こむぎ「おっはよー!」
牛込「また出たんだって例の奴」
蟹江「最近多いよねぇ」
こむぎ「何々?なんの話し?」
大熊「知らない?」
蟹江・大熊「「見晴山に出る巨大生物!」」
いろは「謎の」
まゆ「巨大」
こむぎ「せいぶつ?」
大熊「この前、登山部の人が山を登っていたら、脇道からガサゴソ音がしてグワーッ!っておっきな毛むくじゃらの怪獣が出たんだって」
蟹江「怪獣じゃなくて妖怪だよ」
牛込「恐竜かも!」
女子生徒「宇宙人」
しきは「恐竜は遥か数万年前に絶滅してるから有り得ない」
牛込「えーっ!?夢が無い事言わないでよーっ」
いろは「でも、見晴山って小学生の遠足で登る様な山だよ?そんな大きな生き物居るのかなぁ?」
大熊「鳴き声も聞こえたんだって」
蟹江「不思議な鳴き声するんだよね。ガミガミーっ!って」
大熊「ガリガリー!じゃなかった?」
こむぎ「その鳴き声ってこれでしょ!ガルガルーッ!」
大熊・蟹江「「そう!それ!」」
しきは「なにそれ?変な鳴き声ね。兎山さんなら解るかも?・・・どう?解りそう?」
悟「噂が本当なら、山にガルガルが居るって事だよね」
いろは「うん。早く見つけなくっちゃ!悟くんも一緒に行かない?」
悟「え?勿論!」
いろは「良かった!じゃぁいこう!見晴山!」
こむぎ「おーっ!」
予定を合わせたりしようとしたが始業のチャイムがなってしまい1度解散する事にした4人
いろは「また後でね」
・・・ガルガルがこちらを捉えてるとも知らずに。そして数日後
悟「犬飼さんに誘われて休日に待ち合わせ・・・で、デー」
いろは「おーい!お待たせーっ!悟くーん!」
悟「ううん!全然m」
こむぎ「さとるー!」
悟「グハァ!?」
いろは「悟くん大丈夫!?」
悟「へ、平気だよ・・・あれ?妹の方は?」
いろは「それがね、『やる事あるから1人で行って来たら?』って言われちゃって」
悟「そ、そっか・・・今日は頑張ってガルガルを見つけよう!」
いろは「うん!折角だし、みんなで山登りも楽しもうね!」
こむぎ「2人とピクニック楽しみワン!」
悟「それじゃぁ、手がかりを探しながら頂上に行ってみようか」
頂上に行く事に決まったその付近で忍び寄る影が2つ・・・キュアアミナとキュアアングラスである
アミナ「・・・と言いつつ、私達も居るけどね」
アングラス「私達は隠れてますし声も押さえてますからバレにくいので意味ないかと」
アミナ「解ってて言ってるから・・・それより、後を追うよ」
キュアアミナとキュアアングラスは足音を立てない様に気を付けつつ影から2人と1匹の後を追った
アミナ「全く・・・姉さんは本当にアグレッシブね」
アングラス「それが今回は悪い方向に進んでるみたいですね」
アミナ「そうね・・・私達も少し休憩ね。向こうも休憩みたいだし」
アングラス「はい」
いろは「本当にガルガルが居るのかなぁ・・・」
悟「卵の殻も、足跡らしいのも見当たらなかったし、そもそも今回は何のガルガルだろう?」
こむぎ「すっごく大きいって言ってたワン!」
いろは「大きい生き物・・・大きい大きい大きい・・・ハッ!今回のガルガルは!ズバリ!クジラだよ!」
アングラス「・・・クジラって毛が無い生き物ですし、そもそも海中生物ですよね?」
アミナ「・・・なんで姉さんは蛇に知識で負けてるんだか」
いろは「山に居る山に居る山に居る・・・分かった!ガルガルはリスだよ!」
悟「確かに山には居るけど、凄く小さいよね」
いろは「じゃぁトド!」
悟「海の生き物だね」
いろは「モグラとか?」
悟「大きくは無い・・・かな」
いろは「シャチ・・・は」
悟「海の生き物だね・・・」
アングラス「・・・巫山戯ているんでしょうか?」
アミナ「・・・多分、本気で考えてるんだと思う」
アングラス「あれで本気なんですか・・・それはそうと、今回はどの様な生物なんでしょうか?大きくて毛が生えているとの事ですが、私は該当する動物はパンダ位しか分かりません」
