守護の蛇   作:ディロイ・ファントム

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大熊牧場で遊ぼ♪

 

 今日は7人でおおくま牧場に来ていた。クラスメイトである大熊の家族で経営している牧場であり、その実家でもある。何故そんな所に来ているのかと言うとその大熊にツアーを提案されたからである

 

 

こむぎ「ひろーい!」

 

 

いろは「動物がいーっぱい!」

 

 

こむぎ・いろは「「わんだふるー!」」

 

 

しきは「(よくそこまではしゃげる・・・)」

 

 

まゆ「わぁみてユキ!お花畑もあるよー!パッチワークの絨毯みたい!すっごく綺麗!」

 

 

ユキ「ええ。素敵ね」

 

 

大熊「改めて説明するね。ここでは動物達と触れ合ったり牧場体験ができたりするよ!更に!夏休みの特別企画!スタンプラリーもやってるよー!」

 

 

こむぎ「スタンプラリー?」

 

 

あん「特定の場所をまわり、スタンプを集めていく遊びの事ですね。全て集めると記念品が貰える事が多いですね」

 

 

こむぎ「うわぁ楽しそう!」

 

 

大熊「うちの場合は動物小屋をまわって集めて行くの。全部集めたら記念品をプレゼント!」

 

 

こむぎ「やりたいやりたーい!」

 

 

 大熊さんの案内の下、最初のスタンプ台に到着する。スタンプは熊の様だ。いろは達がわいわいとしているとしきはが何かに気付き大熊に声をかける

 

 

しきは「・・・ねぇ、あっちに行ってあげて」

 

 

 大熊さんはしきはの見る方を見る。そこには親子がおり、子供の方は今にも泣きそうで・・・いや泣いた。どうやらかの体験をしたい様だがそれが何かまでは分からなかった

 

 

大熊「ごめん。少し待って貰って良い?」

 

 

いろは「うん」

 

 

大熊「ありがとう!」

 

 

 大熊が話を聞きに行った。どうやら乗馬体験をしたかったそうだが時間的にも間に合うかが分からなかった様だ。現在は10時30分であるが大熊に依るとまだ間に合うそうで案内する為に一度その場から親子と共に離れていった

 

 

しきは「あれは完全に社会人のそれだね。ホントに同い年?」

 

 

いろは「だと思うよ」

 

 

 とみんなして驚いて居るといろはが持ってきたミニトランクから鈴の音がなる

 

 

メエメエ「ごきげんよう皆様」

 

 

いろは「急にどうしたの?」

 

 

メエメエ「悟君に皆様が牧場に行くと聞きまして。ですので、ニコ様と共にご一緒させていただきまーす」

 

 

こむぎ「ニコ様も遊ぶのー!?」

 

 

メエメエ「ニコ様も偶には外の空気が吸いたいと思いまして」

 

 

しきは「へー。じゃぁちゃんと後悔してよ」

 

 

メエメエ「へ?それはどう言う・・・」

 

 

 どう言う事かとメエメエが聞こうとしたその時、大熊が運悪く戻って来てしまった

 

 

大熊「えぇ!?!?羊が2本足で立ってるぅ!?」

 

 

メエメエ「メェ!メェ!」

 

 

しきは「(ほらね)何を言ってるの?羊は2本足で立つことは出来ないでしょ?」

 

 

 としきはが言うも大熊はこんな羊が自分の牧場に居たかと疑うが気にしない事にしたそうだ

 

 

大熊「じゃ、宜しくお願いします」

 

 

メエメエ「(そんなぁ・・・)」

 

 

こむぎ「ニコ様の事は任せてねー!」

 

 

しきは「浅はかね・・・」

 

 

あん「自業自得です」

 

 

 そして最初は牛舎に来た

 

 

こむぎ「うわぁ!こんにちは!」

 

 

牛「モォー」

 

 

こむぎ「もぉー!」

 

 

いろは「こっちはご飯中だ」

 

 

悟「これだけ体が大きいと餌の量も凄そうだね」

 

 

しきは「大体30kgぐらい食べて同じ量を排出イメージね」

 

 

大熊「お、しきはちゃん正解!」

 

 

こむぎ「30kgってどのくらい?」

 

 

いろは「こむぎのご飯で言うと・・・この位!」

 

 

 と、イメージで出て来た大きさはこむぎ(犬)と同じ高さの皿にこむぎの1.5倍程の高さまで積み上がったドッグフードであった。恐らくいつもこむぎが食べる量の10倍近くはあるだろう(あくまでも投稿主の憶測)

 

 

こむぎ「こんなに!?」

 

