新世紀勇者戦記 ~ブレイブ・リコリス~   作:Xナイト

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今回4話になります。

この回が終わりましたわ、前作の『ウルトラマンエクシブ  ~光を結ぶ女神たち~』3期編に行き、しばらくは投稿は行いません。是非前作の方もよろしくお願いします!

それではどうぞ!


強襲!バイオ昆虫の脅威! Aパート

《OP:ALIVE》

 

 

 

 

 

 

 

とある夜、森の中を1人の白衣を着た男性が走っていた。まるで何か逃げているように……

 

男性「もう嫌だ!こんなのごめんだ!?」

 

しかしその様子をとある室内で見ていた人物がいた。

 

「私から逃げられると思うなよ……」

 

そう言って、ボタンを捜索すると、蜂の巣のようなものから何かが飛び立っていった。

 

「私の邪魔はさせんぞ……ふははは……!」

 

その様子を悲しそうに見ている1人の少女が立っていた。

 

 

 

 

 

『強襲!バイオ昆虫の脅威!』

 

 

 

 

 

それはとても穏やかな午後、街の中を買い物袋を持っている千束とたきなとせつなが歩いていた。

 

たきな「手伝ってくれてありがとう。せつなちゃん」

せつな「ううん。お姉ちゃん達と買い物、楽しい……」

千束「子供達喜んでくれるかな~~」

 

千束達は仕事の一環で通っている孤児院 創才児童園で行われるイベント用の買い物だった。

 

たきな「零さんも手伝ってくれて本当に助かりますね」

千束「でも、私としてはエクシードライブもサプライズで……」

せつな「千束お姉ちゃん…それはダメ」

たきな「そうです。大騒ぎになります」

千束「ちぇ~~~」

 

そして1つの路地裏に差し掛かった時に3人の元に白衣を着た男性が倒れ込む。

 

千束「うわぁ!?ちょっ!何!?大丈夫ですか!?」

 

千束が駆け寄り、様子を見ると男性はひどく怯えていた。

その様子に周りの人々もなんだ?なんだ?と立ち止まる。

 

男性「た、助けてくれ!?こ、殺される!?」

千束「落ち着いてって!何?どうしたの?」

男性「た、頼む!?助けっ……」

千束・たきな・せつな「ん?」

 

しかし男性は突然の如く固まった。そのことに疑問を持つが、しかし次の瞬間……

 

男性「ブクブク……」

せつな「っ!?」

たきな「せつなちゃん!」

 

突然男性の口から泡が吹き出し、たきながせつなを見せないように抱き抱える。

千束は黙って、男性の脈を確認する。

 

千束(死んでる。一体なんで?……っ!)

 

すると千束の目に何か動く物を捉えて捕まえる。それを見ると蜂の様だが、何か変わっている昆虫だった。

 

千束「これは……」

 

その時、パトカーのサイレンが近づいて来た。

千束達は知り合いの刑事に事情を説明し、直ぐに隆の家に行き掴まれた昆虫を調べてもらった。

 

隆「これは普通のスズメバチに何か遺伝子改良をされているようだ」

ミカ「遺伝子改良?」

零「普通のスズメバチに複数の生物の遺伝情報が組み込まれている。普通じゃ考えられない」

たきな「誰かが意図的にやったって事ですか?」

隆「それが誰かじゃな」

千束「あの死んだ人は?」

ミカ「楠木の方でも調べて、男の身元がわかった」

 

そう言ったミカに続いてクルミがタブレットを操作してモニターに人物の顔と名前が出た。

 

ミカ「本庄和夫(ほんじょうかずお)をとある科学者の研究チームにいたらしい」

翔太「研究チーム」

クルミ「こいつだ」

 

そう言って出されたのは、メガネを付けた男性だった。

 

クルミ「塚本作馬(つかもとさくま)、昆虫の研究をしていた。その中に遺伝子も調べていた」

ミカ「しかし、数年前に行方をくらましている」

零「なんで?」

ミカ「とある実験の事故で奥さんを亡くしているようだ。残っているのは当日まだ生まれて間もない娘だけのようだ」

たきな「ではその人が?」

ミカ「今、楠木の方で行方を調べてもらっている」

 

そして、DAの調べでとある場所で消息を絶っていることが分かった。それは……

 

エクシードライブ『牛首峠の所で消息が途絶えたのか……』

たきな「そのようです」

 

場所を聞いた千束とたきながエクシードライブと共に向かっていた。

 

