守護の蛇   作:ディロイ・ファントム

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キュアリリアン、誕生!

 

こむぎ「クンクン・・・クンクンクン」

 

 

いろは「ガルガル居ないねぇ」

 

 

悟「ハムスターのガルガルだから、地中に隠れてるのかも」

 

 

しきは「ハムスターの相手をするのも大変ね・・・こむぎも匂いがわからないみたいだし」

 

 

こむぎ「うぅ・・・犬なのにごめんわん」

 

 

いろは「へーきへーき。猿も木から落ちるって言うし」

 

 

こむぎ「猿!?猿が居るわん!?」

 

 

悟「ことわざだよ。木登りが上手な猿でも木から落ちる事もあるように、名人でも失敗する事があるって言う例え話だよ」

 

 

いろは「動物のことわざって沢山あるんだよね」

 

 

いろは「猫に小判、馬の耳に念仏、藪をつついて蛇を出すとかね」

 

 

こむぎ「犬は!?」

 

 

しきは「飼い犬に手をかまれる、犬も歩けば棒に当たる辺りね」

 

 

こむぎ「当たるわん!昨日いろはとお喋りしながら歩いてたら、ポストにドーン!って当たったわん」

 

 

悟「災難に合う事の例えだね」

 

 

こむぎ「ハムスターは!?」

 

 

しきは「ハムスターは無いけど、鼠ならある」

 

 

悟「ハムスターはキヌゲネズミ科だからね。鼠の仲間だから窮鼠猫を噛む」

 

 

いろは「窮鼠って?」

 

 

しきは「窮鼠は追い詰められた鼠の事で、猫と言う強敵に反撃するって意味」

 

 

いろは「へぇー!」

 

 

悟「・・・所で、なんで藪蛇?」コゴエ

 

 

しきは「いつか分かるだろうし、言わないでおくよ」コゴエ

 

 

 それからハムスターのガルガルを探すも全く見つから無かった

 

 

しきは「(全然見つからない・・・ピアスも使えれば穴に入れて探せれるし追い出して戦う事も出来るけどあの羊は自らバラしたりするなって言ってたからそんな真似はしないし出来ない・・・意趣返しのつもりだったけど相手が相手だし今日でバレるかな)」

 

 

こむぎ「む!この匂いは!」

 

 

しきは「(多分ガルガルでは無いかな)」

 

 

こむぎ「猫も木から落ちる!」

 

 

しきは「(やっぱりね)」

 

 

いろは「ユキちゃんこんにちは」

 

 

こむぎ「何してるわん?」

 

 

 こむぎがそう聞くとユキはそっぽを向いてしまう

 

 

しきは「・・・あぁ、成る程。それならそれで良いんじゃない?」

 

 

ユキ「なに?」

 

 

しきは「守りたいなら、尊重したいなら、まずは向き合う事ね」

 

 

悟「(もしかして、猫屋敷さんを見守ってる?)猫屋敷さんの所に行かないの?」

 

 

ユキ「貴女達には関係無い」

 

 

いろは「まゆちゃんと喧嘩して気まずい感じかな」

 

 

 ユキは僅かだが反応はした。恐らく図星だろう

 

 

いろは「ごめん、昨日たまたま見ちゃって」

 

 

ユキ「私はまゆを守るだけ。まゆに嫌われても構わない」

 

 

こむぎ「嘘わん!ゆきはまゆが大好きなんでしょ!?こむぎはいろはに嫌われるなんて、絶対嫌わん!ユキだって、まゆと一緒に遊んだ方が楽しいに決まってるわん!」

 

 

ピアス「(ここからは彼女等の反応待ちですね。それより・・・)」

 

 

 ピアスの感は当たってしまう。そう、ガルガルが地上に出現したのだ

 

 

こむぎ「!ガルガルわん!」

 

 

しきは「(もう回復した?なら念には念を入れた方が良いか)」

 

 

悟「あっちみたいだ!」

 

 

いろは「ユキちゃん、1つだけ。まゆちゃんとお話ししなよ。貴女の気持ち、貴女の声、伝えてあげて」

 

 

 3人はガルガルが出たであろう方に走って行く。そしてガルガルをみつけたいろはとこむぎが変身するもすぐに逃げられてしまう。尚、その際キュアフレンディは「(ガルガルの声を)聞かせてくれなぁい!?」と言っていたがガルガルは喋れないので聞かすもなにも無いと言うツッコミは野暮である