 

大熊「糞も尿も掃除して、牛舎全体の掃除もあるし、体を洗ってあげたりもするよ」

 

 

まゆ「やる事が沢山・・・」

 

 

ユキ「辛くないの?」

 

 

大熊「ううん全然!雨でも雪でも早起きしないとだし、休みも無いけど、ここのみんなが大好きだから。辛くはないし、毎日楽しいよ!」

 

 

しきは「(好きだから、楽しいから続けられる・・・か。それなら私は・・・)」

 

 

 牛舎をあとにし、次は乳搾り体験コーナーに来た。大熊曰く優しく力強く握る事がコツらしい

 

 

しきは「(まゆとユキは牛にビビってる反面、あっちは楽しそう)・・・えっと、こう?」

 

 

 しきはが1度やってみると上手くミルクが出なかった

 

 

しきは「・・・こう?」

 

 

 しきはは両手持ちにして2つ同時に絞ってみる事にした。すると力が安定したのかミルクが出た。因みにピアスもやったがまるで手慣れてるかの様に絞っていた(未経験者です)

 

 

大熊「次はさっきの牛乳でアイスを作ろう!作り方はとっても簡単!」

 

 

 材料は牛乳と生クリームを100ccずつと砂糖40gのみ。2つ用意したボウルのうちの大きい方に氷と塩を入れてその上に材料を入れたボウルを置いて混ぜ、固まったらすくってカップに入れるだけである

 

 

大熊「これでかんせー!」

 

 

しきは「(カイロどこだっけ・・・あった。はいピアス)」

 

 

あん「(ありがとうございますご主人)」

 

 

 みんなで食べてみるがこむぎはかなり気に入ったらしく一瞬で全部食べてしまう。ユキもその光景に疑問を持ちつつも食べてみるとほぼ同じ反応を示した

 

 

あん「これは美味ですね。カイロが無いと食べれない事以外は文句無しです」

 

 

しきは「同じく」

 

 

大熊「・・・なんでカイロ?」

 

 

 そこから色々とまわって行った。子豚にミルクをあげ、乗馬体験をし、アルパカに触れ、ハンモックで休憩をした。そして次は羊が居るエリアに来た。今からここでシープドッグショーをやるそうだ。内容はシンプルで牧羊犬を使い、羊を柵の中に誘導する仕事をショーとして見てもらうだけである

 

 

トレーナー「アンディ、行くよ!」

 

 

 首から下げていた笛を鳴らすことで、アンディと名付けられている犬に指示を出した

 

 

いろは「はっや!?」

 

 

こむぎ「もう見えなくなっちゃった!?」

 

 

 ・・・・・・いつになったら戻って来て来るのだろうか。と観客達が心配になってくる。すると突然何かがこちらに向かって来るのが見えた。よく見ると羊の群れであり、その後ろにはアンディの姿があった

 

 

いろは「あ、アンディだ!」

 

 

悟「あぁやって、羊が群れからはぐれない様にしてるんだ」

 

 

いろは「一匹であの数を・・・凄いね!」

 

 

しきは「アレが居なければ確かに素晴らしい仕事っぷりね」

 

 

 しきはの意味に疑問を持ち、よくよく観察してみるとそこにはメエメエが紛れ込んでいた。なんで居るのかと驚いていたが最初のスタンプ台の所で牧場の人に預けたので居るのは当然である

 

 

男の子「どうしたんだろう・・・」

 

 

しきは「(いつもヘマして妨害する・・・今は助けるけど後で説教ね)あの羊、調子悪いみたいだから応援してあげようか」

 

 

 しきはが隣に居た男の子に優しくそう言い、違和感無く、されどメエメエに羊として振る舞わせて早くこの場から離れれる様に誘導する。するとその男の子からその隣の女の子へ、そしてそのまま周りに広がって全員でメエメエを応援し始める

 

 

女トレーナー「羊達が柵の中に戻って来ましたー!頑張ったアンディに拍手ー!」

 

 

 みんなは迫力とアンディのスゴさに心を奪われており、メエメエが完全にバテて倒れている事に気付いて居なかった。そしてこっそりと7人とメエメエはその場から離れ、人気の無い所に来ていた

 

 

メエメエ「どうして・・・こんなメェに。こんな筈では・・・」

 

 

悟「頑張ったねぇメエメエ」

 

 

しきは「とは言っても自業自得。ここに来る事が分かってる時点でバレたらどうなるかのリスクと確率が分からなかったみたいだし、寧ろこの程度で済んで良かった」

 

 