キュアアミナはキュアアングラスにそう聞かれ、悩んだ末に3匹にまで絞りこんだ
アミナ「・・・恐らく、熊かパンダ、もしくはゴリラね。ただ、もし仮にこの中のどれかだったとしたらかなり厄介。ガルガルになってる事も考慮するなら人間は勿論、プリキュアですら一撃であの世に行く可能性もある」
アングラス「・・・考えたくありませんね」
アミナ「・・・移動するみたい。私達も行くよ・・・ガルガルを探しつつね」
そう言って2人もいろは、こむぎ、悟と共にガルガルを探し始めるのだった。しかし・・・
アミナ「・・・おかしい、ここまで痕跡すら見当たらないなんて」
アングラス「こちらも見つかりませんでした。一体何処に・・・」
アミナ「幾ら絞り込めても、特定にまでは至ってない。それでいて山を探すって事になるとかなり難易度が高くなる・・・しょうがない。1度山頂まで移動してそこから探しましょう」
アングラス「はい!」
山頂まで移動した2人は自分達が探した所とは反対側に居る可能性大と見て景色を楽しむかの様に下を探し始める。すると後ろから何かの足音が聞こえた。いつでもカウンターを決めれる様に身構えて居ると足音の主の声が聞こえてきた
いろは・こむぎ「「とーちゃーく(ワン)!」」
こむぎ「・・・あれ?」
いろは「?こむぎ?」
こむぎ「アミナとアングラスわん!」
いろは「ホントだ・・・」
キュアアミナとキュアアングラスは今気付いたかの様に反応し、いろは達の方を向いた
アミナ「・・・何しに来たの」
悟「実は、この辺りにガルガルが居るって聞いたから調べに来たんだよ」
アングラス「私達も探しては居ますが、不覚な事に未だに見つけていません」
悟「僕達もまだなんだ」
アングラス「そうでしたか。ここまで探しても見つからないのであれば、恐らく小さいガルガルのようですね」
キュアアングラスはそこまで言ってから変身を解き、続きを話す
あん「ガルガルが襲いやすい様に、こうやって変身を解いて探しても見つからないとなると私達もお手上げなんです」
いろは「へぇー・・・取り敢えず食べない?」
いろはと悟がシートを広げてそれぞれの弁当を出し、昼食を取り始める。尚、こむぎはドッグフードである
あん「所で、小さい生物って何が居るんでしょう?リス位しか思い付きませんが・・・」
いろは「あ、それなんだけどね?大きい動物みたいだよ?」
アミナ「大きい動物・・・何となくは絞れた。行くよ、あん」
あん「はい。では、失礼します」
あんとアミナはその場を去って行った
いろは「でも、ガルガル見つからなかったね」
悟「特に変わった事も無かったし・・・」
いろは「変わった事・・・・・・あれ?」
いろはは違和感を感じ、辺りを見渡し始めた。不思議に思った悟が聞くと小学生の頃に遠足で山登りをした時に山頂で結構動物を見た筈であったが、現在は山頂には全く居ないとの事だった
いろは「それにオバサン達、祠の近くに動物は居なかったって言ってたけど、あの辺りには狸やイタチが居る筈」
悟「野生の動物は警戒心が強いからね」
いろは「もしかしたら祠にガルガルが居て、動物達が逃げてるかも。と言うことは、ガルガルは祠の近くに隠れてる・・・かも!」
悟「良い推理だよ犬飼さん!」
こむぎ「いろは凄いわん!」
いろは「えへへ・・・よーし!ご飯食べ終わったら祠の調査だよ!」
いろは、こむぎ、悟の3人は食事を終えたので祠まで移動する。そしてこむぎの嗅覚を使って祠の匂いを嗅いで貰うとガルガルらしき匂いがしたのか、いろはと悟を案内する
いろは・悟「「あぁっ!」」
悟「ガルガルの卵だ!」
いろは「あ!足跡もある!」
悟がその足跡から動物を推測しようとするが、いろはが鳥の巣らしき物を発見した
悟「あれは・・・熊棚!熊が木の上で餌を食べる場所だよ」
いろは「熊!?見晴山に出るなんて聞いた事も無いよ!?」
悟「うん。でも、ここにある足跡。大きさと足の形、熊にそっくりなんだ」
