守護の蛇   作:ディロイ・ファントム

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 お待たせしました。1ヶ月ぶりの投稿です。忘れられて無いと良いな・・・(と言いつつこの作者、1年以上投稿してない作品があるらしい)



まゆのドキドキ新学期

 

しきは「・・・なんで学校なんてのがあるんだろうね」

 

 

ピアス「何がそんなに嫌なんです?」

 

 

しきは「学校の勉強なんて何に役立つのかって話。国語、数学、理科、家庭科、体育はまだ分かる。国語、数学、家庭科は日常でも使う時は使うからあって損は無い。理科とは言ったけど、科学、物理、生物は趣味にも転用出来る場合があるし、何より原理さえ分かれば日常で役立つ可能性もある。実際私がそうだから」

 

 

ピアス「では他は?社会科、英語、音楽は学校の授業科目になってますが?」

 

 

しきは「社会科はもう不要になってきてるから『授業』として見るとほぼ無意味。英語はそもそも私があんまり分かってないだけ。音楽に関しては最早有り難迷惑」

 

 

 因みにしきはの英語のテストは酷く、必ず他の教科の半分未満しか点が取れないのである

 

 

しきは「まぁ、色々言ったけど結局の所面倒だけど行かなきゃいけないのがいやこれなだけ・・・行くよ」

 

 

ピアス「はい」

 

 

 それだけ会話してからリビングまで降り、朝食を取ってから学校に登校しようとする。が、こむぎに一緒に行きたいとせがまれてしまい足止めを食らってしまう

 

 

いろは「どうしよ・・・遅れちゃうよ」

 

 

しきは「・・・こむぎ、1回それ、使えなくしようか?」

 

 

こむぎ「?それって何?」

 

 

しきは「ワンダフルパクト」

 

 

こむぎ「それは嫌だワン!」

 

 

しきは「なら大人しく家で待ってて。じゃ無いと本当に取り上げて破壊するから」

 

 

こむぎ「・・・はいぃ」ショボーン

 

 

しきは「急ぐよ姉さん!」

 

 

いろは「えっ・・・ま、待ってよー!」

 

 

 学校にはクラス表が張り出されており、いつもの3人は2年1組に固められていた

 

 

いろは「おはよう悟君!」

 

 

しきは「おはよ」

 

 

悟「おはよう2人共」

 

 

いろは「また同じクラスになれたね!」

 

 

悟「そ、そうだね!」

 

 

 しきははそのまま席に着き、工具に関するカタログ本を読む。暫くすると予鈴が鳴り担任となる先生が入って来る

 

 

馬場園「担任の馬場園清(ばばぞの きよし)です。馬術部の顧問をしています。私は『人間万事塞翁が馬』と言う言葉が好きでね、幸せと不幸せは・・・」

 

 

しきは「(馬術部の顧問・・・だから見たことあると思ったのか)」

 

 

馬場園「さて、転入生を紹介しましょうか」

 

 

しきは「(転入生?まゆ?それとも別の人?)」

 

 

 しきはは誰なのかを考えるが、すぐにその人物が入って来た。その人物は猫屋敷まゆであった

 

 

まゆ「は、はじめまして!猫馬場敷まゆです!」

 

 

 まゆが自己紹介をするが、どう言う訳か『猫屋敷』と『馬場園』が混じってしまった様でまゆ自身も困惑し、それと同時にクラスに居た全員が例外無く顔は点となり、頭には疑問符が浮かんだ

 

 

まゆ「(間違えたぁぁぁぁぁ・・・もう・・・終わった・・・どどどどどうしたら)」

 

 

いろは「まーゆちゃーん!」

 

 

馬場園「知ってるのかい?」

 

 

いろは「はい!まゆちゃんのお家はプリティホリックって言うお店をやってて、可愛い猫を飼ってて、因みに苗字は猫屋敷」

 

 

生徒達「「「「wwwwww」」」」

 

 

しきは「(何やってるの姉さん・・・)」

 

 

 

