カヤちゃんが征く!   作:無名のカヤ推し

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 予告編PV風の何か


予告編
予告編:アビドス対策委員会編


――Yostar

 

 

 

 

――減らない借金、騒がしい日常

 

 

 

 

――大切な日常に、大切な人達

 

 

 

 

――そこに現れたのは複数のSRTの生徒、そして一人の大人とこの世界の『英雄』

 

 

 

 

 

「ここが、アビドスですか。 なるほど、良いところですね ……本当に」

 

「んー?お客さんー? うへぇー……大人の人が来るなんて珍しいねぇ……後、それから ――不知火、カヤ……!?」

 

 

 

 

 交錯する最強と、英雄の瞳。

 

 日常に変化が訪れる波紋が、生まれた。

 

 

 

 

 

――そこあったのは、『英雄』ではなく

 

 

 

 

――ただの、自分達と変わらない生徒(こども)だった

 

 

 

 

「おや、モモフレンズですか。 私の推しはウェーブキャットですね」

 

「モモフレンズをご存知なんですか!?わ、私はペロロ様推しです!」

 

「ふふ、私実は持ってるんです。 5段重ねアイスを食べるペロロぬいぐるみを」

 

「で、伝説の応募者3名限定の世界に3つしか無い、あの!?」

 

「モモフレンズといえば、防衛室にはプラモデルが趣味の人が居ましてね。1/60スケール、フェニックスペロロSPECⅡのレジンアートもうちのオフィスに飾ってありますね。写真、見ます?『劇場版モモフレンズ ペロロ、虹の彼方に』 の名シーンを再現したものです」

 

「は、はわわわわわわわ……!」

 

 

 

 

 

 他愛のない話をするその姿は、自分達と変わらないもので

 

 

 

 

 

 

「なるほど、銀行を襲うと。 ……私達も同行しましょう」

 

「いやいや待ってください!?せ、先輩って防衛室長でしょう!?」

 

「アヤネさん。今の私はシャーレの部員です。 それに、私もたまに不真面目なことをしたくなる時があるんです。そう、炬燵に入って蜜柑をもしゃもしゃ貪ったり、夜中にラーメンの屋台に行って好みのトッピングをこれでもかと乗せてみたり」

 

「えぇ……?い、いいんですかミヤコちゃん!あなたの上司こんなこと言ってますよ!?」

 

 

 スッ、と迷いなく取り出されるのはウサギの刺繍がされた複数の色違いの目出し帽

 

 迷うことなくそれを被るミヤコ達

 

 そしてそれぞれが、本気の眼をして武器と装備のチェックを始めた

 

 

「ミヤコ?誰ですかそれは。 私は覆面ピョンピョン団のキャロット1ですよ?」

 

 

 

 

 

 

――騒がしかった日常はもっと騒がしくなって

 

 

 

 

――でも先生は嫌いじゃないし こんな騒がしさも心地いいなと思えた

 

 

 

 

――そんな日々に、不穏な影が押し寄せた

 

 

 

 

「他の自治区での、それも住民がいる市街地での無警告の砲撃。便利屋といい、貴女達といいゲヘナは随分と面白いことをする方が多いんですね? 覚悟は良いですね」

 

「ッ!?……ま、待ってください!防衛室長、弁明させて下さい!」

 

「今の私は防衛室長ではありませんよ。 ――シャーレ所属各位、部隊長権限で全武装使用許可(オールウェポンズフリー)。緊急時の規定に従い、交戦規定αを発令します。 先生、ご指示を」

 

 

 

 

 

 

 騒がしさの中では見たことのないほど、その『英雄』は鋭い眼をしていた

 

 

 

 

 

 

――校舎の屋上、そこに居たのは空を見つめる『英雄』

 

 

 

 

――彼女は告げる。 過去を振り返るようにして。

 

 

 

 

 

「私は、英雄なんかじゃありませんよ。ただ、誰かの笑顔と明日を守れるようになりたいと足掻く、ただの生徒に過ぎません。 ……それに、私は救えなかった。温かさを向けてくれた人を。 私が此処に来たのは、任務とは別に。約束をしていたからなんですよ」

 

「約束……?」

 

「いつか、アビドスに行くと。そして、自分の後輩と会って欲しいと言われました。 ……ユメ先輩に。 アビドスに来て、あなたに会えて良かった。小鳥遊ホシノさん」

 

