それではどうぞ!
大統領府の一室では1人の女性が窓から街を見渡していた。そこに1人の男性が入って来る。
「大統領。貧民区への制圧は70%完了致しました」
「あらもう少し時間がかかると思っていたけど、もうそこまでいったのね」
この女性が東スラブ共和国初のスベトラーナ・ベリコバだったのだ。そして入ってきた男性はスベトラーナの秘書だった。
秘書「最初は謎の生物に進行が遅れていましたが、いつの間にか出現しなくなりましたが、暴徒だけが溢れている状態ですので……」
スベトラーナ「あら、そうなの。案外持たなかったのね」
秘書「既にご老体でしたからね。ですが我が兵も被害が出ているようです」
スベトラーナ「そう……でもここで終えるわけにはいかないわね。そのために色々手を尽くしたのだから」
秘書「貴方の描いた目標までもう少しですね」
スベトラーナ「私の目標は今回が終わった先にあるわ。今回のは
するとスベトラーナの視線の先に謎のトラックが来ていたのが見えた。スベトラーナは秘書にアイコンタクトを送ると、それを理解した秘書は門番に通信を送る。
秘書「入り口に謎のトラックが接近。反政府軍の可能性がある。こちらの指示を無視した場合い射殺しろ」
そして、入り口では通信を受け取った門番が周りに指示を出す。
門番「了解。謎の車両で接近中!警戒しろ!!」
1人の門番がそう言うと辺りの門番が一斉に警戒態勢に入る。すると真っ正面から一台の大型トラックが走ってきた。明らかなスピードに門番達は一斉掃射を始める。数々の弾丸を受けてトラックが横転する。しかし、門に近くで横転したため、そのまま滑るように門に激突する。門番達は直前で避難をしていたため、全員無事に済み、直ぐに態勢を立て直しトラックを取り囲み始める。そして1人の門番が銃を構えながら恐る恐る接近すると、突然の如く怪物が出現して1人の門番を襲い始める。それを見た門番達も発砲しようとしたが、次々と怪物が出現し襲い始める。それを見ていたスベトラーナはまるで分かっていたように指示を出す。
スベトラーナ「まさか、ここまで大胆に行動するとわね」
秘書「既に現存の政府軍には指示を出しました」
スベトラーナ「そうなら私達も避難しないとね」
スベトラーナがそう言うと机に置いてあった一つの像を傾き始めると、なんと大統領室が移動を始めたのだった。
スベトラーナ「私達はシェルターに避難しないとね」
その頃、大統領府に到着した千束とたきなは悲惨な現場に戦慄な表情を浮かべる。
たきな「防げなかった……」
落ち込むたきなの肩を千束がポンと手を置く。
千束「まだすべてが終わったわけじゃないよ。行こう」
たきな「っ。はい」
千束とたきなは中に入っていったのだった。大統領府の中に入った瞬間に見た景色も壁や床一面が血の海に沈んだような悲惨な光景だった。
千束・たきな「……」
千束とたきなは辺りを警戒しながら先に進んで行く。すると正面から何かが来る気配して制止すると、目の前から映像にあった怪物がゆっくりと歩んできた。たきなは咄嗟に銃を構えるが千束がたきなは止めて、そのまま制止を指示する。不思議に思ったたきなだが、怪物はあろうことか千束とたきなを無視してそのまま素通りしていった。そしてそのまま見えない位置までいったところで……
千束「行ったみたいだね」
たきな「でもどうして……」
千束「あいつどうやら音で位置を把握しているみたい」
たきな「音……真島みたいな聴覚という事ですか?」
千束「そうみたい。だからこっちから音を立てなきゃ……」
たきな「襲ってこない」
千束「だから慎重に行こう」
千束がそう言ってたきなが頷くと慎重に進んで行き、やがて大統領室までたどり着いき、勢い良く扉を開くと……
千束「うわっ!?」
たきな「千束!?」
扉を開けた瞬間にあるはずの部屋が無く変わりに地下深く続いている落とし穴が広がっていて、落ちそうになった千束をたきなが支えた。
たきな「大統領室がなくなっている?」
千束「もしかして……この下かな?」
2人は再び下を見て、お互い顔を合わせると互いに頷き、意を決して下に降りて行く。備え付けられていた梯子を使い下に降りて行く。
千束「もうどこまで続いて行くのよ……」