大熊「私も猫好きー!」

 

 

蟹江「どんな猫ちゃんなの?」

 

 

まゆ「あの、えっと・・・ユキって名前で、雪みたいに真っ白い猫なんです。白いのはとっても綺麗好きだからで、爪研ぎとかグルーミングが上手なんです。お風呂は苦手で嫌がるけど、不貞腐れた顔がとっても可愛くて」

 

 

生徒達「見てみたーい!」「触りたーい!」「不貞腐れた顔が気になる!」

 

 

馬場園「じゃぁ席は犬飼いろはさんの隣にしようか。犬飼いろはさん、学校を案内してくれるかな?」

 

 

いろは「はい喜んで!」

 

 

 そして放課後となり、しきはは帰る準備をする。するとまゆにクラスの人達が急接近しているのが見えた

 

 

しきは「(いざという時は助けようかな)」

 

 

大熊「猫屋敷さん!さっき言ってたプリティホリックってどんなお店なの?」

 

 

まゆ「えっと、コスメのお店で」

 

 

蟹江「今度見に行っても良い?」

 

 

まゆ「うん。勿論」

 

 

女子A「ユキちゃんって女の子?」

 

 

まゆ「うん」

 

 

女子B「前は何処に住んでたの?」

 

 

まゆ「小泉学園」

 

 

男子A「へぇ都会じゃん!」

 

 

女子C「前は部活やってた?」

 

 

女子D「ユキちゃんの写真ないの?」

 

 

まゆ「あ、あるよ」

 

 

女子E「好きな食べ物は?」

 

 

しきは「(・・・流石に制裁確定ね)」

 

 

 しきははクラスのほぼ全員が向いている方向から見て真後ろに移動し、生徒の内の1人の肩を軽く叩く

 

 

男子B「なんだよぉ」

 

 

 男子がそちらを振り向いた瞬間、しきはがその男子に向けてアイアンクローを放った

 

 

男子B「痛だだだだだだだ!?!?い”だい”ィィッ!?」

 

 

しきは「いい加減にしといたら!どう見ても困ってる!」

 

 

男子C「けど俺達猫屋敷さんに聞きたい事がまdぐえっ!?」

 

 

 しきはは自分に意見してきた男子に対し、自分の掴んでいた男子を投げつけて話s・・・言い訳を中断させる

 

 

しきは「・・・そう言えば、今私が作ってる道具に人間の体の一部が要るんだけどこの中から貰う事にしようと思うの・・・誰ならくれる?」

 

 

 そう言ってしきはは1人1人を選ぶ様に見始める

 

 

男子A「ひぃっ!?に、逃げろォ!!」

 

 

 鶴の一声ならぬ男子の一声で一目散に散っていくクラスメイト達

 

 

しきは「・・・大丈夫?」

 

 

まゆ「な、なんとか・・・」

 

 

しきは「なら良かった。みんな貴女に興味があるからあぁなっただけだと思うし、気を悪くし無いで欲しい」

 

 

まゆ「・・・優しいんだ」

 

 

しきは「私が優しい?」

 

 

まゆ「うん」

 

 

しきは「・・・私は、私なりの距離感を保つ様にしてるだけ。だから、優しいとは違う」

 

 

 しきははそう言って何処かへ行ってしまう。そんなしきはの向かった先は飼育場である

 

 

しきは「・・・今日は馬でいいか。取り敢えず餌を用意する手伝いでもしておけばいいかな」

 

 

 しきはは馬の世話をし始める

 

 

しきは「どの子も良い感じ・・・とはいかないか・・・貴方の足は今あまり良くない。だから足裏を見せて欲しい」

 

 

 しきははある馬にそうお願いし、その馬は軽く頷いた

 

 

しきは「ありがとう・・・うん。ギリギリ私だけでも何とかなるかな。ねぇ、今から道具取ってくるからまた足裏見せてね」

 

 

 馬は再度軽く頷く。少ししてからしきはは道具を持って来て馬の足裏を手入れし始める。慎重にやってはいるものの、まるで手慣れてるかの様に手早く終わらせていく

 

