しきは「今のままじゃ合格には程遠い。勉強時間を増やすのもそうだけど実際に研修を受けるのも視野にいれた方が良いのかも・・・」
しきははいろはより先に帰り勉強をしていた。そしてふと窓を開けると客とその飼い犬がいろはと共に居るのを見つけた
しきは「もう姉さん帰って来てたんだ・・・あの3人がコソコソしてるのは・・・この際いいか」
しきはは窓から体を乗り出してそのままドッグランに着地する。ほぼ日常的にやっているのでそこまで痛くは無いらしい
いろは「もーけいじくんはしゃぎ過ぎだよー!」
圭一「大好きないろはちゃんに会えたからね。多目にみてよ」
しきは「お久しぶりですね。上からですみません」
男性「あいからわず上から飛び降りれるんだね。痛くないのかい?」
しきは「慣れればそこまで・・・そこの3人!出て来なさい!」
悟、まゆ、ユキの3人が潜んでいる柵に向かってそう叫ぶ
いろは「ん?そこに誰か居るの?ってみんな!来てくれたんだ!」
3人はドッグランの中に入り、いろはと共にいる男性の事を紹介してもらう事になった
いろは「紹介するね。けいじくんと、飼い主の圭一さん」
悟・まゆ「「けいじくんと・・・圭一さん・・・?」」
いろは「圭一さん、こちら悟くんとまゆちゃんとユキちゃん」
圭一「こんにちは」
悟・まゆ「「ど、どうも・・・」」
いろは「けいじくんはね、嘱託警察犬を目指してるんだよ」
まゆ「食卓警察犬?」
まゆは食卓の近くで警備してる犬を想像したがそういう物では無い
しきは「嘱託は職務委託の事。要は警察犬としての能力を持ってるペットの犬の事。勿論その為の試験に合格しないといけないけどね」
まゆ「へー!すごい!」
こむぎ「わんわん!」
ユキ「別に貴女は褒めてない」
悟「成る程、だから頑張りやさん・・・良かった」
ユキ「そうでも無いみたいよ・・・馬が合うみたいね」
しきは「(にしても、本当に仲が良い・・・ま、だからといって本当にそれだけだからどうでもいいと言えばどうでもいいんだけど)」
悟「僕、今日はこれで」
まゆ「えっ・・・あっ、じゃぁ私も・・・またねー2人共」
悟、まゆ、ユキの3人はどう言う訳か帰って行ってしまった
いろは「?うん。またねー」
こむぎ「わんわーん」
しきは「(・・・さっきの感じ、多分だけど嫉妬心・・・でも嫉妬する様な要素は何処にも無かった。なら気の所為?いや違う。あれは明らかに嫉妬してる感じだった・・・追った方が良さそう)」
いろは「・・・?しきは?」
しきは「ん?ごめん。少し考えごとしてた。ちょっと散歩してくる」
しきははそう言って悟のあとを追った
悟「・・・それは、いやだ」
ユキ「決まりね。戻りましょ」
悟「え?」
ユキ「先手必勝。あの圭一とか言う人に取られる前に告白するの」
悟「そんな!急に」
しきは「言った所で困惑させるだけだと思うけど?」
まゆ「しきはちゃん!どうしてこっちに?」
しきは「嫌な予感がしただけ。その様子だとそっちもあっちも少し時間が要りそうだし。私はこう言うのは苦手だから年長者の力を借りるよ。と言う訳だから何か無い?ニコ」
悟「ニコ様!?」
ニコ「あるよー!こう言う時は経験豊富な先輩達に聞いちゃおー!」
そしてニコガーデンに行き、メエメエにも事情を軽く話して協力してもらう事になった。最初はキラリンスワンの求愛行動からだ
メエメエ「キラリンスワンさんの求愛行動は華麗なダンス」
しきは「(・・・華麗?)」
メエメエ「ニコカバさんの求愛行動は口を大きく開けてダイナミック!」
カバ「(好みじゃない)」
悟「(そんなぁ・・・)」
メエメエ「ジャブ!ストレート!アッパー!ニコカンガルーさんは拳で愛を勝ち取るタイプ!諸凸猛進のラブファイターなのです!」