たきな「大統領を避難する為の地下シェルターにしては異質ですが……明らかに怪しいですね」
千束「あ、たきなゴールが見えて来たよ」
千束が指摘した通り、床のようなものが見えた。そこに降り立ち辺りを確認すると……
たきな「入り口は……ないですね」
千束「ん~~……ん?」
そこで千束はあるものを見つける。
千束「たきな。この取っ手は何かな?」
たきな「……どう見ても引くような仕様ですね」
2人は頷くと取っ手を引くと扉のように開くと、千束とたきなは開いた中に入って行くと、そこに広がっていたのは、地下シェルターとは程遠いまるで軍事倉庫のような光景だった。
千束「どう見ても地下シェルターじゃないよね」
たきな「明らかに軍事施設にしか見えませんね」
そして隠れながら進んで行くと、中央付近に不自然な光を放つ施設が見えた。
千束とたきながそこにたどり着くと複数窓の中は培養液が充満していた。
千束「まるで蜂の巣だね」
たきな「千束。こっちに」
たきなに促され培養液の中身を見てみると、プラーガが入ってあった。
千束「これ全部プラーガが……」
たきな「という事は街に流出させた首謀者は……」
そこまで確信した瞬間、千束は中心になったパネルを操作しUSBを差し込む。
千束「これでデータはクルミに行くはず」
たきな「後は他の政府が動くかどうかですが……っ!」
そこまで言った瞬間、千束とたきなの周辺を武装した兵士が取り囲む。そして一部の集団が左右に避けると間からスベトラーナと秘書が歩いてくる。
スベトラーナ「貴方達。何者なのかしら?どこぞのスパイかしら」
千束「まぁ反乱軍ではないかな~」
秘書「大統領。この2人は日本の裏で暗躍しているリコリスです」
スベトラーナ「へぇ~日本の」
千束「私達、結構有名人になったね~暗躍は聞き捨てならないけどっ!」
そう言って千束はパネルを操作すると、電源が落ちて辺りが暗くなり始める。兵士達が混乱している時、たきながアサルトライフルで数人の兵士の足を打ち抜く。そこに兵士達が次々と発砲すると味方にも被害が出始めた。
部隊長「やめろ!味方にあったってしまう!!」
部隊長の指示で攻撃が止み、再びライトが付くと千束とたきなの姿がいなくなっていた。
たきな「動かないでください!」
たきなの声が聞こえた方を見ると、アサルトライフルを構えたたきなとスベトラーナを拘束して非殺傷の銃を頭に向けている千束の姿があり、兵士達は動揺して手を出せずにいた。
スベトラーナ「貴方達、自分が何しているか分かっているの?」
千束「分かってるよ。貴方がこの事件の黒幕で……一番の悪党ってこと」
スベトラーナ「本当に分かってないのね……私はこの国の大統領なのよ!」
千束「えっ!?」
あろうことかスベトラーナは千束の拘束を振りほどき、蹴り一つでたきなを吹き飛ばし、千束にも連続でCQCを繰り出すが、千束は持ち前の動体視力で回避し、隙を見て非殺傷弾を撃つがスベトラーナはバク転をしながら回避して兵士の所まで非難する。それを見て千束とたきなはコンテナの陰に隠れる。
スベトラーナ「貴方なかなかいい目をしてるのね。なかなか回避する人はいないのよ」
千束「貴方こそ、本当に大統領?その身のこなし明らかにプロだよね」
スベトラーナ「これでも元軍人なのよ。この国の秘密を知った逆賊です。殺しなさい!」
スベトラーナがそう指示を出すと兵士達は千束とたきなのいるコンテナに迫って行く。
すると地下シェルターに行くためのエレベーターが降りてきたのだった。ここにいる全員が疑問に思ってると、エレベーターの扉が開かれると1体の怪物がいたのだが、襲い掛かる前に兵士達によって撃ち殺されてしまう。1人の兵士が確認のために近づき、怪物が死んでるのを確認している時、上から何かが垂れて来たのが見えて上を見上げると天井にびっしりと怪物達が張り付いていて、一斉に襲い掛かったのだった。
部隊長「撃て!撃ちまくれ!!」
部隊長が指示が出て、兵士達が一斉に発砲するが、怪物達は弾丸の嵐を搔い潜りながら次々と兵士達を虐殺していく。その様子を眺めていた千束とたきなだったが、たきながあるものを発見する。
たきな「千束!あれを!」
