夢の続きをもう少しだけ   作:ツキ0912

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Day3

いつも通りの時間に目を覚ます。

目覚めたとき、ユメ先輩はリビングに座っていた。

昨日よりもなんだか透けていた。

シロコちゃんが言う通り、そういうことなんだろう。

 

目覚めた私に気づいてこちらを向くが、なんとも言えない表情をしていた。

 

そんな顔を見て、私は立ち上がった。

 

「ユメ先輩、出掛けましょう

あれからこの街は砂漠化が進んでますが...それでも発展もしてるんです

今のアビドスを見てください」

 

ユメ先輩は微笑みながら頷いて立ち上がった。

先生に今日は休むことを伝えて街に出た。

 

街を散策する。

ユメ先輩といった商店街はなくなっている。

それでも新しい商店街は開いていた。

電車で開通して利便性が増した。

 

相変わらず柴関ラーメンはやっていたが味は変わってしまった。

ただし、いい意味で。

 

お昼ご飯は昨日も食べたが柴関ラーメンにした。

相変わらず羨ましそうに見ていた。

 

ラーメンが運ばれてくるが、頼んでないミニラーメンもきた。

 

「大将、これは...」

 

「サービスだよ、お連れさんの」

 

大将は霊感が強いのか...見えているのだろうか...

お礼を言って、ラーメンを食べた。

 

その後街の散策を続けた。

街並みは変わってしまったけど...思い出はずっと変わらない。

その場所に行くたびに鮮明によみがえる。

胸がいっぱいになって...11:30頃にはもう限界だった...

 

「ユメ先輩、どうでしたか...これが今のアビドスです

街並みは変わりましたけど...私は...今でも昔の思い出が鮮明に蘇ってきますよ

今の風景も後輩たちが...しっかりとユメ先輩の意志を正しく継いできた結果です...

まだまだ大変ですけど、きっと、将来はもう、大丈夫だと思います」

 

ユメ先輩の体はさらに透けていて、もう体はほぼ見えなかった。

ユメ先輩は...泣きながら微笑んでいた。

 

「何度謝っても、何度悔やんでも...この苦しさはやっぱり残ったままです...

やっぱり私は嫌な後輩で、だめな先輩でした

それでも...私は頑張れてましたか?

上手くできてますか?

私は...わた...し...は...」

 

「......そういうとこが、ホシノちゃんのダメなところだよ

卑屈になりすぎてる」

 

ユメ先輩が初めて声を出した。

 

「ホシノちゃんは頑張ってるし、上手くやっている方だよ

私と比較してるならなおさら

だって、私はホシノちゃんに迷惑ばかりかけていていたでしょ?

それに、今のアビドスがあるのはみんなが頑張ったおかげで...もちろんそこはホシノちゃんも含まれてるんだから...」

 

「ユメ先輩...」

 

「ホシノちゃんは物言いはきつかったけど、私にはいい後輩で

間違えちゃうときもあるけど、みんなを守れるいい先輩だよ」

 

嗚咽が止まらない。

涙が溢れる。

触れられなのに、抱きしめられた気がする。

 

「だから、胸を張って」

 

あの時のように、私は泣き叫んだ。

みっともなく、泣き叫んだ。

 

「ユメ先輩...」

 

「なあに?」

 

「......ありがとう、ございました

先輩の事、大好きでしたよ」

 

「うん、私も...ホシノちゃんのこと、大好きだったよ

あっ...また変なことしたら今度は悪霊として化けて出てるからね」

 

「.....うへっそうはなりませんから...見守っててくださいね」

 

そういうと、微笑んだままユメ先輩の姿は見えなくなった。

時間を確認すると0:01となっていた。

私は涙を拭いて家に向かった。

 

エピローグ

家につくと入口に先生がいた

 

「あれ、こんな時間にどうしたの、先生」

 

"もう1人のシロコから話を聞いてね"

"私に様子を確認して欲しいと言われたから来てみたんだ"

"でも、大丈夫そうだね"

 

シロコちゃんがどうやら私を気遣って先生を寄こしたみたいだった

 

「うん、なんとかね...」

 

"...ホシノは頑張ってるよ"

 

「わかってるよ、ユメ先輩にお墨付きもらったからね」

 

"...そっか、じゃあ私は帰るね"

 

「こんな夜中なんだから泊っていきなよ」

 

"い、いや...流石に生徒の家に泊まるのは"

 

「この前一緒に寝たのにいまさら何を言ってるの?」

 

"それは..."

 

「それにプールの時、私にスク水着せようとしたくせに後輩たちのばっか見てたのもお話したいなー」

 

"えっ...あっ..."

 

「ほらほら、早く入りなよ」

 

"はい..."

 

「......ありがとうね、先生

なんだかんだ言って、今日は誰かと一緒にいたかったからさ」

 

"うん..."

 

そのまま、私たちは家に入った。

ちなみに次の日は遅刻した

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