【魔法少女はここにいる】 〜たまたま声をかけた女の子が勝手に魔法少女に変身して悪の組織と闘い始めた時のマスコットの気持ちを述べよ〜   作:私貴方私(Y-ou@so-soなフリー)

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【新しく高評価をいただいたので前倒し公開!!】



【 全豹一斑 】(ぜんぴょういっぱん)

物の見方が狭量であること。物事のある一部分だけを見て、全体を批評すること。豹ひょうの体にある一つの斑点で豹全体を言うという意味。

学研 四字熟語辞書 より引用




それぞれの悩み

キュイ《このままでいいのかな?》

 

サチが魔法少女になってから一月(ひとつき)経った。

その後も悪の組織による襲撃は続いている。

そして、魔法少女ファーブラはそのすべてを難なく退け、着実に力を付けてきた。

 

正直、怪人側が弱すぎて怖いくらいだ。

それでも、倒しても倒しても次の怪人が襲撃してくる。

 

終わりが見えない。

 

最初はその如何(いか)にもな『風貌』と『弱さ』に、あまり脅威を感じていなかった。

しかし、いくら怪人を倒しても淡々と次の刺客を送りつけてくる『悪の組織』。

 

ファーブラの戦闘力を図るため、わざと負けて油断を誘っている…ようにも見える。

 

サチは現状を深く考えていない。

魔法少女っぽいことができて純粋に楽しんでいるようだ。

私もサチが楽しいならこのままでもいいと考えていた。

 

しかし、『魔法少女ファーブラ』の目的は

『悪(・)の(・)組(・)織(・)を(・)倒(・)す(・)こ(・)と(・)』だ。

いくら末端の怪人を倒したところで、奴らとの戦いは終わらない。

 

 


『悪の組織』

 

私がサチと出会った『あの日』『あの時』『あの場所』に偶然やってきた何もかも謎に包まれた集団。

『名前』はおろか、その『目的』や『構成人数』、本当の『戦力』もなにもかもすべてが未知数。

 

立場的に私達は『防御側』であり、相手はいつでも襲撃できる『攻撃側』だ。

 

『攻者3倍の法則』

 

軍事戦略における考え方で、攻撃側は防御側の3倍戦力が必要というやつだ。

一見私たちが有利に見えるこの法則。

しかし、それは正面から戦った場合の話。

 

こちらはサ(・)チ(・)の(・)顔(・)が(・)割(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)。

 

つまり手段を選びさえしなければ、悪の組織はいつでも私たちを不意打ちできるのだ。

実際に先日、『私の入浴中』に襲撃▼してきた。

 

 


『悪の組織が偽物である可能性』

 

最初、本当は『悪の組織』なんて存在せず、

私がスーパーパワー?(浮遊やワープ)を得た時のように、サチの『チカラ(思い込み)』で生み出された空想の敵役かと考えていた。

 

しかし、あのタコ怪人が口にしていた『魔法少女はどこだ?』という言葉から考えると、時系列がおかしい。

サチが『魔法少女ファーブラ』に変身したのは、あのタコ怪人に襲われた時が初だ。

 

それにああ見えて(魔法少女狂い)、サチは良識がある良い子だ。

『自分が魔法少女になりたいから悪の組織を作る』ようなことは考えないし、望まない。

 

そう考えるとやはりあのタコ怪人達は、本物の可能性がある。

そして、あの発言からして『ファーブラとは別の魔法少女』がこの世界に存在していることになる。

 

しかし、この1ヶ月そういった存在の影はまったく見えない。

もしかしたらすでに悪の組織に……。

 

やはり、『悪の組織』に対して何かしらの対策を取る必要があるだろう。

 

この世界がニチアサではなく深夜アニメ枠なら、今後『人質』や『洗脳』といった汚い手段を取ってくる可能性もある。

その時、私はサチとその家族を守りきれるだろうか?

 

私もそろそろパワーアップを考えないといけないのかもしれない。

 

 

†

 

 


Side:ぴー

 

『ファーブラが強過ぎる問題』

 

いや、それが悪いわけちゃう。

強くてカッコいい魔法少女はもちろん大好物やで。

 

現在の戦績『26戦 0勝 26敗』

 

…魔法少女に勝ちたいわけちゃう。

でもこれはあまりにもあんまりや。

魔法少女アニメとしてはあまりにも見せ場が少ないんや。

 

もっとこう『友情』『努力』『勝利』とか見たいんや、ウチは。

今は『勝利』『勝利』『勝利』でバランス悪いねん。

 


 

【激闘 ファーブラ敗北】

強敵の出現で倒れてしまう魔法少女。

しかし、彼女は強い意思で再び立ち上がり、

みんなの想いを力に変えて勝利を掴んだ。

 


 

みたいな熱い展開が見たいんや。

でも『ファーブラ』が最強無敵の魔法少女やから無理や。

 

今のままのウチやと力不足……アバター技術の応用で何とかならんもんか。

 

・

 

・

 

・

 

せや、良いこと思いついた!!

悪の女幹部用意したらええんや。

 

 

ほな、早速準備に取りかからなあかんな。

 

 

 

 

「ミヤコー、ちょっと話あるんやけど」

 

 

To Be Continued...

 

▼:
偶然である




■ 次回
強敵!!悪の女幹部爆誕


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