守護の蛇   作:ディロイ・ファントム

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みんなで初デート!?

 

 犬飼家では朝早くからいろはがいつもとは違う服を選んでいた

 

 

いろは「お母さん、このワンピースどうかな?」

 

 

陽子「うん。いいじゃない。似合ってるわ」

 

 

いろは「よーし!これで決まり!リップは何にしようかなぁ・・・」

 

 

陽子「今日は目一杯おしゃれしないとね!」

 

 

いろは「うん!」

 

 

こむぎ「今日のいろは、いつもと違うワン。なんかキラキラしてるワン!」

 

 

しきは「当たり前よ。恋をした女はみんなそんなもの。それに、姉さんにとってこれが悟との初めてのデートなんだし」

 

 

 としきはが言うとドアが勢いよく開かれ、部外者2名が入って来る

 

 

剛・メエメエ「「初デートォ!?」」

 

 

しきは「最ッ!低ッ!」

 

 

 が、しきはによって2名共馬に蹴られるならぬ妹に蹴られて追い出されてしまう

 

 

メエメエ「デッデート···」

 

 

剛「いやぁ良いじゃないかぁ。悟君は良い子だし、動物好き同士でお似合い・・・」

 

 

 と改めて自分で言うと更に悲しくなってしまい剛は泣き出してしまう

 

 

剛「う、受け入れるまでまだ時間が欲しいかなぁ!あ、そうだ仕事仕事!トリミングトリミング〜」

 

 

 ・・・その声はとても悲しそうであった

 

 

こむぎ「デートって何ワン?」

 

 

しきは「そうね・・・好きな人と出かける事ね」 

 

 

こむぎ「じゃぁ!いろはとこむぎのお散歩はデートワン!」

 

 

陽子「んー、それはちょっと違うのよねぇ」

 

 

 そして時間は少し過ぎ鏡石の前。悟は大福を連れソワソワしており、同時に自分の作ったデートプランが問題無いか不安であった

 

 

まゆ「あと行きたいお店は・・・?兎山くーん、何処かへお出かけー?」

 

 

悟「う、うん・・・犬飼さんと」

 

 

まゆ「そ、それってデート・・・って事!?」

 

 

悟「・・・うん」

 

 

 それを聞いたまゆの脳内が面白い事になったがそれはそれとして少し気になった事があった様だ

 

 

まゆ「大福ちゃん・・・はお見送り?」

 

 

 一般的にデートの際はペットを連れてこない物であるのでそれに疑問を持った様だがその疑問を遮るかの様に犬の鳴き声が聞こえた。その方角をみるといろはとこむぎ、しきはとあんの姿があった

 

 

いろは「あれー?まゆちゃんユキちゃん!」

 

 

 ・・・謎にキラキラした空間になったが気にしない事にしよう

 

 

いろは「ごめんね待たせちゃって」

 

 

悟「う、ううん。今来た所だから」

 

 

 ・・・尊さ(?)と言うかてぇてぇフィールド(?)でまゆが消し飛ばされる(イメージです)。がすぐに復活して話を繋げようとする

 

 

まゆ「いろはちゃん!そのワンピース素敵!ね!」

 

 

悟「うん。か、可愛いね・・・」プシュー

 

 

いろは「あ、ありがとう・・・」

 

 

 一周回ってちょっと引くくらい満面の笑みになっているまゆだがそこに横槍が入った

 

 

こむぎ「まゆとユキもいろは達とデートワン?」

 

 

まゆ「え?ううん違うよ。と言うか今日のデートはこむぎちゃんも大福ちゃんも一緒なの?」

 

 

いろは・悟「「うん」」

 

 

まゆ「!?そ、そっかそっか。2人にとってそれは当たり前なんだ・・・でも・・・でもぉ・・・初デートだよぉ!?デートと言えば、2人きりであんな事やこんな事してあははうふふのこんなトキメキアバンチュールでしょぉ!?」

 

 

 と、小声でそんな事を呟き悶絶するがそれ以上に疑問があったので一応復活しその疑問をぶつけてみる事にした

 

 

まゆ「じ、じゃぁしきはちゃんもあんちゃんも!?」

 

 

 そう。ペットを連れてのデートはこの2人だしと言う事で分からなくもないが妹も参戦するのは幾らなんでもどうかと思ったからだ。・・・いやまぁ実際それが正しいのだが

 

 

しきは「いや、私達は出かけるついでに付いてきただけ。だからここで姉さんとは別れるけど?」

 