千束「っ!」
あるコンテナの上にアレクサンドルが立っていたのだった。どうやら体内にプラーガを打ち込み怪物達を操っているようだった。
千束「たきな!大統領を追って!私はアレクサンドルさんを捕まえる!」
たきな「分かりました!」
千束とたきなはアサルトライフルとショットガンを互いに交換して、分かれて行動を開始する。
千束はコンテナの上に登ってアレクサンドルに向かって走って行く。走ってくるアレクサンドルは体内に宿るプラーガの力で怪物達を千束にけしかけるが、千束は持ち前の動体視力で回避しながら、アサルトライフルで次々と撃ち抜いて行く。その間にもアレクサンドルは移動を始める。
すると大統領部屋にいたスベトラーナに向かって、怪物達が向かって来る。その中にはアレクサンドルの姿もあった。怪物達が次々と兵士を殺していく中、怪物の1体がスベトラーナに飛びかかるが、目の前の硝子によって阻まれてしまった。そこにアレクサンドルが銃を乱射しながら向かって来るが、銃弾はすべて硝子によって阻まれる。そして遂にスベトラーナの目の前に来るが、硝子によって、どうにもすることも出来なかった。
スベトラーナ「私を殺してどうするというの?その後のことは?独立を果たした後は誰が国を導くの?」
スベトラーナは硝子越しにいるアレクサンドルを見据える。
スベトラーナ「……あなた?」
アレクサンドル「説得しても無駄だ!お前は国を破滅に導く偽善者だ!」
そんなアレクサンドルの言葉を鼻で笑うと、スベトラーナは衝撃の事実を話す。
スベトラーナ「念の為に言っておくわ。アタマン以外の長老はすべて、私側についているわよ」
アレクサンドル「なんだと!?」
スベトラーナ「石油で獲得した利益を分配すると言ったら、喜んで独立は取り消すとあっさり誓ったわ」
アレクサンドル「そんなわけあるか!!」
スベトラーナ「残念だけど事実よ」
アレクサンドル「黙れ!!ぐっ!?……うぅぅ」
千束「アレクサンドルさん!?」
アレクサンドルがプラーガの侵食によって苦しみ出したところで、千束とたきなも合流し、たきなはスベトラーナに向けて発砲するが硝子に弾かれる。
たきな「防弾ガラス!?」
たきなの驚愕をも無視してスベトラーナはアレクサンドルに言葉をかける。
スベトラーナ「貴方が時間を無駄にしている間も、世界は常に動いているのよ。貴方つまらない復讐心など、世界の動きに比べれば大したことではないといい加減理解しなさい」
アレクサンドル「黙れ!このやろぉぉ!!」
千束「駄目!アレクサンドルさん!?」
再びプラーガの力を使おうとするアレクサンドルを千束が止める。
スベトラーナ「残念だけど……貴方達はここで消えてもらうは……私の最高傑作でね」
そう言ってフィンガースナップをすると3人の後方から何か音が聞こえ振りかえると、更に地下から巨大なバイオ液が充満したカプセルと出現する。
スベトラーナ「せいぜいその子と遊んでなさい」
スベトラーナがそう言うと秘書はタブレットを操作するとバイオ液が抜かれていき、中にいる巨大な生物が動き出した。
たきな「これはまずそうですね……」
千束「外に出よう!行くよ!」
アレクサンドル「離せ!俺は……!」
千束「いいから!!」
千束とたきなに連れられ、外に脱出する3人をよそに地下シェルター内では巨大な生物が暴れ始めた。何とかエレベーターを使って外に出た3人だが、尚もアレクサンドルはプラーガの侵食に苦しんでいる。
たきな「早くプラーガを取り除かないと!」
千束「そうだね……っ!?」
すると地面が揺れ始める。3人が辺りを警戒していると、地面から何か出現する。それは先程のカプセル内にいた怪物だった。
怪物「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」
千束「これはまずい」
怪物が千束達3人を見つけて向かって来るが……
ヴィクトレイヴァーダグオン『ショルダーバルカン!!』
上空から弾丸が降り注ぎ、怪物の動きが止まると上空からヴィクトレイヴァーダグオンが降り立った。
ヴィクトレイヴァーダグオン『大丈夫か!千束!たきな!』
たきな「ヴィクトレイヴァーダグオン!助かりました!」
