コウ[確か待ち合わせはここだったよね]
昨日の夜突然ユメから一緒に観光しないかと言われて、その集合場所に向かってる最中だ。
コウ[でもホシノは来なくて良かったのかな]
ホシノは[私は急用が出来たので]と言って断ってたけど。
ユメ[あ、コウ君、お待たせ]
ちょうど集合場所に着いたらユメも来た。
コウ[ちょうど僕も来たところだよ]
ユメ[うん…、それじゃあ行こうか]
コウ[うん、ならどこから行く?]
ユメ[あ…、えっと…]
ユメside
数時間前
昨日ホシノちゃんに言われてコウ君とデートすることに!、でも…。
ユメ[どこに行けばいいの?…]
一応今来てる百鬼夜行なんだけど、私百鬼夜行に来たことほとんどないからどこが有名とか分からないの!。
ユメ[どうすれば…]
???[ここにおったか、ユメ殿]
ユメ[うわぁ!、て六文銭さんか…、びっくりしたぁ]
六文銭[すまぬ、実はホシノ殿にこれを渡すように言われて]
六文銭がそういうと1つのパンフレットを渡した。
ユメ[これは?]
六文銭[百鬼夜行の観光パンフレットだ。主に今の時期の話題となってるところをピックアップした]
ユメ[わざわざありがとう]
六文銭[以心伝心、いつかコウ殿もユメ殿の気持ちに気付いてくれる]
ユメ[え?、それって…]
六文銭[健闘を祈る]
そして今に至るんだけど…。
コウside
コウ[それは?]
ユメ[ろ、六文銭さんが参考にって渡してくれたの]
コウ[そうなんだ、後で僕もお礼言わなきゃ]
ユメ[そ、そうだね。じゃあ早速行こうか]
コウ[うん]
ユメ[さ、最初は有名なうどん屋さんがあるからそこから行こうか]
コウ[うどんか、そういえばちゃんとしたのは食べたことなかったな]
ユメ[私もそうだから楽しみだね]
そしてユメと一緒にそのうどん屋へと歩き始めた。
コウ[ユメ?]
ユメ[ど、どうしたの?]
コウ[さっきから様子がおかしいけど、大丈夫?]
ユメ[だ、大丈夫だよ!]
コウ[そうか、でも無理はしないでね]
ユメ[う、うん、ありがとう]
それから程なくある程度そのうどん屋に着いた。
店員[いらっしゃいませ!、何名ですか?]
コウ[2名です]
店員[分かりました、あちらの奥の席へどうぞ]
店員の手の指す席へと腰を下ろすと。
店員[へいお待ち!]
隣の席にうどんが運ばれそのうどんが目に入った。
コウ[へー、うどんにカレーか]
ユメ[カレーうどんって言って、その名の通りうどんの汁がカレーになってるものだね]
コウ[僕もそれにしようかな]
ユメ[じゃあ私は…]
するとユメと目が合うとユメがメニューで顔を隠した。
ユメ[きつねうどんにしようかな…]
コウ[そう?、じゃあそれで決定かな]
ユメ[う、うん…]
コウ[すみません!]
そこから店員を呼びうどんを注文して程なくしたら。
店員[お待ちど!、カレーうどんときつねうどんね]
ユメ[ありがとうございます]
コウ[これが本場のうどんか]
店員[そうよ、俺たちが代々受け継いできた麺、ダシ、それがこのうどんに詰まってるのさ。伸びねぇうちにささ]
コウ[いただきます]
ユメ[いただきます…]
早速麺を口に入れた瞬間、カレーの辛さと麺のコシが口の中に広がった。
コウ[うん!、カレーの辛さが面まで染み込んでる]
ユメ[きつねうどんもダシがちゃんと効いてて美味しいです]
店員[そっかそりやぁ良かった]
コウ[ねぇ、ユメのもちょっと貰えない?]
ユメ[ふぇ!?]
コウ[あぁ、駄目かな?]
ユメ[駄目…、じゃないけど…]
コウ[じゃあ僕のカレーうどんも少しいいよ]
ユメ[そ、それなら…]
コウ[じゃあ]
ユメのうどんの麺を1本箸で掬って、そのまま啜ると。
コウ[うん、確かにダシが効いてるね。ユメ?]
ユメを見ると顔が真っ赤になってた。
コウ[どうしたの?、やっぱり熱?]
ユメ[い、いや大丈夫!。じゃあコウ君のうどんも!]
ユメが僕のうどんに橋を運びそこから3本ほど掬って口に運んだ。
ユメ[う、うん確かに美味しいね!]