 

まゆ「あ、そうなんだ」

 

 

ユキ「・・・こむぎ、今日は私が遊んであげる」

 

 

こむぎ「え!?ホント!?」

 

 

まゆ「そ、それがいいよ!」

 

 

ユキ「ふぅ・・・」

 

 

メエメエ「偶然ですね皆様」

 

 

 うわ出た

 

 

メエメエ「わたくしはニコ様とお散歩中でして。オッホン!みんなで一緒にお散歩しませんか?」

 

 

ニコ「『人の恋路を邪魔するのは野暮ってもんだぜ?』って大福が言ってるよ」

 

 

メエメエ「うっ」

 

 

しきは「『人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて地獄に落ちろ』なんて言葉があるけど・・・どうする?」

 

 

メエメエ「ヒッ!?」

 

 

まゆ「じゃぁ大福ちゃんはメエメエとニコ様に預かって貰って兎山君といろはちゃんは2人でデート。ね?ね!」

 

 

 悟はその勢いに任せてメエメエに預けた

 

 

悟「じ、じゃぁ、行こうか、犬飼さん」

 

 

いろは「う、うん」

 

 

ユキ「行くよこむぎ」

 

 

こむぎ「わんわーん!」

 

 

まゆ「そうだ!2人も一緒に来ない?女子同士でさ!」

 

 

しきは「私は・・・あ、私女か。ならお言葉に甘えて」

 

 

 こむぎ、しきは、あん、まゆ、ユキの4人と1匹はいろはと悟とは別方向に向かって行った

 

 

メエメエ「皆様行ってらっしゃいませ」

 

 

 メエメエはそう言うと数秒後には何処ぞの黒いGの様な動きをしていろはと悟の跡をつける。が、大福がメエメエの事を近くの草むらに蹴り飛ばした

 

 

メエメエ「何をするんですか大福さん!」

 

 

 大福はかなり怒っていた

 

 

ニコ「『跡をつけるな』って怒ってるよ」

 

 

 当たり前である。なんならしきはに見つかっていたらこれでは済まされないだろう

 

 

メエメエ「これはマジメェな調査ですよぉ。2人がラブラブ過ぎて『デートしたいからプリキュアやーめた』なんて言い出したらどうするんですか!」

 

 

ニコ「そんな子達じゃ無いのは分かってるでしょー?」

 

 

メエメエ「兎に角!御2人が交際すべきかどうかわたくしがこの目で確かめます!」

 

 

 そう言って追い掛けて行ってしまった。その後はずっと追い掛けてながら何度もいろはと悟のデートを妨害してきたが全て大福が妨害していた(最低でも3回)。一方その頃しきは達5人はと言うと・・・

 

 

こむぎ「いろんなお店がいーっぱい!あ!ひらひら!いろはが着てたお洋服みたい!」

 

 

ユキ「着てみれば良いんじゃない?」

 

 

しきは「こう言うのは試着コーナーで着る事も出来るからね」

 

 

 ショッピングモールに来ていた。こむぎはいろはが着ていた服に似たデザインの服を着ると試着室が出て来る

 

 

こむぎ「わー!可愛い!」

 

 

あん「良いと思いますよ」

 

 

まゆ「特別なお出かけの時は、素敵な服を着て、いつもよりもっと素敵な自分になるんだよ」

 

 

こむぎ「素敵な自分・・・」

 

 

 その後5人はショッピングモールの2階にてメロンソーダを飲んでいた

 

 

こむぎ「これがメロンソーダか!」

 

 

 こむぎがそうやって目を輝かせているといろはと悟がその近くにあった簡易的な水族館に入って行く所をこむぎ以外が目撃してしまった

 

 

こむぎ「ねぇまゆ」

 

 

まゆ「はいぃ!?」

 

 

こむぎ「これメロンいっぱい入ってる?」

 

 

ユキ「入ってない」

 

 

こむぎ「入ってないの?」

 

 

まゆ「入ってないのかも〜」

 

 

こむぎ「入ってないのぉ!?」

 

 

あん「偶にならあるかもしれませんね」

 

 

 などと話している中、メエメエがこっそりいろはと悟の跡をつけようとしてしきは達に背中を向けると肩をちょんちょんと触られる。何かと思いメエメエが振り向くとしきはに無言でアイアンクローを食らわせられる。そしてそのまま屋上に連れられて行った。そうしている間にもいろはと悟は良い雰囲気になっていた

