コウ[それで、これなんだけど]
そう言いぶら下げてたあの武器を見せる。
ブルートゥ[なるほど、珍しい物をお持ちですね]
ユメ[これってもしかして貴重な銃だったりするの?]
ブルートゥ[貴重という程ではありませんが。これはカラサワと呼ばれるレーザー銃ですね]
コウ[カラサワ?]
ブルートゥ[私が知ってる範囲だと、様々な企業が作ってる銃のシリーズらしいですが、中々扱いづらい代物で好んで使うものはあまりおらず、製造が終了してそれからプレミアが付いてるらしいですね]
ユメ[ちなみにどれぐらい?…]
ブルートゥ[これだと私の予想ですが、500万は行くと]
ユメ[500万!?]
ブルートゥ[中でもこれは第5世代と最近な物に加え、製造はすぐに終了したので希少性はかなり高いかと]
コウ[ユメ…、もしかして…]
ユメ[売らない売らない!、それはコウの物だからね]
ブルートゥ[でもこの子は喜んでいます、あなたに拾われたのがよっぽど嬉しいんでしょう]
コウ[僕と同じだね…]
ブルートゥ[せっかくですから、私がこの子を整備して差し上げましょう]
ユメ[嬉しいけど今はそんな手持ちはないんだよね…]
ブルートゥ[お代は構いません、私のささやかなサプライズです]
コウ[じゃあ、頼むよ]
ブルートゥ[分かりました、ではそこに座って待っててください]
そう言われブルートゥは奥の部屋にカラサワを持っていき僕とユメはブルートゥの言われた椅子に腰をかける。
コウ[ほんと…、色んな意味ですごいね…]
ユメ[でも腕は確かだから]
コウ[でもなんか信用出来ないというか…]
ユメ[まぁ分かるけどね]
コウ[ユメって確か最初の方にも名前あったよね]
ユメ[名字の事?]
コウ[僕もそういうの欲しいな]
ユメ[でも私と同じはやめといた方が良いから…、
コウ[鴉山…]
ユメ[うん、この前言ってたレイヴンの要素を入れてみたんだけど]
コウ[ユメにしては珍しくいいね]
ユメ[これで汚名挽回だね]
コウ[鴉山コウか、いい名前]
ブルートゥ[お待たせしました、ご友人方]
そんな話をしているとブルートゥが戻ってきた。
ユメ[思ったより早かったね]
ブルートゥ[構造が思ったより単純だったので、予想より早く終わりました]
そしてブルートゥがカラサワをこっちに持ってくる。
ブルートゥ[バッテリーを交換したので威力の上昇と消費エネルギーの減少、それと重量の減少などの改良を施しました]
コウ[確かに前より軽い]
ブルートゥ[試し撃ちでもしてみますか?]
ユメ[そういう所あったっけ?]
コウ[こちらへ]
ブルートゥに外に案内され試し撃ちする場所へ。
ユメ[思ったより本格的だね]
ブルートゥ[では私は他の仕事があるので、どうぞ心置きなく]
コウ[じゃあ早速]
そしてカラサワの引き金に指を置き。
コウ[まず一発…]
放つ。
コウ[反動も小さくなってる]
ユメ[これってレーザーだから威力の調整出来るのかな?]
コウ[でもそれっぽい物は見当たらないけど]
ユメ[引き金を長く押したらその分威力が上がるとか?]
コウ[ちょっとやってみる]
ユメの言う通りに引き金をさっきより長く押して。
コウ[二発目…]
指を離すが。
ユメ[え?…]
コウ[は?…]
的どころか後ろの壁すらぶち抜いた。
コウ[えっと…]
ユメ[ブルートゥさんになんて言えばいいのかな…]
ブルートゥ[素敵だ…♥]
するといつの間にか後ろにブルートゥがいた。
ユメ[ブルートゥさん!、その!、ごめんなさい!]
コウ[ごめんさない…]
ブルートゥ[大丈夫です、説明不足の私にも非はありますから]
その後さっきの出来事を話した後僕達はユメの家に帰った。