メエメエ「ワタクシはこうやって楽しみたかったんです!こうなるとは思ってなかったんです!」

 

 

 と、悟と遊ぶ妄想をしてたがしきはから冷たい一撃が飛んでくる

 

 

しきは「貴方と言う存在そのものが邪魔。消えて」

 

 

メエメエ「邪魔!?別に邪魔はしてないじゃないですか!」

 

 

 とメエメエが怒ると今度はこむぎがメエメエをつつく

 

 

メエメエ「なんです!」

 

 

こむぎ「ニコ様光ってるよ」

 

 

メエメエ「メェェェェェェェェ!?!?!?ニコ様!」

 

 

いろは「きっと、ニコ様も楽しかったんじゃないかな」

 

 

メエメエ「ニコ様・・・ニコ様がご満足ならワタクシそれで結構です。執事冥利に尽きます」

 

 

 と、メエメエが喜んでいたのと時を同じくして羊がいるエリアにあった黒い卵が孵化を始めた。そして中からガルガルが出現する。それと同時に動物達が暴れ始める

 

 

いろは「みんな行くよ!」

 

 

こむぎ「うん!」

しきは・あん「「はい!」」

まゆ・ユキ「「ええ!」」

 

 

 6人はそれぞれのパクトを構え、変身準備に入る

 

 

こむぎ「ワンダフルパクト!」

 

 

こむぎ・いろは「「プリキュア!マイエボリューション!」」

 

 

こむぎ「スリー!」

 

 

いろは「ツー!」

 

 

こむぎ「ワンっ!」

 

 

ワンダフル「みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル!いっしょに遊ぼ♪」

 

 

フレンディ「みんなの笑顔で彩る世界!キュアフレンディ!あなたの声を聞かせて

 

 

あん「クイックフィズィパクト!」

 

 

しきは・あん「「プリキュア!マイエボリューション」」

 

 

アングラス「闇夜すら覆(おお)う眩しき世界!キュアアングラス!私と共に歩みましょう?」

 

 

アミナ「想いの力で守りゆく世界!キュアアミナ!私があなたを守護(まも)るから」

 

 

ユキ「シャイニーキャッツパクト!」

 

 

ユキ・まゆ「「プリキュア!マイエボリューション!」」

 

 

 シャイニーキャッツパクトのアイシャドウを目元に付ける

 

 

まゆ「目元に煌めき!」

 

 

 更にシャイニーキャッツパクトの猫状のスライドを回し口紅を付ける

 

 

ニャミー「リップはキュートに」

 

 

 衣装を一気に変化させ、最後にシャイニーキャッツパクトを仕舞う

 

 

ニャミー「気高く可愛く煌めく世界!キュアニャミー!仕方が無い、構ってあげる」

 

 

リリアン「結んで紡いで繋がる世界!キュアリリアン!怖くない怖くない」

 

 

ガルガル「ガルガルゥ!」

 

 

悟「あのガルガルは・・・アルパカだ!」

 

 

リリアン「え?さっき触れ合ったのと違う気が」

 

 

悟「あれは、毛が刈られていたからだよ」

 

 

リリアン「そうなんだ!なんだか違う動物みたい!」

 

 

ガルガル「ガルガルゥ!」

 

 

ワンダフル「もぅなんでガルガルするかなぁ!ガルガルしても良いことないよ!」

 

 

 とキュアワンダフルは怒る(?)がそんなのお構い無しと言わんばかりに何かを吐いて来た。全員跳んで避けたが吐いた先にあった餌置き場にぶつかり溶けていった

 

 

リリアン「と、溶けた!?」

 

 

ニャミー「あれは何!?」

 

 

アミナ「どう見ても酸性の唾・・・いや、酸性になった唾だった物ね」

 

 

ワンダフル・フレンディ・リリアン「「「ヒィィ!?」」」

 

 

 キュアワンダフル、キュアフレンディ、キュアリリアンが驚くのも無理は無い。知っての通り酸性と言うのは所謂物体を「溶かす」事が可能な性質の事を指しており、主に胃液が挙げられる。そしてこの攻撃に当たると言う事は、言ってしまえば強力な胃液に触れる事と同義である。それ即ち死亡を意味するのである

 

 

アングラス「酸性であるなら口を塞ぐのがベストですが、それでガルガルが焦って自滅するのは勘弁願いたいですね」

 

 

フレンディ「ぜんっぜん近付けない!」

 

 

ワンダフル「あのボールずるいよぉ!」

 

 

リリアン「前からが駄目なら!」

 

 

ニャミー「後ろから!」

 

 