 

しきは「・・・これで終わり。後は報告書を作って提出、そうしたら今日は帰ろ」

 

 

 そうして報告書を作る為にパソコン室を借り、淡々と報告書を作成する。事細かく書いているとそれなりに時間が経っており、コピーが終了して周りを見渡すといつの間にか蛇野あんになっていたピアスが寝ていた

 

 

しきは「・・・起きなさいピアス」

 

 

あん「ふぁぁぁ・・・ぁれ?私いつの間にか寝てましたぁ?」

 

 

しきは「今からこれ渡して帰るからピアスに戻って。と言うかあんが居る事がバレると面倒だから、今度からは念の為見つかりにくい所で寝てて。じゃないと起こせない」

 

 

ピアス「分かりましたご主人様」

 

 

しきは「それなら早く行こうか」

 

 

 そのまま職員室に行って馬場園先生に報告書を提出して職員室から退出する。すると飼育場にいるであろう人達の悲鳴の様な物が聞こえる

 

 

しきは「悲鳴・・・恐らくガルガル。こむぎが到着するまでそれなりに時間がかかるか・・・」

 

 

 半分嫌々ならがも悲鳴が聞こえた方に向かう。するとそこには予想通りガルガルが居た

 

 

しきは「・・・成る程、今回は馬と。ピアス、悪いけど姉さんの所に行って戦って来て」

 

 

ピアス「良いんですか?」

 

 

しきは「蛇野あんとして行けば良い」

 

 

ピアス「お任せを!」

 

 

 ピアスは蛇野あんとなり、いろはの下に駆け足で移動する

 

 

あん「また会ったね。犬飼いろは」

 

 

いろは「あんちゃん!?なんでここに!?」

 

 

あん「ガルガルが居るから当然・・・それより、なんで犬も居るの」

 

 

いろは「へ?犬?」

 

 

 あんの言葉に混乱しているとここに居ない筈の声が聞こえて来るみ

 

 

こむぎ「いろはー!こーむーぎーがー来たよー」

 

 

いろは「こむぎなんでぇ!?」

 

 

こむぎ「いろは!早くガルガルを」

 

 

あん「こっちに来なさい」

 

 

 こむぎの背中を掴み、茂みまで引きずっていく。それをいろはが追い掛ける

 

 

あん「人前で変身しないで」

 

 

こむぎ「うん・・・」

 

 

 こむぎは少しシュンとするもすぐに切り替えてワンダフルパクトを取り出す

 

 

こむぎ「ワンダフルパクト!」

 

 

こむぎ・いろは「「プリキュア!マイエボリューション!」」

 

 

こむぎ「スリー!」

 

 

いろは「ツー!」

 

 

こむぎ「ワンっ!」

 

 

ワンダフル「みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル!いっしょに遊ぼ♪」

 

 

フレンディ「みんなの笑顔で彩る世界!キュアフレンディ!あなたの声を聞かせて」

 

 

ワンダフル・フレンディ「「せーのっ!ワンダフルプリキュア!」」

 

 

あん「クイックフィズィパクト!プリキュア!マイエボリューション!」

 

 

アングラス「孤独で生きる2人の世界!キュアアングラス!あなたも一緒に生きましょう?」

 

 

 キュアアングラスはどうやって弱らせるかを考える。が、それより先にキュアワンダフルとキュアフレンディがガルガルに挑発する

 

 

ワンダフル「おいでー!追いかけっこだよー!」

 

 

フレンディ「こっちこっち!」

 

 

 ガルガルは2人の方に向く。そしてキュアワンダフルとキュアフレンディも同じ方を向き、走る体制に入る

 

 

 

アングラス「(成る程・・・)よーい・・・スタート!」

 

 

 キュアアングラスの合図でキュアワンダフル、キュアフレンディ、ガルガルが同時に走りだす

 

 

アングラス「・・・何気に馬相手に追い付かれて無いのって凄い」

 

