ユメ[コウー、そろそろ巡回に行くよー]
コウ[ちょっと待って、もう一度持ち物を確認するから]
ユメとのこの生活が始まって1ヶ月が経った。
ユメ[それじゃあ!、しゅっぱーつ!]
コウ[そういえばユメと会ってもう1ヶ月経つんだね]
ユメ[えぇ!?、そうなの!?、時の流れってのは早いね…]
コウ[うん、この生活がいつまでも続くといいな…]
ユメ[何か言った?]
コウ[別に、なんでもないよ]
ユメ[そう?、ねぇ!、あそこ]
するとユメがいきなり叫び前方に指を指さした。
コウ[もしかして遭難者?]
ユメ[救急キットと水の用意して!]
そしてそこに駆け寄るとその遭難者は頭がオウムガイのような頭をしていた。
???[う…、うぅ…]
ユメ[大丈夫ですか!?]
???[み…、水を…]
そしてその遭難者を一通り手当てをし近くの廃墟の建物に移動した。
???[わざわざ見ず知らずの拙者を助けていただきかたじけない]
ユメ[いいのいいの、気にしないで]
六文銭[拙者は百鬼夜行に所属している六文銭と言うものである]
コウ[百鬼夜行って?]
ユメ[観光業な盛んな学園だね、でもどうして百鬼夜行の人がこんなところに?]
六文銭[恥ずかしながら、RaDと言う技術者集団に用事があり、そのRaDが拠点としているグリットに向かおうしたところに道に迷ってしまい、この有様だ]
ユメ[RaDって確か、一部では有名な技術者集団だっけ]
六文銭[まさにその通り、専用の武器をオーダーメイドして取りに行こうとしたのだ]
コウ[まぁ確かにこの砂漠は迷いやすいからね、ユメも4日に1回は迷ってるし]
ユメ[ひぃん…、実際そうだから否定できないよ…]
六文銭[一期一会、ここで会ったのも何かの縁。今度会ったら何か恩返しをしたい]
ユメ[気にしないで、私が好きでやってるから]
六文銭[なら拙者も好きで恩返しをしよう、もし何かあったら出来る限り手を貸そう]
ユメ[う〜ん、そこまで言うならお願いしようかな]
そして六文銭と連絡先を交換し去って行った。
コウ[ブルートゥみたいにクセの強い人だったね]
ユメ[百鬼夜行かぁ、今度行ってみる?]
コウ[う〜ん別にどっちでもいいかな]
ユメ[それ1番回答に困るよぉ…]
コウ[はいはい、巡回を再開するよ]
ユメ[ひぃん…、反応も冷たいし…]
その後は一通り巡回し終わりアビドス学校へ帰投した。
ユメ[今日も特に異常はなかったね]
コウ[だね、僕は荷物を置きに行くから先に帰っといて]
ユメ[うん、じゃあ頼むね]
ユメがアビドス学校を出たところを確認し。
コウ[さてと、そこに誰かいるのは分かってるよ]
???[クックックッ、まさかヘイローもないのに気配を感じ取るのは予想外だったですね]
すると現れたのは全身黒の人物だった。
コウ[見た感じカイザーの関係者だと思うけど、何者?]
黒服[そうですね、なら私のことは黒服とお呼びして下さい]
コウ[じゃあ黒服、一体何の用?]
黒服[では単刀直入に言います。コウさん、私の所に来る気はありませんか?]
コウ[え、嫌だ]
黒服[最後まで聞いてください。もし私の所に来ればアビドス学校の借金の大半を負担しましょう]
コウ[でも黒服の行ってもここには帰ってくれるの?]
黒服[申し訳ありませんが、それは難しいかと]
コウ[なら無理だね]
黒服[…何故?]
コウ[だって、ユメがまた1人になるから]
黒服[なるほど、それでも乗るはないと、この調子じゃどんな提案でも断られそうですね]
コウ[もしかして…]
黒服[いえいえ生徒に直接手を出すなんて行為は誓ってしませんよ]
コウ[直接?]
黒服[では、この話はなかったことにしましょう]
コウ[もしユメに何かしたら]
黒服[ふむ…、では最後に1つ質問をよろしいですか?]
コウ[何?]
黒服[どうしてそこまでして彼女にこだわるんです?]
コウ[自分に似ている、とでも言っておくよ]
黒服[そうですか]
コウ[じゃあこっちも1つ質問、どうして僕を勧誘しに来たの?]
黒服[あなたの中にある"恐ろしいもの"に興味があった、とでも言っておきましょうか]
コウ[恐ろしいもの?]
黒服[質問は1つだけのハズですよ]
コウ[そうだったね]
黒服[では私はこれで失礼させていただきます。またいずれ]
黒服はそう言い残し黒い影に吸い込まれ姿を消した。
コウ[もう当分見たくないよ]