!そこにいるのは誰だ!!」
千束・たきな「っ!?」
千束とたきなは声をした方に自分達の銃を向けると、茂みから武装して男が銃を向けながら迫ってきた。
「てめぇら政府軍の奴らか?!」
たきな「政府軍ではありませんが、反政府軍でもありませんが」
「日本人か?なんでここにいる?」
千束「この内紛地で、生物兵器による被害が出てると聞いて来ました」
「それは政府軍による依頼か?」
たきな「政府軍に所属していませんので、でも……日本政府からの依頼で来てるのは確かです」
千束「ここの地域で広がってる生物兵器は大変危険な物です。それを排除するのが目的です」
「……なら‟俺達”の敵だな!」
千束・たきな「っ!?」
男がそう言うと後ろから複数人の男達が襲いかかり始めた。千束とたきなは持ち前のポテンシャルで男たちを制圧していく。その様子を見て男は焦るような表情をしている。
「ア”……ア”……ア”」
たきな「っ!?なんですかこの集団は……」
千束「まさか……!?この人達は!?」
2人を囲ったのは肌が青白く、眼球全体が充血している人達が集まりだし、男は真っ先に逃げ出した。
たきな「待て!……っ!?」
千束「たきな!先ずはこっちを何とかしよう!」
たきな「分かりました!」
追いかけようとしたが周りにゾンビのような集団が尚も迫ってきて、千束とたきなは対処を始めた。
逃げた男はそのまま教会に入る。
「はぁはぁはぁ」
「おいサーシャ!大丈夫か!外に何かあったのか」
サーシャ?「俺達の邪魔をする奴らが現れて……あいつら政府から依頼された特殊部隊か、なんかだと思うが」
千束「だから政府とかと関係ないって」
サーシャ?「お前らっ!?なんで……あいつらはどうした!?」
千束「まぁゾンビと戦った事がなかったけど、いい経験だったかな?サーシャさん?」
アレクサンドル「……アレクサンドルだ。それで本当に政府の奴じゃねぇんだよな」
たきな「はい。目的は貴方が今、この町で起こっている生物兵器の対処ですが……」
アレクサンドル「あいつらに関しては俺らは関与してねぇぞ!」
たきな「では、これはどうなんですか」
そう言ってたきなはある映像を映す。それは脳が剝き出しになっているクリーチャーだった。
たきな「襲われてるのは政府軍です。しかもこの生物は反政府軍に対して襲ってこない、むしろ協力してるようです。操られてるとしか考えられません」
千束「……」
千束はばれないように通信のスイッチを入れる。
それは基地にいる零達も聞いている。
たきな『しかもこの生物はこのプラーガと呼ばれる代物によって操る事が可能です。すなわち反政府軍の中にプラーガに寄生されたとしか考えられません』
JD『そのプラーガって奴が町にはびこっているゾンビ共原因ってことかよ』
零「どうやら、街に溢れてるガナードの原因は反政府軍じゃないということか……」
隆「じゃがブローカーはどこかにおるはずじゃ。でもなければここまで増えることはないはずじゃ」
たきな「はいですが、このクリーチャーを操る人物も同じ症状が起きてるはずです」
JD「噓つけ!アタマンにそんな症状は……」
アレクサンドル「JD!」
JD「あっ!?」
千束「いるんだね。プラーガを投与している人物が」
アレクサンドル「だったらなんだ……」
たきな「その人の下に連れて行ってください。今ならまだ救えるかもしれません」
アレクサンドル「ふざけんな!せっかく政府軍を壊滅できる戦力を、みすみす失ってたまるか!」
千束「でもこのまま無関係の人達を犠牲には出来ません!」
アレクサンドル「お前らのような平和に暮らしてる日本人に……俺達の何が分かる!!」
そう叫びながらアレクサンドルは机に置いてあるものを乱暴に床にぶちまける。そうした後近くにあった銃を手にするが、その前に千束が目の前に接近して銃を手にしようとした手を抑え込んだのだった。
アレクサンドル「っ!?」
千束「貴方達の事情はわからない。でも危険なことからは手を引いて欲しい」
アレクサンドル「俺が手を引いたらあいつらの無念を誰が晴らすんだ!っ!」
千束「無念?」
アレクサンドル「ちっ!勝手にしろ!俺達の邪魔はさせねぇがな!」
そう言って別の部屋に入っていく。
たきな「あの……貴方なら分かりますよね?事情を」
JD「……はぁ~説明すると……」
JDが語り出したのはこの紛争が起こった原因だった。元々は貧困問題に端を発する独立運動が原因だったのだが……それは初の女性大統領であるスベトラーナ・ベリコバの呼びかけで終焉に向かってたはずだったのだが、政府が反政府側の自治区に有用資源があることが分かり再度攻撃を開始したのがこの泥沼の状態が起きた原因だった。しかもその最中、アレクサンドルが勤めていた小学校が反政府勢力の拠点と間違われたという理由だけで政府軍に校舎を攻撃され、そこにいた生徒や教員とアレクサンドルの婚約者のイリーナも巻き込まれ命を落としたそうなのだ。
たきな「それがあの人が奮起になっている理由ですか?」
JD「そうだよ。あいつとは幼馴染なんだよ。あいつの無念とか分かってるからな」
千束「じゃあのゾンビ集団は?」
JD「わかんねー。突然湧いてきやがったんだよ。アタマンも革命を成功させる為になんか怪物を力を使うとか言っててサーシャも乗り気だからよ……心配なんだよ」