 

 そう言いつつも様子を見ていると突然ガルガルが方向転換してキュアアングラスの方に向かって来る

 

 

アングラス「・・・そう簡単にはいかないと。そうでないと」

 

 

 キュアアングラスはガルガルの脚に狙いを定め、動きを封じる用意をする。その間にガルガルの後ろからキラリンライオンの力を借りたキュアワンダフルが見えたので動きを封じさせるタイミングを決める。そしてキュアワンダフルがガルガルに追い付いて撹乱させているタイミングを狙ってエスカマシールドをガルガルの足に4枚ずつの計16枚展開させる

 

 

フレンディ「動きが止まった!?」

 

 

アングラス「フレンディ!」

 

 

フレンディ「アングラス!」

 

 

アングラス「あれはワンダフルのおかげで大きな隙が出来た。だから動きを完封出来たよ」

 

 

フレンディ「そうだったんだ」

 

 

アングラス「さぁ、浄化してあげて2人共」

 

 

ワンダフル「うん!」

 

 

フレンディ「任せて!」

 

 

 キュアワンダフルとキュアフレンディはフレンドリータクトを出し、浄化を始める

 

 

ワンダフル・フレンディ「「フレンドリータクト!ワンダフルを君に!」」

 

 

 キュアワンダフルがキュアフレンディに犬の耳を描き、キュアフレンディがキュアワンダフルに犬の尻尾を描く

 

 

ワンダフル・フレンディ「「わんわん!わーん!ガルガルな心飛んでけ!プリキュア!フレンドリベラーレ!」」

 

 

アングラス「今の内に!」

 

 

 キュアアングラスはキュアワンダフルとキュアフレンディが動物に構ってる間に何処かへと消えていった

 

 

しきは「・・・お疲れ様」

 

 

ピアス「・・・今回私必要でした?」

 

 

しきは「そうだね・・・結果論を言えば2人で充分だったかな」

 

 

ピアス「デスヨネー」

 

 

しきは「じゃ、姉さん達と合流して帰るよ」

 

 

ピアス「はい、ご主人様」

 

 

 そうしてしきはは姉と一緒に教室に戻り、自分達の鞄を持って帰路についた・・・筈だったがこむぎが居たことにしきはは驚いていた

 

 

しきは「なんでこむぎが居るの・・・しかも姉さんは知ってたみたいだし」

 

 

こむぎ「ガルガル居たのに気付かなかったの?」

 

 

いろは「そうだよ。何処に居たの?」

 

 

しきは「私はパソコン室に篭もってたよ?」

 

 

いろは「そうだったんだ・・・と言うかパソコン室で何してたの?」

 

 

しきは「報告書を作ってただけ。馬小屋に居る子の内の1頭の足に違和感があったから見せてもらったんだけど酷かったから手入れしたの。で、一応私がやったから報告をする為に報告書を作ってたの」

 

 

いろは「しきはらしいや」

 

 

しきは「いいでしょ別に」

 

 

いろは「確かに。あはははははっ」

 

 

 そしてその日の夜。1人の少女が土手に座って川を見ていた

 

 

少女「意外と遅かったですね」

 

 

しきは「欺くのも大変なんだけどね?」

 

 

 しきはは少女の隣に座る。少ししてからしきはが話し始める

 

 

しきは「・・・それでさ、今日まで戦闘してきて、戦闘を見てきて、思った。どのガルガルも、ベースとなった動物と行動が全く同じ事に」

 

 

少女「それはつまり、あの2人の様に無駄な攻撃をせずとも浄化まで出来ると?」

 

 

しきは「そう言う事。だからさ、」

 

 

 と言葉を区切り、立ち上がって少女の方を見る。そしてその続きを紡いだ

 

 

しきは「スタンスは変えずに、戦闘スタイルを変えて良いと思うんだ。どう、ピアス」

 

 

 蛇野あんは立ち上がるとしきはに向かって跪いた

 

 

あん「ご主人の仰せのままに」

 

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