守護の蛇   作:ディロイ・ファントム

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マルっとアニマルスマイル

 

 ある日の休日。犬飼家のドッグランに大量の犬が遊びに来ていた

 

 

あん「ご主人、どうですか進捗は」

 

 

しきは「丁度終わった所」

 

 

あん「そうですか。それにしてもご主人はいつも何かの自主学習をしてる様に感じますが何故ですか?」

 

 

しきは「自主学習と言うよりは唯の勉強かな。取りたい資格があるからそれに向けて勉強してるだけ。今の内からある程度学習しとけば後で楽でしょ?」

 

 

あん「成る程」

 

 

しきは「まゆ達も来てるだろうし下に行こうか」

 

 

 ピアスは蛇の姿に戻りしきはの腹に巻きついた

 

 

しきは「思ったより来てる・・・あ、終わってたんだ」

 

 

 しきははドッグランに行く為の階段近くに居たいろはとまゆの元に移動する

 

 

まゆ「あのーいろはちゃん。あの声って・・・」

 

 

しきは「お父さん曰くスマイルボイスだって」

 

 

まゆ「うわぁぁ!?」

 

 

いろは「いつからそこに!?」

 

 

しきは「今さっき。で、あれは主に犬に対してやると効果があって低くて太い声、つまりお父さんの様な声は怒られてると感じるからその対策」

 

 

まゆ「だからあの声、スマイルボイスを使ってるんだね」

 

 

いろは「うん」

 

 

ユキ「・・・あのモカって子全然来ないにゃ」

 

 

しきは「(あのモカって子は中々難しい。トリマーとしてはもう少し大人しくしてくれると有り難いんだけど・・・)」

 

 

 暫くして

 

 

剛「トォー!ソレェ!」

 

 

まゆ「さっきよりもパワフルに遊んでるね・・・」

 

 

いろは「うん。凄く楽しそう」

 

 

しきは「・・・爪チェックして貰いたいならまだ時間掛かるよ。悟」

 

 

悟「なんでノールックでわかるのさ・・・」

 

 

いろは「そうだ!終わるまで私の部屋で遊ばない?」

 

 

悟「えぇっ!?」

 

 

 いろはの部屋にいろは、まゆ、しきはの順で入る。が、悟が部屋の前で止まってしまった

 

 

しきは「・・・」

 

 

悟「(犬飼さんの部屋・・・始めての犬飼さんのh)」

 

 

 しきはは状況を察し首をつかんで部屋に強制連行した

 

 

まゆ「好きな子の部屋は緊張するよねー(小声)」

 

 

悟「そんな事!(小声)」

 

 

いろは「適当に座ってねー」

 

 

 しきははみんながくつろいでる中、何かの参考書の様な物を読んでいた

 

 

ユキ「爪が全然引っかからない」

 

 

まゆ「ヤスリで磨くと仕上がりが全然違うんだねー」

 

 

悟「へー流石だね」

 

 

まゆ「うん。凄いねいろはちゃん達のお父さん」

 

 

いろは「でしょでしょー。うちのお父さん凄いんだー」

 

 

悟「僕、色々調べたんだけど男の人のトリマーさんって珍しいんだってね。だから気になっちゃって。どんなきっかけでトリマーになったんだろうって」

 

 

まゆ「2人共知ってる?」

 

 

いろは「え?うーん・・・そう言えば聞いた事無いかも」

 

 

しきは「私も知らない」

 

 

陽子「おやつを持って来たわよー」

 

 

メエメエ「おいしいお茶もご興味くださいませ」

 

 

いろは「ねぇお母さん。お父さんってどうやってトリマーになったの?」

 

 

陽子「え?剛くんが?」

 

 

いろは「そう!」

 

 

陽子「それはね、すっごく、頑張ったからだよ」

 

 

しきは「(違う、そうじゃない)」

 

 

 5人はベランダに出てどうして犬飼剛がトリマーになったのかを聞く

 

 

陽子「剛くんと1番最初に会ったのが廃品公園のペットフリーエリアなの。剛くん毎日毎日通ってて、どうしてなのかなーって思って、話しかけたら『トリマーになるのが夢だ』って教えてくれたのよ。でもw剛くんの声って低くて太いから全然ワンちゃん達が懐いてくれなくてね。それでアドバイスしたの。声をなるべく高く柔らかくしたらって。そしたら『成る程。顔も心も声も、全部マルっとスマイルにするんですね』って。剛くんがトリマーになれたのは、いつでも動物に一生懸命寄り添って、すっごく頑張ったから」

 

 

まゆ「顔も心も声も、全部スマイル」

 

 

いろは「そこからスマイルボイスが生まれたんだね」

 

 

まゆ「その後お2人はどうなったんですか?」

 

 

陽子「私その時、丁度この街でサロンを併設した動物病院を開こうと思ってたの。剛くんは理想のトリマーだったから、一緒にやらないって誘ったのよ」

 

 

