???[本当にいいのですか?]
声が聞こえる。
???[あぁ、俺達は役目はもう終わった]
初めて聞いた声。
???[あとは、彼に託そう]
???[それがあなたの選択なら、私は尊重します]
でもどこか、安心出来る声だ。
???[聞こえてるかどうか分からないけど、伝えておこう]
でもだんだんと声が聞こえなくなる。
???[これからは君の時代だ。そして、君の選択が、君自身の、可能性を広げる事を祈る]
そして、また何も感じなくなった。
???[ぇ…、み…]
また声がする、でもこれは初めて聞くし、安心するような声じゃない。
???[だ…、うぶ?…]
徐々に目の前が明るくなった。
???[大丈夫君!?]
目を開けると、緑の女の人がいた。
???[あ!、起きた!。これ何本!?]
[2本?…]
???[はぁ…、良かったぁ]
[ここは?…]
???[アビドス砂漠だよ]
[アビドス?…]
???[えっ!?、じゃあキヴォトスは分かる!?]
[分からない…]
???[もしかして何も覚えてないの?]
[うん…]
???[これって記憶喪失ってやつかな?。とりやえず、安全な場所に移動するか捕まって]
[分かった…]
とりやえずこの女の人の背中に乗って、移動することに。
ユメ[私梔子ユメ、ユメって呼んで]
[ユメ…]
ユメ[うん!、君にも名前があるんだろうけど、覚えてる?]
[分からない…]
ユメ[そっかぁ…、じゃあ記憶が戻るまでの名前を考えないとね]
[僕の…、名前…]
ユメ[そ、名前は皆に平等に与えられる物だからね]
その言葉にどこか安心したのか、目の前が暗くなった。
[うん?…]
また目が覚めた。でもさっきの場所じゃない。
[さっきのは…、夢?…]
周りを見渡すが、何故か既視感がある。
[あれは…]
目を向けた先に、黒い翼を持った何かいた。
[レイヴン…]
それを考えるより先に、その言葉が口走った。
[はっ!]
ユメ[あっ!、起きた!]
[ユメ…]
ユメ[びっくりしたよ、いきなり意識を失ったから]
[ごめん…]
ユメ[いいよ、こうして起きてるんだし。これ飲んで]
渡された飲料水を手に取り、それを一気飲み干す。
[ぷはぁ…]
ユメ[どこか痛いところはない?]
[大丈夫…]
ユメ[良かった、お腹は空いた?、何か作ってあげようか?]
[腹は空いて…]
ぐ〜〜〜〜〜〜
[!?…//]
ユメ[ははっ!、じゃあちょっと待ってね]
[うん…//]
ユメ[何か食べたいものは?]
[ユメに任せる]
ユメ[分かった]
すると何かが焼ける音と同時に香ばしい匂いがしてきた。
ユメ[さっきも言ってたけど、名前を決めなきゃだね]
[名前…、か]
そう思ってると、さっき見た黒い翼を持った何かを思い出した。
ユメ[名前って言っても、私ネーミングセンスないから]
[レイヴン…]
ユメ[え?]
[レイヴン、とかは…]
ユメ[レイヴンって確か、カラスの事だよね。でもカラスって不吉なイメージがあるから]
[そうなの…]
ユメ[なら、コウとかは?]
[コウ?…]
ユメ[幸せを運ぶコウノトリからとって来たんだけど、どうかな?]
[なんか…、地味]
ユメ[だよね…、なら他の]
[でも、嬉しいから…、コウで]
ユメ[ならよろしくね、コウ!]
そう言われ目の前に料理置かれた。
ユメ[炒飯って言うんだけど、口に合ったらいいな]
固唾を飲み隣に置かれたスプーンで炒飯をすくい、口に運ぶ。
コウ[あんっ…]
ユメ[どう?]
コウ[美味しい…]
ユメ[良かった、最近金欠だからこういうのしか作れなくて]
コウ[でも…、美味しい…]
ユメ[コウ君って呼んだらいいかな?]
コウ[君はいらないかな]
ユメ[じゃあコウって呼ぶけど、コウはこれからどうする?]
コウ[行く所がないし、ユメの所に行く]
ユメ[やっぱりそう来るか、じゃあ食べ終わって少し休憩したら、私の家に行こうか]
コウ[分かった、ユメ]
ちなみにアニメ版まだ全文見てません。シンプルに見る気が起きないというか