コウ[でしょ、また来れるなら来ようかな]
ユメ[そ、そうだね!]
その後完食して次の店に来た。
コウ[ここは?]
ユメ[今話題のスイーツ店で、パフェの上に揚げ物が乗ってるのが有名なんだって]
コウ[パフェに揚げ物って、合うのそれ?]
ユメ[とりやえず入ろうか]
入って席に着き、パフェを注文して、パフェが届くと。
店員[お待たせしました。こちらエビフライのパーフェクトキングダムパフェと、ポップでビターなスーパーデリシャスギルティパルフェになります]
僕が頼んだエビフライのパフェとユメのギルティパルフェが来た。
コウ[エビフライがそのまんまパフェに…]
ユメ[チョコは分かるけどグミとプリン…]
コウ[これってクリームと一緒に食べた方がいいのかな?…]
ユメ[そ、そうなんじゃないかな?…]
コウ[じゃ、じゃあいただきます…]
そしてクリームと一緒にエビフライを口に運ぶが。
コウ[微妙に合いそうで合わない…]
ユメ[うん!、意外とパフェとグミとプリンっていけるんだね]
コウ[僕のはイマイチ…、ちょっと口直しに少し貰うね]
ユメ[え!?]
ユメのパフェにスプーンを運び口に入れると。
コウ[確かに、グミの弾力をベースにチョコの苦さをプリンの甘さで包んでるのがベストマッチしてるね]
ユメ[そ、そうだね…]
そしてパフェも完食して店を出て、色んなところを観光したが、ユメの様子はずっとそのままだった。
コウ[ユメ、本当に大丈夫?、顔は赤いし話し方がぎこちないし]
ユメ[私は…、大丈夫…]
コウ[ユメがそういうなら信じるけど。もう空も暗くなってるね]
ユメ[最後は有名な神社があるからそこに行こうか…、縁結びの神社でなんでも桃の神様を祀ってるんだって]
コウ[じゃあそこで最後にして旅館に帰ろうか]
ユメ[待って!]
コウ[何?]
ユメ[そこで…、コウ君に言いたい事があるの…]
コウ[言いたい事?]
ユメ[とりやえず行こうか!]
コウ[あ、ちょっと]
そしてそこの神社に目指して歩きそこに着いた。
コウ[時間が時間だからそこそこ人がいるね]
ユメ[参拝は、結構いるから並ばないと]
コウ[さうだね]
列に入りそこからしばらくして僕達の番になった。
コウ[えっと確か]
コウ(一礼して、鈴を鳴らして、2拍手、そしてまた一礼)
コウ[これでいいかな]
ユメ[そうだね、おみくじもあるからしていこうか]
コウ[おみくじ?]
ユメ[簡単に言うと占いだね]
コウ[まだ僕の知らない事があるんだね、そうだね、せっかくだししていこうか]
そしておみくじを買い開封すると。
コウ[中吉、良い方なのかな?、ユメは?]
ユメ[私は小吉だね]
コウ[僕より下か、でもおみくじの下の方に何か書いてるけど]
ユメ[えっと、金運少しずつ溜まる、健康運食べすぎ注意、仕事運友人に気をつけて]
コウ[う〜ん悪い方?]
ユメ[最後恋愛運、既にいる…]
コウ[既にって、最後はデマじゃん、ユメは?]
ユメの方を見ると顔真っ赤にしてフリーズしてた。
コウ[ユメ?]
ユメ[コウ君、言いたい事があるって、さっき言ったよね]
コウ[え?、うん、確かに言ってたけど]
ユメ[あのね、私、コウ君の事]
するとその時。
???[やぁやぁやぁ、祭りだ祭りだ!]
桃の仮面を被った人が神輿に乗ってそれを運んでる人達、その前に花弁を巻いてる達が現れた。
???[袖振り合うも多生の縁、躓く石も縁の端くれ、共に踊れば繋がる縁!、この世は楽園!、悩みなんざ、吹っ飛ばせ!]
ユメ[ひぃん!?]
コウ[あれが例の神様?]
ユメ[ちょっと待って!、ちょうどあんな感じで回るイベントがあったみたい!]
コウ[にしてもあんな神様いるんだね…]
ユメ[神様をイメージしてるからだけど…]
コウ[で、言いたい事って?]
ユメ[また、今度でいいかな?]
コウ[え?、まぁいいけど]
ユメ[ありがとう、またその時になったら、言うね]
ユメのおみくじの恋愛運、大きい困難を乗り越えたら結ばれる