いろは・しきは・まゆ・悟・メエメエ・ニコ「「「「「「へぇ」」」」」」

 

 

いろは「知らなかった。お父さんとお母さんにそんな事があったなんて」

 

 

こむぎ「ただいまー。あー楽しかった!」

 

 

いろは「こむぎおつかれ」

 

 

陽子「剛くんの手伝いありがとうね。飲み物持って来るわね」

 

 

こむぎ「わーい!」

 

 

ピアス「モカと無事友達なれたからトリミングに行った、と言った所でしょうか?」

 

 

こむぎ「せーかーい!」

 

 

しきは「(さてと、私はやる事無いし勉強してよ・・・)」

 

 

 しきははいろはのベッドに座り参考書を開く。するとこむぎ、ピアス、ユキ、ニコがガオガオーンに反応した

 

 

こむぎ「あ!」

 

 

ニコ「この声!」

 

 

ユキ「ガオガオーン!」

 

 

いろは「みんな!」

 

 

まゆ「うん!」

 

 

 6人は各々のパクトを持ち、変身に入る

 

 

こむぎ・いろは「「ワンダフルパクト!」」

 

 

しきは・あん「「クイックフィズィパクト!」」

 

 

まゆ・ユキ「「シャイニーキャッツパクト!」」

 

 

こむぎ・いろは・しきは・あん・まゆ・ユキ「「「「「「プリキュア!マイエボリューション!」」」」」

 

 

こむぎ「スリー!」

 

 

いろは「ツー!」

 

 

こむぎ「ワンっ!」

 

 

ワンダフル「みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル!いっしょに遊ぼ♪」

 

 

フレンディ「みんなの笑顔で彩る世界!キュアフレンディ!あなたの声を聞かせて」

 

 

デュプノス「心重なる優しき世界!キュアデュプノス!貴方の氷を溶かしてあげる」

 

 

ニャミー「気高く可愛く煌めく世界!キュアニャミー!仕方が無い、構ってあげる」

 

 

リリアン「結んで紡いで繋がる世界!キュアリリアン!怖くない怖くない」

 

 

ワンダフル「みんな一緒に!」

 

 

フレンディ「せーの!」

 

 

ワンダフル・フレンディ・デュプノス・ニャミー・リリアン「「「「「わんだふるぷりきゅあ!」」」」」

 

 

トラメ「よっしゃガオガオーン!暴れまくってやろうぜ!」

 

 

ガオガオーン「ガオガオーン・・・」

 

 

トラメ「けっ、まーた来やがったか。けどコイツは止められねぇぞ!」

 

 

ワンダフル・フレンディ「「あぁ!」」

 

 

 ガオガオーンは街路樹に突進しなぎ倒してしまう

 

 

ワンダフル「凄い頭突き!?あ、違うね。あれは鼻プッシュ?悟、あの子って」

 

 

悟「短い鼻に突進力・・・豚?いや、イノシシにも似ている」

 

 

デュプノス「イノシシ・・・」

 

 

ガオガオーン「ガオガオーン!」

 

 

フレンディ「駄目だよそっち行っちゃ!」

 

 

ニャミー「追いかけないと!」

 

 

 豚なのかイノシシなのか分からないガオガオーンが何処かに駆けていく。それを追いかけもう少しで追い付きそうな所で道を急に変えてしまった

 

 

ワンダフル「ストップストップ!」

 

 

 そのまま色んな所に突進して行くガオガオーン。そしてその先にあったのは

 

 

ニャミー「今度は信号機!?」

 

 

 破壊されたくない物である信号機であった。が

 

 

リリアン「えぇ!?」

 

 

 信号機の手前でまた曲がってしまいまたもやあちこちを荒らし回って行く

 

 

ワンダフル「もう!あちこち行き過ぎ!」

 

 

リリアン「いったいどうしたら止まってくれるのー!」

 

 

悟「豚やイノシシは泥遊びが好きなんだ!だから、河川敷の、泥溜まりがある場所に誘導出来たら良いんだけど」

 

 

ニャミー「誘導って、全然私達の方を見ないのに」

 

 

デュプノス「それでも、私1人ででも!」

 

 

 キュアデュプノスはキラリンライオンのスピード、キラリンコジカのジャンプ力、キラリンスワンの飛行能力を組み合わせて先行していく

 

 

フレンディ「デュプノス!・・・あ、だったらスマイルお父さん作戦で行こう!」

 

 

ワンダフル「スマイルお父さん作戦?」

 

 

フレンディ「みんな、あの子の後ろじゃなくて、前にゴーだよ」

 

 

リリアン「ま、前・・・」

 

 

 キュアリリアンが不安になるのは当たり前である。あんな突進力をみてしまっては前に出るのは幾らプリキュアとてひとたまりもないだろう。それを知ってて尚前に出るのは余程学習能力の無い馬鹿か勝てる算段があるか自殺志願者のどれかだけである

 

 

ニャミー「行こうリリアン!」

 