千束「憂鬱だな~~なんか怖い噂もあるし、幽霊とかも出るみたいだし」

エリカ「確かにそういう話も聞きますしね」

フキ「はっ、くだらねぇ。何が幽霊だ」

 

今回は事態の深刻さからDAからリコリコ2名も派遣された。フキとエリカである。

 

千束「んなこと言って、本当は怖いんだろ~~?」

フキ「なんだと……」

千束「なんだよ、こら……」

エクシードライブ『おいおい。俺の室内で喧嘩をするの勘弁してくれよ』

たきな「そうですよ。それに今は任務中ですよ」

千束・フキ「ふん」

 

たきなに嗜められて、言い争いをやめる。

 

エリカ「でも改めて見ても凄いですね。まさか宇宙人が地球の乗り物に乗り移るなんて」

たきな「えぇ、私も最初は驚きの連続でした」

エクシードライブ『ははは……お、そろそろ近くにきたぞ』

 

エクシードライブのその一言で室内の空気が変わる。

その頃、零はブレイズフォートレスで上空を飛行していた。地上と上空で同時に捜索していたのだ。

 

翔太「大丈夫かな?千束お姉ちゃんとフキお姉ちゃん、仲悪いんでしょ?」

零「流石に任務の支障なる事はしないだろ……そろそろ、あいつらは近くに着いた頃だな」

翔太「でも上空から森ばっかだね」

零「だからこそ隠れやすいんだろ……ん?」

翔太「どうしたの?」

零「なんだこの反応?」

 

それはエクシードライブのいる位置から数kmの山の中から謎の反応があった。

それを見て、零は千束達に通信を入れる。

 

零「千束、聞こえるか?」

千束『聞こえるよ~』

零「そこから数km北側にいった所に妙な反応がある」

たきな『山の中ですね』

フキ『隠れるのには最適だな』

エリカ『妙な反応ってなんですか?』

零「そこだけうまく捉えられない。何か妨害されてるような……」

千束『それ本格的に怪しいじゃん』

 

同じ頃、エクシードライブは零から指摘された場所で止まっていた。

 

エクシードライブ『確かに俺のレーダーでも確認出来た。確かに変に捉えられないな』

エリカ「しかも方向的に森の中ですね」

フキ「ならこっからは歩きだな」

 

そう言って、千束達はエクシードライブから降りるとトランクから必要な物を取り出す。

荷物を取り出したのを確認し、エクシードライブは変形する。

 

エクシードライブ『一緒に行かなくていいのか?』

たきな「目立ちますから、私達だけで行きます」

エクシードライブ『分かった。気をつけろよ』

千束「じゃ!行って来ま~~す」

 

そう言って千束達は森の中を歩いていった。

上空のブレイズフォートレスでは、千束とたきなのブレイブグラマーから発せられる電波から位置を確認していた。

 

翔太「もう少しだね」

零「……千束、たきなもう少しで範囲の中だが、何か見えるか?」

 

そう零から通信が来て辺りを見渡す。

 

フキ「今の所なにもねぇな」

たきな「でも不気味と静かですね」

 

4人は森の静けさに不気味さを感じていた。

その時、エリカは何かを発見する。

 

エリカ「あ、あの子……」

 

エリカが指を指した方を見ると、そこには1人の少女がこちらを見ていた。

そして、こちらの視線に気づいたのか走り出した。

 

千束「あ!待って!」

たきな「千束!待ってください!」

フキ「おい!あぶねぇって!」

 

千束が少女を追いかけ、慌てて付いて行くたきな達、しばらく走っていると、どこか道路のような道がある場所だった。

 

千束「道?」

たきな「なぜ?この様な場所に……零さん、わかりますか?」

零『中心地からまだ距離はあるが、中心地には近づいているな』

フキ「おい、これ見ろよ」

 

フキに言われ、足元を見ると、複数の足跡があった。

 

フキ「なんか怪しいな……」

エリカ「あそこにトンネルが……」

 

エリカの指摘され、しばらくいった所にトンネルがある事がわかった。

 

たきな「使われてないようですが……」

千束「行こうか……」

フキ「一応武装しとけ」

 

フキに指示され、4人がそれぞれ銃を構える。千束とたきなはいつもの銃では無く、零と隆が開発した殺傷と非殺傷を切り替える事が出来る特殊なレザー銃を構える。

そして優れた動体視力を持っている千束を先頭にたきな、エリカ、フキの順番で歩いて行く。そして出口に差し掛かり、そこから出てくるとそこにも更に森が続いているが……

 