メエメエが説明している間に悟も一緒にその求愛行動を真似ていたのだが、メエメエがカンガルー式の求愛行動を説明している時は後ろでしきはとピアスも一緒になってやっていた。勿論悟よりキレも良くスピードもあり、悟が若干引いていた
メエメエ「いかがでしたか?皆さんの求愛行動は・・しかし、何故急に知りたくなったんです?」
ニコ「悟はいろはに告白したいんだって」
メエメエ「(°o°)」
メエメエ「めぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」
ユキ「知らなかったの?」
メエメエ「知らなかったぁ・・・あんなに一緒にお話ししてたのにぃぃ・・・めぇぇぇぇぇ!!」
メエメエはショックのあまり倒れた状態で涙を流していたので涙が上に・・・上?に垂れていた
ニコ「悟はいろはのどんな所が好きなの?」
悟「えっ!?」
まゆ「私も聞きたい!」
悟「えっあぁのそれは・・・」
まゆ「いっぱいあるんだねぇ・・・じゃあ、出会いは!いろはちゃんとはどんなふうに出会ったの?」
悟「それは、3年前、大福と出会った時・・・」
のちに悟が大福と名付ける事になる兎が蛇に襲われた所を助け、その後に向かったのがフレンドリィ動物病院・・・つまり犬飼家に行き治療をしてもらったのだ
いろは『大丈夫だよ。心配要らないよ。お母さんが見てくれてるから。ね?大丈夫』
暫くして治療が終わり、左の耳が包帯で巻かれた状態で悟の元に渡された
悟『あったかい・・・』
いろは『兎障るの始めて?』
悟『うん』
いろは『傷は深くなかったからすぐ元気になるって。よかったね』
悟『うん・・・あの、この子の耳、ずっと垂れてるけど怪我のせい?』
いろは『ううん。この子はロップイヤーって言って元々耳が垂れてる種類なんだよ』
悟『そうなんだ。怪我のせいじゃ無くてよかった』
いろは『やさしいんだね』
まゆ「そっかぁ・・・」
しきは「あの時に一目惚れしてたんだ」
悟「一緒に居ると楽しくて、犬飼さんが笑うと、心が温かくなるんだ。沢山話たくて、動物の事沢山勉強したりして、それで犬飼さんが笑顔になってくれたら、僕も嬉しくて」
まゆ「その気持ちを、素直に伝えたら良いんじゃないかな?」
悟「素直に?・・・うん、そうだね。素直、素直・・・」
しきは「・・・あっ」
悟「つまりシンプル且つわかりやす整理して伝える必要がある。まずこの気持ちを」
メエメエ「悟くーん!悟くんはいつまでもワタクシとお友達ですよね!?これからもお話してくれますよね!?ね!?」
悟「告白に相応しい文章を」
メエメエ「しゃとるくんがわたくしのはなじをぎいてぐれないぃぃぃぃぃ!!!」
ピアス「はぁ・・・」
しきは「(そもそも姉さんはそこまで頭良いわけじゃないから伝わるか怪しくない?)」
と、そんな事をしているとニコがガオガオーンの出現を感知した
ニコ「っ!みんな!」
しきは・ピアス・まゆ・ユキ・悟・メエメエ「「「「「「っ!」」」」」」
トラメ「いいぞー!もっとやれーガオガオーン!」
いろは「やめて!」
トラメ「お?来たな!・・・おん?なーんか少なくねー?もっといっぱいいたろ」
こむぎ「いっぱいじゃないよ!全部で6人!」
こむぎはそう言って両手を3にしてトラメに見せる(画面では小さいので手だけ拡大されてる)
トラメ「3より多い時はいっぱいだ!」
こむぎ「違うよ!3の次は4!その次が5でそのあとが6!学校で習ったもん!」
こむぎがそう言っていると残りが集まって来た
あん「そんなので威張らないで下さい」
こむぎ・いろは「「みんな!」」
いろは「みんな、いこう!」