 と後ろから走って仕掛ける。だがそんな甘くは無くガルガルは蹴りで応戦しようとする。間一髪で避ける事が出来た物のこれでは戦いにならない為隠れて作戦を練る事にした

 

 

フレンディ「前からはあの危ないボール」

 

 

リリアン「後ろはキック」

 

 

ワンダフル「どーしよぉ!!」

 

 

アングラス「・・・ふふっ」

 

 

 キュアアングラスは何かを思いついたのか少し微笑む。が、来てはならない人物が来た事で全員の思考が中断される

 

 

大熊「あぁっ!?」

 

 

 そこに居たのは同じクラスの大熊であった

 

 

ガルガル「ガルゥ?」

 

 

大熊「・・・なに」

 

 

フレンディ「大熊ちゃん!?」

 

 

大熊「あっちに行って!」

 

 

ガルガル「ガルッ!?」

 

 

 大熊とその側に居た子牛が恐怖で震える。そしてガルガルから紫の酸性になった唾が吐かれる。それが当たって・・・なんて事は無くその前にキュアアングラスのエスカマシールドで防ぐ。悟はその隙を付いて大熊をその場から離す

 

 

アングラス「ご主人、ショータイムと参りませんか?」

 

 

アミナ「・・・喜んで」

 

 

フレンディ「なにするつもりなんだろう・・・」

 

 

 そう思い見守って居るとまずはキュアアミナがガルガルから見て左に出て来る

 

 

アミナ「私に攻撃を当てれる?」

 

 

 そう言いつつ周りに3つのクッションバリアを展開する。ガルガルは全て破壊しつつキュアアミナに当てるつもりで紫の弾を放つ。しかし実際にはキュアアミナにだけは当たらず、クッションバリアには全て当たって壊れていた

 

 

ガルガル「ガ、ガルゥ!?」

 

 

アミナ「今度は当たるかもね」

 

 

 そう言ってキュアアミナはクッションバリアを無数に展開する。その数凡そ17

 

 

ガルガル「ガルゥ!ガルゥ!」

 

 

 ガルガルは再度クッションバリアとキュアアミナに向けて紫の弾を放つ。が、今度もキュアアミナに当たる事は無く、クッションバリアは全て破壊され・・・なかった

 

 

ガルガル「ガァルゥ!?」

 

 

 厳密には「クッションバリアは破壊されなかった」ではなく「クッションバリアの中に隠れてたエスカマシールドは壊れなかった」が正解である

 

 

ガルガル「ガ、ガルゥ!?ガルゥ!?」

 

 

 ガルガルは困惑しているがそれも当然。ガルガルにしてみればさっきはあんなにあっさり壊れたバリアが今度は形は違えど全く無傷で存在しているのだ。恐怖でしか無く、もっと言えばこの場から今すぐにでも逃げたい。だが目の前の存在がそれを許さないし許してくれないだろう

 

 

アングラス「ワンダフル!フレンディ!」

 

 

 キュアワンダフルとキュアフレンディはフレンドリータクトを出現させ、浄化の準備に入った

 

 

ワンダフル・フレンディ「「フレンドリータクト!ワンダフルを君に!」」

 

 

 キュアワンダフルがキュアフレンディに犬の耳を描き、キュアフレンディがキュアワンダフルに犬の尻尾を描く

 

 

ワンダフル・フレンディ「「わんわん!わーん!ガルガルな心飛んでけ!プリキュア!フレンドリベラーレ!」」

 

 

アルパカ「ニコニコォ」

 

 

フレンディ「おいでおいでー」

 

 

ワンダフル・フレンディ「「お家にお帰り」」

 

 

いろは「大熊ちゃん達無事で良かった」

 

 

悟「動物達の様子を見るから、また後で合流しようって」

 

 

しきは「なら姉さん。私は先にピアスと回ってくる」

 

 

いろは「あ、うん。分かった」

 

 

 2人はそう言って離れていく。そして時間が経ち夕方。最後のスタンプ台の所に来ていた

 

 

こむぎ「や、やったぁぁぁぁぁ!!!」

メエメエ「や、やりましたぁぁぁぁ!!」

 

 

大熊「おーい!スタンプ揃った?」

 

 

こむぎ「うん。バッチリ!」

 

 

 そう言ってスタンプカードを見せるこむぎ。記念品は犬(アンディ)、アルパカの親子、豚、アルパカ(単体)、馬、牛2つのシールであった。それは全部この大熊牧場の動物達であったそして

 

 

大熊「はい、チーズ!」

 

 

 8人と1匹の自撮りの記念写真を大熊と共に撮ったのである

 

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