元ゴーストライダーなプロキシ兄   作:you are not

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どうも、最近サイバーパンクエッジランナーズ見てから寝ても覚めてもサイバーパンク2077のことばっかり考えてる作者です。昨晩なんて自分がサンデヴィスタンインストールする夢見てましたよ。うぅ……レベッカを返せ!許さんぞアダムスマッシャー!(レベッカの愛銃、デイヴィッドのジャケットとファルコン装備して三回殺害済み)

毎話シーンが飛び飛びだけど気にしないでね。


第4話

 

「……という訳で私はヴィジョンに1000万ディニーの投資をすることにした」

 

杖を突いた紳士風の男性はそう言い切る。その口ぶりは喫茶店で友人に軽口を言うような軽さを持ちながらもどこかプレッシャーのような重みのあるものだった。

 

「しょ、承知いたしました。必ず貴方方のご期待にお応えいたす所存でございます」

 

部屋中に満ちている冷気と硫黄の臭いに耐えながらチャールズ・パールマンはくどいまでの敬語で紳士風の男の言葉に答える。なにせ、パールマンがなし崩し的に幹部なってからこのプロジェクトを任されるまで全てこの男の力添えがあったからだ。

 

「『貴方方』?……ふむ、君は一つ間違いを犯しているよパールマン君」

 

「申し訳ございません。私がどのように間違えたのか、教えていただけますでしょうかトメフィス卿」

 

トメフィス卿と呼ばれた男は丸くなった猫背な背中を動かしてパールマンと目と鼻ほどの距離まで近づき、ニヒリと笑った。

 

「いいだろう私が直々に教えてあげようとも。確かに私は『破滅への道』のボスだ。だが、その力も権力も財力もすべて私あってのもの決して一括りにしないことだ」

 

トメフィス卿は紫色の炎の円環を目に宿らせながらそう言った。まるで脅しである。事実、落ち着いた態度ではあるが言葉の節々に怒りのようなものがにじみ出ているのポールイマンには伝わってきた。

 

「本当に申し訳ございません以後気を付けます」

 

パールマンは頭を上げて精神誠意をもって謝罪する。この方を怒らせればどうなるかわからないからだ。

 

「よろしい君と私の仲だ。今回は許そうじゃないかそれに――楽しいパーティが待ってるんだ」

 

「はぁ……そうですか」

 

そこまで言ってトメフィス卿はそれはもう可笑しそうに笑い始めた。それをパールマンは呆れたような顔で見つめていた。

 

 

―――☆―――☆―――

 

 

俺とリンは一緒にソファに座りながらテレビを見ていた。理由は市政選挙が近いためニュースを見れば新しい情報が得られるかもしれないからである。と言う建前で、実際は原作ストーリーが進んでいるのか知りたいから見ているのである。リンには上記の原作通りのこと言ったらめっっっちゃ素直に聞いてくれたわ、やっぱリンはかわいい最高の妹だわ断言できる。

 

「お兄ちゃんちゃんと見てる?」

 

「ん?もちろん聞いてるよ。ヴィジョンが崩壊した地下鉄路線を爆破解体して、新しく地下鉄を作るんだろう?」

 

それだけ聞けば良いことのように思えるが、残念ながら裏がある。

 

 

「やっぱり、TOPS財閥ユニオン入りを目指す企業はやることが違うね」

 

「まったくだね、そのためには大勢の人材の移動が必要あるのにどうするつもりなんだろうね?」

 

俺は口ではそう言っているがヴィジョンはこのプロジェクトをできるだけ安価に成功させるために爆破エリアにいる住民の避難などさせるつもりはない。下手すると皆殺しにするつもりである。

 

『警報。街頭カメラにて、何者かが本店へ急速に――』

 

「多分お客さんかな対応してくる」

 

来たか。俺はFairyの警告を聞きながらを客であると思い込む振りをして部屋の扉を開ける。

 

「はにゃ?」

 

すると、部屋の扉は勢い良く開かれ猫耳褐色というキャラデザした人の性癖を詰め込んだであろう少女猫又が転びそうになりながら部屋に駆け込んでくる。

 

「おっと」

 

「え?」

 

俺はそれを少女の腰にてをあてることでキャッチする。

 

「大丈夫かい?怪我はない?」

 

「うぅ……ありがとう」

 

原作でも顔からぶつかってて痛そうだなと思ってたんだよかったね。

 

「はっ!このダルマみたいなオッサンを信じちゃダメだ!こいつは嘘をついてる!」

 

すると、このネコ娘は衝撃の一言を言ってくる。そして俺は確信する一章は問題なく進んでいるのだと。

 

「っていうか、あんたたち扉開けるならちゅんとニャーっ声かけて!すっころぶところだったぞ……」

 

「今更ニャーって言っても遅いよね……六分街で一番のビデオ屋にようこそ要件は?」

 

「うちに入会したいの?ビデオを三本レンタルするだけで元が取れるんだよ。お得でしょ?」

 

リンは商魂たくましく入会を勧めてくる。流石と言うかなんというか商売はどちらかというと妹の方があるのかもしれない。

 

「確かに、お得だけど今住んでるところにそうゆう機材は……って違う!」

 

綺麗なまでのノリツッコミ。こいつ俺と同じボケとツッコミ二刀流枠か!

 

「わかってる。あんたたちは『パエトーン』プロキシのあんたたいに依頼がしたいんだ!」

 

「わかった。依頼だね?」

 

「ちょっと待ってお兄ちゃんそんな簡単に信用していいの?」

 

リンが心配そうに声をかけてくるその懸念は当然である。原作のアキラ本人も疑っていた。が、俺は速く話を進めたいのだ。

 

「大丈夫だよ問題ないよ、だってこれをみてみなよリン」

 

俺は猫又が腰に下げているニコのボンプを指差す。

 

「これってニコの……」

 

「つまりニコと何らかの関係があるって言うことじゃないかな話位は聞いてみるべきだと僕は思うな」

 

そうして俺はなし崩し的にリンを説得することに成功したのだった。

 

「まぁ、まずは君に話を聞いてみた方が速いかな?」

 

「んな?」

 

そうして、ニコのボンプの色覚データを読み取り話を円滑に進めることができた。今回ゼンゼロ一章の話は先ほど述べた住民たちを見捨てようとしているという事実を偶然知った俺やリンのお得意先である邪兎屋のみんなとその依頼人が住民たちを救おうとするというのが大まかな流れである。基本的に活躍するのはリンであり俺はあくまでそのサポート。それすらもFairyに半分以上持ってかれているようなものである。それでもいい、みんなと楽しく平和に過ごせるのであれば俺は富も名声も活躍もいらない。だが、俺と言う存在やメフィストというゼンゼロにおける特異点な存在がこの世界に入る。俺の知る物語が歪む可能性が高く原作はハッピーエンドでもこの世界では誰も助からないバッドエンドになりかねない。だからこそ、俺のやることは誰も悲しまないような物語になるよう裏で戦うことである。これから忙しくなるかも知れないな

 

 




☆解説
・トメフィス卿CV.有本欽隆
「破滅への道」と言う組織のボス。組織を卓越した交渉術や暴力によって組織を巨大なものとした。現在では様々な企業や政界を裏で操るフィクサーとなっている。トメフィスと言う名前はわかりやすい偽名である。
・アキラの一人称
今更かもしれないけど一応。本人はゼンゼロプレイヤー転生者であるため、できる限りアキラ本人のエミュをしているため声に出している場合は穏やかな口調で「僕」。考えている時は素が出るため、くだけた喋り方で「俺」と使い分けている
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