 

 

しきは「(逃げた?いや、穴を掘ってる辺り何かある・・・私ならどうする?何をする?・・・もし、私がガルガルの立場なら・・・)」

 

 

 ガルガルが逃げたであろう場所をしきはが割り出し追いかける。するとそこには既に変身したキュアニャミーがガルガルと戦おうとしていた所だった

 

 

ニャミー「懲りない子ね。貴方がその気なら仕方が無い・・・構ってあげる」

 

 

 近くにあった枝を踏んづけて割り、戦闘態勢を取った

 

 

フレンディ「待って待ってちょっと待ってぇぇ!!」

 

 

 が、後ろから来たキュアワンダフルとキュアフレンディがその戦闘を妨害する

 

 

ワンダフル「ニャミー!またガルガルに痛い事しようとしてたでしょ!め!」

 

 

ニャミー「貴女達がガルガルをしっかり止めないからじゃない」

 

 

 そう言い争ってるとガルガルから黒いオーラの様な物が出現する

 

 

しきは「姉さん!ガルガルの様子が変!」

 

 

 3人のプリキュアはガルガルの方を向くがもう遅い。ガルガルは額のクリスタルから紫のビームを発射し3人に命中させる

 

 

悟「みんな!」

 

 

 ガルガルから発射されたビームの光が消えるとそこには誰も居なかった・・・様に見えた

 

 

しきは「(姉さん達が小さくなった!?・・・もう、迷ってられない)」

 

 

ワンダフル「ガルガルがおっきくなった!?」

 

 

フレンディ「そんな!?」

 

 

ニャミー「違う!これは・・・」

 

 

フレンディ「私達がちっちゃくなっちゃったー!?」

 

 

ワンダフル「えぇぇぇ!?!?」

 

 

しきは「こうなったら、やるしかない!」

 

 

悟「僕達はプリキュアみたいに強い訳じゃ無いんだよ!?」

 

 

しきは「だからこそよ。ピアス!」

 

 

 しきはがそう言うとピアスが地面に降り、光輝く。そしてその光が収まるとそこには蛇野あんが居た。そして2人は即座にクイックフィズィパクトを手に取り、変身を始める

 

 

あん「クイックフィズィパクト!」

 

 

しきは・あん「「プリキュア!マイエボリューション」」

 

 

アングラス「闇夜すら覆(おお)う眩しき世界!キュアアングラス!私と共に歩みましょう?」

 

 

アミナ「想いの力で守りゆく世界!キュアアミナ!私があなたを守護(まも)るから」

 

 

いろは「しきはが・・・プリキュア・・・」

 

 

 キュアアミナとキュアアングラスは共にガルガルの動きを封じようと動く。が、それと同時にガルガルも小さくなったキュアワンダフル、キュアフレンディ、キュアニャミーを攻撃する。早かったのはガルガルでキュアワンダフルとキュアフレンディは吹っ飛ばされてしまう。キュアニャミーも即座に攻撃に移るも小さいままでは大した威力にならず逆に弾かれてしまう

 

 

アミナ「こっちよ!」

 

 

ガルガル「ガルガルゥ・・・」

 

 

アングラス「こっちです!」

 

 

ガルガル「ガルガルゥ・・・」

 

 

 キュアアミナとキュアアングラスはすばしっこく動き周りターゲットを付けさせない様にする。一応攻撃は飛んで来るものの狙いが定まらない為簡単に避けれる

 

 

アミナ「(そろそろ逃げれた筈。ここで浄化するのが良いけど、その後の事を考えると浄化しない方が良い。ならここは猫騙しで怯ませてから撤退ね・・・)アングラス!撤退して!」

 

 

アングラス「分かりました!」

 

 

ガルガル「ガルガルゥ!」

 

 

アミナ「だと思った」

 

 

 キュアアミナは猫騙しをしてガルガルを怯ませ、一度撤退する。そしてガルガルが気付いた頃にはプリキュアを完全に見失っていた

 

 

アミナ「さて・・・どうしようね?」

 

 

アングラス「といいますと?」

 

 

アミナ「そもそも私達が撤退した理由だけど、あのトランクを持ってるのは姉さん達。そしてここには姉さん達は居ない。だから姉さん達と合流しない事には浄化してもその後がどうしようもない。でも変に撹乱し過ぎて方向もわからないからどうしようかと」

 

 