 

 

しきは「(姉さんの邪魔は絶対許さない・・・いや、多分さっきまで跡を付けては妨害し続けて来たに決まってる。ここじゃ目に付くから後でニコガーデンに行った所で襲撃して分からせないと・・・馬に蹴られて地獄に落ちる前に私が直々に阿鼻地獄に落としてあげるよ・・・)」

 

 

 しきはが指をパキパキと鳴らしていると何処からか声が聞こえた

 

 

トラメ「おうお前ら!」

 

 

まゆ「トラメ!?」

 

 

トラメ「よっ!遊んでやるよ!闇を纏いし黒き獣よ!吠えろ!」

 

 

ガオガオーン「ガオガオーン!」

 

 

メエメエ「メェッ!?早くいろは様を呼ばないと!?」

 

 

まゆ「待って!いろはちゃん、まだガオガオーンに気付いてないよね。今日の、ガオガオーンは、私達だけで助けたいの」

 

 

 まゆは震えながらメエメエにそう言うが当然拒否される

 

 

まゆ「メエメエも知ってるでしょ!?2人共、いつも誰かの為に頑張ってる!だから・・・お互いの事を考えて素敵なデートをして欲しいの」

 

 

こむぎ「まゆ・・・」

 

 

しきは「メエメエ、私は、姉さんの為ならばこの身を削り捧げる覚悟は既に出来てる。だから、絶対呼ばないで」

 

 

メエメエ「何を言っているのですか!?そんな事許す訳g」

 

 

しきは「知らないの?世の中には『死んで勝つ』と『死んでも勝つ』なんて言葉があるけど、私は『死んでも勝つ』んじゃなくて『勝って帰ってくる』のよ・・・ピアス!任せたよ」

 

 

あん「お任せ下さい」

 

 

 メエメエは大福(ニコによる翻訳)の「相手の幸せを願う。ダチってそう言うもんだろ?」と言う言葉を思い出す

 

 

メエメエ「少しでもピンチになったらすぐいろは様達を呼びますからね!」

 

 

しきは「姉さんの手は煩わせないから安心して」

 

 

 しきはがそう言うと全員が自身のパクトを出し変身準備に入る

 

 

ユキ・まゆ「「シャイニーキャッツパクト!」」

 

 

こむぎ「ワンダフルパクト!」

 

 

あん・しきは「「クイックフィズィパクト!」」

 

 

こむぎ・いろは・あん・しきは・ユキ・まゆ「「「「プリキュア!マイエボリューション!」」」」

 

 

ユキ「目元に煌めき!」

 

 

リリアン「リップはキュートに」

 

 

ワンダフル「みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル!いっしょに遊ぼ♪」

 

 

デュプノス「心重なる優しき世界!キュアデュプノス!貴方の氷を溶かしてあげる」

 

 

ニャミー「気高く可愛く煌めく世界!キュアニャミー!仕方が無い、構ってあげる」

 

 

リリアン「結んで紡いで繋がる世界!キュアリリアン!怖くない怖くない」

 

 

 ガオガオーンは首の力のみでプリキュア達に瓦礫を飛ばしてくる

 

 

ワンダフル「凄い力!」

 

 

ニャミー「あの首の動きを封じないと!」

 

 

リリアン「・・・行こう!」

 

 

 キュアワンダフル、キュアデュプノス、キュアニャミー、キュアリリアンはガオガオーンに突撃した。ガオガオーンも応戦する為に首で瓦礫を飛ばすがキュアデュプノスによって瓦礫を無力化させられる。そしてキュアワンダフル、キュアニャミー、キュアリリアンのバリアで首を押さえ付けるが数秒でバリアを破壊されてしまう

 

 

デュプノス「3人掛かりでもダメなんて・・・そう言う事ね」

 

 

 キュアデュプノスは何かに気付いた様だがその間にガオガオーンは近くにあったカートをキュアワンダフルとキュアニャミーに投げつけた

 

 

ニャミー「カート同士が・・・」

 

 

ワンダフル「絡まりあってるぅ!?」

 

 

ガオガオーン「ガオガオーン!」

 

 

デュプノス「・・・あのガオガオーンはキリン。なら首は弱点どころか返り討ちにあうだけ。それなら狙うべきは・・・」

 

 

 キュアデュプノスは弱点を見極める。だが、近くにキュアリリアンもおりその上リリアンネットでガオガオーンの首を押さえてる為迂闊に動けなかった

 