こむぎ・しきは・あん・まゆ・ユキ「「「「「うん(ええ)!」」」」」
こむぎ・いろは「「ワンダフルパクト!」」
しきは・あん「「クイックフィズィパクト!」」
まゆ・ユキ「「シャイニーキャッツパクト!」」
こむぎ・いろは・しきは・あん・まゆ・ユキ「「「「「「プリキュア!マイエボリューション!」」」」」
こむぎ「スリー!」
いろは「ツー!」
こむぎ「ワンっ!」
ワンダフル「みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル!いっしょに遊ぼ♪」
フレンディ「みんなの笑顔で彩る世界!キュアフレンディ!あなたの声を聞かせて」
デュプノス「心重なる優しき世界!キュアデュプノス!貴方の氷を溶かしてあげる」
ニャミー「気高く可愛く煌めく世界!キュアニャミー!仕方が無い、構ってあげる」
リリアン「結んで紡いで繋がる世界!キュアリリアン!怖くない怖くない」
ワンダフル「みんな一緒に!」
フレンディ「せーの!」
ワンダフル・フレンディ・デュプノス・ニャミー・リリアン「「「「「わんだふるぷりきゅあ!」」」」」
全員で一斉にガオガオーンに突撃しに行く。が、鋭いパンチで起こった風圧で空中にいたキュアワンダフルとキュアフレンディがふっ飛ばされてしまう
デュプノス「カンガルーのガオガオーン・・・っ!」
カンガルーのガオガオーンは尻尾を使ってキュアニャミー、キュアリリアン、キュアデュプノスに対して攻撃する。当たりはしないが尻尾さばきが上手く中々近付く事が出来ないでいた。その上パンチもかなり強く接近させて貰えない
フレンディ「ガオガオーン!落ち着いて!私達敵じゃないよ!」
キュアフレンディがそう呼びかけるがガオガオーンはキュアフレンディにターゲットを定め、勢い良く殴りに行く
フレンディ「リボンバリア!」
ガオガオーンは5発程パンチした所で殴っても効果がない事に気付いたのか急にリボンバリアの上を掴み、尻尾で体を支えて両足を浮かせ、とても強烈な蹴りをリボンバリア越しにおみまいませる。その強さはバリア越しとは言えものすごい勢いで後ろにあった木に勢いよくぶつかり、そのまま少しの間動けなくなった程である。勿論そんな事をされて黙って居ないのがこの中に1人いた。そう、キュアデュプノスである
トラメ「いいぞー!もっと暴れろー!」
ガオガオーン「ガオガオーン!」
ガオガオーンはキュアワンダフルに向かって移動する。が、誰かの声でその歩みを止める事になる(カンガルーは歩かないなんて言ってはいけない)
デュプノス「私が相手になる!来なさいッ!」
ガオガオーン「ガオ?ガオガオーン!」
ガオガオーンがキュアデュプノスの目前にまで迫るがまだ動かない。そしてガオガオーンが思いっ切りパンチしても微動だにせず、当たってしまったかに思えた。が、そんな事は無くその後ろからまた声が聞こえた
デュプノス「そんな攻撃に当たるわけ無いでしょ」
ガオガオーン「ガオッ!?ガオガ、オン!」
今度は飛んで攻撃を避けた。勿論ガオガオーンは当たらない事に怒りを覚え必要に追いかけ始める。その間に悟がキュアフレンディに駆け寄って心配する。だが、キュアフレンディはガオガオーンを助けると言ってそのまま駆け出してしまった
デュプノス「フレンディ・・・そう言えば、さっきから後ろへの反応が鈍い・・・成る程ね。みんな!カンガルーは背後が弱点!撹乱して隙を作る!」
その声にキュアフレンディ以外が反応し、キラリンライオンの力も借りて撹乱し始める。が、キュアフレンディだけは何かを思い付いたのかガオガオーンを挑発してある場所へと誘導し始める
トラメ「なっおい!何処いくんだよ!」