アングラス「ではその辺りを歩いてはどうでしょう?千里の道も一歩から、です」

 

 

アミナ「・・・そうね」

 

 

 キュアアミナとキュアアングラスは周囲を警戒しつつ小さくなったキュアワンダフルとキュアフレンディを探す事にした。そして突然光が見えたのでそちらに向かうとキュアニャミーを連れたまゆがガルガルに追い詰められていた。そしてその光の正体は鏡石からの力であった

 

 

悟「あれは・・・」

 

 

フレンディ「まゆちゃん・・・」

 

 

ワンダフル「すっごい光ってる!?」

 

 

 まゆとキュアニャミーは眩い光に包まれた。そしてその光の中でまゆはプリキュアになる決心をした

 

 

まゆ「シャイニーキャッツパクト!プリキュア!マイエボリューション!」

 

 

 シャイニーキャッツパクトのアイシャドウを目元に付ける

 

 

まゆ「目元に煌めき!」

 

 

 更にシャイニーキャッツパクトの猫状のスライドを回し口紅を付ける

 

 

リリアン「リップはキュートに」

 

 

 衣装を一気に変化させ、最後にシャイニーキャッツパクトを仕舞う

 

 

リリアン「結んで紡いで繋がる世界!キュアリリアン!怖くない怖くない」

 

 

ニャミー「キュア・・・リリアン」

 

 

悟「新しいプリキュアの誕生だ!」

 

 

ワンダフル・フレンディ「「わんだふるー!」」

 

 

アミナ「まるで覚醒ね」

 

 

アングラス「貴女は何を紡ぐのでしょうね」

 

 

リリアン「ガルガル、もうやめよう。貴方は私やユキと戦う必要は無いの」

 

 

 ガルガルにそう伝えるもやはりガルガルはドングリを撃ち出してくる。が、キュアリリアンはそれを華麗に回避する

 

 

リリアン「ニャミーをお願い」

 

 

ワンダフル・フレンディ・ニャミー・悟「「「「え?」」」」

 

 

アミナ「分かった。けど無茶はしないで」

 

 

 キュアアミナはそう言ってキュアニャミーを預かる。そしてキュアリリアンはガルガルから走って距離を取り始めガルガルもそれに続く。そしてガルガルが再度ドングリを撃ち出すも全て華麗に回避する

 

 

悟「凄い!全部躱した!」

 

 

アミナ「あれじゃまるで新体操ね。逸材とは恐ろしい」

 

 

リリアン「私は貴方の敵じゃない!力になりたいの!」

 

 

ガルガル「ガルガルゥ!」

 

 

 ガルガルは額のクリスタルからビームを撃つ。が、当然と言わんばかりにキュアリリアンは回避する。そして勢い余ったのかガルガルは目の前にあったトイレにぶつかり、そのまま暴れ始める

 

 

リリアン「暴れては駄目!貴方の傷が酷くなっちゃう!」

 

 

 そしてガルガルはキュアリリアンを通過し何処かに走って行く

 

 

アングラス「あの先は・・・ビル!?」

 

 

 ガルガルはビルを器用に登るもののあと少しで完全に登り切れる所で落ちてしまう

 

 

アミナ「ッ!クッションバリア!」

 

 

 キュアアミナがクッションバリアで受け止めようとするも焦りで上手く機能せずバリアが破壊される

 

 

リリアン「リリアンネット!」

 

 

 しかしキュアリリアンが間一髪でリリアンネットを使いガルガルを助ける事に成功する

 

 

アングラス「ご主人・・・」

 

 

アミナ「・・・流石にあれは焦った。リリアンが居て良かった」

 

 

アングラス「・・・去りますか?」

 

 

アミナ「ええ。問い詰められても後で答えれば良い。それに、もう私達は必要無いから。ね」

 

 

 そうしていつの間にかキュアアミナとキュアアングラスの姿は消えていたのだった。残された5人はそれを知らずにキラリンハムスターをニコガーデンに送ったのちまゆとユキが無事仲直りが出来た事を見届けたのだった

 





 えー、大抵の方が気付いたかと思いますが何故かしきは達の変身口上が間違った状態で投降してました。報告してくれたzryさんありがとうございます。因みにまさかと思って20話も確認したらまさかの全く同じミスをしたまま投降する所でしたw

しきは「笑い事じゃ無いんだけど・・・と言うか変身口上が変わると意味が変わるから今後は本当にやめて」

 はい・・・気をつけます
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