 

リリアン「・・・うん!」

 

 

 結局全員がガオガオーンの前に出る事になった。何をするつもりなのだろうか

 

 

デュプノス「ガオガオーン!こっちに来なさい!」

 

 

 先行していたキュアデュプノスはガオガオーンを誘導する為に挑する。だが、一向に振り向いてはくれない。だが、キュアデュプノスは何かしらの規則性を見いだした様で顔は微笑んでいた。そんな時に残りの4人がガオガオーンに追い付き、前に出る事に成功した

 

 

トラメ「おー?そんな所に居たら、ぶっ飛ばされちまうぞ」

 

 

 ガオガオーンもぶっ飛ばす気満々と言わんばかりに前足を動かしている。そこに誰かが手を叩き、ガオガオーンの興味を引いた。正体はキュアフレンディである

 

 

フレンディ「こっちー、こっちだよガオちゃーん。みんなであの子の興味を引こう!マルっとアニマルスマイルで!」

 

 

ワンダフル「そっかぁ!お父さんがモカにやったみたいにやるんだね!」

 

 

ガオガオーン「ガオガオーン!」

 

 

 ガオガオーンがキュアフレンディに向かって突進する。だが、またしても何処からか手を叩く音が聞こえた為足を止めてそちらの方を向く。今度はキュアワンダフルであった

 

 

ワンダフル「ガオちゃんガオちゃん、こっちにおいでー!」

 

 

 ガオガオーンは次の対象をキュアワンダフルに変更し、突進する

 

 

悟「いい感じ。そのまま河川敷に!」

 

 

ニャミー「次はこっちよ!」

 

 

リリアン「!ほら、これ見て!面白そうな物があるよ!」

 

 

 同じ様にキュアニャミーもキュアリリアンもやってみるが全く見向きもされなかった

 

 

ニャミー「こっちだってば!」

 

デュプノス「誘導はこうやるの」

 

 

 いつの間にかキュアニャミーとキュアリリアンの背後に居たキュアデュプノスはその反対側に一瞬で移動し、仁王立ちで力強く言葉を放った

 

 

デュプノス「貴方の相手は私ッ!来なさいッ!」

 

 

 ガオガオーンは一瞬だけそちらをみるがそこから放たれる何かに当てられ、別方向に走る。だが、それをさせる程甘くはなく、先回りしたキュアデュプノスに逃走ルートを防がれてしまう。そしてキュアニャミーとキュアリリアンの方に走っていき見事に1人で誘導してみせた

 

 

トラメ「( ゚д゚)ポカーン・・・あっおい!そっちじゃ無いだろぉ!?」

 

 

 ガオガオーンが走って行く先には河川敷があり、見事誘導成功である

 

 

悟「はぁ、はぁ、もう少し!その先に、泥溜まりがある筈だよ!」

 

 

ワンダフル「おっけー!」

 

 

 悟に言われた通りに進むと泥溜まりを見つける。そしてみんなで楽しそうに泥で遊ぶ姿をガオガオーンに見せつけると鼻息を物凄く荒くして泥溜まりに突撃し、そこに留まって遊び始める

 

 

リリアン「やった!」

 

 

ニャミー「今よ!」

 

 

ニコ「ニコの力をみんなに!」

 

 

 キュアワンダフルが鍵を使ってダイヤモンドリボンキャッスルの上の方にある開閉部分を開ける

 

 

ワンダフル・フレンディ・ニャミー・リリアン「「「「開け!ニコエボリューション!」」」」

 

 

 開閉した場所から光が4本出現し、キュアニャミー、キュアワンダフル、キュアフレンディ、キュアリリアンのリボンに当たる。4人がリボンに触れると衣装が変わり、プリキュア・ダイヤモンドリボンスタイルに変化する

 

 

ワンダフル・フレンディ・ニャミー・リリアン「「「「ダイヤモンドリボンスタイル!もーっと友達!プリキュア!エターナル・キズナ・シャワー!」」」」

 

 

 ダイヤモンドリボンキャッスルの下の開閉部分が開き大きな泡が生成されるがその直後に破裂し、小さな泡が沢山ガオガオーンに向かって放出される。その中の泡の1つがガオガオーンを包み込み、浄化を完了させる

 

 

悟「豚のガオガオーンだったんだね」

 

 

トラメ「ちぇっ!もっとぶっ壊したかったのになぁ・・・ま、いっか。次はもっとやってやるからなぁ!」

 

 

 そう言い残してトラメは消えてった。そしてしきはの部屋にて

 

 

しきは「・・・ピアス、体の方は大丈夫?」

 

 

ピアス「?なんともありませんが?」

 

 

しきは「じゃぁ私だけか」

 

 

ピアス「・・・やはり、そう言う事だったのですね」

 

 

しきは「ま、分かるよね。良いよ別に。こうなってからは覚悟してたし。体を書き換えてる以上は不思議じゃない」

 

 

あん「・・・お大事に」

 

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