 

 

 

 時間が止まったような錯覚がした。

 

 

 昔、先輩は確かに話していた。

 

 

 『連邦生徒会で、ホシノちゃんみたいに強い子と知り合ったよ!』と。

 

 

 それが、まさか。不知火カヤだとは思わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――また騙された 騙されてどうしようもなくて 悲しくて、辛くて、絶望が心を蝕んだ

 

 

 

 

――私は間違えたのかな 全部無駄だったのかな 私は愚かだったのかな  

 

 

 

 

――でも、もし望めるのなら 帰りたい 帰りたいよ、みんなのところに

 

 

 

 

――また笑いたいよ、みんなで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            ――だれか、たすけて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「確かに聞こえましたよ。故にこそ、その涙を希望へと変えましょう」

 

 

「誰かの幸福を。未来を、輝きを守り抜かんと願う限り、私は無敵です。明日の光は――友の光は奪わせないッ!」

 

 

 

 それは、全てを滅ぼす光。悉くを焼き尽くす雷火のような彼女の『神秘』。

 顕現したそれは、その片鱗に過ぎない。

 

 その光は、誰かを。大切な相手を、そして友を守るためにというその想いに応えるように、彼女と共鳴する。

 

  

 誰かの明日を、笑顔を、輝きを守るために。

 誰かの涙を、悲しみを明日の笑顔へと変えるために。

 

 

 

 

 

 

     ――その光は、天に轟く雷霆が如く。

 

 

 

 

 

 

 誰かの輝き(明日)を奪おうとする、『邪悪』に振るわれる。 

 

 

 

 

 

 

「――"勝つ"のは、私です」

 

 

 

 

 

 

 

 『対策委員会編』、開幕。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ――『遅くなってごめんなさい。ユメ先輩』   

 

 

 

 

 




【一部の方々に対するカヤちゃんジャッジメント】

・黒服 判定:グレー

『あなたの考えは、概ね理解はしましょう。それが今の世界の一部であることに違いはないのですから』

『ですが……力無き誰かが自分の未来を選択できるようにする。そのために、私は『悪の敵』であり続けるのです。覚えておきなさい。もし、あなたが無辜の民へ理に反した無慈悲な力を振りかざした時、私はあなたの破滅の光となりましょう』



・ベアトリーチェ 判定:容赦なくアウト

『生命とは尊ぶもの。生きているから泣き、笑い、明日を向ける。その生命を貴女は踏み躙った。道具のように扱い、光を奪った』

生徒(だれか)を泣かせ、苦しませ、明日の笑顔と希望も奪い、それを求める心まで奪いましたね』 

『――私は『悪の敵』として、絶対にあなたを許しはしない』



・地下生活者 判定:言いたいことはわかる。だがアウト

『『勝利』を求めること。理解はしましょう、何故なら私もまた同じように勝利を求める者なのだから』

『故に、こう言いましょう。『"勝つ"のは私です』』

『安全圏からのうのうと覚悟も信念もなく世界を弄び、誰かを泣かせ苦しめるあなたを私は許さない』



【あとがき】

 最後のところの執筆中に流していたBGMは『天神の雷霆』でした。

 アビドス対策委員会編開幕、予告編なのであんまり後書きで書けることがない。後、一応この予告編もアビドス対策委員会編の一部なので本編開始したら章管理を行って並び替えます。

 黒服へのカヤちゃんジャッジはかなり黒寄りのグレー。言っていることは理解できるし、事実黒服の言うそれは社会の構造として成立している。要するに『言っていることはわかる。理解もする。だが、自分はそれを変えようとする側だし、奪われる光を守る側だ』ということ。黒服は基本的に契約という手順を踏んで、少なくとも段階を踏んで物事をやっているので理の中でやっている。だが、それを逸脱した瞬間容赦しないというカヤちゃんの判定。ベアおばと地下生活者はアウト。どちらかといえば、ベアおばが完全にアウト。カヤちゃんの逆鱗にも触れてる。

 大体1話あたりを4000~5000字で作者は書いておりますが、ちょっと今回は予告編ということで文字数は少なめです。

 なのでもう一本ご用意しました。『PV風募集生徒紹介 不知火カヤ&FOX小隊編』です。完全に作者の脳内で捏造に捏造を重ねられた紹介PV風の話なので、あくま番外編的なページ。

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