ヴィクトレイヴァーダグオン『ここは俺に任せてその人連れて早く逃げるんだ!』
ヴィクトレイヴァーダグオンに促され、千束とたきなはアレクサンドルを連れてその場から離れた。確認したヴィクトレイヴァーダグオンは怪物と向き合う。
ヴィクトレイヴァーダグオン「さぁっ!行くぞ!!」
怪物「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」
ヴィクトレイヴァーダグオンと怪物の激突が始まる。その頃、大統領府ではスベトラーナがある準備をしていた。
秘書「大統領。あと5分で会見の準備ができます」
スベトラーナ「そう。いよいよね」
それだけ言って部屋を後にした。そして……
ヴィクトレイヴァーダグオン『ウイングッ!スラッガーァァッ!!』
怪物「がぁぁぁぁぁぁ!!」
投げられたウイングスラッガーが怪物に皮膚を切り裂くと大量の血が流れ始める。
ヴィクトレイヴァーダグオン『こいつも生物兵器の類か……なら一気に片付けるしかないな!ヴィクトリーダイバー!!』
上空からヴィクトリーダイバーが駆け付け、ヴィクトレイヴァーダグオンは高く飛び上がる。
《BGM:ガオガイガー合体時BGM》
零→ヴィクトレイヴァーダグオン「『
その掛け声に反応し、ヴィクトリーダイバーが分離し、ヴィクトレイヴァーダグオンの周囲には4機のマシンがフォーメーションをとっていた。両腕部分が両肩になり二の腕が出てくる、更に右腕にドリルが搭載されてる軽戦闘機、左腕にレーザーの銃口がついてる軽戦闘機合体。両足には大型装甲車が分離して合体。ステルス機がヴィクトレイヴァーダグオンに覆いかぶさるように合体し、胸部と背部に大きな翼と両肩に砲台が備わる。頭部にヘルメット型の頭部パーツが装着され、展開された装甲が顔を覆うと、額に五角形のVクリスタルが現れた瞬間、瞳に輝きが迸る。
合体したGVダグオンが着地すると同時に……
G・ヴィクトレイヴァーダグオン『ヴィクトライズキャノン、スタンバイ!』
両肩についているキャノン砲を怪物に向けて狙いを定める。そしてエネルギーチャージが完了されると……
G・ヴィクトレイヴァーダグオン『ヴィクトライズキャノン……!発射!!』
放たれたヴィクトライズキャノンは一直線に怪物に向かっていき、怪物は細胞の一片も残らず消滅したのだった。
同じ頃、スベトラーナが会見を始めようした瞬間、秘書が顔色を変え、やってきてスベトラーナに耳打ちするとスベトラーナは悔しそうな顔を浮かべた。そして数日がたった。
たきな「それでスベトラーナの行方はまだわからないのですね」
ミカ「あぁ。アメリカ政府が引き続き捜索をしているようだが……」
クルミに届けられたUSBのデータがアメリカ政府に届けられて、東スラブ共和国の紛争に介入をアメリカ政府が決定したことにより分が悪くなったスベトラーナは支持者達と共に国外逃亡したのだった。そのことによって紛争解決した。
千束「アレクサンドルも無事に復興した小学生教師を続けられることになったし……」
アレクサンドルはプラーガ侵食を食い止めるため、脊髄ごとプラーガを銃で撃ち抜かれて九死に一生を得たが、代償として半身不随の状態になったが……本人曰く、自分がしでかしたことに比べれば安いもんだ……ということだそうだ。
そして東スラブ共和国では建て直された小学校の前に車椅子の座ったアレクサンドルとその後ろにJDがいて、その周りに多くの子供達が小学校の中に入っていった。子供達の後を追うようにJDが車椅子を押し、2人は小学校に入りるのだった。
《ED:風の中のプリズム》
次回予告(BGM:輝け!ダグオン)
たきな「宇宙中を荒らしているエイリアン犯罪者集団がこの地球にやってきた。
それを追ってきたのは、謎のダグオンだった!?
果たして謎のダグオンの実力は……
そして、そのダグオンの正体はいった?
次回…新世紀勇者戦記 ブレイブ・リコリス
『地球への来訪者……その名はダグセフィラ―』
次回もトライダグオン!」
いかがでしょうか?
最後の方は割と駆け足気味だったかなと思いましたwww
そして次回は千束とたきなが遂に……
それではまた次回!