UNDERCORECODE (アンダーコアコード) 作:Nary_cc
サンズ目線で、サンズの誕生から話が進みます。
深い深い闇の中
はるか先には一点の白い光
ココロの中のタマシイが手を伸ばす
ケツイがみなぎった
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電灯の眩い光の中、俺は目覚めた。
気が付くと自分は狭い手術室のようなところに横たわっていた。
「目覚めたかい?」
起き上がって、声がした方を振り向くと、白衣を着た謎の男がいた。
「此処は…何処だ?」
「ここは、…此処は私の研究室だよ、被検体01番。」
どうやら俺は"被検体01番"というらしい。
「その口ぶりは…俺は誰かに作られたのか?」
「そうだよ。君は私がつくった。」
そしてその男は立ち上がってこう言った。
「私はこの研究室で研究をしている、ガスターだ。 …気軽に博士とでも呼んでくれ。」
「君のこれからの事は心配いらない、そこにいる私の助手が世話をしてくれるだろう。」
と俺の後ろの方を指さして言った。
後ろをふり見くと、少し灰色ががかったモンスターの子供がいた。
いつの間にそこへ来たのだろうかと思っているうちに、その助手が話しかけた。
「これからあなたには少し、ここの施設について説明いたします。私についてきてください。」
俺は寝台の上から降りて、スリッパを履いて、施設の見学へ向かった。
正直言って、この状況をあまり把握できなかったが、俺は"博士"の助手についていった。
研究室のドアを開け、外に出ると、特に何とも言えない一般的な廊下へ出た。
なぜかあの"博士"も俺の後ろについてくる。
休憩室や資料室、他の研究室なども案内された。
此処の研究者たちは"博士"を除いて、肌の色が薄かったり灰色がかった見た目をしている。
そもそも研究室も自分も"博士"も彩度の無い見た目をしている。
とは言っても、彩度のある研究室やスケルトンなんていないのだが。
そんなことを考えながら見ていると、俺たちは大きな扉のある所に着いた。
「最後に、此処… エレベーターについてです。私たちはこの階で、主な研究を行っているのですが、上の階に行きますと、研究員たちの寝泊りする部屋となっています。仮眠されている方もいますのであまり行くことはお勧めしません。そしてそれよりも少し上の方に行きますと、地上に出ることができます。」
「…ということは、この研究所は地下にあると?」
「はい。厳密には違うのですが、そう捉えてもらって構いません。 地上に出るときはまた後程ご案内いたしますので、今日はなるべくエレベーターに近寄らないでください。」
この階から上がることができないのは惜しいと思ったが、彼らの仕事を邪魔することはできないので、次の機会を望むことにした。
しかし、此処が地下にあったとは。
どうりで窓がないわけだと思った。
どうりで彩度がないわけだ… とも思ったが。
「それでは、私はここでお
"博士"はそう言ってエレベーターに乗り込んだ。
「"博士"は地上へ? それとも仮眠でしょうか…?」
「あ、あぁ… 私は下の階に資料を取りに行こうと思ってね…」
予想外にも"博士"は上ではなく、下の階へ行くようだ。
此処よりもさらに下の階なのだろうか。
それから"博士"と別れて、自分は先ほど訪れた休憩室に案内された。
「ここがあなたの…被検体01番のお部屋となります。」
ドアに『被検体01番 休憩室』との紙が貼ってあった。
「あまりここからでることはお勧めしません、何が起こるかわからないので…。
では、中でゆっくりお休みください。明日は朝食を持っていきますので。」
「ああ、ありがとう」
そう言って自分の休憩室の中に入っていった。
部屋の中には、時計、本棚、机、椅子、寝台と、シンプルな内装であった。
部屋の時計はもう十一時を過ぎてていた。
地下なので午前午後の区別が分からないが、明日は朝食を持ってきてくれるというのだから、おそらく今は後者の方だろう。
こんな時間に起きていたら、さすがにの研究者の妨げになってしまうだろう。
俺は寝台に仰向けになって寝始めた。
研究所見学でこんなにも眠たくなるかと思ったが、
その理由を考える隙を睡魔は与えてくれなかった。
この先、俺にはどんなことが起こるのだろうか?
サンズの一人称は「俺」です。
拙作では、オイラショックは起きません。