こむぎ「それがガルガルの正体わん!?」
ガルガル「ガルゥ・・・」
いろは「この声・・・」
ガルガル「ガルゥ・・・」
???「目覚めよ!立ち上がれ!この世界を破壊するのだ!」
ガルガル「ガルガルゥゥ!!」
いろは「いくよこむぎ!」
こむぎ「うん!ワンダフルパクト!」
こむぎ・いろは「「プリキュア!マイエボリューション!」」
こむぎ「スリー!」
いろは「ツー!」
こむぎ「ワン!」
ワンダフル「みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル!」
フレンディ「みんなの笑顔で彩る世界!キュアフレンディ!あなたの声を聞かせて!」
フレンディ「せーの!」
ワンダフル・フレンディ「「わんだふるプリキュア!」」
ガルガル「ガルガルゥ!」
熊のガルガルが先制攻撃を仕掛けるがそれをひらりと躱すキュアワンダフルとキュアフレンディ。しかし、攻撃された何も無い筈の箇所は最早瓦礫の山と化しており一目でそのパワーが想像出来るほどだった
フレンディ「一撃でも当たったら大変!一旦距離を取ろう!」
ワンダフル「うん!」
キュアフレンディは距離を取って戦う事を選び、1度キュアワンダフルと共に背中を向けて離脱する。が、それが良くなかった
悟「熊に背中を見せちゃダメだ!」
ガルガルが猛スピードで迫ってきており、その手がキュアワンダフルとキュアフレンディに当たろうとしたその瞬間、何者かが2人を助けるかの様に横から突進してきたのだった
フレンディ「・・・あれ?」
ワンダフル「痛くない?」
アングラス「世話が焼ける方達ですね」
アミナ「・・・相手は熊。確か、とても攻撃的で人すら簡単に捕食する強大なパワーを持った動物の筈」
悟「違うよ!確かに熊は強い生き物だけど、臆病なんだ!だから急に近付いたり走ったりすると怯えて攻撃してくる!だから落ち着いて行動するんだ!」
アングラス「・・・だそうです」
アミナ「万事休すと・・・」
ワンダフル「ガルガル!私達敵じゃないよ!」
キュアワンダフルはガルガルに呼び掛けるが、ガルガルはキュアワンダフルに突進を仕掛ける
アミナ「やっぱり無理か・・・アングラス!兎に角私達で動き回って挑発!隙を突いて怯ませるよ!」
アングラス「はい!」
キュアアミナとキュアアングラスはガルガルの近くでちょこまかと動き回りヘイトを買う。するとガルガルが標的をキュアワンダフルからキュアアミナとキュアアングラスへとすぐさま変更され猛攻を仕掛ける
アミナ「見た目によらず早い・・・っ!」
アングラス「ライオンの方がまだマシですね・・・ッ!」
ガルガル「ガルガルゥッ!」
ガルガルからの猛攻を何度も躱すが、それでもそれなりのスピードと圧倒的なパワーを兼ね備えた攻撃を躱し続けるのは厳しく、更にキュアアミナが回避した際にバランスを少し崩してしまった為、遂に攻撃が2人に当たってしまう
アミナ「しまっガァッ!?」
アングラス「ッ!?ご主人!キャァッ!?」
フレンディ「アングラス!アミナ!」
かなりふらつきながらも立ち上がる2人。直前に体を反らしてダメージを抑えたのは流石であるが、それでも大きなダメージを負っておりこれ以上は苦しい様子である
ワンダフル「あんなの無茶だよぉ!?」
フレンディ「そうだよ!偶々そのダメージで済んでるけど、当たり所が悪かったら」
アミナ「・・・ふふっ」
フレンディ「何がおかしいの!私は貴女達を思って」
アミナ「私達、思い上がってたみたいね」
フレンディ「え?」
アングラス「えぇ・・・それに、キチンと力を使いこなしていない癖して飛び込んだ結果がこれですからね」
フレンディ「アングラス・・・アミナ・・・」
アミナ「でも、私達は道が違えど、同じゴールを目指している。なら、それは仲間と言えると思う」
アングラス「はい。だからこそ、」
アミナ・アングラス「「私達も、プリキュアを紡ぐ愚者と、して目の前の闇を打ち消す(打ち消します!)」」
