コウ(ユメ…、一体どこに!…)
さっきの通話から1時間砂漠を走り回っているが、ユメの姿はまだない。
コウ[まさか…]
最悪の結末が脳に浮かんだ瞬間。
ドゴーーン!!
コウ[この音は!?…]
すぐさま音のなる方向へ向かう。
コウ(待ってて…、あと少し!)
そこへたどり着くと。
ユメ[コウ君!]
コウ[ユメ!]
ユメが僕に向かって飛びかかってき真っ先に受け止めた。
コウ[大丈夫!?、待って出血が!]
ユメ[私はまだ大丈夫!、でもあれが!]
ユメの向く方向へ目をやると、そこにいたのは多脚に加え、その中央には砲台のような付いた物があった。
コウ[あれは…]
ユメ[いきなりあれが地中から出てきて…、しかもあれから発射される赤いビームみたいなのに触れたら物理的に負傷するの…]
見た瞬間分かった、あれは。
コウ[ユメ!、今すぐ逃げよう!、今の僕達じゃあれはには勝てない!]
ユメ[でも!、あれを放っておいたら!、他の皆が…]
コウ[僕がある程度引き付ける!、その隙にここから出来る限り離れて!]
ユメ[でもそしたらコウ君が!]
コウ[今は生き延びることだけを考えて!、早く!]
ユメ[…分かった、でも必ず、必ず生きて帰ってきて!]
そしてユメがその場から走って行った。
コウ[よし、こっちだ!]
例の兵器にKARASAWAを当て注意を引きつつユメとは逆方向へと走った。
コウ[効いてない?…、装甲がかなり硬い感じか…]
すると例の兵器の砲台がこちらを向き、そこから赤いビームがこっちに撃ってきた。
コウ[なるほどあれが…]
サイドステップで全弾交わした瞬間。
コウ[上からも!?]
上からミサイルらしいものが降ってきてKARASAWAで落とす。
コウ[あれもあのビームの一種か…]
すると今度は脚を上げ赤い刃をこっちに降ってきた。
コウ[もう!]
それをどうにか交わして、チャージしてあったKARASAWAを放つ。
コウ[これでどうだ!]
当たりはしたが目立った損傷はなかった。
コウ[嘘でしょ!?]
すると砲台がユメの方向へと向いた。
コウ[まずい!、ユメ避けて!]
そしてビームがユメの方向へと放たれ、咄嗟にKARASAWAを捨てユメの方向へ全力へと向かう。
コウ(この距離じゃ!!…)
ユメ[はぁ…、はぁ…、はぁ…]
そしてユメに手を差し伸べた瞬間、僕の意識は落ちた。
カーラ[あぁその件か?、ならラミーにやらせな、たまにはそういうこともさせておいた方が良いさ]
チャティ[ボス、緊急事態だ]
カーラ[どうしたんだい?、またカイザーの嫌がらせかい?]
チャティ[ホシノからの連絡だ、ユメがアビドス砂漠で多脚の何かに襲われているとの事だ]
カーラ[多脚…、まさか!?]
チャティ[今はコウが向かっているらしい]
カーラ[チャティ!]
チャティ[問題ない、既に”ビジター”には伝えてある]
カーラ[上出来だチャティ、あたし達も向かうよ!、機体の準備をしな!]