UNDERCORECODE (アンダーコアコード)   作:Nary_cc

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一人称はサンズです

サンズ目線で、サンズの誕生から話が進みます。


第一話 目覚め

 

深い深い闇の中

 

はるか先には一点の白い光

 

ココロの中のタマシイが手を伸ばす

 

ケツイがみなぎった

 

 

 

 

 

 

 

-------

 

 

電灯の眩い光の中、俺は目覚めた。

気が付くと自分は狭い手術室のようなところに横たわっていた。

 

「目覚めたかい?」

 

起き上がって、声がした方を振り向くと、白衣を着た謎の男がいた。

 

「此処は…何処だ?」

 

「ここは、…此処は私の研究室だよ、被検体01番。」

 

どうやら俺は"被検体01番"というらしい。

 

「その口ぶりは…俺は誰かに作られたのか?」

 

「そうだよ。君は私がつくった。」

 

そしてその男は立ち上がってこう言った。

 

「私はこの研究室で研究をしている、ガスターだ。 …気軽に博士とでも呼んでくれ。」

 

「君のこれからの事は心配いらない、そこにいる私の助手が世話をしてくれるだろう。」

 

と俺の後ろの方を指さして言った。

 

後ろをふり見くと、少し灰色ががかったモンスターの子供がいた。

 

いつの間にそこへ来たのだろうかと思っているうちに、その助手が話しかけた。

 

「これからあなたには少し、ここの施設について説明いたします。私についてきてください。」

 

俺は寝台の上から降りて、スリッパを履いて、施設の見学へ向かった。

 

正直言って、この状況をあまり把握できなかったが、俺は"博士"の助手についていった。

 

研究室のドアを開け、外に出ると、特に何とも言えない一般的な廊下へ出た。

なぜかあの"博士"も俺の後ろについてくる。

 

休憩室や資料室、他の研究室なども案内された。

此処の研究者たちは"博士"を除いて、肌の色が薄かったり灰色がかった見た目をしている。

 

そもそも研究室も自分も"博士"も彩度の無い見た目をしている。

とは言っても、彩度のある研究室やスケルトンなんていないのだが。

 

そんなことを考えながら見ていると、俺たちは大きな扉のある所に着いた。

 

「最後に、此処… エレベーターについてです。私たちはこの階で、主な研究を行っているのですが、上の階に行きますと、研究員たちの寝泊りする部屋となっています。仮眠されている方もいますのであまり行くことはお勧めしません。そしてそれよりも少し上の方に行きますと、地上に出ることができます。」

 

「…ということは、この研究所は地下にあると?」

 

「はい。厳密には違うのですが、そう捉えてもらって構いません。 地上に出るときはまた後程ご案内いたしますので、今日はなるべくエレベーターに近寄らないでください。」

 

この階から上がることができないのは惜しいと思ったが、彼らの仕事を邪魔することはできないので、次の機会を望むことにした。

しかし、此処が地下にあったとは。 

どうりで窓がないわけだと思った。

 

どうりで彩度がないわけだ… とも思ったが。

 

 

「それでは、私はここでお(いとま)させてもらおうか。」

 

"博士"はそう言ってエレベーターに乗り込んだ。

 

「"博士"は地上へ? それとも仮眠でしょうか…?」

 

「あ、あぁ… 私は下の階に資料を取りに行こうと思ってね…」

 

予想外にも"博士"は上ではなく、下の階へ行くようだ。

此処よりもさらに下の階なのだろうか。

 

 

それから"博士"と別れて、自分は先ほど訪れた休憩室に案内された。

 

「ここがあなたの…被検体01番のお部屋となります。」

 

ドアに『被検体01番 休憩室』との紙が貼ってあった。

 

「あまりここからでることはお勧めしません、何が起こるかわからないので…。 

 では、中でゆっくりお休みください。明日は朝食を持っていきますので。」

 

「ああ、ありがとう」

 

そう言って自分の休憩室の中に入っていった。

 

部屋の中には、時計、本棚、机、椅子、寝台と、シンプルな内装であった。

部屋の時計はもう十一時を過ぎてていた。

 

地下なので午前午後の区別が分からないが、明日は朝食を持ってきてくれるというのだから、おそらく今は後者の方だろう。

 

こんな時間に起きていたら、さすがにの研究者の妨げになってしまうだろう。

 

俺は寝台に仰向けになって寝始めた。

研究所見学でこんなにも眠たくなるかと思ったが、

その理由を考える隙を睡魔は与えてくれなかった。

 

この先、俺にはどんなことが起こるのだろうか?

 




サンズの一人称は「俺」です。

拙作では、オイラショックは起きません。
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