キュアアミナ、そしてキュアアングラスが覚悟を決めガルガルと向き合う。すると急に2人のクイックフィズィパクトが光りながら宙に浮きく。そしてその光が弾けて無くなるとそこにはラッパが浮いていた
アングラス「これは・・・ラッパ?」
アミナ「ラッパって・・・打撃には使えるかもだけどこんなのあっても・・・」
4人は使い道を一緒に考えようと頭を捻る。が、ガルガルがそれを許す筈も無く額のクリスタルに力を貯め始めた
アミナ「アングラス!」
アングラス「はい!エスカマシールド!」
ガルガルの貯めた力が兎やペンギンの様なビームとなって撃ちだされる・・・筈だった
アミナ「・・・撃ってこない?いや、撃てない?」
フレンディ「なんで・・・あ、あれ!額に傷が!」
3人も額を見てみると引っ搔かれた様な跡があるのを確認した。それとは対称にガルガルの方は額からビームが未だに出ないだけでなく、力を上手く使えていない感覚を覚えたのかかなり混乱していた
アミナ「兎に角これの事を調べるよ。時間もそんなに無いし」
ワンダフル「うーん・・・あ、もしかしたらこれかも」
キュアワンダフルが何かを思い付いた様で、何をするのかと待っているとおもむろにフレンドリータクトを出した
アングラス「フレンドリータクト・・・ですか。しかし、これとなんの関係が?」
フレンディ「あっ!もしかしたらこれが2人の為のフレンドリータクトなんだよ!」
アングラス「・・・それなら、浄化も出来ますね」
アミナ「・・・アングラス、私の上に乗って」
アングラス「・・・へっ?」
アミナ「聞こえなかった?私の上に乗るの。貴女が」
アングラス「え、あっはい」
アミナ「そうしたら万歳する様な体制になって」
キュアアングラスは困惑しつつもキュアアミナに肩車をしてもらう。そして何故かキュアアミナに「万歳しろ」と言われ更に困惑するも一応実行はした
アミナ「ワンダフル、ガルガルの気を引いて」
ワンダフル「うん!ガルガルー!こっちを向いてー!」
ガルガル「ガルっ?ガッ!?がるぅ・・・」
フレンディ「今だよ!」
アミナ・アングラス「「ドルジーバトランペット!」」
トランペットの上に付いている押し込む部分の内、音が出る所に最も近い方を2人同時に押す
アミナ・アングラス「「2つの音色を1つに!」」
続いて2人が同時に3つの押し込む部分を押し、そのまま口を当てる場所を押し込む
アミナ・アングラス「「プリキュア!ドルジーバ・リベラシオン!」」
持ち方をまるで銃・・・それもライフルを持つかの変え、音の出る方をガルガルに向ける。すると楽譜が出て来てガルガルを包み込む。少しして楽譜が破裂すると中からガルガルにされていた生物がガルガルから戻っていた
熊?「ベアー」
戦いの痕跡が消えていくのと、熊の様な小さな生物・・・キラリンベアーがキュアフレンディの出したトランクでニコガーデンに送っているのを見届けたのち、5人でニコガーデンに移動した
メエメエ「いろは様こむぎ様、今回もお見事でした。そしてキュアアミナにキュアアングラス。貴女達もやっとプリキュアとし」
アミナ「今日は羊の肉が良いわ」
アングラス「では、そこの羊を使いましょうか」
メエメエ「ヒィィッ!?と、兎に角キラリンベアーさんもこの通り」
悟「筋トレしてる・・・」
いろは「強い筈だよ・・・」
キラリンベアー「助けてくれてありがとうベア!」
いろは「元気なって良かった!でも、額の傷。あれは誰が・・・」
キラリンベアー「ハッキリとは覚えてないキラ。でもすっげー強かったぜ!もう1人のプリキュア!」
「もう1人のプリキュア」という言葉に全員が反応するが、それは当然である。なにせ今まで姿を一切見せてないからである
アミナ「(姉さん達はおろか私達も把握してないとなると・・・恐らくそう言う事でしょうね)」
そしてその日の夜。満月の夜に佇む1人の人影が町を跳び回っていた。しかし、その事を知る者は誰1人として居なかった