千束「変だね……」

フキ「あぁ、日本で絶対見ない植物とかも生い茂ってやがる」

 

日本で絶対見ない植物もあり、ますます不気味に感じる千束達。すると……

 

たきな「何か来ます!」

 

たきなが指摘され、そこに視線を向けると、上空から何かが接近した。

 

エリカ「鳥ですかね……?」

フキ「いや違う」

 

そして近づいて来た物は余りにも異様な物だった。

 

千束「でっかい蝶!?」

 

それは余りにも巨大化した蝶だった。

 

たきな「くっ!」

 

たきながレーザーを撃つが、蝶は脅威のスピードで避ける。

 

フキ「退却だ!」

 

フキの合図で一斉に逃げ出した。しかし、逃げた先には……

 

エリカ「きゃァァァァ!?」

千束「今度はでっかいクワガタ!?」

たきな「しかもオオクワガタです!」

フキ「おい!後ろからでっかいアカダニの大群だ!」

 

複数の突然変異を起こしたかの様な巨大な昆虫の軍団が現れたのだった。

 

千束「一体絶対!どうなってるの!?」

フキ「知るか!?今はとにかく逃げるぞ!!」

 

突然変異をした昆虫達から逃げる千束達、何とか茂みに隠れやり過ごす。

 

たきな「行ったようです」

エリカ「一体どうして、あんな巨大に……」

フキ「恐らく塚本作馬のせいだろうな……これで黒確定だな」

千束「だね……零さん。聞こえる?」

零『悪い!今、取り込み中だ!』

千束「え!?」

 

その頃、零達は突然襲いかかってきた。巨大化した昆虫軍団に襲われていた。

 

零「どうやら気づかれたみたいだ!」

エクシードライブ『こっちもだ!その対処で手一杯だ!』

 

零もエクシードライブも襲いかかっきた昆虫軍団に手を焼いている状況だ。

 

零『ミカさんには連絡済みだ!恐らく援軍のリコリスも向かっているだろう!』

フキ「サクラを残して良かったぜ……」

たきな「しかし到着にいつまでかかるか……」

 

すると後ろから何かガサガサと動く音を聞こえ、一斉に振り向き銃を構えると追いかけていた少女がいた。

 

千束「あ、君は」

少女「お姉ちゃん達、ここにいたら危ないよ?」

千束「ねぇお名前、なんて言うの?」

「……メイ」

千束「メイちゃんって言うんだ。メイちゃんはどうして……」

メイ「パパを捕まえにきたの?」

千束「え?」

たきな「どういうことですか?」

メイ「パパがあの子達を作ったの……ここに迷いこんだ人達や逃げ出したパパの知り合い、みんなあの子達に殺されたの」

フキ「じゃお前が塚本作馬の娘か」

メイ「お願い!ここから逃げて!パパの昆虫達には勝てない!」

千束「ん~~それは出来ないかな~」

メイ「どうして……!?」

千束「そのパパを止めに来たのが……私達だから!」

 

そう言って千束はメイの後方から近づいて来てる昆虫を撃ち抜く。

 

千束「それにお姉ちゃん達とぉぉっっても強いから!」

 

そう言ってたきなとフキとエリカもそれぞれ別方向から来た昆虫も撃ち抜いた。

その光景にメイは目を奪われた。

その後も迫り来る昆虫を撃ちながら、メイと共に走って行く。

 

メイ「ねぇ本当にパパを止めてくれる?」

エリカ「メイちゃんはパパを止めて欲しいんですか?」

メイ「ん。パパは悪いことしてる、ママも止めて欲しいと思ってる、だから……!」

千束「うん!わかった!メイちゃんお願い、叶えてあげる!」

フキ「おい!千束!何勝手に言ってんだ!!」

「そうですよ。勝手なこというのは控えなさい」

 

突然何もかの声を聞いて、立ち止まった瞬間……

 

千束・フキ「うわっ!?」

たきな「くっ!?」

エリカ「きゃっ!?」

メイ「お姉ちゃん!?」

 

突然蜘蛛の糸の様な物で身体を巻きつけられて、吊るされる千束達。

そしてそこに歩いてくる者が姿を現す。

 

「貴方達はここ消えるのですから」

メイ「パパ!?」

フキ「なっ!?」

たきな・エリカ「っ!?」

千束「貴方が……」

 

そこには件の塚本作馬が目の前に立っていたのだった。




いかがでしょうか?

Bパートでは塚本作馬の思惑が明らかになります。

それではまた次回!
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