透き通る空で羽ばたく黒い翼   作:黒い鳥Bot

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ようやくストーリー開始です


喧嘩

ユメ[コウ君!、ホシノちゃん!、これ見て!]

 

アビドス学校の一室でホシノと事務作業をしてたら見回り中のユメが1枚のポスターを片手に帰ってきた。

 

ホシノ[それは?]

 

ユメ[昔アビドスで開催されてたアビドス砂祭りのポスターだよ]

 

コウ[へぇ、そんなのが昔あったんだね]

 

ユメ[この時はまだオアシスが湖みたいに広がってたんだよね、これホシノちゃんに記念にあげる]

 

コウ[そこは僕じゃないんだ…]

 

ユメ[えへへへ…、また見つけたらコウ君にもあげるよ]

 

ホシノ[…]

 

でもポスターを受け取ったホシノの顔がどこか暗くなってる。

 

ユメ[すっごく素敵でしょ。もし何か奇跡が起きたら、またこの頃みたいに人が沢山]

 

ホシノ[奇跡なんて起きっこないですよ、ユメ先輩]

 

ユメ[え…]

 

コウ[ホシノ?]

 

ホシノ[そんなものある訳ないじゃないですか、それより現実を見てください]

 

ユメ[うっ…]

 

ホシノ[コウ先輩もそうです、いつもユメ先輩の口車に乗せられて現実なんか見向きもせず]

 

コウ[それは…]

 

ホシノ[そうやってふわふわと奇跡だとなんだとって、ユメ先輩!、あなたはアビドスの生徒会長なんですよ!]

 

ユメ[ひぃん…]

 

ホシノ[もう少し、その方に乗った責任を自覚したらどうなんですか!?]

 

するとホシノが砂祭りのポスターを半分に破った。

 

ユメ[!?…、ホシノちゃん…]

 

コウ[ホシノ…]

 

ホシノ[もう…、あなた達を先輩とは見ません!]

 

そしてホシノが教室から飛び出した。

 

ユメ[ホシノちゃん!]

 

ユメも後を追いかけるがホシノの姿は既になかった。

 

コウ[ユメ…]

 

ユメ[コウ君…、今日は帰り遅くなるかも]

 

そう言い残すとユメも学校から抜け出した。

 

コウ[2人とも…]

 

僕は何も出来ず、その場に立ち尽くすしかなかった。結局夕方になっても2人は帰ってこずそのまま帰路に着いた。

 

コウ[僕は…、何か…、出来たのかな…]

 

モブA[で、それでさ。いて、おいお前!]

 

そう考えながら歩いてたら前の人に気付かず肩をぶつけてしまった。

 

モブB[おい聞いてんのか!?]

 

もう1人に肩を捕まれ視点を後ろに向けられたが。

 

モブB[ひ…、ひぃ!?]

 

その人がこちらの顔を見る瞬間突然怯え始めた。

 

モブB[な…、なんだこいつ!?…]

 

モブA[お、おい行くぞ!]

 

そのまま2人は走り去ってしまった。

 

コウ[僕は…、何を…]

 

???[随分と浮かない顔をしているな、G13]

 

コウ[ミシガン…]

 

ミシガン[そんなんじゃ貴様は足し算はおろか、数字を数えることすらもままならないだろう]

 

コウ[別にそこまでは…]

 

ミシガン[なら来い!、貴様に特別授業を行ってやろう!]

 

するとミシガンが僕を腕を掴んでレッドガンの訓練所に連れて行かれた。

 

ミシガン[いいか役立たず共!、今回は特別にG13も授業に参加する!。G13の腐った根性をレッドガンの流儀で叩き直してやれ!]

 

レッドガン隊員[了解です総長!、この前はお前のせいで地獄を見たからな!]

 

レッドガン隊員[まだミシガンのしごきを受けてないのに番号を貰いやがって…、その恨みをここで晴らしてやる!]

 

周りにはフル武装のレッドガン隊員達、僕に渡されたのはアサルトライフルのみ。

 

ミシガン[やれ!、役立たず共!]

 

レッドガン隊員[うぉぉぉぉ!!]