リリアン「フレンディ!?」
デュプノス「・・・成る程、流石姉さん。やりたい事は分かったよ」
キュアデュプノスはその「やりたい事」に合わせる為に先回りをし、それにキュアワンダフル、キュアリリアン、キュアニャミーが付いて行く。その場所は橋の上であった
デュプノス「ニャミーが足場としてニャミーシールドを2つ作って。その後にリリアンとニャミーでリリアンネットを持って足場から飛んでそのままガオガオーンを確保して。最後に私が念の為逃げれない様にするから」
ワンダフル「私は!どうすればいい?」
デュプノス「ワンダフルはフレンディをこっちに気付かせればそれで充分・・・もう来る」
キュアフレンディとガオガオーンが共に近付いてくる。キュアデュプノスの予測は当たっていたのだ
フレンディ「ここなら!」
ワンダフル「フレンディ!避けて!」
そして作戦通りにニャミーシールドを足場にしてリリアンネットで確保する事に成功した。更に追撃でキュアデュプノスが自身のバリアを捕縛としてガオガオーンに使用しようとしたがその必要は無くガオガオーンは大人しくなってしまった。尚、その時に何故かノックアウトしたかの様な音が鳴った気がするが気にしてはいけない
フレンディ「さ、ニコガーデンに帰ろ」
ニコ「ニコの力をみんなに!」
キュアワンダフルが鍵を使ってダイヤモンドリボンキャッスルの上の方にある開閉部分を開ける
ワンダフル・フレンディ・ニャミー・リリアン「「「「開け!ニコエボリューション!」」」」
開閉した場所から光が4本出現し、キュアニャミー、キュアワンダフル、キュアフレンディ、キュアリリアンのリボンに当たる。4人がリボンに触れると衣装が変わり、プリキュア・ダイヤモンドリボンスタイルに変化する
ワンダフル・フレンディ・ニャミー・リリアン「「「「ダイヤモンドリボンスタイル!もーっと友達!プリキュア!エターナル・キズナ・シャワー!」」」」
ダイヤモンドリボンキャッスルの下の開閉部分が開き大きな泡が生成されるがその直後に破裂し、小さな泡が沢山ガオガオーンに向かって放出される。その中の泡の1つがガオガオーンを包み込み、浄化を完了させる
トラメ「ちぇっ、今日はここまでかぁ。まぁまぁ楽しめたかな」
フレンディ「おいでおいでー」
ワンダフル・フレンディ「「お家にお帰り」」
いろは「・・・あ、悟くーん!アドバイスありがとう!お陰で今日も・・・?悟君?」
悟の様子がおかしい事にしきは、あん、まゆ、ユキの4人が気付くが、すぐに理由を察していた。だが、邪魔をする訳にもいかないのでしきは、あん、ユキの3人は少し空気になる事にした。メエメエもそれについて言おうとしていたがそんな事は許してはならないのでニコ様がキチンと喋らない様にバツマークの付いた棒で妨害していた
悟「犬飼さん・・・」
いろは「うん、なーに?」
そこから悟が何かを言おうとしていたが、悟も悟で緊張し過ぎており、結局沈黙が流れてしまう。そしてやっと悟が喋ったかと思ったら
悟「帰ろっか」
いろは「そうだね!(能天気)」
まゆ・メエメエ「「ズコーッ!」」
・・・この有様である
メエメエ「もう驚かさないでくださいよー。いろは様に好きって告白するかと思ったじゃありませんか!・・・あ」
メエメエの大失言により周囲の時が止まったのをこむぎ以外が感じた。その間約10秒
こむぎ「すき?」
いろは「ぁっ!」
悟「っ!」
しきは「ッ!」
こむぎのその発言によりいろは、しきは、悟は我にかえった。そしてそれと同時にしきははメエメエの空気を読まない最悪最低な発言に対し、制裁を加えようと初めてガオガオーンと戦った時の様な動きでメエメエに零距離まで接近したのだった