千束「アタマンって?」
JD「俺達のボス。アタマンがお前ら映像を出した怪物を操ってるんだが……」
たきな「という事は彼は自らプラーガを投与したということですね」
千束「じゃ誰から貰ったとかって分かる?」
JD「それも知らねえ……ただよ~おかげで政府軍が暴動を鎮めるって名目で武力介入し始める始末だしな」
千束・たきな「……」
それを通信越しに聞いていた零達は深刻な表情を浮かべた。
零「思った以上に闇が深そうだな。今回の事件……」
クルミ「もしかして黒幕は政府のお偉いさんか?」
零「その可能性も考えられる。自分の支持率を上げるため反政府軍にプラーガを流出させたか。だが問題はこれだけ流出させるには数が必要だ。それをここまで可能という事は培養も成功させたという事だ。思った以上にヤバい状況だな」
ミカ「零君。君も行ってもらえないか?もしかしたら君の力も必要かもしれない」
零「えぇ、分かりました。俺も東スラブに向かいます」
そう言うと零は走り出した。
ミカ「これはなかなか事件になりそうですね」
隆「一応、アメリカ政府にも連絡しとこう、国絡みなら政府にも連絡した方がよいじゃろう」
ミカ「分かりました」
廊下を走っていた零は、壁の隠されているスライダーに潜り込み一気に滑り降りる。その間に地下に格納されている、ブレイヴァーソニックとブレイヴァーアルファが合体したブレイヴァーフォートレスに、ヴィクトライドロンとヴィクティニウルフを搭載される。その時、スライダーから滑って来た零が現れ、コクピットに乗る前にダグコマンダーを構え、レバーをスライドさせると、中央部が展開され、瑠璃色の結晶にV文字が浮かび、零は変身する掛け声を叫ぶ。
零「トライ!ダグオン!!」
《BGM:ファイヤーエン変身時BGM》
零の身体にダグテクターが纏われ、最後にヘルメットが装着される。
レイ「ブレイヴァァァー!レイ!!」
変身を完了したレイはコクピットに乗り込むと格納されている場所がそのままリフトアップを開始する。山肌が出てる崖にカモフラージュされているハッチが開閉し、そこから滑走路が伸びていく。そこにリフトアップしていたブレイヴァーフォートレスが滑走路に出てくる。ブレイヴァーフォートレスのエンジンが掛かり、運転席にいるレイがシフトレバーを操作すると進み始めて同時に翼が展開されるとレイがアクセルを踏み一気に加速し、飛び立って行き、ブレイヴァーフォートレスは東スラブ共和国に向かって飛び立った。
翌朝を迎えた東スラブ共和国は今日も遠くから銃声が響いていた。
千束「今日も銃声響いてるね」
たきな「もうすぐ零さんが来るはずです。それまで何事もなければいいのですが……」
JD「おい!大変だ!」
するとそこにJDが慌ただしく出てくる。
千束「どうしたんですか!?突然!」
JD「サーシャの奴がいなくなっちまったんだ!それにお前らの言っていたプラーガって奴も無くってるんだ!」
たきな「なんですって!?」
千束「……指導者のアタマンはどこにいるんですか?!彼なら知っているはずです!」
JD「あぁ、こっちだ!」
そう言って案内されたのは教会内にある女神の像の下にある地下通路の入り口だった。そこを降りて行くと、目の前に扉があった。そこを開くと、大きな椅子が中心にありそこには1人の老人が座っていた。
たきな「あの人が指導者……」
JD「アタマン!サーシャがいなくなった!どこに……?」
アタマン「……」
JD「アタマン?アタマン!」
千束「待って!」
そう言って千束はアタマンの首に触り脈を確認する。
千束「死んでる……」
JD「は?どういう……」
アタマン「ガァァァ!?」
千束・たきな「っ!?」
JD「うわぁぁぁぁ!?」
突然息を吹き返し、千束達に襲いかかろうとしたがたきなが冷静にアタマン頭部を打ち抜くと頭部が吹き飛ぶと首が取れた胴体から細長いクリーチャーが飛び出て、触手がついている刃物を振り回す。千束は持ち前の動体視力で回避すると至近距離からショットガンをぶっぱなしクリーチャーを吹き飛ばすと壁に激突した隙にたきなは閃光弾を投げ、辺りに閃光が走るとクリーチャーは崩壊し、胴体だけが倒れると融解して消滅する。
JD「な、なんなんだよ!」
たきな「あれがプラーガの正体です。寄生した生物を支配し、あのような化け物にするんです。まだ意識があったのは初期段階だったからだと思います。しかし長い間に支配種の力を使いしすぎた影響でしょう」
JD「じゃあ、もしかしてサーシャも!」
千束「今の状態はまだ初期段階だと思う。今ならまだ間に合うと思う」
JD「なら、もしかしたら……大統領府かもしれねぇ!そこを襲撃する予定だったんだよ!」
千束「っ!たきな!行こう!」
たきな「はい!」
JD「待ってくれ!俺も……!」
千束「危険だからここにいて!私達が必ずあの人を救うから!」
JD「っ……サーシャを頼んだ……」
JDの言葉に千束とたきなは頷くと大統領府に向かって教会を飛び出して行くのだった。
いかがでしょうか?
今回はバイオハザード・ダムネーションの話になります
BOWって巨大な奴も出てくるから敵としては申し分ない相手かな~と思いました。
次回は東スラブ共和国との決着になります
それではまた次回!