 

ミシガンの合図と共にレッドガン隊員達が一気に来るが攻撃のほとんどを交わしアサルトライフルで撃ちつつ蹴りなどで数を減らしていく。

 

ナイル[お前がG13を連れてきたと聞いた時は驚いたが、あの目、何か引っかかってるな]

 

ミシガン[やつの所属はアビドス学校、常に廃校の危機と隣り合わせだからな、何があってもおかしくはない]

 

結局全てのレッドガン隊員を倒しその残骸の上に立った。

 

ナイル[すごいな、ほとんど無傷であの数を単独で全滅させるとは]

 

ミシガン[しかし、G13のあの戦い方、悪い方向で一切迷いがない]

 

ナイル[確かに、正直死人出てもおかしくはなかったからな]

 

ミシガン[救護班!、来い!。負傷して喚いてる根性なし共を、まとめてベットに繋いでやれ!]

 

レッドガン隊員[ただいま参りまぁす!]

 

レッドガン隊員[衛生兵!]

 

レッドガン隊員[バイノハヤサデー]

 

隊員達が担架で運ばれてる時、ミシガンがこちらに歩いてきた。

 

ミシガン[G13]

 

コウ[何…?]

 

するとミシガンの拳がこちらに飛んできてそれを食らった。

 

コウ[くっ…]

 

ミシガン[貴様はG13か!?、それともそれ以下か!?]

 

コウ[いきなり何するの!?…]

 

ミシガン[俺の知ってるG13は、その程度簡単に避けられるはずだが]

 

コウ[気配を感じなかったから]

 

ミシガン[それだ、貴様の強さは]

 

コウ[どういうこと?…]

 

ミシガン[貴様は他人より気配を感じることに特化している、いわば第六感だ。それを応用して相手の気持ちを感じ、寄り添えることが出来た]

 

コウ[そうなの…]

 

ミシガン[だが今の貴様にはそれがない、何故だ!?]

 

コウ[分からない…]

 

ミシガン[馬鹿者!]

 

また拳が飛んできて食らった。

 

コウ[ぐっ!…]

 

ミシガン[今の貴様には迷いがある!、自身がどうすれば良いのかという迷いが!]

 

コウ[迷い?…]

 

ミシガン[前の貴様は即座に状況を分析して最適解を見出すのが貴様の強さだった!、しかしどうだ!、今の貴様は状況の分析はもちろん!、最適解を見出すのも出来ない!、そのせいで今回の授業でヘタをすれば死人が出ていた!]

 

コウ[え…]

 

ミシガン[それがお前の強さでもあり、優しさだ。しかし覚えておけ、その優しさが自分だけじゃなく、他人をも殺すことになる]

 

コウ[ミシガン…]

 

ミシガン[今回の特別授業は終わりだ!、気をつけて家に帰れ!、家に帰るまでが授業だ!]

 

ミシガンはそう言い残し立ち去った。

 

コウ[優しさであり…、強さ…]

 

そのままどうにか立ち上がり、アビドス学校へと走る。

 

コウ[ユメ!、ホシノ!]

 

アビドス学校に着くと、ホシノが破ったはずのポスターを持っていた。

 

ホシノ[コウ先輩…]

 

コウ[ホシノ…、戻ってたんだね]

 

ホシノ[ユメ先輩は?…]

 

コウ[また砂漠で迷ってるかもね]

 

ホシノ[ほんと、あの人は…]

 

コウ[ホシノ、ごめんね]

 

ホシノ[いえ、謝らければならないのは私です]

 

コウ[ううん、ホシノは何も悪くない、僕達が幻想を見過ぎたから]

 

ホシノ[でも…]

 

コウ[とりやえず謝るのは後、ユメを探しに行こうか]

 

ホシノ[はい…]

 

ユメを探しに行こうと学校を出た瞬間、僕の携帯にユメから着信が。

 

コウ[もしもしユメ、今から探しに…]

 

ユメ〚コウ君助けて!!〛

 

コウ[何!?、どうしたの!?]

 

ユメ〚今!、足が沢山あるロボットに…〛

 

そこで通話が途絶えた。

 

ホシノ[コウ先輩!、ユメ先輩に何が!?]

 

コウ(そうだ…、こんな時にこそ状況を分析して最適解を…)

 

コウ[ホシノは今から六文銭とブルートゥ!、あとカーラに伝えて!。ユメが足が沢山あるロボットに襲われているって!]

 

ホシノ[え?…、ユメ先輩に何が…]

 

コウ[いいから早く!]

 

ホシノ[は、はい!]

 

コウ[僕が今から向かう!、その事も伝えて!]

 

ホシノ[はい!]

 

コウ[待っててね、ユメ]

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