 

メエメエ「ニコ様・・・大福さんをお願いします!」

 

 

ニコ「メエメエ!?」

 

 

メエメエ「すみません!今日は、ワタクシの!大親友の初デートなんですッ!」

 

 

 メエメエはガオガオーンの足元をくぐり抜け、絡まっているカートをどかし始めた

 

 

メエメエ「大親友の幸せは!大親友が!守るんですッ!」

 

 

デュプノス「・・・それなら一瞬でカタをつけるだけ。リリアン!そのバリア解除して!」

 

 

リリアン「う、うん」

 

 

 キュアリリアンが言われた通りにリリアンネットを解除すると大声でガオガオーンが鳴いた。いろはと悟はそれでガオガオーンの出現を知ってしまい、駆けつける為にいろははキュアフレンディに変身しガオガオーンが居る地点に向かった。それを察したのかキュアデュプノスは打てる手を打つ事にした

 

 

デュプノス「手遅れでも関係ない!エスカマシールド!」

 

 

 キュアデュプノスは60枚のエスカマシールドをそれぞれ足に8枚×4足、胴体に5枚×3方向、背中に13枚展開する。そしてその間にもメエメエがキュアワンダフルとキュアニャミーを救出していた

 

 

ワンダフル「メエメエ!」

 

 

ニャミー「やるじゃない!」

 

 

デュプノス「後はアレを浄化すれば・・・」

 

 

 キュアデュプノスは浄化の準備に入る。が、それとほぼ同時に後ろから声が聞こえた

 

 

フレンディ「みんな!」

 

 

デュプノス「姉さん!?」

 

 

フレンディ「遅くなってごめん!」

 

 

デュプノス「姉さんにはデートを楽しんで欲しかった・・・けど、姉さんは安心してよ。今回ばかりは、私がやるから」

 

 

ガオガオーン「ガオガオーン!・・・ガオッ!?」

 

 

 ガオガオーンが突進してきたがエスカマシールドに妨害されガオガオーンが転んでしまう

 

 

悟「流石に用意周到だね・・・」

 

 

デュプノス「どうも。それじゃぁ・・・始めるよ!」

 

 

 ダイヤモンドリボンキャッスルをキュアデュプノスが持つ。するとキュアデュプノスがキュアアミナ、キュアアングラス、キュアデュプノスの3人に分離する

 

 

アミナ・アングラス・デュプノス「「「2つの心と3つの体を1つに!」」」

 

 

 キュアデュプノスがダイヤモンドリボンキャッスルのドア部分のロックを解除する。そして3人が風を纏うと3人で円を作る様に手を取り合い、纏っている風を1つにする

 

 

アミナ・アングラス・デュプノス「「「プリキュア!ミストラル・オブ・スフラギスタ!」」」

 

 

 するとダイヤモンドリボンキャッスルのドアが開かれ目の前のガオガオーンを吸い込み始める。そしてガオガオーンを吸い込んだダイヤモンドリボンキャッスルは1度ドアを閉めてた後にシャボン玉として吐き出す。吐き出されたシャボン玉は破裂し、中からガオガオーン化された動物が出現する。ガオガオーンとなっていた動物がシャボン玉から出て来ると1人になったキュアデュプノスがドアをロックした

 

 

リリアン「おいでー」

 

 

ニャミー・リリアン「「お家にお帰り」」

 

 

トラメ「ふーん。まぁまぁ楽しかったな」

 

 

ニコ「ね?いろははデートの途中でもちゃんと来たでしょ?これ以上邪魔しちゃダメーだよ」

 

 

メエメエ「はい!悟君。ワタクシとも遊んで下さいね!」

 

 

悟「勿論だよ」

 

 

こむぎ「こむぎ分かったよ!デートって、凄くわんだふるなお出かけなんだよね!」

 

 

いろは「・・・うん。そうだね」

 

 

こむぎ「だからいろは、今度はこむぎとデートしてね!」

 

 

 そうして時間が経ち、夕方になったのでみんなで帰る事になった

 

 

いろは「今日のデート凄く楽しかった」

 

 

悟「良かったぁ」

 

 

いろは「でも1個だけお願いがあるんだ。前からずっと思ってたんだよね。私達の事名前で呼んで欲しいって」

 

 

悟「・・・いろはちゃん」

 

 

いろは「・・・悟君」

 

 

 いろはと悟は手を繋ぎ、そのまま家の近くまで握った手はそのままだった

 

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